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   ◆基礎知識
◇文の構造を理解するための基礎知識を掲載しています。
中学ではまだ教わっていない事項や学校用の学習英語では 取扱わない事項も有りますが、分かる所だけでも覚えておくと、 後で役に立つと思います。
詳しい解説は割愛しますが、易しい単語ばかりを使っていますので、 例文の凡その意味を推測してみて下さい。
日本語と比べると、英語は語順が重要であることに気付きませんか?
■凡例: s、vは意味的な「主語+述語」の構造に於ける主語、述語 ---←、←---は後ろから修飾される語句、修飾する語句 ---→、→---は前から修飾する語句、修飾される語句 SとCとの間、OとCとの間に意味的な「主語+述語」の構造が成立する場合、 S=C、O=Cと表示する場合があります。
尚、to不定詞の動詞的用法の場合、名詞句を叙述的に修飾するというよりも 動詞そのものとして機能すると言えるので、意味的な「主語+述語」の構造を 「--s←、←v--」ではなく、「--s--、--v--」と表記しております。 to不定詞の動詞的用法については、◆基礎知識 ◇to不定詞の用法 (4)動詞的用法 を参照して下さい。■
日本語の品詞の働き 日本語と英語の違い、英語の特徴
(1)日本語はハイコンテクスト、英語はローコンテクストな言語
(2)日本語は「てにをは」、英語は語順
(3)文の入れ子
(4)意味的な「主語+述語」の構造
日本語の品詞の働き 日本語の品詞の働き
基本5文型 基本5文型例文集
動詞の様々な用法 動詞の様々な用法
句と節の構造と働き 句と節の構造と働き
1 句と節の種類
2 句
(1)名詞句
(2)形容詞句(限定用法)
(3)形容詞句(叙述用法)
(4)副詞句
3 節
(1)名詞節
(2)形容詞節(限定用法)、関係詞節
(3)副詞節
(4) 節の入れ子(複文 complex sentence)
4 小節 small clause
to不定詞の用法 to不定詞の用法
(1)名詞的用法
(2)形容詞的用法
(3)副詞的用法
(4)動詞的用法
(5)意味上の主語
(6)否定形
形容詞の限定用法と叙述用法 形容詞の限定用法と叙述用法
(1)限定用法(前置修飾)
(2)叙述用法(後置修飾、補語、準補語)
(注)限定用法、叙述用法の定義について
現在分詞、過去分詞の限定用法と叙述用法 現在分詞、過去分詞の限定用法と叙述用法
(1)限定用法(前置修飾)
(2)叙述用法(後置修飾、補語、準補語)
前置詞句(形容詞句)の叙述用法 前置詞句(形容詞句)の叙述用法
(1)叙述用法(後置修飾、補語)
名詞句の形容詞的用法(限定用法、叙述用法)と副詞的用法 名詞句の形容詞的用法(限定用法、叙述用法)と副詞的用法
(1)形容詞的用法:限定用法(前置修飾)
(2)形容詞的用法:叙述用法(補語、後置修飾)
(3)副詞的用法
副詞の働き 副詞の働き
(1)名詞を修飾する場合
(2)動詞、前置詞の目的語になる場合
(3)名詞の後ろに置かれて形容詞的に名詞を修飾する場合
意味的な「主語+述語」の構造のパターン 意味的な「主語+述語」の構造の様々なタイプ
(1)意味上の主語と述語としてのto不定詞
(2)SVC(SV+名詞/形容詞/分詞など)
(3)SVOC(SVO+名詞/形容詞/原形不定詞/分詞など)
(4)準主格補語C′(SVC′、SVOC′に於ける準主格補語C′)
(5)準目的格補語C′(SVOC′に於ける準目的格補語C′)
(6)単に名詞句を後ろから修飾するだけの分詞(後置修飾)
(7)SVOCに於ける目的格補語C
(8)SVOC′に於ける準主格補語C′
句動詞 句動詞
(1)「自動詞+副詞」≒「自動詞」
(2)「自動詞+前置詞+前置詞の目的語」≒「他動詞+目的語」
(3)「自動詞+副詞+前置詞+前置詞の目的語」≒「他動詞+目的語」
(4)「他動詞+副詞+目的語」/「他動詞+目的語+副詞」≒「他動詞+目的語」
(5)「他動詞+目的語+副詞」≒「手段動詞+ネクサス目的語」(使役・移動)
(6)「他動詞+名詞句(目的語)+前置詞+前置詞の目的語」(複合動詞)
(7)「自動詞+前置詞+前置詞の目的語+前置詞+前置詞の目的語」
(8)「他動詞+目的語+副詞+前置詞+前置詞の目的語」
(9)「自動詞+形容詞」≒「自動詞」、「他動詞+目的語+形容詞」、
「他動詞+原形不定詞」、「他動詞+過去分詞」、「他動詞+目的語+現在分詞」
(10)句動詞の受動化の目安
品詞などの略語と働き 品詞などの略語と働き
wh語、thatの品詞と働き wh語、thatの品詞と働き


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   ◇日本語と英語の違い、英語の特徴
日本語と英語の相違点は、他にもいろいろありますが、 次の4つの違いや特徴を念頭に置くと理解の役に立ちます。
(1)日本語はハイコンテクスト、英語はローコンテクストな言語
コンテクストcontextとは、文の前後関係、文脈、事柄の背景 などという意味です。
ハイコンテクストhigh contextであるということは、 細々としたことをいちいち言わなくてもお互いに理解できるということです。 言い換えれば、場の雰囲気で意味が通じるということです。 極端な例を挙げると、お父さんがお母さんに「あれ取って」と言うと、 指差した訳でもないのにお母さんは「あれ」の意味を理解し、 ちゃんとお父さんの望むものを差し出すような場面です。 (例は津守光太氏著「aとtheの底力」より引用)
ハイコンテクストの他の例としては、文語体表現があります。 清少納言の『枕草子』の「春はあけぼの。やうやう白くなりゆく、〜」の 冒頭の文は、「春に於いては、あけぼのが最も美しい(いとをかし)。」を 省略して簡潔にしたものです。、 簡潔にすることにより、却って含蓄のある深みを増した表現になっています。
俳句や短歌も文語体を用いますが、口語体と比べ表現の幅が広い、つまり よりハイコンテクストであるために、僅か17文字や31文字で詩を表現するのに 適しているからではないでしょうか。
これに対して英語はローコンテクストlow contextな言語で、 名詞にa、the、this、that、my、his、herなどを添えたり、 複数の名詞にはsを付けて単数なのか複数なのか区別したり、 人や動物の性別を表現するなど、いちいち対象を限定し、 明確化しなくてはなりません。
例えば、 We had the second child. では、「2人目の子供を授かった。」と実在する子供のことなので、 the second childとしていますが、
My wife and I decided not to have a second child. では、まだ生まれていない子供のことなので、 a second childとしています。
(2)日本語は「てにをは」、英語は語順
次の項でも触れますが、日本語は助詞「てにをは」で主語、目的語など を判別しますが、英語は語順により主語や動詞、目的語などの役割が 決まったり、形容詞の意味が異なったりします。 例えば、 父は私に時計を買ってくれた。 という文は、目的語「私」と「時計」の語順を入れ替えて、 父は時計を私に買ってくれた。 と言い換えることができますが、英語では、 My father bought me this watch. という文の目的語「me」と「this watch」を入れ替えて、     My father bought this watch me. と言うことはできません。
また、「concerned people」は「心配している人々」という意味ですが、 語順を入れ替えて「the people concerned」とすると「関係者」という意味に 変わります。
更に、次の例文を見てみましょう。 They signal an order. signalは通常、名詞として用いますが、この例文でsignalが名詞であると 仮定すると、 They signal an order. 代名詞 名詞 --名詞-- と動詞の無い文になってしまいます。 語順に着目すると、文頭のTheyは主語、主語に続く語は動詞であることから、 signalは動詞としての役割を担っていることが分かり、 They signal an order. 彼らは命令を信号で送る。 主語 他動詞 -目的語- という意味になります。
(3)文の入れ子
1つの箱の中にひと回り小さな箱を入れ、更にひと回り小さな箱を その中に入れることを「箱を入れ子にする」といいますが、 英文もこれに似ています。 英語では1つの文の中に別の文を入れ子にします。
I know (that) John said (that) I was wrong. (a) S V C (Sは主語、Vは動詞、Cは補語) S V --------O-------- (Oは目的語) S V ----------------O----------------- ジョンが私が間違っていると言ったことは知っている。
この文(a)は、次のように3つの文(b)〜(d)を順次に入れ子にしたものです。 I know something. (b) 私は『或ること』を知っている。 S V O ↑@ John said something. (c) ジョンは「或ること」を言った。 S V O ↑A I was wrong. (d) 私は間違っていた。 S V C
@まず、文(b)の目的語somethingの部分に文(c)を嵌(は)め込むと、文(e)ができます。 I know (that) John said something. (e) ---------文(c)----------- --------------文(b)-------------- 私は『ジョンが「或ること」を言ったこと』を知っている。 ------------文(c)------------- ------------------文(b)---------------------------
A更に文(e)の目的語somethingの部分に文(d)を嵌(は)め込むと次のように 文(a)が完成します。 I know (that) John said (that) I was wrong. (a) -----文(d)------- ----------------文(c)------------- ------------------文(b)------------------- 私は『ジョンが「私が間違っている」と言ったこと』を知っている。 -----文(d)------ --------------文(c)------------------- --------------------文(b)---------------------------------
文を入れ子にする際には、従属接続詞(that、when、where)や 疑問詞(wh語)を用います。 詳しくは、◆wh語、that ◇文を入れ子にする用法を参照して下さい。
尚、入れ子になっている構造の文を複文complex sentence、 入れ子として挿入した文(上記例文に於けるthat John said〜、that I was wrong)を節(従属節) と呼びます。

(4)意味的な「主語+述語」の構造
英語では、見た目の文の構造だけでなく、意味的な「主語+述語」の構造を 持つ部分に着目すると、文の意味解釈に役立ちます。
英語に於ける「叙述用法の修飾語句」や「補語」、「準補語」は、意味的に日本語に於ける「述語」と 同じ役割を果たしています。
■参考までに、広辞苑(岩波書店)によれば、日本語の「述語」とは、 文の成分の一つ。 主語についてその動作・状態・性質などを叙述する語。 「鳥が飛ぶ」、「空が青い」、「人間は動物だ」の「飛ぶ」、「青い」、「動物(だ)」のように、 動詞・形容詞または名詞(名詞に指定の助動詞が付いたもの)が用いられる。 と定義しています。 引用した3つの例では、それぞれ、 主語は「鳥が」、述語「飛ぶ」は動詞の終止形 主語は「空が」、述語「青い」は形容詞の終止形 主語は「人間は」、述語「動物だ」は名詞「動物」に指定の助動詞「だ」の終止形がついたもの であり、動詞以外の語も述語になり得ます。
また、同書によれば、「叙述」とは、 物事のありさまや考えなどを、順を追って述べること。 とあります。■
(a)叙述用法の修飾語句の例
「叙述用法の修飾語句」とは、前にある名詞を後ろの位置から修飾する語句のことです。
concerned people (限定用法のconcerned) 心配している人々 (ア) -------→ →---- (---→は前から修飾する語句、→---は前から修飾される語句)
the people concerned (叙述用法のconcerned) 関係者 (イ) -----s--← ←--v---- (---←は後ろから修飾される語句、←---は後ろから修飾する語句) (sは意味的な主語、vは意味的な述語) = the people who are concerned 人々は関係している (ウ) S ------V------ (Sは主語、Vは動詞、who〜は受動態)
concernedは過去分詞が形容詞化したもので、(ア)のように名詞を前から 修飾する限定用法の場合には「心配そうな」という意味、 (イ)のように名詞を後ろから修飾する叙述用法の場合には「関係している」という意味に なります。
(イ)の意味的な構造に着目してみると、「主語+述語」の構造が成立していることが 分かります。 形容詞concernedは前にある名詞the peopleを後ろから修飾することにより 名詞を補足説明する役割を果たしており、the peopleとconcernedとの間には、 「the people(主語)は、concerned(述語)である」というように、 意味的な「主語+述語」の構造が成立しています。 (イ)をthe peopleを先行詞とする関係代名詞whoを用いた文(ウ)のように 書き換えると、受動態の動詞be concernedが現れる点からも分かるように、 (イ)のconcernedは形容詞でありながら意味的な述語として動詞のような働きを しているのです。
■「叙述用法」を英語で言うと「a predicative use」です。 形容詞predicativeの名詞形predicateは「述語」という意味であることからも、 叙述用法の修飾語句は述語として働くことが分かります。■
(b)補語の例
補語も「叙述用法の修飾語句」の中の1つです。 一般的な叙述用法の修飾語句は、単に名詞を後ろから修飾するだけですが、 補語とは、特に文の主語Sや目的語Oを後ろの定位置(SVC、SVOCに於けるCの位置)から 修飾する語句のことです。
You will find this book interesting. (読んでみれば)この本が面白いことが分かるでしょう。 S V ----O---- C (Sは主語、Vは動詞、Oは目的語、Cは補語) ----s--← ←---v----- (---←は後ろから修飾される語句、←---は後ろから修飾する語句) (sは意味的な主語、vは意味的な述語)
見た目の文の構造は、「主語You+述語find(動詞)」ですが、意味的な構造に 着目してみると、もう1つ別の「主語+述語」の構造が成立していることが分かります。
形容詞interestingは文の目的語this bookを後ろから修飾することにより 目的語を補足説明する役割を果たしており、this bookとinterestingとの間には、 「this book(主語)は、intersting(述語)である」というように、 意味的な「主語+述語」の構造が成立しています。 つまり、interestingは形容詞でありながら、意味的な述語として 動詞のような働きをしているのです。
このように「補語」は、動詞ではないにも拘らず意味的な述語として 機能する語句の中の1つです。 日本語も英語も「主語」や「動詞」、「目的語」の役割は同じですが、 英語の「補語」は、日本語の「補語」と働きが異なり日本語の語句の使い方と 比較することができないため、理解するまで苦労するかもしれません。
しかし、英語の読解力を向上させるためには、目的語になっている名詞句や 名詞・動詞を単に後ろから修飾しているだけの形容詞句・副詞句などと区別して、 主語や目的語を後ろから修飾している「補語」を見分ける力を養うことは 非常に重要です。
■参考までに、上記のような意味的な「主語+述語」の構造に於いて述語の機能を 果たす「補語」になり得る語句には、次のようなものがあります。 名詞、形容詞、現在分詞、過去分詞、動名詞、to不定詞、原形不定詞、前置詞句、wh句、 that節、wh節、whether節、that+there構文(if節はCになれません)、 as節、as if節など 詳しくは、◆基本5文型例文集 ◇補語Cになれる要素を参照してください。■
この意味的な構造については、後述の◇意味的な「主語+述語」の構造の様々なタイプの項で もう少し詳しく解説しています。
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   ◇日本語の品詞の働き
「とても美しい花が、ひっそりと咲く。」
修飾語を除いた文章は、「花が 咲く。」です。 名詞 自動詞 主語 述語
「美しい」は、「花」(名詞)を修飾する形容詞です。
「とても」は、「美しい」(形容詞)を修飾する副詞(程度)です。
「ひっそりと」は、「咲く」(動詞)を修飾する副詞(状況)です。
「咲く」(自動詞)は、「花が」(主語)が直接動作する動詞です。
「とても 美しい 花が、ひっそりと 咲く。」 副詞 形容詞 主語 副詞 自動詞
副詞は、形容詞、動詞の他に、別の副詞も修飾します。
「彼は、 英語を かなり 話す らしい。」 代名詞 名詞 副詞 他動詞 助動詞 主語 目的語 -----述語-----
「かなり」は、「話す」(動詞)を修飾する副詞(程度)です。
「話す」(他動詞)は、「彼は」(主語)が「英語を」(目的語)に動作を及ぼす動詞です。
「英語を」(目的語)は、「話す」(他動詞)が作用する対象です。
「らしい」は、「話す」(動詞)だけでは表せない意味を 付加する助動詞(推量)です。
英語の品詞も、基本的に日本語の品詞と同じ働きをします。
上の例文で、「花が」の「が」、「ひっそりと」の「と」、「彼は」の「は」、 「英語を」の「を」は、助詞(てにをは)で、英語には有りません。
日本語では、主語、目的語を助詞で判別しますが、 英語では、語順で判別します。
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   ◇動詞の様々な用法
同じ動詞でも、次のようにいろいろな使い方をします。 異なる文型で使うと意味も違ってくる場合が有ります。
動詞 T SV U SVC V SVO W SVOO X SVOC
ask Sが尋ねる Oを尋ねる
Oを頼む
IOにDOを尋ねる
IOにDOを頼む
be 存在する Cである
become Cになる
begin Sが始まる Oを始める
believe 信じる Oを信じる OがCだと思う
buy Oを買う IOにDOを買って
あげる
call Sは呼ぶ
Sは電話する
Oを呼ぶ
Oに電話する
OをCと呼ぶ
feel SはCの感触がする Oを感じる OをCと感じる
find Oを見つける OがCだとわかる
give IOにDOを与える
go 行く Cになる
have Oを持つ OにCさせる
OにCして貰う
keep Cし続ける Oを持ち続ける OをCにしておく
like 好む Oを好む OがCであるのを
好む
look Sが見る Cのように見える Oを目つきで
示す
make Cになる Oを作る IOにDOを作って
あげる
OにCさせる
OをCにする
say 言う Oと言う
see わかる Oが見える
smile ほほ笑む
start Sが始まる Oを始める
teach 教師をする Oを教える IOにDOを教える
tell わかる Oであることが
わかる
IOにDOを話す



