観蓮節

2006年7月16日(日) 午前4時 開門     ★昭和31年から開催されている後楽園の夏の風物詩です!


観蓮節(かんれんせつ)といって、夜明けと共に開花するハスを愛でるイベントで、年1回行われています。

夜明け前の暗闇の後楽園は、小さな明かりの中で、かすかに動く人の姿と、お琴の調べが幻想的な世界を演出していました。

一度体験してみたいという想いがあって、まだ暗い、朝4時15分頃、正門をくぐりました。

ハスを見る人達、お茶会に行く人達、お琴を楽しむ人達が、暗闇の中を大勢入園してきました。



「花葉の池」の蓮・・・・・「一天四海」 別名・・・「大名蓮」

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白い花びらに、紫の縁取りがあり、花の直径は、30センチにもなります。

その豪快さと、気品のある風情が、大名達に好かれたところから、別名
「大名蓮」とも呼ばれています。

以前は、岡山城の内堀にたくさん植えられていました。



「井田の池」の蓮・・・・・「大賀ハス」     ハスの花が開花している期間は、4日間です。

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「井田の池」には、「大賀ハス」をはじめ、数種類のピンクのハスが咲いていました。

カメラマンの多さに驚きました。フラッシュの光と音で、開花の瞬間の音は、最後まで伝わってきませんでした。



☆ 清々しい朝の後楽園 ・・・日の出を拝みながら、木陰でお弁当を囲みました。最高の贅沢でした!(朝6:20)

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「花葉の池」を囲んで、ハスの開花を待ちわびる人・人・人。

花が開く瞬間に、音がするといいます。本当だそうです!
日が昇り始めた庭園には、芝生の露が輝き、宝石の絨毯

 を引き詰めたようでした。後楽園の朝が静かに始まります。



象鼻杯 (ぞうびはい) ・・・ 体験

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今から1800年ほど前の中国で、暑気払いの方法として、ハスの葉を杯にみたてて飲んでいました。

茎の先端が、象の鼻にそっくりなので、この名前がついたそうです。

今日は、お酒でなくて、お水で体験されました。ハスの葉っぱのさわやかな香りがし、 暑熱をとる作用もあります。



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