−牛膓康則税理士事務所−
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< フリーキャッシュフロー >
 前月まで8回にわたってキャッシュフロー計算書について簡単でしたが説明してきました。
補足として、フリーキャッシュフローについて一言



 「フリーキャッシュフロー」とは、会社が自由に使えるキャッシュ(お金の量)のことをいいます。

営業キャッシュフローから現在の事業活動を維持するために必要なキャッシュフローから求められ、
その部分を借入金の前倒し返済や将来の設備投資資金として自由に使用することができることとなります。

つまり、フリーキャッシュフローがプラスなら資金繰りが良好ですし、マイナスなら資金繰りが厳しいということになります。



 ただし、一般的には、フリーキャッシュフローを営業キャッシュフローから投資キャッシュフローを引いて、
簡便的に求めていることにより、将来的な設備投資を積極的に行っている場合には悪い結果となり、
資金繰りが厳しい会社が保有している有価証券や土地などを売った場合には
フリーキャッシュフローは良い結果となりため、単純に判断することはできません。

 フリーキャッシュフローについては、キャッシュフロー計算書の内容を吟味する必要があり、
短期的なフリーキャッシュフローを見て判断せずに、
過去5年間位のフリーキャッシュフローから判断する必要があると思われます。


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