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   ◇句と節の構造と働き
句、節は、複数の語が集まって1つの品詞の働きをします。 節は語句の中に主語と動詞を持ちますが、句の中にはありません。
1 句と節の種類
名詞句/節、形容詞句/節、副詞句/節 句/節の相当する品詞で分類したもの
前置詞句、不定詞句、分詞句、動名詞句、wh句/節、that節、if節など 句/節を導く単語で分類したもの
疑問詞句/節、関係詞節、従属節 句/節の働きで分類したもの
疑問詞句/節 = 名詞句/節(疑問詞〜) 関係詞節 = 名詞節(複合関係代名詞〜)、 形容詞節(関係代名詞〜、関係副詞〜) 従属節 = 名詞節(that〜, if/whether〜)、 形容詞節(同格that〜, whether〜)、 副詞節(when〜, where〜, because〜, if〜など)
前置詞句 前置詞が導き、形容詞句(限定用法/叙述用法)、副詞句となる
不定詞句 to不定詞が導き、形容詞句(限定用法/補語)、副詞句となる
分詞句 現在分詞、過去分詞が導き、形容詞句(限定用法/補語)となる
動名詞句 動名詞が導き、名詞句となる
疑問詞句/節 疑問代名詞(who, what, which )が導き、名詞句/節となる 疑問形容詞(what, which, whose )が導き、名詞句/節となる 疑問副詞 (when, where, why, how)が導き、名詞句/節となる
関係詞節 関係代名詞 (who, which, that )が導き、形容詞節となる 複合関係代名詞(what )が導き、名詞節となる 関係副詞 (when, where, why, how)が導き、形容詞節、 名詞節(先行詞なし)となる
従属節 thatが導き、名詞節(主語、目的語、補語、感情の原因)、形容詞節(同格)となる if/whetherが導き、名詞節(目的語)、形容詞節(同格whether)となる when, where, because, if, though, as, as soon as, so that, even if, as far asなどが導き、副詞節(時、場所、原因、条件、譲歩、様態、目的、 結果、範囲)となる
2 句
複数の語が集まって1つの品詞の働きをします。 「主語+動詞」の構造を持ちません。
(1)名詞句: 名詞の働きをします。
I want to go abroad. 外国へ行きたい。 V adv. (句の構造) S V -O(不定詞句)-(文の構造) 不定詞句to go abroadは名詞の働きをして、他動詞wantの目的語になっています。
Speaking French fluently is difficult. フランス語を流暢に話すのは難しい。 V O --S(動名詞句)-- V C
He doesn't know what to do next. 彼は次に何をすべきか知らない。 O V S V ----O(wh句)---- what:疑問代名詞
(2)形容詞句(限定用法): 形容詞の働きをして、前の名詞を修飾します。
The book on the desk is mine. 机の上の本は私の物だ。 ----a.----- ---S---- --前置詞句- V C 前置詞句on the deskは形容詞の働きをして、名詞The bookを修飾しています。
I want something to eat. 何か食べ物が欲しい。 --a.-- S V O -不定詞句-
He doesn't know what to do next. 彼は次に何をすべきか知らない。 ----a.---- S V O -不定詞句- what:疑問代名詞
The book stolen from the library was expensive. 図書館から盗まれた本は高価だ。 ----------a.----------- ---S---- --------分詞句--------- V C
(3)形容詞句(叙述用法): 形容詞の働きをして、補語になります。
I'm on my way home. 家に帰る途中だ。 S V ------C------- 前置詞句on my way homeは形容詞の働きをして、文の主格補語になっています。
He was late for school. 彼は学校に遅刻した。 S V --------C------
(4)副詞句: 副詞の働きをして、前の動詞、形容詞、副詞を修飾します。
The sun rises in the east. 太陽は東から昇る。 ----adv.--- ---S--- V --前置詞句- 前置詞句in the eastは副詞の働きをして、動詞risesを修飾しています。
I studied hard to pass the exam. 試験に合格するために一所懸命勉強した。 V O (句の構造) S V ----不定詞句----(文の構造)
3 節
主語と動詞を含む複数の語句が集まって1つの品詞の働きをします。 「主語+動詞」の構造を持ちます。
that節やwh節全体が他動詞の1つの目的語や補語になったり、前置詞の目的語になります。 但し、that節が前置詞の目的語になるのは、in that〜のみです。
(1)名詞節: 名詞の働きをします。
The trouble is that it costs too much. 困ったことに費用がかかりすぎるのだ。 S V (節の構造) -----S----- V -----------C----------(文の構造) that:従属接続詞 従属節that〜は名詞の働きをして、文の主格補語になっています。
He said that she would play the piano tomorrow. 彼は明日彼女がピアノを演奏すると言っていた。 S V O S V -------------O(that節)---------------- that:従属接続詞
I don't know which is better. どちらがいいのか分からない。 S V C S V ----O(wh節)---- which:疑問代名詞
He showed me what he has. 彼は自分が持っている物を見せてくれた。 O S V S V IO --DO(wh節)- what:複合関係代名詞/疑問代名詞
She told me how cute the puppy is. 彼女はその子犬がどれほど可愛いか私に話した。 C S V S V IO -------DO(wh節)------ how:副詞(感嘆)
(2)形容詞節(限定用法)、関係詞節: 形容詞の働きをして、前の名詞を修飾します。
The fact that he is honest is true. 彼が正直だという事実は本当だ。 S V C (節の構造) ---S---- ---that節(同格)-- V C(文の構造) that:従属接続詞 従属節that〜は形容詞の働きをして、前の名詞The factを修飾しています。
The train that we took was crowded. 私達が乗った電車は混んでいた。 O S V ---S---- ---that節--- V that:関係代名詞 関係詞節that〜は形容詞の働きをして、前の名詞(先行詞)The trainを修飾しています。
The man who wrote this book is a doctor. この本の著者は医師だ。 S V O ---S--- -------wh節-------- V C who:関係代名詞
Do you know the town where he live? 彼の住んでいる町を知っていますか。 S V S V O -----wh節---- where:関係副詞 関係詞節where〜は形容詞の働きをして、前の名詞(先行詞)the townを修飾しています。
関係詞節は、先行詞を後ろから修飾する点で、形容詞と同じ働きをします。
(3)副詞節: 副詞の働きをして、前の動詞を修飾します。
It was raining when I woke up. 起きた時には雨が降っていた。 S V (節の構造) S V -----wh節-----(文の構造) when:関係副詞(時の副詞節) 関係詞節when〜は副詞の働きをして、前の動詞rainingを修飾しています。
He will come if you call him. 君が呼べば彼は来るよ。 S V O S V -----条件節---- if:接続詞(条件の副詞節) 副詞節if〜は副詞の働きをして、文全体He will comeを修飾しています。
(4) 節の入れ子(複文 complex sentence)
I wonder if she knows that we are throwing a party tonight. S V O (従属節) S V -------------O(that節)--------------(従属節) S V -------------------O(if節)-----------------------(文) 私達がパーティを開くのを彼女は知っているだろうか。 従属節if〜は名詞の働きをして、他動詞wonderの目的語になっており、 更に従属節that〜も名詞の働きをして、他動詞knowの目的語になっています。

4 小節 small clause
語句の集まりに於いて、語句と語句との間の意味的な「主語+述語」の構造を ネクサスnexusと呼びます。 真の文型に於いて目的語Oがネクサスの構造を持つ場合、この目的語を ネクサス目的語と呼びます。
ネクサス目的語には、構造の違いから見て補文と小節があります。 動詞に相当する語句を持つ語句の集まりを補文、持たないものを小節と 呼びます。
ネクサス目的語⊃補文⊃小節
ネクサス目的語、補文について詳しくは、 ◆基本5文型例文集 ◇見掛け上のSVOCの真の文型 を参照してください。
I thought John to be innocent. (a)ジョンは無実であると思った。 s --v-- c S V O C (見掛け上の文型) S V ---------O--------- (真の文型) --------補文------- = I thought John φ innocent. (b) s← ←v (to beの省略) S V O C (見掛け上の文型) S V ---------O--------- (真の文型) --------小節------- (a)は、 「John+to be」=意味的な「主語+述語」 であり、「to be」が事実上の動詞の働きをしています。 「to be」が省略された(b)は、 「John+innocent」=意味的な「主語+述語」 であり、動詞に相当する語句がありません。 これを小節と呼びます。
I believe Mary sincere. メアリーは誠実だと信じている。 s← ←v S V O C (見掛け上の文型) S V -----O------ (真の文型) ----小節---- Maryと形容詞sincereとの間には 「Mary(主語)はsincere(述語)である」 というように、意味的な「主語+述語」の構造が成立していますが、 動詞はありません。
I like my coffee strong. コーヒーは濃いのが好きだ。 ----s--← ←v S V O C (見掛け上の文型) S V -------O-------- (真の文型) ------小節------
They painted their house a hideous shade of green. 彼らは自分の家を醜い緑色に塗った。 -----s---← ←---------v------------ S V O C (見掛け上の文型) S V ----------------O------------------- (真の文型) ---------------小節----------------- their houseと名詞句a hideous shade of greenとの間には 「their house(主語)はa hideous shade of green(述語)の状態である」 というように、意味的な「主語+述語」の構造が成立していますが、 動詞はありません。
Joe kicked the dog into the bathroom. ジョーは犬をバスルームの中へ蹴り入れた。 ---s-← ←------v-------- S V O C (見掛け上の文型) S V ------------O------------ (真の文型) ----------小節----------- the dogと前置詞句into the bathroomとの間には 「the dog(主語)はinto the bathroom(述語)の状態である」 というように、意味的な「主語+述語」の構造が成立していますが、 動詞はありません。
I sat with the door open. ドアを開けたまま座っていた。 ---s--← ←v (付帯状況のwith) ----小節----- the doorと形容詞openとの間には 「the door(主語)はopen(述語)の状態である」 というように、意味的な「主語+述語」の構造が成立していますが、 動詞はありません。
He was born with a silver spoon in his mouth. 彼は銀の匙を咥(くわ)えて生まれた。(富貴な家に生まれた。) ------s-----← ←---v------ (付帯状況のwith) -----------小節------------ S V C ---------------A---------------- a silver spoonと前置詞句in his mouthとの間には 「a silver spoon(主語)はin his mouth(述語)にある」 というように、意味的な「主語+述語」の構造が成立していますが、 動詞はありません。 尚、この文に於けるbornは形容詞と見做すべきです。 詳しくは、 ◆Tips(その2) ◇受動態 (動詞的受動態) とSVCA (形容詞的受動態) の区別 を参照して下さい。
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   ◇to不定詞の用法
動詞と同時に名詞、形容詞または副詞の働きをします。
to+動詞の原形

