こころの話題
              お宮参り

地域の人たちが親しんできた神社にお宮参りをしました。八手の花が真っ白く咲き、南天の実が真っ赤に実っていました。
子どもの成長を心から神様にお願いしました。



資料:gooベビー  

お宮参りとは、赤ちゃんが生まれた土地の守り神「産土神(うぶすながみ)」に初めてお参りし、氏子の仲間入りをさせてもらうという、鎌倉・室町時代から続く風習です。さんは穢れたものと考えられていたため、お宮参りは「忌明け」ともされていました。
 お宮参りを行う日は、男の子は生後31日目、女の子は32日目、というのが一般的ですが、地域のしきたりによって男女ともに50日目、100日目とするところもあります。ただし、何よりも赤ちゃんやママの健康状態が一番。その前後の休日にしたり、体調・天候を考慮していくのがよいでしょう。
 当日は父方、または母方の祖母が、白羽二重のうち儀を着た赤ちゃんを抱き、その上に、祝い着を羽織らせて、結びひもで抱いている祖母の首に回して止めます。産後間もない母親は、そばに付き添うだけです。
 祝い着は、男の子には黒や紺の地色の羽二重地に染め抜き五つ紋。松や鶴、鷹や武者などの図柄を配したもの。女の子にや、ピンクや朱色のりんずやちりめん地に、花や超、手まりなどの友禅模様のもの。母方の実家が贈るのがしきたりとされています。しかし現在では、レンタルを利用したり、のちのち外出着に使えるベビードレスが人気のようです。家族の服装も本来は、色無地の紋付や留袖などの正装ですが、赤ちゃんがドレスなら、両親や祖母もスーツやワンピースを着ることが多いようです。
 神社では、神主の祝詞とお払いを受け、玉串をささげて、子どもの健やかな成長を祈願し、その際、「御初穂料」の表書きで祈祷料を収めます。神社からいただいたお神酒やお札、お守りは自宅の神棚に供え、その後親戚やお世話になった家へ、お礼の挨拶に回り、内祝いの品を配り、帰宅後近親者で祝いの膳を囲みます。ただ、赤ちゃんとママには大きな負担にもなるので、内祝いはデパートから配送し、レストランで会食することが多いようです。