土　壌　分　析　の　記　録_016

　　
(　Ｓｏｒ．園　） INDEX
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　更新日：２０１６年　７月　３日
　
圃場　ＮＯ．１
　’１６年度　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　分析者：住化分析センター
単位ｍｇ / 乾土１００ｇ （ ≒ Ｋｇ / １０ａ ）
分　析　日
肥料投入量		 酸度(Kcl)
()内はＨ2Ｏ		 アンモニア
(NH4-N)		 硝酸
(NO3-N)		 全リン酸
(Ｐ2Ｏ5）		 加里
(K2O)		 石灰
(CaO)		 苦土
(MgO)		 可給態鉄
(Fe)		 追　肥
標準値 6.0〜6.2 ２〜３ ３０ ５０ ５０ ３２０ ３０ ２．７０ 　
’16． 4．14 6.3 (7.1) 　２．０以下 　１．４ ２００．０ １００．０ ３２０．０ 　５３．０ −−−− 　
　８０　Kg
４４０　Kg		 　 １３．６ １３．６ 　 　
２３３．０		 　 　 硝　安
炭酸石灰
修正値 　 １５．６ １５．０ ２００．０ １００．０ ５５３．０ 　５３．０ −−−− 　
腐食　２．９、ＥＣ　０．１０５．

『ｐＨについて』
置換性加里（Ｋｃｌ）では６．３を示しているもののＨ２Ｏでは７．１という高い値を示している。 本来、ｐＨは、真のｐＨであるＨ２Ｏで考えるべきであり、トルオーグの『ｐＨと溶解度表』もＨ２Ｏと解すべきである。 ただ、このように土壌分析をしてｐＨを見てみると高い数値を示しているが、この表のように、的確にその養分の修正を行えばそのｐＨも下がるはずである。 翌月も分析を行い、必ず修正をしておくことが大事である。

『石灰について』
過去の石灰投入使用量を確認したところ、今までは、ほとんど使用したことはないという。にもかかわらず、３２０ｋｇという値である。 私たちのグループの面々で、この分析法の数値（石灰のベストの状態）はどのくらいの数値だろう＿と検討したところ、生育良となる量は５００〜６００ｋｇの付近であることが判明。 これを、５５０ｋｇとして計算することにした。

　　　　圃場Ｎｏ．１の分析のまとめ　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
単位ｍｇ / 乾土１００ｇ （ ≒ Ｋｇ / １０ａ ）
分　析　日
肥料投入量		 酸度(Kcl)
()内はＨ2Ｏ		 アンモニア
(NH4-N)		 硝酸
(NO3-N)		 全リン酸
(Ｐ2Ｏ5）		 加里
(K2O)		 石灰
(CaO)		 苦土
(MgO)		 可給態鉄
(Fe)		 追　肥
標準値 6.0〜6.2 ２〜３ ３０ ５０ ５０ ３２０ ３０ ２．７ 　　
’16．　4．14 6.3 (7.1) 　２．０ 　１．４ ２００．０ １００．０ ３２０．０ 　５３．０ 腐食 2.9　 EC 0.105

　
圃場　ＮＯ．２
　’１６年度　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　分析者：住化分析センター
単位ｍｇ / 乾土１００ｇ （ ≒ Ｋｇ / １０ａ ）
分　析　日
肥料投入量		 酸度(Kcl)
()内はＨ2Ｏ		 アンモニア
(NH4-N)		 硝酸
(NO3-N)		 全リン酸
(Ｐ2Ｏ5）		 加里
(K2O)		 石灰
(CaO)		 苦土
(MgO)		 可給態鉄
(Fe)		 追　肥
標準値 6.0〜6.2 ２〜３ ３０ ５０ ５０ ３２０ ３０ ２．７０ 　
’16． 4．14 6.0 (7.0) 　２．０以下 　１．２ １４０．０ 　７５．０ ２３０．０ 　５２．０ −−−− 　
　８５　Kg
６００　Kg		 　 １４．５ １４．５ 　 　
３１８．０		 　 　 硝　安
炭酸石灰
修正値 　 １６．５ １５．７ １４０．０ 　７５．０ ５４８．０ 　５２．０ −−−− 　
腐食 ２．４、ＥＣ　０．０７７

『ｐＨについて』
Ｋｃｌでは６．０を示しているものの、Ｈ２Ｏでは７．０と、高い値を示している。要注意！！
『石灰について』
Ｎｏ．１と同じ。

　写真−１　土壌修正後の生育　　　　　撮影：’１６年　６月２５日
ウコン
 　写真−２　土壌修正後の生育　　　　　撮影：’１６年　６月２５日
ウコン

５月定植１１月収穫となる。
追肥が当然必要になるので、その対策を考えるべき。このようにガッチリ、マルチ・防草シートで覆ってしまうと追肥が出来ない。

写真−３　’１５年終盤の様子
ウコン
撮影：’１５年　秋
写真−４　’１５年終盤の様子
ウコン
撮影：’１５年　秋

養分（特に窒素とカルシウム）不足で根腐れを来している。

　　　　　　圃場Ｎｏ．２の分析のまとめ　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
単位ｍｇ / 乾土１００ｇ （ ≒ Ｋｇ / １０ａ ）
分　析　日
肥料投入量		 酸度(Kcl)
()内はＨ2Ｏ		 アンモニア
(NH4-N)		 硝酸
(NO3-N)		 全リン酸
(Ｐ2Ｏ5）		 加里
(K2O)		 石灰
(CaO)		 苦土
(MgO)		 可給態鉄
(Fe)		 追　肥
標準値 6.0〜6.2 ２〜３ ３０ ５０ ５０ ３２０ ３０ ２．７ 　　
’16．　4．14 6.0 (7.0) 　２．０ 　１．２ １４０．０ 　７５．０ ２３０．０ 　５２．０ 腐食　2.4 ＥＣ　0.077



このページのＴＯＰへ戻ります
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 “　ＩＮＤＥＸ　”ページはココをクリックして下さい。“　ＩＮＤＥＸ　”ページはココをクリックして下さい。“　ＩＮＤＥＸ　”ページはココをクリックして下さい。“　ＩＮＤＥＸ　”ページはココをクリックして下さい。“　ＩＮＤＥＸ　”ページはココをクリックして下さい。ページへ案内します。