(1)名詞的用法
主語、主格補語、目的語として用いられます。 尚、目的格補語に用いられるのは動詞的用法です。
(a)SVCに於ける主語Sとして用いられる場合
be動詞の主語になります。 to不定詞が主語になる文は格式体で、一般的にitを形式主語に立て、 to不定詞を文末に回す構文が好まれます。
To finish today is important. 今日済ますことが重要だ。 -------S------- V C = It is important to finish today. S V C ----真主語----- (Itは形式主語)
To see her was a great pleasure. 彼女に会ったことは大変な喜びだった。 ----S----- V -------C-------- = It was a great pleasure to see her. S V -------C-------- --真主語--
It is for us to find the connection. その関連を見つけるのは我々の務めだ。 (ア) S V --C--- --------真主語-------- ≒ To find the connection is for us. (不自然な文ですが、このような意味構造になります。) (イ) ---S--- V --C--- このfor usのforは、後述の(5)意味上の主語(c)「for+名詞+to do」により 意味上の主語を明示するためのforではなく、単なる前置詞にすぎません。 (ア)を書換えた文(イ)から分かるように、(ア)はIt is for usで 文は一旦休止しており、「for us(主語)はto find(述語)する」というように、 意味的な「主語+述語」の構造をとっているのではありません。
(b)SVCに於ける主格補語Cとして用いられる場合
名詞句の形容詞的用法(叙述用法)に類似する用法で、 SVCに於けるbe動詞Vの主格補語Cになります。
叙述用法の形容詞が前に置かれた名詞を後ろから修飾して、 名詞と形容詞との間に意味的な「主語+述語」の構造が 成立するのと同じように、 主格補語Cは、文の主語Sを叙述的に修飾し、 文の主語Sと主格補語Cとの間には、 「S(主語)はC(述語)である」 というように意味的な「主語+述語」の構造が成立します。 言い換えれば、Cの意味上の主語は、文の主語Sであるといえます。
to不定詞は未来指向的なので、このSVCの主語Sになる名詞句は、 aim、idea、intention、planなどのように目的や希望を表す語句である ことが多いです。
尚、SVOCの目的格補語Cになる場合は動詞的用法です。
My only aim is to win the race. 私の唯一の目的はこのレースに勝つことだ。 -----s---← ←v--- -----S----- V --C--- = It is my only aim to win the race. S V -----C----- 真主語 (Itは形式主語)
The best way is to do one thing at a time. 最も良い方法は一度に一つの事をすることだ。 -----s----← ←v-- -----S------ V --C-- = It is the best way to do one thing at a time. S V -----C------ 真主語
All a poet can do today is (to) warn. 今日詩人にできることは警告することのみだ。 -----------s---------← ←v -----------S----------- V C 主節(All the poet can do today)にdoを含む文では、 主格補語(to warn)のtoは省略されます。
(c)SVOに於ける目的語Oとして用いられる場合
SVOに於ける目的語Oになります。 前置詞toの原義はin the direction of(〜の方向に)であることから分かるように、 to不定詞は未来指向的なので、 aim、choose、decide、expect、hope、plan、offer、prefer、wantなどのように やはり未来指向的な動詞の後に生じます。
I expect to be back on Sunday. 日曜日に帰るつもりだ。 s --v-- c S V ---------O----------
He wants to be a lawyer. 彼は弁護士になりたいと思っている。 s --v-- ---o---- S V ------O-------
I decided to study law. 法律を勉強することに決めた。 s ---v---- o S V -----O------
(注1)SVOCに於ける目的語Oに相当する場合
SVOCの目的語Oの位置にto不定詞を置くことはできないので、 目的語の位置には形式目的語itを置き、to不定詞は文末に回します。
I think it better not to try. やってみない方がいいと思う。 ←v ----s---← S V O C -真目的語- (itは形式目的語) × I think not to try better. ----s---← ←v S V ----O----- C to不定詞の否定形は、not+to do。
He found it easy to learn Japanese. 彼は日本語を学ぶのは易しいのを知った。 ←v ---s-← S V O C 真目的語 (itは形式目的語) × He found to learn Japanese easy. ---s--← ←v S V -------O--------- C
(d)SVOOに於ける直接目的語DOとして用いられる場合
SVOOに於ける直接目的語DOになります。
本サイトでは、真の文型がSVOOであっても、文型SVOCを理解し易くする便宜のために、 文の見掛け上の形からSVOCと見做して取扱っています。 具体的には、他動詞の目的語Oと補語Cに相当する語句との間に 意味的な「主語+述語」の構造が成立する場合にはすべてSVOCと見做して 解説しています。 to不定詞がSVOCの目的格補語Cになる場合の用法は、動詞的用法なので、 ◇to不定詞の用法 (4)動詞的用法を参照して下さい。
真の文型、ネクサス目的語、補文については、 ◆基本5文型例文集 ◇見掛け上のSVOCの真の文型 (1)補部構造とネクサス目的語(補文)を参照して下さい。
I told John to see a doctor. ジョンに医者に診て貰えと言った。 (ア) s --v--- ---o---- S V IO ------DO------- (真の文型) = I told John --s-- to see a doctor. (--s--は補文DOの主語) (イ) s← ←v--- ---o---- S V IO --DO(ネクサス目的語)-- = I told John that he (should) see a doctor. (ウ) S V IO ------DO--------------------- ≒ I told John to see a doctor. s --v--- ---o---- S V O --C--- (見掛け上の文型) (エ) (ア)を(ウ)のような「S+O+that節」の文に書換えてみると、(ア)はSVOOであることが 分かります。
(ア)の直接目的語DOである「to see a doctor」は、 (イ)のネクサス目的語(補文)DOである「s+to see a doctor」から to seeの意味的な主語sが脱落したものであると考えることができます。
尚、tellは授与動詞なので真の文型はSVOOですが、 動詞の型を知らない場合でも(エ)のように見掛け上の形からSVOCと 見做しても意味が通ります。 目的語Johntと目的格補語to seeの間には、「John(主語)は、to see(述語)する」 というように意味的な「主語+述語」の構造が成立しているので、 SVOCと見做すことができます。 この場合のto seeは動詞的用法です。
I advised Mary to wait. メアリ−に待つように助言した。 s ---v--- S V IO --DO--- (真の文型) = I advised Mary that she (should) wait. S V IO ---------DO----------- ≒ I advised Mary to wait. s← ←-v--- S V O ---C--- (見掛け上の文型)
My father taught me (how) to swim. 父は私に泳ぎ方を教えてくれた。 ----S---- V IO --DO--- (真の文型)または ----S---- V IO -----DO----- ( 〃 ) ≒ My father taught me to swim. s← ←-v--- ----S---- V O ---C--- (見掛け上の文型)

(2)形容詞的用法
to不定詞は、形容詞の後置修飾のように名詞句の後ろに置かれて 前の名詞句を修飾します。 (φは動詞または前置詞の目的語が本来あるべき位置)
(a)「名詞句+to do」に於いて名詞句が意味的にto doの主語である場合
The man to help you is John. あなたを助けてくれる人はジョンです。 ---s-← ←-v--- o = The man who can help you is John. ------- S V O The manはto helpの意味上の主語です。
There's a lot of work to be done. するべき仕事は沢山ある。 ------s----← ←--v----- = There's a lot of work which should be done. ------------- S V
That's something to be avoided at all costs. それはどうあっても避けなければならないことだ。 ----s--← ←----v------ = That's something which must be avoided at all costs. S V
Tory was the first to recover. トリーが最初に回復した。 ----s--← ←---v---- = Tory was the first who recovered. --------- S V
(b)「名詞句+to do」に於いて名詞句がto doの目的語である場合(遡及的不定詞)
遡及的不定詞については、 ◆Tips(その2) ◇遡及的不定詞etroactive infinitive、遡及的目的語retroactive object を参照して下さい。
常に「〜すべき」という意味になります。
There are many difficulties to overcome φ. 乗り越えなければならない障害が沢山ある。 -----o(φ)-----← ←---v----- (乗り越えるべき障害) = There are many difficulties which we must overcome φ. ----------------- O(φ) S V
I have some letters to write φ. 手紙を何通か書かなくてはならない。 ----o(φ)-← ←--v--- = I have some letters which I must write φ. ------------ O(φ) S V
The man to be meeting φ is Wilson. 会うことになっている人はウィルソンです。 -o(φ)← ←----v------ = The man whom you are meeting φ is Wilson. ------- O(φ) S V
(c)「名詞句+to do(+doの目的語)+前置詞」に於いて名詞句が 前置詞の目的語である場合
Mary needs a friend to play with φ. メアリーには遊び友達が必要だ。 ------← ←---------- = Mary needs a friend with whom to play φ. (ア) (格式体) -------- ←------- ←----- = Mary needs a friend whom she could play with φ. -------- O S ----V---- a friendは前置詞withの目的語です。 (ア)のwith whom to playのように、「前置詞+to do」の中に関係代名詞を 含むものは、格式ばった言い方です。
次の例は、「名詞句+to do+doの目的語+前置詞」の型です。
There's no one to give the present to φ. このプレゼントを上げる人が誰もいない。 ----← ←----- ← (the presentはgiveの目的語) = There's no one to whom to give the presnt. ------ ←----- ←-----
「名詞句+to do+前置詞」に於いては、手段のwithや場所のin/onは省略されます。
I need some scissors to cut the paper (with). (手段のwith)この紙を切る鋏が欲しい。
The thief had no car to escape (in). (場所のin)泥棒は逃走する車がなかった。
(d)「名詞句+to do」に於いてto doが意味的に関係副詞を含む場合
The time to go is 9:30. 出発時刻は9時半だ。 ------← ←--- = The time at which to go is 9:30. -------- ←------------ = The time when you should go is 9:30. ---- = The time at which you should go is 9:30. -------- to goは意味的に関係副詞whenを含んでいます。
The place to stay is the Ritz. お泊りの場所はリッツ(ホテル)です。 -------← ←----- = The place at which to stay is the Ritz. --------- ←-------------- = The place where you should stay is the Ritz. ----- = The place at which you should stay is the Ritz. --------
The way to do it is this. そのやり方はこうです。 -----← ←--- = The way in which to do it is this. ------- ←------------ = The way (how) you should do it is this. --- (the wayがあるのでhowは省略) = The way in which you should do it is this. --------
(e)「名詞句+to do」に於いてto doが名詞句と同格の場合
I have orders to go. 私は行けという命令を受けている。 ----← ←--- = I have orders that I should go. (同格のthat) 名詞orderはto goの意味的な主語にはなっていません。
I had no occasion to speak French. フランス語を話す機会がなかった。 ---------← ←------ = I had no occasion that I could speak French.
He has a right to decide. 彼には決定する権利がある。 -----← ←------- = He has a right that he should decide.
(注2)形容詞的用法の判別
上記の形容詞的用法(b)、(c)は見掛け上の形から、(d)は名詞句の意味から 用法を判別できます。 (a)と(e)は類似しているので、名詞句がto doの意味的な主語になっているか否かで 判別しなければなりません。

