地域理療実習



携帯電話は使えるものの、ピッチが使えない四国からフェリーで、約1時間の瀬戸内海の小さな島での出来事。
パソコンでメールもインターネットも、ぼくの環境では使えないから、持っていけない。
その前に、そんなことをして遊べる体力・気力が残っているかどうかも不安だった。
行く前に、先輩たちから、「雨が振ると患者さんがたくさん来てくれるよ」
よりによって、台風6号がまっすぐやってきてる。
あれっ、このままだと代える頃に船が出るのかな?
もしかして、取り残されるのでは・・・
そんな心配をしながら島に着くと、3人部屋で、布団をしくと畳が見えなくて、クーラーからは水がボトボト!
治療実習は、公民館の広間を借りて布団を12敷き詰めた。
朝の8時過ぎから夕方6時過ぎまで、休みは昼食とトイレと途中の水分補給とタバコ休憩だけ!
ずいぶん休んでる って、・・・?
学校の臨床室では、1日2人を毎日施術しているけど、1日10人以上を施術したのは初めて・・・
畳の上での施術はほとんど経験がないから、腰や膝が痛いし、力の入れ方も慣れてない。
でも、しんどく感じたのは、初日だけであとは楽しい思いのほうが強かった。
体力の限界や知らなかった施術方法や新しい人とのふれあいや、得るものはたくさんあった。
そして、仲間との楽しい思い出作りができた。
行く前は、「いやだぁー」とか「しんどいだろうなぁー」とか考えてなかったけど、終わってみれば、楽しかった思いしか残っていない。
こんな経験をさせてもらえて、感謝してます。
でも、もういいかな?

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