28.引越し見積り、失敗と成功
内覧会から再内覧会の間のこと。
そろそろ引越しの業者を決めねばならない時期です。
幹事会社は気に入らなかったから自分で探さねばなりません。
よくCMを見かける大手より、口コミの方がよさそうな気がして、
ネットで調べて、2ヶ所ばかりアタリをつけました。
何度もいってるかもしれませんが、私たちは基本的に面倒くさがりです。
数ヶ所からも見積りを取る「あいみつ(あい見積もり)」の比較検討は、
出来ればしないで済ませたい、一発勝負と行きたいところです。
迷いましたが、2ヶ所のうちのひとつ、「HK」さんにメールしてみました。
丁寧な返事のメール(雛型通りなのかも?)だったこともあり、
いい感じで見積りが出来そう、かな?
土曜日、やって来た「HK」の営業サンに、ざっと部屋を見てもらい、
エアコンの取付け・取外しや、その他細かい事を聞かれ聞いていた時、
やはり気になるのか、マンションの引越し幹事会社を尋ねられました。
会社名を聞き「きっと安い見積りを言ってきますよ」という営業サンに、
つい、「大丈夫ですよ、もうHKさんと言いましたから」と言った時、
営業サンの表情が少し変わったような気もしました。
それは気のせいではなかったようです。
引越し日は8月8日金曜日。午前便希望です。
「メールでの申込みをして頂いたので10%引になって…」
約10万円と出ました。
えっ、割引してもらってソレですか?
なんと、ネットで事前に調べて予想してた予算よりかなりオーバー!
それもそのはず、作業員が4名で、トラックが4トン車だったのです。
さして広くはない(狭いの同義語)我が家です。
作業員もヘタすると二人で充分と言われるかもと思ってたくらい。
それが、作業員4人はともかく、トラックが4トンとは!?
営業サンは自信満々なのか、戸惑う私を見ても、
それ以上譲歩する気はまったくない気配です。
もしかして、このくらい仕方ないのかも。
G3君は予想の範囲内と言うし、一応それでお願いする事にしました。
しかし、私はどうしても「4トン車」に引っかかりました。
「納得できない…!」思い始めたら止まりません。
その夜、もう1件の候補だった「HW」さんにメールで申し込んでみます。
するとメールを送付して10分もしない内に電話がかかってきました。
「早っ!」この場合、かなりの好印象です。
次の土曜日にやって来たHWの営業サンの見積りは、
「2トン車でいけます!」と、きっぱり!
「本当に2トン車でいけますか?」「大丈夫です!」
じゃ、HKサンの4トン車は何を根拠にしてたのでしょう。
ここでほとんどHWサンに気持ちが傾きました。
でも金額は前のHKサンより多少安いくらいなのです。
ただ今回の営業サンは迷う私に対して色々提案してくれ、
結果、お得な格安日の更に安い午後便なら、ほぼ予算通りと出ました。
2トン車トラック、作業員3名、午後(時間指定なし)スタート、
エアコン1台取外し&取付を入れて約6万円の見積もりです。
(本当は午前便希望でしたが、安さに負けました…)
G3君はオプション料金が明記された用紙があったのを見て、
「こうして料金をオープンにしてるのが気に入った」そうです。
私は、こちらの希望に添うように考えてくれた事が嬉しかったし、
HKの営業サンには、足元を見られた気がしていたので、
HWサンの柔軟な対応になびいてしまうのも仕方ないでしょう。
勝負あり。
最初のHKサンには断りの電話を入れました。
多分私が手の内を見せすぎたのがいけなかったんだと思います。
幹事会社も断り、「あいみつ」もないというので強気になったのでしょう。
4トン車と言われなければそのままHKサンになったかも。
一方、HWサンには既に他の見積りを取ってると言ってたし、
やはりライバルの存在は大きいものなんですね。
最初の見積りは失敗したけど、良い勉強にはなりました。
次はこんな事にならないよう…
いえ、もう引越し見積りをすることはないでしょうから、
本番の引越し作業は、失敗しないように心がけたいものです。