(3)副詞的用法
to不定詞は、副詞的に用いられて、自動詞、他動詞、形容詞、副詞 または文全体を修飾します。 文全体を修飾する場合以外は、動詞、形容詞、副詞の後ろに置かれて これらを修飾します。
(a)方向(〜する方向へ)
方向はto不定詞の原義なので、移動や方向性を表す自動詞、形容詞と結びつきます。
In time I came to love her. やがて私は彼女を愛するようになった。 S V← ←----- to loveは自動詞cameを修飾します。
I'm going to give a party next week. 来週パーティを開くつもりだ。 ---← ←----- 学校文法でbe going to do≒will doと一括りにして教わる未来表現は、 to doが自動詞goingを修飾しているものです。
The man struggled to get free. その男は自由になろうともがいた。 -------← ←----
He tends to be careless. 彼はとかく不注意になりがちだ。 ---← ←---
She consented to marry him. 彼女は彼と結婚することに同意した。 -------← ←------
How did you get to know him? どんないきさつで彼を知るようになったのか。
She's anxious to go home. 彼女は頻りに家に帰りたがっている。 S V ---C--- ←--- to goは未来志向の形容詞anxiousを修飾します。
The boy was afraid to go out alone at night. その子は怖くて夜一人で外出できない。 ----← ←---
He made up his mind to go at once. 彼はすぐ行こうと決心した。 S ---V---+---O--← ←--- to goは未来志向の他動詞的表現made up his mindを修飾します。
He set himself to study it. 彼はその研究に取り掛かった。 S V← ---O--- ←------
(b)目的(〜するために)
I came here to speak to you. あなたと話すためにここへ来ました。 S V← ←------ to speakは自動詞cameを修飾します。
He's working hard to pass his exams. 彼は試験にパスするために猛勉強している。 -----← ←-----
I'm going to America to learn English. 英語を勉強するためアメリカへ行くつもりだ。 ---← ←------
(注3)目的の意味の明示
目的の意味を明確にするためにto doの代わりに、in order to do(格式体)、 so as to doが用いられます。
Mary worked hard in order to win the prize. メアリーはその賞を獲得するために猛勉強した。 S V← ←------------- (格式体) in order to winは自動詞workedを修飾します。 目的の意味を明確にするためにto winではなく、in order to winが用いられます。
I watched him in order to know more about him. 彼のことをもっとよく知るために彼を観察した。 -----← ←--------------
We started early so as to get there in time. そこに間に合って着けるように早めに出発した。 -----← ←---------- so as toも目的の意味を明示するために用いられます。
(注4)「for+動名詞」:一般的な目的
to不定詞は特定の目的、「for+動名詞」は一般の目的に用います。
I want a case to keep my records in. 私のレコードを入れるためのケースが欲しい。 ----← ←----- ← to keep my records inは、前述の(2)形容詞的用法(c)「名詞句+to do(+doの目的語)+前置詞」の型で、 a caseを修飾しています。
This is a case for keeping records in. これはレコードを入れるためのケースです。 ----← ←--------- ←
(c)結果(〜となる)
上記の(b)目的とは異なり、無意志の動詞が用いられます。
He will live to be ninety. 彼は90歳まで生きるだろう。 S V← ←---
I woke that night to find my house in flames. その晩目を覚ますと、我が家が炎に包まれていた。 S V← ←-----
I ran all the way to the station, only to find that the train had left. S V← ←---------- 駅までずっと走ったのに、結局、列車は出てしまっていた。 onlyを付けると、結果が失望させるものであることを表します。
(d)原因(〜して)
感情を表す形容詞の後ろに置かれ、その感情の生じた原因を述べます。 この場合のto不定詞は未来指向的ではなく、過去の事件を指しています。
I am glad to see you here. ここでお目にかかれて嬉しいです。 --← ←---- S V C -------A-------
I was very much interested to know the fact. その事実を知って大いに興味がわいた。 --------← ←----- S V C --------A-------
I am sorry to have missed him. 彼に会えなくて残念だ。 ---← ←------------ (to have missedは完了不定詞) S V C --------A--------- = I am sorry that I (have) missed him. S V C -----------A------------
(注5)感情を表す形容詞の後ろに置かれても未来を指す場合
以下の例は未来指向なので、上記の(a)方向に当たります。
I'll be glad to come. 喜んで参ります。 --← ←----- S V C ---A---
I will be interested to meet him. 彼に会いたいと思っている。 --------← ←----- S V -----A----- = I wan to to meet him.
(e)判断の根拠(〜するなんて)
主文で下されている判断の根拠を述べます。
She must be mad to dye her hair green. 髪を緑色に染めるなんて、あの女気が狂っているに違いない。 S V C← ←----
What a lucky fellow I am to have such a wife! こんな妻を持つなんて、僕はなんて幸せ者だろう。 ----------------------← ←----- -------C------ S V
What I have done to be looked at, like that? O S V← ←------------- そんなにじろじろ見られるなんて、私が何をしたって言うんです。
(f)範囲指定(〜する点で)
形容詞の後ろに置かれて、その適用範囲を限定します。
Is it nice to eat? それ、(食べて)美味しいですか。 --← ←---- V S C
This theory is difficult to understand. この理論は理解しにくい。(理解する点で難しい) -------← ←----------- -----S----- V C
Baseball is thrilling to watch. 野球は見てスリルがある。(見る点で) -------← ←------ S V C
This child is quick to learn. この子はもの覚えが早い。(物を覚える点で) ---← ←------ -----S---- V C
(g)文全体を修飾する副詞として(独立不定詞)
to不定詞が文全体を修飾する用法は、殆んどが熟語idiomで、 文頭、中位、文末に置かれます。
To make matters worse, her husband became ill. 更に悪いことに、彼女の夫が病気になった。 -------------------→ →--------------------
He is, so to speak, a grown-up baby. 彼は謂わば、大きくなった子供だ。 ---← ←-------→ →-------------
This really upsets me, to be honest. 正直言って、これは本当に心配です。 -------------------← ←----------
(h)慣用表現など
前に置かれた程度の副詞を修飾します。
@too 〜 to …(…するにはあまりにも〜で、あまり〜なので…できない)
I'm too exited to sleep. 興奮しすぎて眠れない。 -← ←------ S V C
A〜 enough to …(…するほど〜で、〜なので…する) (程度、結果)
The basket is big enough to take all the eggs. この籠は卵が全部入るほど大きい。(程度) ----← ←----- ----S----- V C = The basket is so big that it can take all the eggs.
Dick ran fast enough to catch the bus. ディックは速く走ったのでバスに間に合った。(程度、結果) ----← ←------ S V = Dick ran so fast that he was able to catch the bus. 主文の動詞が過去の場合、程度の外に結果も含みます。
Bso 〜 as to …(…ほど〜で、〜なので…する) (程度、結果)
Would you be so kind as to help me? すみませんが、手伝って頂けませんか。(程度) -← ←-------- S V C
I was so fortunate as to win the prize. 幸運にも賞を獲得した。(程度、結果) -← ←------- S V C 主文の動詞が過去の場合、程度の外に結果も含みます。
Cその他
They're sufficiently familiar with American society to know that. (程度) ----------← ←---------- S V C 彼らはアメリカ社会についてよく知っていますから、その程度のことは分かっています。 (杉田敏先生「実践ビジネス英語」 2013 8月号)

(4)動詞的用法
to不定詞は、元来動詞なので当然に動詞としても用いられます。 名詞句の後ろに置かれて動詞として働き、以下の(a)〜(c)のように、 名詞句とto不定詞との間に意味的な「主語+述語」の構造が成立します。
(a)真の文型SVOのネクサス目的語(補文)Oの中の意味的な「主語+述語」の構造 に於ける述語として機能する場合。
(b)真の文型SVOC、見掛け上の文型SVOCの目的格補語Cとして機能する場合。 この場合、文の目的語Oと目的格補語Cとの間には、 「O(主語)はC(述語)である」 というように意味的な「主語+述語」の構造が成立します。 言い換えれば、Cの意味上の主語は、文の目的語Oであるといえます。
(c)真の文型SVOO=SVO+to doの直接目的語DOとして機能する場合。 この場合の文の直接目的語DO=to doは、to doの意味的な主語が脱落した ネクサス目的語(補文)です。
SVOCの真の文型、ネクサス目的語、補文については、 ◆基本5文型例文集 ◇見掛け上のSVOCの真の文型 (1)補部構造とネクサス目的語(補文)を参照して下さい。
(a)真の文型SVOに於けるネクサス目的語(補文)Oの中の述語として機能する場合
@want型 love、like、hate:好き、嫌い want、desire、wish:希望
I want him to come early. 彼に早めに来て欲しい。(ア) s ---v--- S V ----O(補文)------ (真の文型) = I want for him to come early. (米略式) (イ) s ---v--- S V -------O(補文)------- ≒ I want him to come early. (ウ) s ---v--- S V O ---C--- (見掛け上の文型) (ア)の補文O(him to come early)では、「him(主語)はto come(述語)する」というように 意味的な「主語+述語」の構造がが成立します。
to comeの意味上の主語を明示した(イ)の補文O(for him to come early)でも、 「for him(主語)はto come(述語)する」というように意味的な「主語+述語」の構造が 成立します。
(ウ)のように見掛け上の型からSVOCと見做しても意味は通ります。この場合にも 目的語O(him)と目的格補語C(to come)との間には「him(主語)はto come(述語)する」 というように意味的な「主語+述語」の構造が成立します。
Abelieve型 believe、consider、find、think、know:思考動詞
I know this to be a fact. (格式体)これが事実だということ私は知っている。 s --v-- --c--- S V -----O(補文)----- (真の文型) = I know that this is a fact. (普通体) S V ----------O-------- ≒ I know this to be a fact. s --v-- --c--- S V O --C-- (見掛け上の文型) 普通体ではthat節が用いられます。
Brely upon型 count on、be ashamed of、rely upon、long for、wait for、hope for:句動詞(自動詞+前置詞)
I rely upon you to come. 君が来るとあてにしている。 s ---v--- S ----V---- --O(補文)-- (真の文型) ≒ I rely upon you to come. s ---v--- S ----V---- O ---C--- (見掛け上の文型) 補文O(you to come)は句動詞V(rely upon)の目的語です。
We waited for the bus to come. 私達はバスが来るのを待った。 ---s--- ---v--- S ----V----- ----O(補文)---- (真の文型) ≒ We waited for the bus to come. ---s--- ---v--- S ----V----- ---O--- ---C--- (見掛け上の文型) We waited for the bus to come. -----s----- ---v--- × S V --------O---------- waitは自動詞なので目的語をとるためには前置詞forが必要です。 for the busは、「for+名詞+to do」の形によるto comeの 意味上の主語の明示ではありません。
(b)真の文型SVOC、見掛け上の文型SVOCに於ける目的格補語Cとして機能する場合
@真のSVOC(force型) force、compel、permit、urge:強制の意味の動詞(人に働きかけて〜させる)
John forced Mary to come. ジョンは無理矢理にメアリーを来させた。 s ---v--- S V O ---C--- (真の文型) She urged John to accept the offer. 彼女はジョンにその申し出を受けるように強く迫った。 s ----v---- ----o---- S V O ----C---- (見掛け上の文型)
A見掛け上のSVOC 便宜上、見掛け上からSVOCと見做す場合です。
I want him to come early. 彼に早めに来て欲しい。 (エ) s ---v--- S V O ---C--- (見掛け上の文型) ≒ I want him to come early. (オ) s ---v--- S V ----O(補文)------ (真の文型) (エ)のように見掛け上の目的語O(him)と目的格補語C(to come)との間に 「him(主語)はto come(述語)する」というように意味的な「主語+述語」の構造 が成立することから、SVOCと見做しても意味は通ります。
Her doctor ordered her to rest for a week. 医者は彼女に一週間安静にするよう指示した。 s ---v--- ----S----- V O ---C--- (見掛け上の文型) ≒ Her doctor ordered her to rest for a week. s ---v--- ----S----- V ------O(補文)--------- (真の文型)
(注6)「知覚動詞+目的語+原形不定詞」、「使役動詞+目的語+原形不定詞」
知覚動詞、使役動詞の文に於ける原形不定詞をto不定詞の動詞的用法と 同じように機能すると考えれば、見掛け上からSVOCと見做すことができます。
I saw him cross the street. 彼が通りを渡るのを(一部始終)見た。 s v ----o----- S V O C (見掛け上の文型) (seeは知覚動詞) ≒ I saw him cross the street. s v ----o----- S V ------O(補文)------- (真の文型)
Father made me go to the meeting. 父は私を(無理矢理)その集会へ行かせた。 s v S V O C (見掛け上の文型) (makeは使役動詞) ≒ Father made me go to the meeting. s v S V ------O(補文)------- (真の文型)
(c)真の文型SVOO=SVO+to doの直接目的語DOとして機能する場合
SVO+to doについては、 ◆基本5文型例文集 ◇見掛け上のSVOCの真の文型 ◇9 advise型はSVOO (1)「advise+O+to do」)を参照して下さい。
I advised Mary to wait. 私はメアリーに待つように忠告した。(ア) s ---v--- S V IO --DO--- = I advised Mary --φ-- to wait. (イ) --s--- ---v--- (補文DOに於けるto waitの意味上の主語--s--が脱落している) S V IO ---DO(補文)--- = I advised Mary that she (should) wait. (ウ) S V S V IO ---------DO----------- ≒ I advised Mary to wait. (エ) s ---v--- S V O C (見掛け上の文型) (ア)は「SVO+to do」の形から、(エ)のように「to wait」を目的格補語CとするSVOCに見えますが、 (イ)の「advise+O+to do」の文を(ウ)のように「advise+O+that節」の文に 書換えてみるとSVOOであることが分かります。
(ア)の直接目的語DOである「to wait」は、(イ)のネクサス目的語(補文)DOである 「s(主語)+to wait(述語)」からto waitの意味上の主語sが脱落したものと考えることができます。
この場合のto doの用法は、ネクサス目的語(補文)に於ける意味的な述語であることから、 名詞的用法ではなく、動詞的用法であると言えます。
I told John to see a doctor. 私はジョンに医者に診て貰えと言った。 s --v--- ---o---- S V IO ------DO------- = I told John --φ-- to see a doctor. (イ) --s--- --v--- ---o---- (補文DOに於けるto seeの意味上の主語--s--が脱落している) S V IO -------DO(補文)------- = I told John that he (should) see a doctor. S V ---O---- S V IO ------DO--------------------- ≒ I told John to see a doctor. s --v--- ---o---- S V O -------C------- (見掛け上の文型)
上記の例文では、to doの意味上の主語は主文の目的語IOでしたが、 次のpromiseの文では、to doの主語は主文の主語Sです。
She promised (me) to keep the secret. 彼女は私に(彼女が)秘密を守ると約束した。 s ---v--- ----o----- (補文DOに於けるto keep〜の意味上の主語は文の主語She) S V (IO) -------DO--------- = She promised (me) --φ-- to keep the secret. --s--- ---v--- ----o----- S V (IO) -------DO(補文)---------- = She promised (me) that she would keep the secret. S V (IO) -------DO(補文)--------------- She promised me to keep the secret. × s ---v--- ----o----- × S V O ---C--- to keep〜の意味上の主語は主文の主語Sheであり、 「me+to keep〜」には意味的な「主語+述語」の構造が成立しないので、 SVOCと見做すことはできません。

