最近、まっすく歩くことがなかなか難しくなってきてる。 他の人の肩を頼っていることが多いせいか、歩道に止まっていたトラックに突っ込んじゃって、白杖が曲がっているせいか、勘が悪くなっているのか・・・ 割合はわからないけど、全部なのかもしれない。 ある電気屋さんのエスカレーターを降りて4・5歩歩いたときに、足と肩に痛みが走り、ゴトって音がした。 ぼくが右に歩いちゃったのか、商品かごが飛び出していたのか・・・ 何か壊したり落としていないかと、痛い肩を押えながら杖先や手を伸ばしていたら、近くにいたらしい店員さんが「大丈夫ですよ」 あれっ、ちょっと順番が違うんじゃないかな? 「痛っい」と声も出してるし、肩も押えてるし、顔もゆがんでいたと思うんだけど、ぼくの体がどうのじゃなくて、商品は大丈夫ですよ。 「大丈夫ですか?」と声をかけるのが最初なんじゃないのかなぁ。 もちろん、ぶつかったぼくが悪いんだけど・・・ 生活訓練で白杖を使った歩行を習って4年、あの頃とは見え方もずいぶん違っているし、自己流になっているんだろうな。 白杖をまっすぐなものに取り替えて、基本に戻って白杖歩行の訓練をしてもらった指導員の言葉を思い出しながら、一からのやり直しである。 |