私たちは結婚してから、ずっと同じ2DKの賃貸に住んでおりました。
隣が大家さんの戸建で、4階建て・12部屋ほどの小さな「ハイツ」の3階です。
普通しか止まらない私鉄の駅から歩いて7分ほど。
スーパー・コンビニ・ファーストフード店が結構揃っており、
それなりに便利で、特に深く考える事もなく長らく住むうちに、
他の部屋の住人は次々と変わって行き、
いつの間にやらそこで一番の古株となってしまいました。
2DKとは名ばかりのその部屋は、事実上2Kの間取り。
玄関を入ってすぐ台所(多分四畳弱くらい?)で、
横にトイレ、洗面所、お風呂があり、
そのまま奥に四畳半(押し入れ1間付)、六畳、ベランダと続きます。
当然ながら台所の半分近くは通り道なので、
とてもダイニングセットなんて置けません。
っていうか、食器棚も置けるかどうか危ないくらいです。
別名「うそっこ2DK」(G3君命名)なのでした。
それが下記の間取りです。
ほとんど直線で構成されているのが幸いして、
なんとかマウスで書けました〜。
はっきりいって狭いです。年々モノもあふれてきます。
まったく引越しを考えなかった訳でもありません。
でも、これ以上広い部屋を探すとなると、
当然家賃が高くなるか、建物が古くなるか、
駅から遠くなるか(車を持ってないし徒歩7分が許容範囲ギリギリ)、
どれにしろ辛い事になるだろうと思ってました。
今の住まいで他に我慢出来ないような不満はなかったので、
結局ずるずると住みつづけておりました。
しかも、二人共持ち家にはまったく興味なし!
鼻っから家を買うなんて考えもしなかったから、
住宅財形も、住宅取得の為のお得な積立預金みたいだけど、
使用目的が家を買う時限定じゃ「使えない!」とやってなかったし、
「つみたてくん」(?なネーミングセンス…)に至っては、
ずいぶん後になって初めて知ったくらいでした。
他の家庭と違い、私たちには子供がいないのも、
住まいに関してこだわりがない理由だったのでしょう。
二人だけなら後の事を考える必要もないし、
持ち家に縛られないで、自由に暮らせる。
その割には今の賃貸は長いこと暮らしていますが、
特に深い理由があるわけもなく、
引越しをするとしても賃貸しか考え付かなかったのは確かです。
とにかく、それほど明確ではないにしろ、
このままずっと賃貸で暮らしつづけるんだろう、
と漠然と思っていました。