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突然現れた白黒コンビちびにゃんコ | |||
↑シロにゃん(仮名) 男のコ かなりの甘えたさんのようで、よくクロにゃんにまとわり付いてました。 真っ白な毛並みかと思っていたら、だんだん耳先としっぽにトラ縞模様が出てきた!目がロンパリの斜視っぽい? 里親さんにつけてもらった新しいお名前は、「ぽぽ」ちゃん。 (上の写真は7月28日撮影) |
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←クロにゃん(仮名) 男のコ 印象としては、すごくヤンチャになりそうな、とても猫らしいコ。シロにゃんと違い一人遊びが好きみたいでした。 真っ黒だけど、かすかに縞柄も見えてたから、大きくなったら柄が出てくるかも。ちょっと目やにが出てやすくて、お医者さんで目薬貰ってました。 里親さんに貰われた後の新しいお名前は、「ふー」ちゃん。 (左の写真は7月27日撮影) |
2005年6月29日 朝9時過ぎ。 職場の庭で子猫の鳴き声がするのに気が付きました。かなり小さい猫の鳴き声です。探してみると、隅の紫陽花の下に小さな白いものが動いてる…。うっ、これって生まれて間もないサイズだ!何故こんなトコに?焦って職場の皆にも伝えて探してみたら、もう1匹黒いコも発見!折りしも梅雨真っ盛りで明け方まで雨が降っていたこの日、どうやってここまでやってきたかは謎です。よそで生んだ後に母猫が連れてきたか、裏の駐車場から職場の庭に誰かが捨てたのでしょうか? |
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掌に収まるほどのサイズの子猫…。しかも白いコなどは、へその緒どころか胎盤の切れ端まで付いてます!う、生まれたて?なら、母猫が迎えに来る可能性もあるし、とりあえず昼まで(仕事中だし)様子見という事で、また降って来た雨に濡れないよう、段ボール箱に入れて外に出して置くことにしました。しかし昼まで待っても母猫が近くにいそうな気配すらありません。そして昼休み、猫ミルクを買いに雨の中自転車飛ばす私。幸い職場は猫好きが多く、上司も「ここで死なれても困るし」と容認してくれたので、職場でちびにゃんコたちを育てることになった訳です。 | |||
7月1日 ホントにちっちゃいちびにゃんコ ちびにゃんコを発見した日はデジカメなど持って来てなかったし、写真を撮る余裕もなく…。初めて2匹を撮ったのは3日目でした。 |
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しかし、さすがに仕事中はマニュアル通り2時間おきに哺乳なんてことは無理。昼間は仕事の合間を縫って、夜は近所に住むパートの人の家に連れて帰ってもらったり、10日間ほど連続で別のパートさんのお家でお嬢さんに仮親になっていただいたりと、3ヶ所を行ったり来たり、かなりムチャな育て方となりました。それでもちゃんと生き延びた2匹。君たちは運が強いぞ!頑張って大きくなるんだよー! |
7月11日 お目々が開いた! | ||
この日、仮親さんちから戻ってきた2匹は目が開いてました。でもまだ薄い膜が張っているような感じで瞳孔もはっきりせず、目が見えている訳ではありません。 職場では、クロにゃんの方がカワイイと圧倒的な人気。シロにゃんはまだのっぺりした感じだったから?でもそんなコが大きくなったら男前にだったりするんですよねー。 |
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7月15日、瞳孔も見えてきました。ミルクは注射器改造の哺乳器で↑。クロにゃん、シロにゃんに襲われる図↑あっ、そんなトコを!お口がさみしいのかシロにゃんはよく「クロにゃんの大事な部分」を吸ってました。刺激されて、2匹ウ○コまみれになった事も…。 |
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7月19日 足取りもしっかりしてきて、段ボール箱の中から這い出してくるまでに!ぬいぐるみみたい〜♪ | ||
兄弟子猫の醍醐味!2匹でじゃれあう姿が可愛い! |
さすがにここまで育つとずいぶん猫らしくなって可愛い仕草にクラクラ。クロにゃんの太ももあたりに縞模様、シロにゃんの耳としっぽが茶色っぽいのも分かるかな? この間、一度病院にも連れて行ってもらいました。とりあえずウ○チは異常なし。まだ生まれて一月もたってないし油断はならないけど、最初の頃のことを考えると、信じられないくらい元気になったなぁ。2匹とも里親さんが決まったし良かったね! |
里親さんに渡すまでの間の仮親さん宅にて |
7月20日 実はこの日が2匹揃ってお目見え最後の日。里親さんにお渡しするまで、もう職場には連れてこず、パートさんのお母さんがおうちで世話をしてくださる事になりました。 |
