23.アバウトで行こう
引越すのなら、家具の配置を考えるのが普通です。
今使っているものを持って行くにせよ、新しく買うにせよ、
きちんとサイズを測り、色々考えておかないと後で泣きを見ることでしょう。
それは当然のことです。
でも、私たちは二人共アバウトでした。
きっと予定外にお金がかかるだろうから、なるべく今あるものを使う。
一応はそう決めて、図面上でもサイズを確認しましたが、
だいたいこんなものかな?という程度です。
間取り図にオマケで付いてた透明シートで遊んだりもしたけど、
配置を決めて図面に書き込みまですることは、ついにありませんでした。
勘で勝負です。
とにかく内覧会の時、実際に部屋を見てサイズを測ってみないと。
すべてはそれからです。
捨てるもの、リサイクルショップに引き取ってもらうもの、そして購入するもの。
入居まで1ヶ月あればなんとかなるでしょう。
これも勘です。
また、資金繰りもアバウトです。
諸費用、引越し費用に新居用インテリア購入代金+念の為の余裕分。
諸費用以外ははっきりした金額は不明だけど(この辺が既にアバウト)、
大雑把に計算したところ(不明なのに計算?)、
後少しは頭金を増やせそう、という結論が出ました。
もちろん勘です。
ローンについては、定年過ぎても払い続ける羽目になる35年ローン。
公庫で80%めいっぱい借りたシュミレーションしてもらったっきりです。
ローン内容変更の申し出は金消会の時でいいとのことでしたが、
頭金を増やした分、元金均等払いにする予定です。
そうすると一体月にいくら払わねばならないのか?
自分で計算してみようという努力もせず、
「多分1回目でもシュミレーションと変わらない金額だと思うけど」
勘を信じてます。
あ、でも、言い訳になりそうだけど、
一応公庫に申込む前、私が給料振込みに利用している信用金庫で、
ローンの計算書を持って相談に行った事もあるんですよ。
残念ながら、そこのお勧めローンは部屋の広さが70u以上と制限があり、
うちの狭い部屋では当てはまらなくて、あえなく退散だったのです。
「今は超低金利ですから、どこもあまり変わりませんよ」
食らい付かれるかと思ったのに意外とあっさりしてます。
これで公庫で行くことが決まったし良かったかな。
一ヶ所だけしか当たってないから、アバウトだけど。
そういえば立地場所まわりの環境についても、ろくすっぽ調べていませんでした。
モデルルームの模型で見たところ、南側は6階建てのビルが建っているけど、
そのビルはうちの部屋の手前までしか建ってなかったはず。
肝心の部屋の前はなんだったかな?
前の道路からはビルの影になっており見えません。
空間はあるようなので、きっと駐車場のような気がします(気がするだけ)。
営業サンに確かめれば良いのでしょうか、もう買ってしまった後だし。
なんにしてもここは商業地域だから、将来前に何が建っても不思議じゃないし。
内覧会の時には分かるんだから、いいかなー!
アバウト過ぎです。
元々持ち家に執着がほとんどなかったせいか、
ここに来て元来のいい加減さが露呈した格好です。
こんな調子では、そのうち絶対泣きを見るに違いありません。
違いないけど、きっとなんとかなるでしょう。
当然、勘ですが…。