第46回九州保育団体合同研究集会 大分集会のご案内
実行委員長 前田 明(大分大学名誉教授・放送大学大分学習センター所長)
 悲しいことに、今の子どもの生活や育つ環境は子どもにふさわしい「豊かさ」とはほど遠いものとなっています。 子どもらしい生き生きとした生活と遊びは未だ回復しません。 増加する一方の『子ども虐待』や、深刻な『子どもの貧困』にあって大切な命と健康までも危うくされているのです。
 「子ども・子育て支援新制度」が一年前にスタートしました。 全ての子どもを対象にして、社会保障の重要な柱の一つに子ども・子育て支援を位置付けたのは国の覚悟としては画期的だったと言えるかもしれませんし、当初に多くの期待が寄せられたのも事実です。 しかし他方で、議論の錯綜を経て保育現場にいっそうの混乱が持ち込まれたのも事実です。 ともあれ、新制度のもとで一年の実践を積みました。 『待機児童』対策と併せて重要なテーマであった、例えば「保育の質の保障」や「子どもの最善の利益」などの課題はどのように対応されてきているのでしょうか。 この時点で検証しておく必要があるのではないでしょうか。
 今期で46回目を迎える九州保育団体合同研究集会は、保育・幼児教育に求められる「今の課題」に取り組みつつ、保育にとって常に変わらない大切なものを繰り返し問い直しながら歩んできました。 「子どもが主人公になる保育」、「子どもと響きあう保育」をめざして、お互いの経験や実践を交流し、『喜び』や『苦労』を分かち合い、学びを深めていく場、まさに大人たちの『育ちアイの場』こそがこの集会です。
 多くの皆様の参加をお待ちしています。
2016年6月14日 更新