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HP版所長徒然草
【 「あぶさん」 作品登場権 オークション! 】

 検索サイトのヤフーのホームページを観ていたら、ヤフーオークションで新潟市出身の漫画家である水島新司氏のビックコミック オリジナルに連載中の作品である「あぶさん」に登場できる権利:【「あぶさん」の作品登場権】が、ヤフーのオークションで、出品されていた。

 いったいどれくらいで落札されるのだろうと、興味を持って、ホームページを数日間(オークション期間:8月30日〜9月6日)観察していたのだが・・・

 1,000円から始まったこのオークション、私が初めて観た時には、もう60万円近くなっていたのだが、入札期間が過ぎていくと、100万円、300万円、600万円とぐんぐん入札金額が上がる上がる・・・

 問題はここからで、 600万円から 1,900万円まで跳ね上がって、とうとう 2,000万円の大台にのって・・・
その後、金額がどのくらいになったかなとホームページを観てみると、「予想を超える入札金額の高騰と出品の意図との違い」により、このオークションを出品した「マンガジャパン」により出品が取り消し(中止)されていましたが、中止時の価額の記録は、20,018,001円でした。

 中止の理由等については、「マンガジャパン」のホームページで中止のお詫びとともに説明されています。

                                       「マンガジャパン」のホームページへ! 

 この中止(出品の取り消し)の判断は、私も間違っていないと思いますが、もし続いていたら、落札者は本当にこの落札金額を支払っていたのだろうか(支払えるのだろうか?)という思いが残っています。

 (実際に、入札に「記念入札」とコメントを付ける人もあり、払えないのに入札する度胸試し(入札ロシアンルーレット?)のような気持ちで入札した人もいたのであろうと思います。)


 また、このオークションによる収益の使い途について、「マンガジャパン」では、多方面へのチャリティー(寄附)を予定していたようで、その中に水島新司氏の出身地の新潟県の水害被害者への寄附の予定もあったようなので、オークション中止については、残念な結果になったと思います。


 昔、「ハンマープライス」というテレビ番組で同じような作品登場権が出品されていたのを想い出すが、入札対象が会場参加者であることやオークショニア(売立て人)がいたことで、適度な金額で落札させていた。
 
 インターネットオークションという基本的に不特定多数の匿名者を相手にするオークションでは、このような出品物を取扱うのは、難しいのでしょうね。