(5)意味上の主語
to不定詞は。動詞の仲間なので必ず主語を持ちます。 この意味上の主語は、文中に明示される場合と明示されない場合がありますが、 to不定詞の意味上の主語が文の主語と異なる場合には、文脈により暗示さているか、 または文の要素として明示されているか若しくは「for+名詞+to do」により 意味上の主語を明示しなければなりません。
(a)意味上の主語を明示しない場合
@一般の人々が主語の場合
It's not easy to get rid of a bad habit. (誰でも一般の人々は)悪い癖を直すのは容易ではない。 S V C ---------真主語---------- (Itは形式主語) 述語to get rid ofの意味上の主語は「一般の人々」なので、明示されていません。 形式目的語it=to get rid of a bad habit to get rid ofは名詞的用法(SVCに於ける主語)。
A場面、文脈から主語が明白な場合
I remembered my wife's desire to visit my home town. 私の故郷を訪ねたいという妻の希望を思い出した。 S V --------O-----← ←------ 述語to visitの意味上の主語がmy wifeであることは文脈から自明です。 to visitは形容詞的用法(同格)でmy wife's desireを修飾します。
B文の主語Sと同一の場合
She wants to work for NHK. 彼女はNHKに勤めたいと思っている。 s ---v--- S V ---O--- 述語to workの意味上の主語は、文の主語Sheです。 to workは名詞的用法(SVOに於ける目的語)。
(b)意味上の主語が文の要素として明示されている場合
この場合のto不定詞は動詞的用法です。 動詞的用法については、◇to不定詞の用法 (4)動詞的用法を参照して下さい。
SVOCの真の文型、ネクサス目的語、補文については、 ◆基本5文型例文集 ◇見掛け上のSVOCの真の文型 (1)補部構造とネクサス目的語(補文)を参照してください。
@真の文型SVOのネクサス目的語(補文)Oの主語である場合
I want him to come early. 彼に早めに来て欲しい。(ア) s ---v--- S V ----O(補文)------ (真の文型) = I want for him to come early. (米略式) (イ) s ---v--- S V -------O(補文)------- ≒ I want him to come early. (ウ) s ---v--- S V O ---C--- (見掛け上の文型) (ア)の補文O(him to come early)では、「him(主語)はto come(述語)する」というように 意味的な「主語+述語」の構造がが成立します。 to comeの意味上の主語を明示した(イ)の補文O(for him to come early)でも、 「for him(主語)はto come(述語)する」というように意味的な「主語+述語」の構造が 成立します。 (ウ)のように見掛け上の型からSVOCと見做しても意味は通ります。この場合にも 目的語O(him)と目的格補語C(to come)との間には「him(主語)はto come(述語)する」 というように意味的な「主語+述語」の構造が成立します。
I know this to be a fact. (格式体)これが事実だということ私は知っている。 s --v-- --c--- S V -----O(補文)----- (真の文型) = I know that this is a fact. (普通体) S V ----------O-------- ≒ I know this to be a fact. s --v-- --c--- S V O --C-- (見掛け上の文型) 普通体ではthat節が用いられます。
A真の文型SVOC、見掛け上の文型SVOCの目的語Oが意味上の主語の場合
・真のSVOC(force型)
John forced Mary to come. ジョンは無理矢理にメアリーを来させた。 s ---v--- S V O ---C--- (真の文型) She urged John to accept the offer. 彼女はジョンにその申し出を受けるように強く迫った。 s ----v---- ----o---- S V O ----C---- (見掛け上の文型)
・見掛け上のSVOC
便宜上、見掛け上からSVOCと見做す場合です。
I want (for) him to come early. 彼に早めに来て欲しい。 (エ) s ---v--- S V O ---C--- (見掛け上の文型) ≒ I want (for) him to come early. (オ) s ---v--- S V -------O(補文)-------- (真の文型) (エ)のように見掛け上の目的語O(him)と目的格補語C(to come)との間に 「him(主語)はto come(述語)する」というように意味的な「主語+述語」の構造 が成立することから、SVOCと見做しても意味は通ります。
Her doctor ordered her to rest for a week. 医者は彼女に一週間安静にするよう指示した。 s ---v--- ----S----- V O ---C--- (見掛け上の文型) ≒ Her doctor ordered her to rest for a week. s ---v--- ----S----- V ------O(補文)--------- (真の文型)
(c)「for+名詞+to do」により意味上の主語を明示する場合
この構造のforは単なる前置詞ではなく、この後に補文が続くことを示す標識です。 この場合、名詞とto doとの間には意味的な「主語+述語」の構造が成立します。
@文の主語Sになる場合
For you to ask John would be the best thing. あなたがジョンに頼むのが一番いいでしょう。 s --v--- o ------S(補文)------ V ------C------- = It would be the best thing for you to ask John. s --v--- o S V ------C------- ---真主語(補文)---- (Itは形式主語) 意味上の主語(for you)とto不定詞(to ask)との間には 「for you(主語)はto ask(述語)する」というように意味的な「主語+述語」の構造が 成立します。 主語Sの位置に形式主語itを置き、for 〜 to doを文末に回す構文の方が普通です。 形式主語It=for you to ask John
ASVCの主格補語Cになる場合
Our aim is for students to master English. 私達の目標は学生に英語をマスターさせることです。 s ----v---- o ---S--- V -----------C(補文)------------
One typical method is for the auctioneer to call out figures and would-be buyers ------s------- -----v----- o -------s------- ---------S-------- V ---------------------C(補文)(1/2)------------------------- to raise their hands or paddles to bid those amounts. ---v---- ----------o----------- --------------------C(補文)(2/2)-------------------- 競売人が大きな声で金額を提示して、購入希望者は手やパドルを挙げて値を付けていくのが、 典型的なやり方の一つです。 (杉田敏先生「実践ビジネス英語」 2012 7月号) 述語to call outの意味上の主語はthe auctioneer、また、would-be buyersの前のforは 省略されており、述語to raiseの意味上の主語はwould-be buyersです。
BSVOの目的語Oになる場合
I hate for people to feel sad. 人が悲しんでいるのは嫌です。 s ---v--- c S V -------O(補文)--------
C見掛け上のSVOCの目的語Oになる場合
SVOCでは目的語Oの位置に形式目的語itを置き、for 〜 to doを文末に回さなければなりません。
The fog made it impossible for the plane to land. 霧のために飛行機は着陸できなかった。 ----s---- ---v--- ---S--- V O C ---真目的語(補文)---- (itは形式目的語) 述語to landの意味上の主語はthe planeです。 形式目的語it=for the plane to land
C名詞の後ろに置かれる場合
There's a good film for us to see φ. 私達が見るべきいい映画がある。 ---o(φ)--- s --v--- (a good filmはto seeの目的語) S V -----C----- (便宜上の文型、There構文の真主語はa good film)
It's time for children to go to bed. もう子供たちが寝るべき時間です。 s --v-- S V C (Itは非人称のit(時間))
D形容詞の後ろに置かれる場合
未来指向的な形容詞を後ろから修飾する副詞的用法(方向)です。
I am anxious for John to meet Mary. 私はジョンがメアリ−に会うことを切望している。 -----← s ←v---- o S V C ----------A----------
I'd be delighted for Jim to come. ジムが来てくれればとても嬉しい。 -------← s ←-v--- S V C -------A-------
Etoo、enoughの後ろに置かれる場合
程度の副詞too、enoughを後ろから修飾する副詞的用法(目的)です。 (φは動詞または前置詞の目的語が本来あるべき位置)
This box is too heavy for you to lift φ. この箱は重すぎて君には持ち上げられないよ。 -o(φ)-- -← s ←-v--- (This boxはto liftの目的語) ---S---- V C
This book is easy enough for you to understand φ. この本は君にも分かるほど易しい。 --o(φ)-- ----← s ←----v------ ----S---- V C
上の例文では、to lift、to understandの目的語は、文の主語Sです。(遡及的不定詞)
遡及的不定詞については、 ◆Tips(その2) ◇遡及的不定詞etroactive infinitive、遡及的目的語retroactive object を参照して下さい。

(6)否定形
不定詞のto doの前に副詞notを付けた「no to do」。 [〜]は否定の及んでいる部分。
He tried [not to think about it]. (肯定文)そのことは考えないようにした。 S V ----------O----------
cf. He did not [try to think about it]. (否定文)そのことを考えようとしなかった。 S V --------O--------
You were silly [not to have locked your car]. (肯定文)車に施錠しなかったなんて、馬鹿だよ。 S V C ------------A--------------
尚、分離不定詞split infinitive「to+副詞+do」の形の「to not do」も 会話ではよく用いられます。
True, but it doesn't hurt to have at least enough money ----← S V ---------真主語(1/2)--------- to not be worried about making ends meet. ←--------------- -------------真主語(2/2)---------------- (itは形式主語) 確かにそうですが、少なくとも家計のやり繰りを心配しないで済む程度のお金は あってもいいでしょうね。 (杉田敏先生「実践ビジネス英語」 2012 12月号)
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   ◇形容詞の限定用法と叙述用法
形容詞、現在分詞、過去分詞の使い方には、限定用法と叙述用法が、 前置詞句の使い方には、叙述用法があります。
名詞的語句を修飾する語句が、名詞的語句の前に置かれる場合は限定用法、 名詞的語句の後ろに置かれる場合は叙述用法です。
叙述用法の場合には、名詞的語句とこれを修飾する語句との間に 意味的な「主語+述語」の構造が成立します。
尚、限定用法、叙述用法の定義の仕方については、 ◇形容詞の限定用法と叙述用法 (注)限定用法、叙述用法の定義についてを参照して下さい。
先ずこの項では、形容詞について解説します。
(1)限定用法(前置修飾)
名詞の恒常的な特徴を表します。
a white dog (限定用法) 白い犬 (ア) ---→ →- whiteはwhiteを修飾する語句を伴わないために名詞dogの前に配置されており、 dogを前から修飾する限定用法の形容詞です。 犬にはいろいろな色の犬がいますが、それらの犬の中の白い犬と、 犬を限定しています。
(2)叙述用法(後置修飾、補語、準補語)
名詞的語句とこれを修飾する形容詞との間に 意味的な「主語+述語」の構造が成立します。
名詞的語句の一時的な状態を表し、名詞的語句と形容詞との間に 意味的な「主語+述語」の構造が成立します。
(a)単に名詞的語句を後ろから修飾するだけの場合(後置修飾)
a basket full of eggs (学校文法に於ける限定用法) 卵が一杯に入っている籠 (イ) ---s--← ←v- 前置詞句 fullはfullを修飾する前置詞句of eggsを伴うために名詞basketの後ろに配置され、 「a basket(主語)はfull(述語)の状態である」というように、意味的な「主語+述語」の構造が 成立しています。
■学校文法では、(イ)の用法を、次の理由から限定用法であるとしています。
basketを後ろから修飾する限定用法の形容詞で「一杯の〜」という意味です。 空の籠、林檎の入った籠、卵が1つだけ入った籠などいろいろな籠がありますが、 それらの籠の中の卵が一杯に入っている籠と、籠を限定しています。■
something new (学校文法に於ける限定用法) 何か新しい物 (ウ) ----s--← ←v 代名詞something、anything、nothing、everythingなどのように〜thingで終わる語を 修飾する形容詞は、これらの語の後ろに配置され、 「something(主語)はnew(述語)の状態である」というように、意味的な「主語+述語」の構造が 成立しています。
■学校文法では、(ウ)の用法を、次の理由から限定用法であるとしています。
古い何物か、見えない何物か、素晴らしい何物かなどいろいろな何物かありますが、 それらの何物かの中の新しい何物かと、何物かを限定しています。■
the present mayor (限定用法) 現在の市長 (エ) -----→ →--- all the people present (叙述用法) 出席者全員 (オ) ----s---← ←-v--- = all the people who are present S V C (エ)のpresentは名詞mayorを前から修飾する限定用法の形容詞で 「現在の〜」という意味です。 前市長、現市長、次期市長などいろいろな市長がいますが、 それらの市長の中の現在の市長と、市長を限定しています。
これに対して、(オ)のpresentは名詞peopleの後ろに配置された叙述用法の形容詞で 「居合わせている〜」という意味です。 「the people(主語)はpresent(述語)する」というように、意味的な「主語+述語」の構造が 成立しています。 presentは名詞の後ろに配置されていますが、(イ)の学校文法に於ける限定用法の 形容詞句full of eggsのように後ろから前の名詞を限定的に修飾しているのでは ありません。
a responsible job (限定用法) 責任の重い仕事 (カ) ---------→ →- the person responsible for the mistake (叙述用法) そのミスはその人のせいだ (キ) ----s---← ←---v----- = the person who is responsible for the mistake S V C (カ)のresponsibleは名詞jobを前から修飾する限定用法の形容詞で 「責任の重い〜」という意味です。 退屈な仕事、辛い仕事、面白い仕事などいろいろな仕事がありますが、 それらの仕事の中の責任の重い仕事と、仕事を限定しています。
これに対して、(キ)のresponsibleは名詞jobの後ろに配置された叙述用法の形容詞で 「責任を負うべき〜」という意味です。 「the person(主語)はresponsible(述語)である」というように、 意味的な「主語+述語」の構造が成立しています。 responsibleは名詞の後ろに配置されていますが、(イ)の学校文法に於ける限定用法の 形容詞句full of eggsのように後ろから前の名詞を限定的に修飾しているのでは ありません。
■以下の場合、形容詞は名詞の後ろに置かれます。
@形容詞が形容詞を修飾する前置詞句や副詞などを伴う場合
I know a man suitable for the job. その仕事に適任の人を知っている。 --s← ←-v---- -前置詞句-- S V --O-- = I know a man who is suitable for the job. S V C
This is a custom peculiar to Japan. これは日本特有の習慣です。 ---s--← ←-v---- 前置詞句 S V ---C----
A語尾が-body、-one、-thing、-whereである名詞を修飾する場合
Anyone intelligent can do it. そんなことは聡明な人なら誰でもできる。 --s-← ←---v----- ---------S-------- V O = Anyone who is intelligent can do it. S V C
I have nothing particular to do today. 今日はこれといった用事はない。 ---s-← ←--v----- S V O
B形容詞の語尾が-able、-ibleの場合
There is no money available for research. 研究のために使える金はない。 ---s--← ←--v---- -前置詞句-- S V ---C---- (There〜の真主語はno money) = There is no money which is available for research.
And Collins says traditional retailers and suppliers are threatened by the generous return policies and fast shipping available online. -----------------------s--------------------← ←--v---- 副詞 オンライン(ショッピング)に於ける寛大な返品条件と迅速な配送は、 従来型の小売業者やその納入業者を脅かしているとコリンズは言う。 (杉田敏先生「実践ビジネス英語」 2013 9月号 summary)
It's the only solution possible. 可能な解決策はそれだけだ。 ---s--← ←-v---- S V --------C--------
C場所や時の副詞を名詞の後ろに置いて形容詞的に用いる場合
the school here 当地の学校 ----s---← ←v- = the school which is here S V 副詞
the people outside 外の人達 ----s---← ←-v---
the meeting yesterday 昨日の会合 -----s---← ←--v----
Dフランス語の語順をモデルにしたもの(格式体)
court martial 軍法会議
from time immemorial 大昔から
the devil incarnate 悪魔の化身
Secretary General (国連などの)事務総長■
(b)SVCに於ける主格補語Cとして機能する場合
主格補語Cは、後ろの定位置から文の主語Sを叙述的に修飾します。 文の主語Sと主格補語Cとの間には、 「S(主語)はC(述語)である」 というように意味的な「主語+述語」の構造が成立します。 言い換えれば、Cの意味上の主語は、文の主語Sであるといえます。
This flower is beautiful. この花は美しい。 -----s---← ←--v---- -----S----- V C
She remained silent all the time. 彼女はその間中ずっと黙っていた。 s← ←v--- S V C
She seems clever. 彼女は利口そうに見える。 s← ←v--- S V C
(c)見掛け上のSVOCまたは真のSVOCに於ける目的格補語Cとして機能する場合
目的格補語Cは、後ろの定位置から文の目的語Oを叙述的に修飾します。 文の目的語Oと目的格補語Cとの間には、 「O(主語)はC(述語)である」 というように意味的な「主語+述語」の構造が成立します。 言い換えれば、Cの意味上の主語は、文の目的語Oであるといえます。
I found the book very interesting. その本はとても面白かった。 ---s--← ←---v----- S V ---O---- (見掛け上の文型) S V ------------O------------ (真の文型)
I consider what he did foolish. 彼がしたことは愚かだと思う。 -----s---← ←-v--- S V -----O----- C
The gardener watered the tulips flat. 庭いじりの好きな人はチューリップに水をやって倒してしまった。 ----s---← ←v- ------S----- V ----O----- C
(d)SVC′、SVCC′、SVOC′に於ける準主格補語C′として機能する場合
準主格補語C′は、後ろの定位置から文の主語Sを叙述的に修飾します。 文の主語Sと準主格補語C′との間には、 「S(主語)はC′(述語)である」 というように意味的な「主語+述語」の構造が成立します。 言い換えれば、C′の意味上の主語は、文の主語Sであるといえます。
She sat silent. 彼女は黙って座っていた。 s← ←v S V C′
John came home drunk. ジョンは酔っ払って帰宅した。 -s← ←v-- (drunkは叙述用法、drunkenは限定用法) S V C′
John left the room angry. ジョンはぷりぷりして部屋を出て行った。 -s← ←v-- S V ---O---- C′
(e)SVOC′に於ける準目的格補語C′として機能する場合
準目的格補語C′は、後ろの定位置から文の目的語Oを叙述的に修飾します。 文の目的語Oと準目的格補語C′との間には、 「O(主語)はC′(述語)である」 というように意味的な「主語+述語」の構造が成立します。 言い換えれば、C′の意味上の主語は、文の目的語Oであるといえます。
John ate the meat raw. ジョンはその肉を生で食べた。 ---s--← ←v S V ---O---- C′
I love to drink coffee hot. コーヒーは熱いのを飲むのが好きだ。 --s-← ←v S V O C′

