「眼科医院で・・・」



 個人眼科医院で、ロービジョンケアーの座談会をしました。
 ぼくの現在までの経過を説明したあとは、質問形式にしました。

○質問1 生活訓練はどんなことをしたのか?
 ・点字の読み書き(点字を書けるようにはなったけど、読むことは非常に難しい)
 ・白杖を使った歩行訓練
 ・家事動作訓練
 ・華道、茶道など

○質問2 どんなきっかけで、障害を受容したのか?
 2年間のトンネル(内向き・後ろ向きな考え方をしている時)を経て、何気なく参加した歩行訓練に、自分よりも年老いた、自分よりも視力のない人の前向きさや明るさに出会えたこと。

○質問3 白杖をどのくらいの視力になったら、持つのか?
 歩くことに恐怖感を憶え、必要性を感じ、持たないと歩けなくなったと自分自身が感じたとき。

○質問4 白杖の重要性は?
 自分の足元の危険を知ることもできるし、周りの人や車に眼が悪いことを知らせることができる。

○質問5 どう対応されるとうれしいのか?
 歩いている時や何かをしている時に、困ったことに出くわした時に、声をかけてもらえること。

○質問6 点字を読むことができますか?
 ほとんど読むことができない状態です。
 電子文字が自分の中で簡単に書いたり、読んだりできるから(音声パソコンによって)

○質問7 音声パソコンって、どんなもの?
 ごく普通のパソコンに音声ソフトが入っているだけのもので、マウスを使うことなく、キー操作だけで音声が出て使うもの。

 その他にも、関連した質問はあったんだけど、疾病を告知された時の感情とか、心の動きを聞いて欲しい気もしました。
 座談会以外にも、ゴーグルで視野狭窄の疑似体験をしてもらい、院内を手引きしたり、弱視の患者さんをどう誘導するかなどを体験してもらいました。
 質問の答えは、ぼくが感じているもので、率直なものです。
 正解かどうかは、わかりません。
 こんな考え方も・・・って、ありましたら、メールでお知らせいただければうれしいな。 


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