五色沼とは、毘沙門沼、赤沼、みどろ沼、弁天沼、瑠璃沼、青沼、柳沼、父沼、母沼など、エメラルドやコバルトブルーの色を持つ、磐梯山北麓にある湖沼群の総称を「五色沼」と言う。五色沼湖沼群は1888年の噴火によって引き起こされた岩屑雪崩により,長瀬川とその支流がせき止められて形成されました。これらの沼の多くは,磐梯山の火口付近にある銅沼に端を発する地下水を水源として一つに連なっており,吾妻山からの水で潤う桧原湖の水や磐梯山の深層地下水などが混入している湖沼もあり,沼ごとに微妙に異なる多様な水質となっています。 「五色沼湖沼群」は4キロの間に大小20もの沼が点在している。
 毘沙門沼 : 裏磐梯の五色沼(毘沙門沼)から眺める磐梯山です。明治時代に大爆発した荒々しい山容の磐梯山を背景にした毘沙門沼は、裏磐梯を代表する風景の一つとなっています。裏磐梯観光の拠点にもなっていて、春から秋の観光シーズンは、ボート乗りや探勝路を歩く観光客で大混雑します。五色沼湖沼群の中で一番大きな沼で、これが五色沼と勘違いされる方が多いようです。多くの観光客がこの光景をバックに写真撮影をしていますね。裏磐梯の中でも最高の撮影ポイントだと思います。

 毘沙門沼 : 秋の訪れ。後ろにそびえるのは裏磐梯。毘沙門沼はpH6..2で中性だそうです。

 小磐梯山が大噴火したときの「安山岩質」が多数点在している。安山岩質は地球の中のマグマが流れて固まった岩。毘沙門沼をぬける間は、ごつごつした岩が点在して歩きにくい。
 毘沙門沼。 荒々しい磐梯山の北面(爆裂火口)と毘沙門沼。  南面(猪苗代湖側)のなだらかな斜面からは想像がつかない荒々しさ・・・。 毘沙門沼から次の赤沼までの遊歩道を歩く。