2012・08・28

 蔵王・熊野岳

お釜

 宝石のような色彩です、場所を変えると僅かですが色彩が変化するようです、女性の大好きなエメラルドグリーン、男でも胸がときめく色彩です。

 

シロバナトウチソウ

 

 シロバナトウチソウです、下の赤味を帯びているのも同じシロバナトウチソウだそうです、パトロールの男性が説明をしてくれました、どう見ても違うようですが同じなのだそうです、下の花は終わりに近くて赤くなったの?

 ワレモコウの仲間のようです、私の田舎ではワレモコウが秋になるとアズキ色の花を見せてくれたのですが、すっかり無くなってしまいました、シロバナトウチソウも初秋から晩秋の花のようです。

 

 

お釜の前で

 お釜の前で記念撮影です、左より野口先輩、渡邊〈悟〉さん、金澤先輩です、刈田岳駐車場までの車中ではガスの中で天候が心配だったのですが、雲の上に出てしまったらご覧のような天気になりました、今回の山行は天候に恵まれました。

 

シラタマノキ

 シラタマノキを見つけました、他の火山性の山では低木の多くがシラタマノキでした、代表的な場所が北アルプスの立山です、実〔果実〕も薄いピンク色に染まっていました、ピンク色なのにシラタマノキなんですよね。

 

タカネヤハズハハコ

 白い花が目に付きました、乾燥に強い花のようです、蔵王の山で目に付く花は数種類、その大部分がこの花なのでした。

 ミヤマアキノキリンソウ、タカネヤハズハハコ、シロバナトウチソウ、オヤマソバ、コマクサ、メイゲツソウなどです。

 

 

熊野神社

 熊野岳山頂に祀られている神社です、小さな奥の院お祠があり、鳥居は新しく最近建てられたようです。

 

メイゲツソウ

 オヤマソバに似ているようですが、少しばかり違うようです、パトロールの男性の説明ではメイゲツソウだそうです、何でメイゲツそうなのか私には、わかりません、スイッパの親戚のようにも見えます。

 

ミヤマアキノキリンソウ

 ミヤマアキノキリンソウがあつかましく、威張り散らすように大きく場所を占めて咲いています、大雪連峰でチシマキンレイカがこのように場所を占拠して咲いているのを見たことがありましたが、こんな咲き方は前日の岩手山で見たのを入れて2例目です、一面が黄色く染まっていました。

 今回の山行で一番見た花は、ミヤマアキノキリンソウとオヤマソバではないでしょうか。

 

熊野岳山頂

 八幡平、岩手山、蔵王・熊野岳は四人での山行になってしまいました、人数が少なくなると寂しくなります、来年も多くの仲間と一緒に登りたいものです。

 左より、渡邊〈悟〉さん、金澤先輩、野口先輩、私〔山口〕です、熊野岳山頂です。

 

石仏・・・・・・?

 熊野神社の祠の前に祀られている石仏です、肩から上が折れて補修されていました、この写真で見ると烏天狗のようにも見えますが、一体、何の神なのでしょう。

 

コマクサ

 家族で登った約三十数年前にはコマクサが一面に咲いていました、今回の山行では時期的なものもあるのでしょうか、大分減ったように見えました。

 

〔2012・9・1・NPO法人・岳貴山岳会会員 山口 峯雄 記〕