イーハトーヴって?
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   ■イーハトーヴって?
岩手山  イーハトーヴってなあに?
 宮澤賢治さんは、「エスペラント語」ということばを学んでいました。世界共通の言葉で、全世界が平和でしあわせになることを願って、学んでいたのでした。そのエスペラント語で、盛岡のことは「モーリオ」、仙台のことは「センダ−ド」、花巻のことは「ハナマキーノ」、岩手のことは「イーハトーヴ」といいます。IHATOV、イーハトーブ、イーハトヴとも賢治さんが書いたものの中には出てきます。ですから賢治さんがすきだった岩手山を望むこの地にペンションを開く時、岩手の花の郷「イーハトーヴ花の郷」としました。
 賢治さんは、またイーハトーヴということばに、理想郷という意味をたくしました。雄大な岩手山や蒼い風が吹く野原で、みなさんのこころのなかにご自身のイーハトーヴが生まれますことを願っています。
宮澤賢治 『注文の多い料理店』 自筆広告文より
イーハトーヴは ひとつの地名である。
強いて その地点を求むるならば それは 大小クラウスたちの耕していた野原や 
少女アリスが辿った鏡の国と同じ世界の中
ニパーンタール砂漠の遥かな北東  イヴン王国の遠い東と考えられる。
実にこれは 著者の心象中に このような状景をもって実在した
ドリームランドとしての 日本岩手県である。
そこでは あらゆることが可能である。
人は 一瞬にして 氷雲の上に飛躍し 大循環の風を従えて 北に旅することもあれば
赤い花杯の下を行く蟻と語ることもできる。
罪や かなしみでさへ そこでは聖くきれいにかがやいている。
宮澤賢治 心象スケッチ 春と修羅     
 そら、ね、ごらん
 むかふに霧にぬれてゐる
 蕈きのこのかたちのちいさな林があるだらう
 あすこのとこへ
 わたしのかんがへが
 ずゐぶんはやく流れて行って
 みんな
 溶け込んでゐるのだよ
 こゝいらはふきの花でいっぱいだ





 おきなぐさ(うずのしゅげ)
 雫石の七つ森は少し昔までたくさんのおきなぐさが咲いていました。現在は岩手県レッドデータ掲載の希少種になってしまいました。いま、七つ森小学校の庭で「賢治を語る会」が心をこめて植えたこの花を見ることができます。花の郷にもオキナグサ(原種、栽培種共)が咲いています。