(注)限定用法、叙述用法の定義について
学校文法では、形容詞の用法を次のように説明しています。
(a)限定用法
@形容詞が名詞の前に置かれる場合
a white dog (限定用法) 白い犬 (ア) ---→ →- A形容詞を修飾する前置詞句や副詞などを伴うため、 形容詞が名詞の後ろに置かれる場合
a basket full of eggs (学校文法に於ける限定用法) 卵が一杯に入っている籠 (イ′) ------← ←-- 前置詞句
the generous return policies and fast shipping available online --------------------------------------------← ←------- 副詞 オンライン(ショッピング)に於ける寛大な返品条件と迅速な配送 (杉田敏先生「実践ビジネス英語」 2013 9月号 summary)
B〜thingの語尾を持つ名詞の後ろに置かれる場合
something new (学校文法に於ける限定用法) 何か新しい物 (ウ′) -------← ←-
(b)叙述用法
@限定用法と叙述用法で意味が異なる1語の形容詞が名詞の後ろに置かれる場合
concerned people (限定用法) 心配している人々 (ク) -------→ →---- the people concerned (叙述用法) 関係者 (ケ) ----s---← ←--v----
A形容詞が文の補語(主格補語、目的格補語)になる場合
She remained silent all the time. 彼女はその間中ずっと黙っていた。 s← ←v--- S V C (silentは主格補語)
Please make yourself comfortable. どうぞお楽になさって下さい。 ---s--← ←---v----- (S) V O C (comfortableは目的格補語)
しかし、安藤貞雄氏著「現代英文法講義」(開拓社) 23.2.形容詞の用法では、限定用法と叙述用法を 次のように定義しています。
限定用法の形容詞は、修飾する名詞の左側に置かれて、通例、名詞の恒常的な特徴を表す。 叙述用法の形容詞は、修飾する名詞の右側に置かれて、通例、名詞の一時的な状態を表す。
安藤先生の定義に従えば、以下の場合に形容詞の叙述用法になります。
@単に名詞を後ろから修飾するだけの場合(学校文法では限定用法の後置修飾と教わります。) ASVCの主格補語Cになる場合 BSVOCの目的格補語Cになる場合 CSVC′、SVCC′、SVOC′などの準主格補語C′になる場合 DSVOC′の準目的格補語C′になる場合
これらは何れも、名詞と形容詞との間または主語と主格補語との間、 目的語と目的格補語との間、主語と準主格補語との間、目的語と準目的格補語との間に 意味的な「主語+述語」の構造が成立します。
この点から、上記の後置修飾(イ′)、(ウ′)は次のように説明できます。
a basket full of eggs (叙述用法) (イ) ---s--← ←v- = a basket which is full of eggs S V C
something new (叙述用法) (ウ) ----s--← ←v = something which is new S V C
従って、安藤先生の叙述用法の定義を次のように言い換えることができます。
名詞とこれを後ろから修飾する叙述用法の形容詞との間には意味的な「主語+述語」の構造が 成立する。
このことは、形容詞の他、分詞、前置詞句、名詞句の叙述用法についても 同じく当てはまります。
但し、準目的格補語になるのは形容詞のみです。 また、前置詞句は常に修飾する名詞の後ろに配置されるので、限定用法はなく 叙述用法のみになります。
尚、私見ですが、以下の理由により安藤先生の定義がより適切であるように思います。
a basket full of eggs (限定用法?) 卵が一杯に入っている籠 (イ) ---s--← ←v- 前置詞句 the person responsible for the mistake (叙述用法) そのミスはその人のせいだ (キ) ----s---← ←---v----- ---前置詞句----
(イ)、(キ)はどちらも、語句の構成が「名詞+形容詞+副詞的前置詞句」、且つ、名詞と これを修飾する形容詞との間に意味的な構造が「主語+述語」が成立しているにも拘らず、 学校文法に従えば、fullは限定用法、responsibleは叙述用法と異なる用法に 判断されてしまいます。
しかし、語句の構成と意味的構造が同じであれば、用法も同じであって然るべきで あるように思います。 更に、語順により語の役割が決まるという英語の特徴を考慮に入れると、 名詞と形容詞の語順により用法を区別する定義の仕方には説得力があります。
また、次のような場合も、安藤先生の定義により合理的に説明できます。
concerned people (限定用法) 心配している人々 (ク) -------→ →---- the people concerned (叙述用法) 関係者 (ケ) ----s---← ←--v----
concernedは、過去分詞が形容詞化した語です。 学校文法によれば、形容詞が1語で名詞を修飾する場合、 限定用法と叙述用法で意味が異なる形容詞は、名詞の後ろに置かれた場合に 叙述用法の意味になります。 この点でも、限定用法は名詞の左側に、叙述用法は右側に置くという定義の仕方の方が 論理が一貫します。
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   ◇現在分詞、過去分詞の限定用法と叙述用法
動詞の現在分詞と過去分詞も形容詞と同じように用いられ、 限定用法と叙述用法が有ります。
名詞的語句を修飾する分詞が、名詞的語句の前に置かれる場合は限定用法、 名詞的語句の後ろに置かれる場合は叙述用法です。
現在分詞は能動的な意味、他動詞の過去分詞は受動的な意味、 自動詞の過去分詞は完了的な意味に用いられます。
限定用法、叙述用法の定義については、 ◇形容詞の限定用法と叙述用法 (注)限定用法、叙述用法の定義についてを参照して下さい。
(1)限定用法(前置修飾)
分詞が名詞の恒常的、分類的特徴を表す場合、 分詞は修飾される名詞の前に置かれます。
(a)現在分詞の限定用法(前置修飾)
A barking dog seldom bites. (諺)吠える犬はめったに咬まない。 -----→ →-
× That barking dog is Jim's. (今)吠えている犬はジムの犬だ。 (barkingは限定用法) ○ That dog barking furiously is Jim's. (今)激しく吠えている犬はジムの犬だ。 ---s--← ←-v--- (barkingは叙述用法) a barking dogは「(常に)よく吠える犬」という意味で、 一時的に「(今)吠えている犬」という意味にはなりません。
@自動詞の現在分詞
「〜している…」という能動的な意味を表します。
boiling water 熱湯(沸騰している水) -----→ →--- = water which is boiling S ----V----- 「冷たい水、温い水、塩辛い水などいろいろな水があるけれども、 それらの水のうち、沸騰している水」と限定しています。
A他動詞の現在分詞
「〜させる…」という能動的な意味を表します。
an exciting game 観衆をわくわくさせる試合(観衆を興奮させる試合) ------→ →-- = a game which excites an audience S V -----O-----    「つまらない試合、八百長試合、緊迫した試合などいろいろな試合が あるけれども、それらの試合のうち、興奮させる試合」と限定しています。
(b)過去分詞の限定用法(前置修飾)
@自動詞の過去分詞
自動詞は目的語をとらないので、目的語を主語にして過去分詞を用いる 受動態の文は有り得ません。 従って、自動詞の過去分詞は現在完了形や過去完了形などだけで用いられ、 「〜してしまった…」という完了的な意味を表します。
fallen leaves 落ち葉(落ちてしまっている葉) ----→ →---- = leaves which have fallen    「新緑の葉、枯れた葉、細長い葉などいろいろな葉があるけれども、 それらの葉のうち、落ちてしまった葉」と限定しています。
A他動詞の過去分詞
他自動詞は目的語をとり、目的語を主語にして過去分詞を用いる 受動態の文に書換えることができます。 他動詞の過去分詞は現在完了形や過去完了形などでも用いられますが、 限定用法の場合には、特に、 「〜された…」という受動的な意味を表します。
a broken vase 割れた花瓶(割られた花瓶) ------→ →-- = a vase which was broken S ----V-----    「高価な花瓶、絵付けを施した花瓶、ガラスの花瓶などいろいろな花瓶が あるけれども、それらの花瓶のうち、割られた花瓶」と限定しています。
(2)叙述用法(後置修飾、補語、準補語)
名詞的語句とこれを修飾する分詞との間に 意味的な「主語+述語」の構造が成立します。
(a)単に名詞的語句を後ろから修飾するだけの場合(後置修飾)
学校文法では限定用法として教わりますが、叙述用法の形容詞と同じように 名詞的語句と分詞との間に意味的な「主語+述語」の構造が成立する点で 叙述用法と見做す方が適切です。
@名詞の一時的な状態を表す場合
Who is the girl waving her hand? 手を振っている女の子は誰ですか。 ---s--← ←v--- ---o---- 現在分詞wavingが目的語her handを伴い複数の語から成るので、 形容詞と同じように名詞the girlを後ろから直接修飾します。
the girlとwavingとの間には、 「the girl(主語)は、waving(述語)する」 というように意味的な「主語+述語」の構造が成立しています。
The people singing were students. (そのとき)歌っていた連中は学生達だった。 ----s---← ←-v--- --------S--------- V C
I don't think there's much chance of that happening. そんなことにはまずならないと思いますよ。 -s← ←--v---- S V -----------------O------------------- (杉田敏先生「実践ビジネス英語」 2013 2月号)
The people questioned gave very different opinions. 質問された人々はひどく異なる意見を述べた。 ----s---← ←--v----- ---------S----------- V ----------O------------
Those selected will begin training on Monday. 選ばれた人々は月曜日から訓練を始める。 --s← ←-v---- -------S------ V O 「those+過去分詞」は「〜の人々」を表します。
A分詞が副詞語句や目的語を伴う場合
The man working behind the desk is John. 机の向こうで仕事をしている人はジョンです。 ---s-← ←-v--- ----副詞句----- --------------S---------------- V C 現在分詞workingが副詞句behind〜を伴い複数の語から成るので、 形容詞と同じように名詞The manを後ろから直接修飾します。
The manとworkingとの間には、 「The man(主語)は、working(述語)の状態である」 というように意味的な「主語+述語」の構造が成立しています。
Cars parked illegally will be removed. 不法に駐車した車は移動させます。 -s← ←v--- --副詞--- ----------S---------- ----V-----
Teachers often have nicknames known only by their students. ----s--← ←v-- -----副詞句------ S V O 教師には生徒達だけが知っているあだ名がよく付けられているものだ。 過去分詞knownが副詞句by〜を伴い複数の語から成るので、 形容詞と同じように名詞nicknamesを後ろから直接修飾します。
nicknamesとknownとの間には、 「nicknames(主語)は、known(述語)である」 というように意味的な「主語+述語」の構造が成立しています。
(b)SVCに於ける主格補語Cとして機能する場合
主格補語Cは、後ろの定位置から文の主語Sを叙述的に修飾します。 叙述用法の形容詞と同じように、文の主語Sと主格補語Cとの間には、 「S(主語)はC(述語)である」 というように意味的な「主語+述語」の構造が成立します。 言い換えれば、Cの意味上の主語は、文の主語Sであるといえます。
This book is very interesting. この本はとても面白い。 ----s--← ←---v----- (interestingは形容詞化した現在分詞) ----S---- V C 現在分詞や過去分詞がveryなどの程度の副詞に修飾されているのは、 分詞が形容詞化している証拠です。
John remained unmarried. ジョンは独身を通した。 -s← ←--v---- (unmarriedは過去分詞) S V C
The problem remains unsolved. その問題は未解決のままだ。 -----s---← ←v S V C (unsolvedは過去分詞) People have grown accustomed, for example, to sharing things on social networking sites. --s-← ←--v----- (accustomedは過去分詞) S V C 人々は、例えばソーシャルネットワーキングサイトで事情を共有することに馴染むようになった。 (杉田敏先生「実践ビジネス英語」 2013 5月号 summary)
(c)見掛け上のSVOCまたは真のSVOCに於ける目的格補語Cとして機能する場合
目的格補語Cは、後ろの定位置から文の目的語Oを叙述的に修飾します。 叙述用法の形容詞と同じように、文の目的語Oと目的格補語Cとの間には、 「O(主語)はC(述語)である」 というように意味的な「主語+述語」の構造が成立します。 言い換えれば、Cの意味上の主語は、文の目的語Oであるといえます。
I saw three people climbing the hill. 3人が山を登っているのを見た。 -----s----← ←--v--- ---o---- (climbingは現在分詞) S V -----O------ C (見掛け上の文型) S V ------O(ネクサス目的語)------- (真の文型)
she heard her name called. 彼女は自分の名前が呼ばれるのを聞いた。 ---s--← ←v--- (calledは過去分詞) S V ---O---- C (見掛け上の文型) S V -------O------- (真の文型、Oはネクサス目的語)
(d)SVC′、SVCC′、SVOC′に於ける準主格補語C′として機能する場合
準主格補語C′は、後ろの定位置から文の主語Sを叙述的に修飾します。 叙述用法の形容詞と同じように、文の主語Sと準主格補語C′との間には、 「S(主語)はC′(述語)である」 というように意味的な「主語+述語」の構造が成立します。 言い換えれば、C′の意味上の主語は、文の主語Sであるといえます。
The children came running toward us. 子供たちは、走りながらこちらへ来た。 ------s---← ←-v--- (runningは現在分詞) ------S----- V C′
comeは自動詞で目的語をとらないので、runningは目的語ではありません。 つまり、runningは、名詞の働きをする動名詞ではなく、現在分詞です。 1語の現在分詞runningは、後ろに直接修飾するべき名詞が無いので 限定用法ではありません。 このrunningは準補語の働きをしており、日本語に訳すと、 「走っている」と能動的な意味の述語のようになります。
The children cameの部分だけで、 「The childrenは、来た(came)」 (a) という意味を成し、文は一旦完結しますが、その後更に 主語The childrenを叙述的に修飾する準主格補語runningを追加しています。 文の主語Theyと準主格補語runningとの間には、 「The children(主語)がrunning(述語)する」 (b) というように意味的な「主語+述語」の構造が成立しています。 言い換えれば、runningの意味上の主語は、文の主語The childrenであるといえます。
従って、文全体の意味は(a)の意味と(b)の意味を足し合わせて、 (a)+(b)=「子供たちは、走りながらこちらへ来た」 となります。
She sat surrounded by her children. 彼女は、子供たちに囲まれて座っていた。 s← ←--v----- (surroundedは過去分詞) S V C′
1語の過去分詞surroundedは、後ろに直接修飾するべき名詞が無いので 限定用法ではありません。 また、sitは自動詞、surroundedは過去分詞であることから、 surroundedは目的語ではありません。 このsurrondedは準補語の働きをしており、日本語に訳すと、 「囲まれている」と受動的な意味の述語のようになります。
She satの部分だけで、 「Sheは、座っていた(sat)」 (c) という意味を成し、文は一旦完結しますが、その後更に 主語Sheを叙述的に修飾する準主格補語surroundedを追加しています。 文の主語Sheと準主格補語surroundedとの間には、 「She(主語)がsurrounded(述語)の状態である」 (d) というように意味的な「主語+述語」の構造が成立しています。 言い換えれば、surroundedの意味上の主語は、文の主語Sheであるといえます。
従って、文全体の意味は(c)の意味と(d)の意味を足し合わせて、 (c)+(d)=「彼女は、子供たちに囲まれて座っていた」 となります。
(注) SVCやSVOCの文では、補語Cが無いと文が成立しませんが、 上記(d)の2つの例文は、running〜、surrounded〜が無くても文が成立します。 換言すれば、例文の意味で用いるcome、sitは補語を必要としません。 (d)のように文が完結した後で二次的に説明を補足するために用いる running、surroundedのような語句を準補語と呼びます。

