ひこじろうのぼうけん > TOP > WEB絵本 > ひこじろうとかいぞくせん | ||||||||||||||
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「あしたからは このふねで はたらいて もらうからな。」 かいぞくは そういうと、 ひこじろうを ろうやに いれて かぎを かけました。 くらい ろうやの なかに、 ひこじろ うは ひとりっきりです。 こわくて くやしくて かなしくて い まにも なきだしそうなのを、 ひこじろ うは がまんしていました。 おさむらいは ないたりしないのです。 |
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「明日からはこの船で働いてもらうからな。」 海賊はそういうと、 彦次郎を牢屋に入れて鍵をかけました。 暗い牢屋の中に、 彦次郎は一人っきりです。 怖くて悔しくて悲しくて 今にも泣き出しそうなのを、 彦次郎は我慢していました。 お侍は泣いたりしないのです。 |
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