やがて予定価格が入ったチラシが入り、
その次は販売価格決定のチラシ、
そして、いよいよモデルルームオープンのお知らせのチラシが！
でも、やはり私たちには関係のない話でした。
せいぜい「このマンション買うためには、宝くじを当てないとねー」と、
冗談のようなことを言い合っているのが関の山でした。

そしてそのモデルルームがオープン日から、数日後だったでしょうか。
販売会社の営業サンからＴＥＬがあったのです。
まあ資料を請求していたので不思議ではなかったけど、
なぜ今頃？というのが正直な印象でした。

後で気が付いた事なのですが、話の探り具合からすると、
どうも私たちの希望の間取りではない、他のタイプのセールスだったよう。
オープン後、そのタイプの人気が今一つだったのでしょうか。
しかし、当時の私にそんなことは分かりません。
それより適当にお茶を濁して逃げようと考えていたはずが、
とにかくモデルルームに、と誘う営業さんの言葉に、
何故か「行ってもいいかなぁ」と心動かされ始めました。

私はセールスって電話も飛び込みも大っ嫌いです。
ちょっとでもまともに相手にしようものなら、
強引な会話、タメ口、泣き言、逆切れ、なんでもあり状態ですもん。
とにかく相手が一息ついた隙に「迷惑です！」「いりません！」ガチャン！
これ以上かかわるとお互いいやな思いするだけだし。
（これだけでも充分いやな思いさせられてるし、させてるかな）

なのに不思議と今回は話を聞いてしまいます。
特別すばらしく感じの良い営業さんという訳でもなく（失礼）、
営業トークが上手で乗せられたという訳でもありません（また失礼）。
あの間取りの力というのか、魅力というのか、
それとも、なにか見えない力でも働いたのでしょうか？(≧ｍ≦）

モデルルームオープン直後の土日はお客さんがいっぱい来て、
中に入りきれなかった人達が外でずらりと並んで待っていたとの話に驚き！
そういえば、このマンションの資料請求した時に引換券が入っていて、
それを持ってモデルルームに行くと（もちろん行くだけじゃ済まないハズ）、
1000円の商品券プレゼント！という企画があったんです。
長蛇の列、というのは、それ目当てのお客さんだったのかな？

先週そんなことがあったせいなのか、
モデルルームは平日も夜10時までやっているからと誘われたけど、
会社帰りはしんどいし、そこまでして行く気はありません。
じゃあ少しでもお客さんが少なそうな土曜日の朝一番に、
ということで、見学の話はまとまりました。
ただその土曜日、G3君は釣りの予定が入っていて行けません。

私一人でそんな所へ行っても大丈夫？
ミイラ取りがミイラにならないかな？
まさかね。見るだけだったのが買ってしまったなんて、
そんなよく聞く怪しい商品の販売会みたいな事はないでしょ。
ものがモノだけに、そんな大金を借金出来るはずないもん。

気に入った間取りがあるマンションのモデルルーム見学に、
ちょっぴりの不安と、未知への楽しみが入り混じります。
モデルルームは初めてで、今まで関心がなかったとはいえ、
TVや新聞等で関連情報を見た事もありますから、
根拠はないけど、ある程度は対応出来ると思っていました。