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   ◇前置詞句(形容詞句)の叙述用法
前置詞句は、形容詞句、副詞句、名詞句(主語になる場合)として働きます。 形容詞句として名詞的語句を修飾する前置詞句は、常に修飾される名詞的語句の後ろに 置かれるので、叙述用法のみで用いられます。
限定用法、叙述用法の定義については、 ◇形容詞の限定用法と叙述用法 (注)限定用法、叙述用法の定義について 前置詞句が主語になる場合については、 ◆基本5文型例文集 ◇主語Sになれる要素 を参照して下さい。
(1)叙述用法(後置修飾、補語)
名詞的語句とこれを修飾する前置詞句との間に 意味的な「主語+述語」の構造が成立します。
(a)単に名詞的語句を後ろから修飾するだけの場合(後置修飾)
学校文法では限定用法として教わりますが、叙述用法の形容詞と同じように、 名詞的語句と前置詞句との間に意味的な「主語+述語」の構造が成立する点で 叙述用法と見做す方が適切です。
The computer on the desk is mine. 机の上のパソコンは私のです。 -----s----← ←---v----- = The computer which is on the desk is mine. S V -----C----- 前置詞句on the deskは、名詞The computerを形容詞的に修飾しています。 形容詞と同じように名詞The computerを後ろから直接修飾します。
The computerとon the deskとの間には、 「The computer(主語)は、on the desk(述語)にある」 というように意味的な「主語+述語」の構造が成立しています。
■学校文法では、この用法を、次の理由から限定用法であるとしています。
   「店頭に陳列してあるパソコン、最新のパソコン、壊れたパソコンなど いろいろなパソコンがあるけれども、それらのパソコンのうち、 机の上に置いてあるパソコン」と限定しています。■
(b)SVCに於ける主格補語Cとして機能する場合
主格補語Cは、後ろの定位置から文の主語Sを叙述的に修飾します。 叙述用法の形容詞と同じように、文の主語Sと主格補語Cとの間には、 「S(主語)はC(述語)である」 というように意味的な「主語+述語」の構造が成立します。 言い換えれば、Cの意味上の主語は、文の主語Sであるといえます。
This computer is of great use. このパソコンは非常に役に立ちます。 ------s----← ←---v------ ------S------ V -----C------ (ofは「記述」(〜の性質を持つ))
前置詞句of great useは、前に直接修飾するべき名詞が無いので 後置修飾ではありません。 また、isは自動詞であり、of〜は名詞句ではないことから、 of〜は目的語ではありません。 この前置詞句of〜は補語の働きをしており、日本語に訳すと、 「非常に役に立つ」と述語のようになります。
The computer isの部分だけで、 「The computerは(何か)に等しい(is)」 @ という意味ですが、これだけでは文は完結していません。 一方、補語of〜は主語The computerを叙述的に修飾しており、 The computerとof〜との間には、 「The computer(主語)は、of great use(述語)である」 A というように意味的な「主語+述語」の構造が成立しています。 言い換えれば、of〜の意味上の主語は、文の主語The computerであるといえます。 従って、文全体の意味は@の意味とAの意味を足し合わせて、 @+A=「このパソコンは非常に役に立つ」 となります。 尚、この例文のisは、存在のbe動詞ではなく、連結動詞として機能する be動詞です。
(c)見掛け上のSVOCまたは真のSVOCに於ける目的格補語Cとして機能する場合
目的格補語Cは、後ろの定位置から文の目的語Oを叙述的に修飾します。 叙述用法の形容詞と同じように、文の目的語Oと目的格補語Cとの間には、 「O(主語)はC(述語)である」 というように意味的な「主語+述語」の構造が成立します。 言い換えれば、Cの意味上の主語は、文の目的語Oであるといえます。
I found it of no help. 私はそれが何の役にも立たないと分かった。 s← ←--v----- S V O ----C----- (ofは「記述」(〜の性質を持つ))
前置詞句of no helpは、前の目的語itを後置修飾しているのでは ありません。 この前置詞句of〜は補語の働きをしており、日本語に訳すと、 「全く役に立たない」と述語のようになります。
I found itの部分だけで、 「Iはitを分かった(found)」 @ という意味ですが、これだけでは文は完結していません。 一方、補語of〜は目的語itを後ろから叙述的に修飾しており、 itとof〜との間には、 「it(主語)は、of no help(述語)である」 A というように意味的な「主語+述語」の構造が成立しています。 言い換えれば、of〜の意味上の主語は、文の目的語itであるといえます。 従って、文全体の意味は@の意味とAの意味を足し合わせて、 @+A=「私はそれが何の役にも立たないと分かった」 となります。

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   ◇名詞句の形容詞的用法(限定用法、叙述用法)と副詞的用法
名詞句も形容詞と同じように用いられ、限定用法と叙述用法が有り、 更に副詞的な用法もあります。 叙述用法は、SVC、SVOCに於ける補語Cとして、また、前にある名詞を後ろから 修飾する機能を果たします。
限定用法、叙述用法の定義については、 ◇形容詞の限定用法と叙述用法 (注)限定用法、叙述用法の定義についてを参照して下さい。
(1)形容詞的用法:限定用法(前置修飾)
「名詞+名詞」(複合名詞)の形式で、前の名詞が形容詞の限定用法と 同じように後ろの名詞を限定的に修飾します。
a stone bridge 石の橋 ---→ →---- (強勢) 前の名詞stoneは後ろの名詞bridgeを限定的に修飾しています。
a student teacher 教生(学生の教師) -----→ →----- (強勢)
(2)形容詞的用法:叙述用法(補語、後置修飾)
形状、色彩、年齢、価格、職業などを表す名詞句が形容詞的に用いられます。 形容詞の叙述用法と同じように、名詞とこれを修飾する名詞句との間には 意味的な「主語+述語」の構造が成立します。
(a)SVCに於ける主格補語Cとして機能する場合
叙述用法の形容詞が前に置かれた名詞を後ろから修飾して、 名詞と形容詞との間に意味的な「主語+述語」の構造が成立するのと同じように、 主格補語Cは、文の主語Sを叙述的に修飾し、 文の主語Sと主格補語Cとの間には、 「S(主語)はC(述語)である」 というように意味的な「主語+述語」の構造が成立します。 言い換えれば、Cの意味上の主語は、文の主語Sであるといえます。
The earth is (of) the shape of an orange. 地球はオレンジの形をしている。 ----s--← ←--------v----------- (the shape ofのofは「記述」(〜の性質を持つ)) ----S---- V ----------C----------- 名詞句the shape of〜は文の主語The earthを叙述的に修飾しており、 「The earth(主語)は、the shape of an orange(述語)である」 というように意味的な「主語+述語」の構造が成立しています。 言い換えれば、主格補語である名詞句the shape〜の意味上の主語は、 文の主語The earthであるといえます。
ofを補いof the shape of an orangeとすれば、前置詞句の叙述用法になります。
The plank is not (of) the right width. この板は幅が合っていない。 ----s--← ←-----v------- ----S---- V -------C-------
This book is (of) the same size as that. この本はそれと同じ大きさだ。 ----s--← ←----v------ ----S---- V ------C------
What color is it ? それは何色ですか。 ←--v----- s← ----C----- V S
What price is that article? その品物はいくらですか。 ←--v----- -----s----← ----C----- V -----S------
(b)見掛け上のSVOCまたは真のSVOCに於ける目的格補語Cとして機能する場合
叙述用法の形容詞が前に置かれた名詞を後ろから修飾して、 名詞と形容詞との間に意味的な「主語+述語」の構造が成立するのと同じように、 目的格補語Cは、文の目的語Oを叙述的に修飾し、 文の目的語Oと目的格補語Cとの間には、 「O(主語)はC(述語)である」 というように意味的な「主語+述語」の構造が成立します。 言い換えれば、Cの意味上の主語は、文の目的語Oであるといえます。
They painted their house a hideous shade of green. 彼らは自分の家を醜い緑色に塗った。 -----s---← ←---------v------------ S V -----O----- -----------C------------ 名詞句a hideous shade of〜は文の目的語their houseを叙述的に修飾しており、 「their house(主語)は、a hideous shade of green(述語)である」 というように意味的な「主語+述語」の構造が成立しています。 言い換えれば、目的格補語である名詞句a hideous〜の意味上の主語は、 文の目的語their houseであるといえます。
What color shall I paint your door? ドアは何色に塗りましょうか。 ←--v----- ----s--← ----C----- S V ----O----
I always thought her rather a cold temperament. 彼女はかなり冷たい性格だといつも考えていました。 S V O ---------C--------
(c)名詞句の後ろに置かれて、前の名詞句を叙述的に修飾する場合(後置修飾)
She extended a hand the color of cream. 彼女はクリーム色の手を差し伸べた。 --s-← ←------v--------- S V --O--- = She extended a hand which is the color of cream. S V --------C--------- 名詞句the color of creamは名詞a handを叙述的に修飾しており、 「a hand(主語)は、the color of cream(述語)である」 というように意味的な「主語+述語」の構造が成立しています。 言い換えれば、名詞句the color of〜の意味上の主語は、 前の名詞a handであるといえます。
I want to buy a car this size. これ位の大きさの車を買いたい。 --s← ←--v---- S V -----O------ = I want to buy a car which is this size. S V ----C---- this sizeはa carを叙述的に修飾しています。
(3)副詞的用法
空間、時間、程度、様態を表す名詞句が副詞的に用いられます。
(a)空間
Come this way, please. こちらへおいで下さい。 --← ←------ this wayが副詞的に用いられています。
The lake is three miles wide. その湖は幅3マイルだ。 ---------→ →--
(b)時間
He is two years my senior. 彼は私より2つ年上だ。 -← ←------- = He is my senior by two years.
I'll come next Thursday. 次の木曜日に来ます。 --← ←-----------
They danced all the evening. 彼らは一晩中ダンスをした。 ----← ←-------------
Two dishes later he began. ふた皿拭き終えた後で彼は切り出した。 --------→ →--- Two dishesは時間の表現ではありませんが、〜later/agoという形の中では 時間を暗示します。
(c)程度
"You are one train late," he said. 「あんたはひと汽車遅れている。」と彼が言った。 -------→ →--
The table is about this high. そのテーブルはこれ位の高さだ。 --→ →--
He talked a great deal. 彼は大いに喋りまくった。 ----← ←----------
(d)様態
I always travel second class. いつも二等(車)で旅行する。 ----← ←----------
The boy was nothing daunted. 少年は少しも怯(ひる)まなかった。 -----→ →-----
He came (at) full speed. 彼は全速力でやってきた。 --← ←--------
They worked day and night. 彼らは昼夜を分かたず働いた。 ----← ←-----------

