37.便利すぎてコワイ
月曜日の朝は、初めて新居からの出勤となります。
たまたまエントランスで同じく出勤すると思われる男性と出くわしました。
同時に自動ドアを抜け、扉を開けようとすると…あ、開かない?
どうも養生のカバーがどこかで引っかかっているみたいで出れません。
見知らぬ同士で焦ります。「仕方ない、裏口から…」
あ〜、自動ドアはオートロックだから鍵、鍵〜!
初日から験が悪いなぁ…朝の1分は貴重なのに。
まあ、駅まで前と比べて半分以下の距離だから楽勝です。
が、大通りに出て先を見渡したとたん、
「と、遠い〜!」…失敗です。
歩いて2分の距離も直線距離で見ると結構あるように感じたようです。
明日からは見通しの効かない裏道を行きましょう(裏道好き)。
そんな事もあったとはいえ、実際のところ、ここは想像以上に便利でした。
私の通勤時間はほとんど変わりませんが、
電車の通過待ちもなく乗り継ぎもスムーズ、大変楽な気がします。
バス利用がなくなったG3君は、明らかに時短となりました。
なんといっても以前よりぐんと駅から近くなったのは大きいです。
雨の日やちょっと体の調子が悪い時等、駅から近い事のありがたさったら!
改札口からだと約4〜5分、近すぎもせず、遠すぎもせず、絶妙の距離です。
ストレス・フリー。
そんな言葉がピッタリな気分です。
全然意識してなかったJR環状線の駅が思ってたより近くて感激!
もしかして前の賃貸から駅までより近いかも?の徒歩数分だったのです。
そして歩いていける範囲で、たいていのお店が揃っています。
自転車を使えばさらにすごかった!
ちょっと走るだけで「ここがこんなに近いなんて!!」感嘆の連続です。
「用もないのに家の中でゴロゴロしてられない」お出かけ好きの私には、
正にうってつけの場所といっていいでしょう。
そんなに便利な場所でありながら、割合静かなのも意外でした。
通りに面してない部屋のせいもあるでしょうが、
夜などは幹線道路が近かった賃貸の部屋よりも静かな気がします。
また、マンションの住み心地も良いものでした。
さすがに南向きだけあって昼間は十分明るいです。
戸建の家と、さらに向こうのマンションの廊下側から丸見えとはいえ、
どうせ昼間はほとんど家にいないのだし、夜はカーテン閉めるから、
それほど気になることもありません。
反対に2階住居ゆえの防犯上の心配が少なくって良いくらいです。
お隣の戸建は、うちのマンションに対しての落下防止フェンスや、
2階ベランダ部分の目隠しを含めたリフォームをしており、
まだ10年位(勝手な推測)はこのマンションに挟まれた位置に居座る気満々?
おかげでしばらくは日当たりも確保できそうです。
数々のチラシやパンフを見てきた私が、
タイルの色使いのオシャレさから、デザインでは一番!と、
太鼓判を押すお風呂は、G3君も大層お気に入りでした(ちょっと意外)。
溜め湯で、洗い場半畳・湯船半畳の別名「一畳風呂」の賃貸では、
いつもカラスの行水で湯船に入る事も少なかったG3君なのに、
今はオートバスの広い浴槽に浴室TVまであるから、
湯船にゆっくりと浸かってリラックス出来るのがいいようです。
昼間に入ると、小さな窓だけでも十分明るくて、
「窓開けたら気持ちよさそうで、つい外をのぞいて見た〜」
G3君…アヤシイから、あんまり頻繁にしないでね。(; ̄ー ̄A
部屋の広さもちょうどいい具合です。
タンスが入らなかったのは大正解で、家具類もうまく収まりました。
玄関の飾り棚やニッチ等、好きなものを飾って置けるのが嬉しいです。
収納も多くて、コレクションの飾り場になっている所もあるくらい。
コンパクトに収まったこの間取りは、使いやすく言うことないです。
こんな便利な暮らしがあったなんて。
この部屋が私たちのものなんて。
「なあ、僕らがこんなトコに住んでていいんかな、って思わへん?」
引越し後、G3君が何度も言った言葉です。
「ここが自分らの家だって実感あるか〜?」とも。
そう、私たちはまだ信じられないでいました。
身に付かない贅沢な生活をしている、そんな気分です。
1年もすれば、これが当たり前の暮らしになる事でしょうが、
初心忘れるべからず。
慣れすぎてだらしない生活になりそうな時など、
時々口に出してみるのもいいかもしれません。
「私たちがこんな便利な暮らししてもいいの?ホントに?」