7月27日 クロにゃんとお別れ | |
明日は里親さんにお渡しするというので、お別れの挨拶という事で急遽職場に連れて来てもらったのだけど、シロにゃんは、足が腫れているというので大事をとり、本日はクロにゃんだけです。 クロにゃん、ちっちゃくても仕草は一丁前になりました。皆は「もっと可愛くなるかと思ったら、普通の猫になっちゃったねー」いや、充分カワイイよぉー(^^; |
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シロにゃんの足はお医者さんで見てもらったけど、原因不明とのこと。生まれてすぐに母猫と離された為の免疫不全なのでしょうか。見つけた時に土に汚れた胎盤引きずってたり、腕に擦り傷があったりしたので、そこからばい菌が入っていたのかもしれません(クロにゃんはこんなに元気なのになぁ…) 里親さんは、スーパーの「譲ります」コーナーで見つかりました。同じマンション内のお友達同士のおうちに1匹ずつ引き取られるようです。特にシロにゃんの里親さんちは、初めての猫にもかかわらず、顔見世した日に非常にシロにゃんを気に入ってしまい、1日も早く引き取りたいとの事。兄弟猫を拾った場合、2ヶ月までは一緒に育てる方が望ましいらしいけど、こちらでの育て方も非常に不安定だし、一応離乳食が始まり、トイレも自分で出来るようになる1ヶ月目にお譲りすることとなりました。 |
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7月31日 シロにゃん、お☆さまになる… | 里親さんに引き取られる当日のシロにゃん。 |
28日、2匹はそれぞれの里親さんちのコに。 そして30日の土曜日、里親さんと連絡をとってくれたパートさんから、シロにゃんが便秘らしいので良い方法はないかとメールが来ました。ネットで検索して2、3の方法をアドバイス。次の日31日の朝、無事に解消したとのメールを受取り安心していたのですが… 夕方、みたび来たメールは、シロにゃんが「残念ながら亡くなりました」ええっ!便秘は治ったのに、どうして? なんでも容態が急変したらしいです。最初は寝てると思っていたら、いつの間にかぐったりしていて、お医者さんに連絡とって注射をしてもらったけど、ダメだったと…(ρ_;) せっかく新しい家族が出来たのに。母猫と生まれてすぐ引き離された分、これからいっぱい幸せになるところだったのに! |
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やっぱり兄弟を離したのが早すぎたのかな。もう少し私たちで頑張って育ててあげればよかったのかも?でも、最初からクロにゃんと比べて少し危なっかしい気はしてました。クロにゃんは臍の緒だけでしたが、シロにゃんはその先に胎盤の切れ端が付いていたので、後に生まれたコだったのでしょう。母猫の初乳は飲んでたと思うけど、全然充分じゃなかっただろうし、後から生まれた分、クロにゃんより飲んだ量も少なかったはず。おかげで生後2ヶ月はあるはずの免疫もほとんどなかったのでは…。 なにより許せないのは捨てた人間です。確証はないけど、母猫が置いていったにしては不自然なことが多いし、まず誰かが裏の駐車場から、職場の庭に捨てたと思われます。いくら小さくても命です。母猫が育てれば、こんな苦労もほとんどなく、その気になって探せば里親さんだって見つかるのだし、これ以上子猫を望まないのなら飼い主の義務として避妊させるべきでしょう。こんな可愛いコになってたのに、バカバカバカー!\( >o<)ノ |
シロにゃん改めぽぽちゃん、安らかに… |
シロにゃん・クロにゃん、それぞれの旅立ち | |
たった1ヶ月のお付き合い、しかもそのうちの半分以上は、仮親さんちでお世話してもらってたので、私はたいしたことは出来なかったんだけど、とても貴重な体験でした。 シロにゃん、クロにゃんともいいコだったよ。シロにゃんは「ぽぽちゃん」という名前を貰って、3日間だけとはいえ、可愛がってもらえてヨカッタね。今度はもっともっと幸せになれる所に生まれておいで…。 クロにゃんは「ふーちゃん」って名前貰って元気に暮らしてるんだってネ。兄弟の分まで幸せに長生きするんだよー! |
クロにゃん改めふーちゃん、幸せにネ! |
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このコたちに出会ってちょっと思ったのは、もしエストが先に来てなかったら私の運命の猫になったかもしれない、ってことでした。G3君にも「エストが居なかったら黒猫が来て、名前は“へーすけ”か“夜一”」なんて言われてました。でも運命はエストを選んでしまっていたので、「インコに一生を捧げる」と誓った我が家では、にゃんコを飼うことはないでしょう。それでも猫は大好き。だから身勝手な人間が作る不幸な猫は見たくない!今回のちびにゃんコのような捨て猫がなくなることを心より願ってます。 |