 【私は、去年のちょうど今ごろの風のすきとおったある日のひるまを思い出します。それは、小岩井農場の南あのゆるやかな七つ森のいちばん西のはずれの西がわでし た。かれ草の中に二本のうずのしゅげが、もうその黒いやわらかな花をつけていました。】(『おきなぐさ』より」
うずのしゅげ
 賢治さんの命日の日
 ふつうは春に咲くうずのしゅげが、秋の陽を懐かしむように花の郷の庭に咲きました。びろうどのような安らぎを感じる花です。ふたたび雫石の野原に綿毛が飛び交う日が来ますように。
         2004年9月21日撮影
うずのしゅげ
宮澤賢治の童話『おきなぐさ』の冒頭
「うずのしゅげ」を知っていますか。
うずのしゅげは、植物学ではおきなぐさと呼ばれていますがおきなぐさという名は何だか
あのやさしい若い花をあらわさないようにおもいます。
 雫石には、童話の舞台になったところがいくつかあります。興味のある方は、オーナーまでどうぞ。また、この町には「雫石と宮澤賢治を語る会」があり、関連のあるところの絵葉書や地図なども作成したり、小岩井農場や秋田街道を実際に歩く行事も行っています。以前、お泊まりくださった大阪からの若いお客様から手紙が届きました。そこには、「賢治がいうイーハトーヴって、記念館やモニュメントよりも沢や原っぱで遊んだり、雲を眺めたり、風を感じたり…そんな事のなかにあるんだな…って、そう思いました。」と書かれていました。なんだかとってもいい気持ちになりました。
 童話集『注文の多い料理店』は、大正12年に刊行されました。なかなか売れなくてとうとう銀座の露天で叩き売りされたそうな。なかには、儲かる料理店の経営の仕方が書いてあるとおもって買って行き、あとで怒って返しに来たお客もいたそうな・・・。
 この本の『序』には、賢治さんの心の中のいちばん大切なものが在る…そんな気がしてなりません。
注文の多い料理店 『序』      大正 12年12月20日  宮澤賢治
わたくしたちは、氷砂糖をほしいくらいもたないでも、きれいにすきとおった風をたべ、
 桃いろのうつくしい朝の日光をのむことができます。
   またわたくしは、はたけや森の中で、ひどいぼろぼろのきものが、いちばんすばらしいびろうどや 羅紗や、  宝石いりのきものに、かわっているのをたびたび見ました。
   わたくしは、そういうきれいなたべものやきものをすきです。
   これらのわたくしのおはなしは、みんな林や野はらや鉄道線路やらで、虹や月あかりから もらってきたのです。 ほんとうに、かしわばやしの青い夕がたを、ひとりで通りかかったり、11月の山の風のなかに、 ふるえながら立ったりしますと、もうどうしてもこんな気がしてしかたないのです。
   ほんとうにもう、どうしてもこんなことがあるようでしかたがないということを、わたくしはそのとおり書いたまでです。
 ですから、これらのなかには、あなたのためになるところもあるでしょうし、 ただそれっきりのところもあるでしょうが、
 わたくしには、そのみわけがよくつきません。
 なんのことだか、わけのわからないところもあるでしょうが、
 そんなところは、わたくしにもまた、わけがわからないのです。
   けれども、わたくしは、これらのちいさなものがたりの幾きれかが、おしまい、
 あなたのすきとおったほんとうのたべものになることを、 どんなにねがうかわかりません。
   ■イーハトーヴの風景地が国の名勝に指定
 賢治さんの作品の舞台となった場所(6ヶ所)が「イーハトーヴの風景地」として、2005年3月2日景観の重要文化財に当たる「国の名勝」に指定されました。近代文学の舞台の一群が名勝になるのは初めてのことです。賢治さんが暮らし、作品に描いた風景が文化財として保存されることになるわけです。

       @「屈折率」など多くの詩作の題材となった雫石町の七つ森
       A童話「狼森と笊森、盗森」の舞台、小岩井農場(雫石町)の狼森(おいのもり)
       B長編詩「小岩井農場」に歌われた滝沢村の鞍掛山(くらかけやま)
       C花巻農学校の生徒と遠足で行った花巻温泉の奥にある釜淵の滝
       D東和町(花巻と遠野のあいだ)にある五輪峠
       E賢治さんの作詞作曲で歌われた住田町の種山が原

 11月19日に文科相に答申した文化審議会は、「理想の大地として賢治が名づけたイーハトーヴを構成する場所で、多くの人々に愛されている。」と評価。今後、土地の所有者の同意が得られれば、ほかの賢治さん関連の景観も追加指定を検討する考えとのこと。
   ■宮澤賢治学会地方セミナー『まきばの風と光と星のまつり』  2001年11月10日〜11日
 秋晴れの2日間、全国からお客様が賢治さんの足跡をたどり、星空を眺め思いを馳せたとても心に残る行事でした。賢治さんの作品「小岩井農場」から次の4行が岩手山麓の自然石にはめ込まれ、農場資料館からの林道沿いの農機具展示場の傍らに建立されました。石碑や銅像を建てることは個人的には好きではないのですが、この賢治碑はとても良い感じです。まきば園 においでの際は、是非ご覧下さい。
       すみやかなすみやかな万法流転 のなかに
       小岩井のきれいな野はらや牧場の標本が
       いかにも確かに継起するということが
       どんなに新鮮な奇跡 だろう
                                宮澤賢治
賢治碑
岩手山と鞍掛山 宮澤賢治学会地方セミナー 宮澤賢治学会地方セミナー
小岩井農場の北(春子谷地)から望む
岩手山と鞍掛山
参加者の方々、バスを待つ朝
(花の郷にお泊まりの皆様)
晩秋の岩手山を背景に
同じ場所からペンションを背景に
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