開成山大神宮 「福島県郡山市」 | |
「開成山大神宮」。 正月三が日は福島県で一番初詣客が多い神社です。 |
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「開成山大神宮」正面。開成山公園側から見た開成山大神宮。国道49号線には車が、桜の季節は渋滞が続く。 | |
東北のお伊勢さま「開成山大神宮」
年の初めの開成山公園は人影もまばらで、肌を刺す様な冷たい風が吹き、冬の透明な光が降り注いでいた。同公園に隣接する開成山大神宮には、鳥居から小高い丘にある拝殿まで、初詣の人々の長い列が続いていました。 開成山大神宮は、伊勢神宮の御分霊が祀られ、東北の'お伊勢さま'と呼ばれ県内外からあつい信仰を集めて来ました。今年の正月三が日で23万人の訪れ、県内一の参拝者数を記録しました。 同大神宮の歴史は安積(あさか)開拓の歴史と重なる。由来によれば本県の商都として栄える郡山市も、江戸時代までは大槻原(後の桑野村)といわれた、荒れ果てた広大な原野だった。明治政府が生産を増やし産業を盛んにする殖産興行の一環として、原野を開墾した人々を移住させる開拓殖民と、職を失った士族授産の計画を立て、中條政恒氏を県の官史に登用し、開墾を担当された。中條氏は人心の融和統一こそが、事業を成功させるための最前の方策と考え、1875年(明治8)年に本殿と拝殿を造営し、伊勢神宮の御分霊の奉還を神宮司庁に働きかけ翌年に認可が下り、創建されたそうです。 |
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「開成山大神宮」南側山門。 | 「開成山大神宮」北側山門。 |