記念講演 2日(土) 14:00〜16:00 録画配信
『憲法九条を活かした政治を子どもの未来に』
−岸田政権の戦争する国づくりを阻止するために−
講師:小森陽一(こもり よういち)さん
(東京大学名誉教授/全国「九条の会」事務局長/和光学園理事長)
国民主権・基本的人権の尊重・平和主義の3つを基本原理とする日本国憲法が施行されて76年目となる今年1月、通常国会の所信表明演説で、岸田首相は事実上の憲法九条破壊となる大軍拡方針を明確にしました。「敵基地攻撃能力」を始めとする、日本の自衛隊がアメリカ軍と一体となった軍事行動が可能になる、きわめて危険な戦争する国づくり政策です。今育てている子どもたちが大人になるとき、日本が戦争する国となり、戦場へかり出されていくような状況にしてはなりません。あらためて憲法九条違反の軍拡政治を批判し、政治を変える運動を全国で拡げていく必要があります。保育の現場から日本国憲法を守りいかす政治を実現する取り組みを、父母と協力しながら大きく拡げていきましょう。
プロフィール
1953年 東京生まれ。国文学者。
1979年 北海道大学大学院文学研究科博士課程修了
1998年 東京大学大学院総合文化研究科教授
2019年 東京大学名誉教授
2022年 和光学園理事長
現在「九条の会」事務局長
著書
「橋下「維新の会」の手口を読み解く」(新日本出版社)
「死者の声、生者の言葉文学で問う原発の日本」(新日本出版社)
「あの出来事を憶えておこう 2008年からの憲法クロニクル」(新日本出版社)
「子規と漱石 友情が育んだ写実の近代」(集英社新書)
編著
「夏目漱石、現代を語る 漱石社会評論集」(角川新書)
共編著
「いのち、学び、そして9条 いきいき子どもたち」(高文研)
「あきらめることをあきらめた 戦後71年目のデモクラシー」(かもがわ出版)他