大賀ハス


庭瀬城址内濠のハス


岡山市庭瀬
   


大賀ハス・・・市出身の植物学者・大賀一郎博士(1883−1965年)が発芽に成功した約2000年前の古代ハス。

株分けされて、全国に広まっています。 庭瀬城址には、8年前に移植されたものです。


庭瀬城址保存会によって、大賀一郎博士のふるさとの濠堀に、大賀ハスを開花させ、大事に育てられています。

「泥城」といわれるだけあって、しっかりと石垣が組まれ、水堀で防備をかためたようです。

小舟に乗って、大賀ハスを愛でるのでしょうか。1艘だけ波間に漂っていました。


遠くで、薄紅色の花が、緑の葉の間からチラチラと見え隠れしています。ハスと小舟と水面と、往時が偲ばれます。

   


  庭瀬城は、慶長5年(1600年)以降
戸川氏によって築城され、現在は、
堀と石垣の一部が昔の名残を留めて
いるだけです。

蝉しぐれの中、当時のままの清山神
社が静かに奉られていました。

      
       (17.7.24)


庭瀬城址では、数年前から、種類の異なるハスが入り混じって咲くようになり、大賀ハスの数が減ってきました。


定期的に異種のハスを間引きし、大賀ハスに植え替えておられ、大事に守って育てられています。



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