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−牛膓康則税理士事務所−
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HP版所長徒然草
【 従業員に「コスト意識」をもたす! 】

 先日、ある全国展開している家電店へ行ったときのお話!

 普段その店が使用していない部屋で、特売コーナーを設けていたので覗いてみた。
商品を素見(ひやかし)ながら、ふとレジの奥を見たら、一台のコピー機があった。
そこで、この部屋は、普段従業員の営業上の作業場に使っているのだろうと思ったのであるが、
私が、目を引いたのは、そのコピー機に貼ってあった一枚の紙である。

その紙には、正確な文章は忘れてしまったが、内容的には
  「10枚以上は、印刷機で!        
   一人一人がコスト意識を持つように!」

と書かれてあった。

 全国展開する会社は、やはりひと味違うところがあると、感じました。
中小の企業では、理解はしていても、周知徹底できていない所が少なくありません。

 経営者や経理の者だけが、コスト削減と唱えても実効性は低く、社員・従業員に「コスト削減意識」を如何に持たせるせるか(動機づけるか)が、難しいが重要な課題となります。


 
 おそらく印刷機とは、リソグラフのような機械を示していると推測していますが、コピーは1枚につき約7円(トナー代と紙代)のコストがかかるといわれており、印刷機系は最初の版代のコストが約30円程といわれていますので、数少ない印刷枚数の場合にはコピー機よりも割高となりますが、枚数が多くなれば断然印刷機系の方がコスト減となります。

 ただし、常に印刷物の需要がないのに、印刷機系の機械を購入することは、過度の設備投資となります。
広告宣伝の印刷物や社内印刷物の需要の多い会社でなければ、新品で100万近くする機械を購入する必要性がないとは思いますが・・・



 また、IT化がいわれている昨今では、PC内での書類管理のシステムやソフトが販売されており、ペーパーレス化という問題に通じて行くのかもしれません。