赤沼。噴火口付近にある銅沼に近い水質の沼で,流入口を持たない独立水系の湖沼です。赤沼から流出した水は深泥沼下流に位置するヨシ湿原に接続し,そのまま毘沙門沼に注いでいます。鉄分の含有量が多く,他の湖沼とは水質が大きく異なっています。湖岸のほとんどをヨシが覆っていますが,ヨシの根茎も鉄さび色をしています。水生植物の種類は少なく,ヨシとコウキクサの2種類のみです。 赤沼の周囲の草木はアシの根元に、酸化鉄の沈殿物が付着し、赤い鉄錆色に染まっており、赤沼という名前の由来もそこからきていと言う説もあるようです。 |
新緑の季節の風景・秋の季節の風景 : 赤沼といっても水面の色は淡い緑をしている。五色沼湖沼群の中で、この沼だけは魚が棲めないほど酸性の強い水だそうです。強酸性でpH3.7とか。 |