小鳥ちゃん2羽 31.ちょっと待って、鍵引渡し


7月24日。ついに鍵引渡しの日です。
これで名実ともにマイホームを手に入れたことになるのです!
と、普通は喜ぶことなのでしょうが、
数々の手続きに追われて、どうも素直に喜べません。
確かにエストの為に部屋の空気の入替えを自由に出来るのと、
いつでも荷物を持ってこられるようになったのは嬉しいのですが。

デベさんによっては、お偉方からのありがたいお言葉を受け賜る、
という引渡し会(?)があったりするらしいけど、
ここはまるで内覧会の続きのような感じで鍵を3本受け取っただけでした。
手続き終了の書類もあったけど、とにかく印象が薄かったです。
それはこの日、最大の問題が浮上したせいもあったのかもしれません。

先程手渡され自分達のものになった鍵でドアを開けます。
各部屋のドアにフローリングのマニキュア終了の張り紙が貼られており、
オプションの工事は全て終了したようでした。
まず、恒例の窓や扉開けからです。
ちょっと不安のある寝室の上げ下げ窓(やはり重い…)を開けると、
再内覧会のとき指摘したバルコニー外側の汚れは、ほぼ取れてました。
続いてオプションのチェックもしていきます。

フロアマニキュア:ピカピカ・ツルツルしてます。
バルコニータイル:キレイに施工してくれてます。でも一部に汚れが?
換気扇フィルター:見本よりも造りがひ弱?サイズピッタリだけが救いかも。
エコカラット:さすが効果抜群、クローゼットは匂いがこもってないです。
フッ素コーティング:…見た目だけでは施工されているのかさえ判別不能。

バルコニータイルは施工したばかりなのになんで汚れがついてるのかなぁ。
当然汚れは取ってもらった方がいいでしょう。
エントランスにいる人に言ってみよう…
ん…?
ちょっと待ったー!
フローリングに傷がある?
!!なんだ、こりゃ!?
傷はは小さいけど、へこんでおり下の白い防音素材?まで見えてます。
マニキュアした後に、これはないんじゃないですか?

クレームを付ける事は、面倒くさがりの私たちにとって苦痛でもあります。
一度は「どうせ傷はつくんだし」と諦めるつもりでした。
でも白い部分が見えているのをそのままには出来ないし、
自分たちでそれをどう補修したらいいのか分かりません。
ここはプロである人達に任せた方がいいと考えました。

エントランスに居た、ゼネコン関係者らしき人を呼んで見てもらいます。
この段階ですから、当然困惑しているようでした。
個人に渡した鍵で一度ドアを開けると、
今まで工事で使っていた鍵は使用不能になるらしく、
さっき渡してもらった鍵を1本貸さなくては修繕してもらえないそうです。
結果、鍵の借用書まで出しての修理となりました。

話はズレますが、エントランスでそういう事を話し合っている時、
ふと2、3枚の指摘事項を書いた用紙が目に付きました。
もちろん、うちのではなく別の部屋のものです。
それらはすべてビッシリ指摘項目で埋まっていました。
半端じゃありません。
間取り図の一つなどは、まるで漫画の集中線のように細かく線が引かれ、
その一本一本に指摘が書き込まれているようでした。

もちろん、私なら気にもしないような細かい傷もあったでしょう。
あまり細かい指摘は業者サン泣かせとも思います。
でもその意気込みはすごいものです。
やはりこんな高い買い物をしたのだから、
言うべき事はしっかりと言うべきなんだと思いを改めました。

それにしても、今回は気分が重くなります。
オプションの工事で何かアクシデントがありそうな予感は、
見事にというか、当たらなくても良かったのに当たってしまいました。
バルコニータイルはともかく、フローリングはどう直すのでしょう?
信じて待つしかありませんが、どこか不安が付きまとうのです。
(また嫌な予感…?)


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