【 人名漢字について 】
先日、ニュース等で話題になった人名用漢字の追加分「488文字」について、27日に戸籍法施行規則(省令)が改正されることが決まったとのことである。
出生届は、2週間以内での提出期限が定められているが、逆算すると本日
9月14日以降に生まれた子供から、
新たに追加した漢字の使用ができることになる。
巷間では、「撫子(なでしこ)」「林檎(りんご)」「桔梗(ききょう)」「苺(いちご)」などの名前で使われるだろうといわれています。(難しい漢字を使うということは、何か古風な名前になるような気がしますが・・・)
また、JIS漢字の第2水準の漢字については、パソコンのフォントによって正確に表示されたりされなかったりするので、不便さが今後の課題となりそうです。
税務の申告も、今後電子申告の推進されることになると思いますが、現在、送信できる文字に「外字によるフォント文字(個別パソコン固有の文字)」が含まれていませんので
「名前の漢字」が原因で電子申告できないというケースも出てくるのかもしれません。
名前といえば、教育番組で紹介された影響で、子供たちの間で「寿限無」が流行しているようですが・・・
現在では、あり得ない長さの名前ですが、もし実在していたら、文字数の関係で、電子申告はできません!
参考に「寿限無」とは、
< 寿限無寿限無 五劫のすり切り(「れ」の場合もある) 海砂利水魚の水行末 雲来末 風来末
食う寝るところに住むところ ヤブラコウジのブラコウジ パイポパイポ パイポのシューリンガン
シューリンガンのグーリンダイ グーリンダイのポンポコピーのポンポコナー の 長久命の長助 >
となります。
蛇足として、ロバート・レロイ・リプレーの著書の中で、
アルファベットのAからZを使用した名前のイギリス人女性が実在していたと、紹介されているそうです。
その名前は、下記の通りです。
< Annna Bertha Cecilia Diana Emily Fanny Gertrude Hypatia Inez Jane
Kate Louise
Maud Nora Ophelia Prudence Quince Rebecca Sarah Teresa Ulysis Venus
Winifred
Xenophone Yetty Zeno - Pepper >
これを使って、三遊亭円右という落語家さん(一時期、大人用パンパースのCMに出ていた人)が、
「寿限無のその後」という長助とこのペッパー嬢が結婚する内容の新作落語を、演じていたそうです。
へぇ〜! へぇ〜! へぇ〜!