< 損益計算書 −6つの利益− >
損益計算書は、
一定期間の損益の増減を示す財務諸表です。
英語で「 プロフィト アンド ロス ステートメント 」いわれており、よく
「P/L」といわれているものです。
貸借対照表は、
ある時点での状態を示し、損益計算書は、
一定期間での成績を示します。
損益計算書には、
6つの利益があります。
1.売上総利益
商品・製品、サービスが生み出す利益 (別名:粗利益)
○売上から売上原価(仕入原価等)を引いたもの
2.営業利益
企業の営業活動による利益
○営業活動費用(販売費及び一般管理費)を引いたもの
3.経常利益
企業の事業活動による利益
○財務活動(営業外収益・費用)に関する損益を加減したもの
4.税引前利益
当期の経営活動の成果
○会社の実力とは無関係の特別損益(災害損失・保険差益など)を加減したもの
5.当期純利益
税引後の利益 (当期に最終的にどれだけ利益があったかを示す!)
○法人税・住民税、事業税を控除した後の利益
6.当期未処分利益
株主・役員への分配可能利益
○配当額などの計算基礎となる
< 平成18年5月 > ご注意!
会社法の施行により、
「経常損益の部」「特別損益の部」の区分はなくなりました。
「6.当期未処分利益」の部分の表示は、損益計算書からなくなりました。