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   ◇副詞の働き
広辞苑(岩波書店)によれば、日本語の「副詞」とは、 名詞以外の内容語(動詞・形容詞・副詞)および文を修飾する語。 と定義しています。 つまり、日本語の副詞は、名詞を修飾することはありません。
しかし、英語の副詞は、日本語の副詞と同じ働きをする外に、 形容詞的に名詞を修飾したり、名詞的な働きをする場合があります。
(1)名詞を修飾する場合
(a)名詞を限定的に修飾する場合
Even a child can do this. 子供だってこんなことはできる。 --→ →----- ---S--- V O
I, too, have been to London. 私もロンドンへ行ったことがある。 ← ←- S V ----A----
(b)名詞を叙述的に修飾する場合
SVCに於ける主格補語Cとして機能する場合には、名詞的語句である主語Sを 後ろから叙述的に修飾します。
She is not up yet. 彼女はまだ起きていません。 s← ←v (upは副詞) S V C ≒ She is not up yet. S ----V---- 副詞upは、代名詞である主語Sheを叙述的に修飾しています。 be upは句動詞(自動詞+副詞)でもあります。
(2)動詞、前置詞の目的語になる場合
時の副詞、場所の副詞は、動詞、前置詞の目的語として名詞的に用いられることがあります。
He left there yesterday. 彼はそこを昨日発った。 S V O (場所の副詞thereは他動詞leftの目的語)
I have lived here since then. 私はその時以来ここに住んでいる。 S V A (時の副詞thenは前置詞sinceの目的語)
(3)名詞の後ろに置かれて形容詞的に名詞を修飾する場合
時の副詞、場所の副詞は、また、名詞句を後ろから限定的に修飾する場合があります。
the school here 当地の学校 --------← ←-- (hereは場所の副詞) the meeting yesterday 昨日の会合 ---------← ←------- (yesterdayは時の副詞)

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   ◇意味的な「主語+述語」の構造の様々なタイプ
英語では、見た目の文の構造だけでなく、意味的な「主語+述語」の構造を 持つ部分に着目すると、文の意味解釈に役立ちます。
You will find this book interesting. (読んでみれば)この本が面白いことが分かるでしょう。 ----s--← ←v (sは意味的な主語、vは意味的な述語) S V ----O---- C (Sは主語、Vは動詞、Oは目的語、Cは目的格補語)
文の見た目の構造は、「主語(You)+述語(動詞find)」ですが、 意味的な構造に着目してみると、もう1つ別の 「主語(this book)+述語(interesting)」 の構造があることが分かります。
形容詞interestingは文の目的語this bookを後ろから叙述的に修飾しており、 this bookとinterestingとの間には、 「this book(主語)は、intersting(述語)である」 というように意味的な「主語+述語」の構造が成立しています。 つまり、interestingは形容詞でありながら述語として動詞のような働きを しています。
この点については、前記の項◇日本語と英語の違い、英語の特徴で簡単に触れましたが、 ここではもう少し詳しく見てみます。
この意味的な「主語+述語」の構造は、以下のようなタイプの文に現れます。
(1)意味上の主語と述語としてのto不定詞
◇to不定詞の用法 (5)意味上の主語を参照して下さい。
(2)SVC(SV+名詞/形容詞/分詞など)
The problem remains unsolved. その問題は未解決のままだ。 -----s---← ←v S V C (過去分詞) 過去分詞unsolvedは主語The problemを叙述的に修飾しており、 The problemとunsolvedとの間には、 「The problem(主語)は、unsolved(述語)の状態である」 というように意味的な「主語+述語」の構造が成立しています。 言い換えれば、unsolvedの意味上の主語は、文の主語The problemであるといえます。
(3)SVOC(SVO+名詞/形容詞/原形不定詞/分詞など)
People call him Dave. 人は彼をデーブと呼ぶ。 s← ←v S V O C (名詞) ≒ People call him who is Dave. (不自然な文ですが、このような意味構造になります。) S V C 名詞Daveは目的語himを叙述的に修飾しており、 himとDaveとの間には、 「him(主語)は、Dave(述語)である」 というように意味的な「主語+述語」の構造が成立しています。 言い換えれば、Daveの意味上の主語は、文の目的語himであるといえます。
You should keep your room tidy. 部屋をきちんと整頓しておくべきです。 ----s--← ←v S V ----O---- C (形容詞) ≒ You should keep your room which is tidy. (不自然な文ですが、このような意味構造になります。) S V C 形容詞tidyは目的語your roomを叙述的に修飾しており、 your roomとtidyとの間には、 「your room(主語)は、tidy(述語)である」 というように意味的な「主語+述語」の構造が成立しています。 言い換えれば、tidyの意味上の主語は、文の目的語your roomであるといえます。 この場合の形容詞tidyは、叙述用法です。
I saw him cross the street. 彼が通りを渡るのを(一部始終)見た。 s v ----o----- S V O C (原形不定詞) = I saw him who crosses the street. S V ----O----- 述語crossの意味上の主語は、文の目的語himです。
I saw him crossing the street. 彼が通りを渡るのを(部分的に)見た。 s← ←v ----o----- S V O C (現在分詞) = I saw him who was crossing the street. S V ----O----- 能動的な述語crossingの意味上の主語は、文の目的語himです。
I heard my name called. 名前を呼ばれるのが聞こえた。 ---s-← ←v S V ---O--- C (過去分詞) = I heard my name that was called. S V 叙述用法の過去分詞calledは目的語my nameを叙述的に修飾する目的格補語で、 「名前が呼ばれる」と受動的に訳されますが、my name calledの部分だけに着目すると、 「my name(主語)はcallされる(呼ばれる)(述語)」 というように意味的な「主語+述語」の構造が成立します。
She made me go on an errand. 彼女は私を使いに行かせた。 s v S V O --C-- 述語go onの意味上の主語は、文の目的語meです。
■以下の解説中の準主格補語、準目的格補語とは、それぞれ文の主語、目的語を 叙述的に修飾し、二次的に補足説明する語句のことで、これらの語句が 無くても文は成立します。■
(4)準主格補語C′(SVC′、SVCC′、SVOC′に於ける準主格補語C′)
She sat surrounded by her children. 彼女は自分の子供達に囲まれて座っていた。 s← ←v S V C′ (過去分詞) 受動的な述語surroundedの意味上の主語は文の主語Sheです。
準主格補語surroundedが無くてもこの文は成立します。 過去分詞surroundedは文の主語Sheを叙述的に修飾しており、 Sheとsurroundedとの間には、 「She(主語)は、surrounded(述語)の状態である」 というように意味的な「主語+述語」の構造が成立しています。 言い換えれば、surroundedの意味上の主語は、文の主語Sheであるといえます。

She went shopping. 彼女は買い物に出かけた。 s← ←v S V C′ (現在分詞) 能動的な述語shoppingの意味上の主語は文の主語Sheです。
I went fishing at Lake Biwa last Sunday. 先週の日曜日、琵琶湖へ釣りに行った。 s← ←v S V C′ (現在分詞) 能動的な述語fishingの意味上の主語は文の主語Iです。
The bees are busy collecting honey. 蜜蜂は忙しく蜜を集めている。 ---s--← ←v ---S---- V C C′ (現在分詞) 能動的な述語collectingの意味上の主語は文の主語The beesです。
She stood there looking out the window. 彼女は窓から外を見ながらそこに立っていた。 s← ←v S V C′ (現在分詞) 能動的な述語lookingの意味上の主語は文の主語Sheです。
They came running toward us. 彼らは走ってこちらへきた。 s← ←v S V C′ (現在分詞) 能動的な述語runningの意味上の主語は文の主語Theyです。
He spent two hours repairing the car. 彼は車の修理に2時間かかった。 s← ←v S V ----O---- C′ (現在分詞) = He spent two hours and (he) repaired the car. S V ----O---- S V ---O--- 能動的な述語repairingの意味上の主語は文の主語Heです。 詳しくは、(9)準主格補語C′としての分詞(SVOC′に於ける準主格補語C′)を御覧下さい。
(5)準目的格補語C′(SVOC′に於ける準目的格補語C′)
He ate the meat raw. 彼は肉を生で食べた。 ---s--← ←v S V ---O---- C′ (C′は形容詞) 準目的格補語rawが無くてもこの文は成立します。 形容詞rawは目的語the meatを叙述的に修飾しており、 the meatとrawとの間には、 「the meat(主語)は、raw(述語)である」 というように意味的な「主語+述語」の構造が成立しています。 言い換えれば、rawの意味上の主語は、文の目的語the meatであるといえます。
I drink coffee black. コーヒーはブラックで飲む。 s← ←v S V O C′ (C′は形容詞) 述語blackの意味上の主語は文の目的語coffeeです。
■下記の解説(6)、(7)、(8)では、何れも文中に「名詞句+分詞」の形が表れますが、 単なる後置修飾、目的語を修飾する、文の主語を修飾するという違いが あります。
The last person leaving the room must turn off the light. 最後に部屋を出る人は必ず電気を消すように。 -----名詞------ 分詞 (現在分詞leavingは単なる後置修飾) -------s-----← ←v ---o---- -------S------- ----V--- ----O----
He saw a stranger standing at the door. 見知らぬ人が戸口に立っているのを見た。 ---名詞--- 分詞 (現在分詞standingは目的格補語として目的語を修飾) ----s---← ←v S V ----O----- C
He spent two hours repairing the car. 彼は車の修理に2時間かかった。 --名詞--- 分詞 (現在分詞repairingは準主格補語として文の主語を修飾) s← ←v ---o--- S V ----O---- C′ ■
(6)名詞句を単に後ろから修飾するだけの分詞(後置修飾)
学校文法では、この用法を限定用法として教わりますが、 名詞を後ろから修飾する分詞は、叙述用法です。
形容詞と同じように、分詞が副詞語句や目的語を伴う場合、名詞句を後ろから 直接修飾します。
限定用法、叙述用法の定義については、 下記の(注1)限定用法と叙述用法◇形容詞の限定用法と叙述用法 (注)限定用法、叙述用法の定義について を参照して下さい。
The last person leaving the room must turn off the light. 最後に部屋を出る人は必ず電気を消すように。 -------s-----← ←v ---o---- -------S------- ----V--- ----O---- = The last person who leaves the room must turn off the light. S V ---O---- 現在分詞leavingは目的語the roomを伴うので、名詞The last personを 後ろから叙述的に修飾し、「部屋を出る最後の人」と能動的に訳されます。 The last person leavingの部分だけに着目すると、 「the last person(主語)はleave(述語)する(出る)」 というように意味的な「主語+述語」の構造が成立します。
What is the language spoken in Iran. イランで話されている言語は何ですか。 -----s----← ←v S V -----C------ = What is the language which is spoken in Iran. S V -----C------ 過去分詞spokenは副詞句in Iranを伴うので、名詞the languageを 後ろから叙述的に修飾します。
The parents admired the picture painted by their daughter. 両親は娘の描いた絵を褒めた。 -----s---← ←v -----S----- V -----O----- = The parents admired the picture that was painted by their daughter. S V 過去分詞paintedは副詞句by their daughterを伴うので、名詞the pictureを 後ろから叙述的に修飾します。 「描かれた絵」と受動的に訳されますが、 the picture paintedの部分だけに着目すると、 「the picture(主語)はpaintされる(述語)」というように意味的な「主語+述語」の構造が 成立します。
■上記の例文がSVOCにならない理由について
文の目的語the pictureとこれを叙述的に修飾するpaintedとの間に意味的な「主語+述語」の構造が 成立するという点で、この文は見掛け上のSVOCではないかという疑問を持たれるかも しれませんが、他動詞admireのとる文型はSVOだけなので、SVOCにはなりません。
従って、目的語を後ろから修飾する語句が必ずしも目的格補語であるとは 限りません。
私見ですが、SVOCにならない理由は、paintedが副詞句を伴うので後ろに置かれている という点の他に、admiredとpainted by〜が同時に生起していない行為であるという点に あると思います。 つまり、The parentsがその時点で目にしているのはおそらくは描き終えて完成した the pictureだけであり、彼らの娘が絵を描いているところは或いは目にしていない のではないかと思える点で、この文の真の文型は明らかにSVOであり、 見掛け上のSVOCと見做せる余地がないのではないかと思います。■
(7)SVOCに於ける目的格補語C
He saw a stranger standing at the door. 見知らぬ人が戸口に立っているのを見た。 ----s---← ←v S V ----O----- C = He saw a stranger who was standing at the door. S V 現在分詞standingは目的語a strangerを後ろから叙述的に修飾する目的格補語で、 「見知らぬ人が立っている」と能動的に訳されますが、 a stranger standingの部分だけに着目すると、 「a stranger(主語)はstand(述語)する(立つ)」 というように意味的な「主語+述語」の構造が成立します。
I heard my name called. 名前を呼ばれるのが聞こえた。 ---s-← ←v S V ---O--- C = I heard my name that was called. S V 過去分詞called〜は目的語my nameを後ろから叙述的に修飾する目的格補語で、 「名前が呼ばれる」と受動的に訳されますが、 my name calledの部分だけに着目すると、 「my name(主語)はcallされる(呼ばれる)(述語)」 というように意味的な「主語+述語」の構造が成立します。
(8)SVOC′に於ける準主格補語C′
(6)、(7)と異なり、直前の名詞と分詞の間には意味的な「主語+述語」の構造が成立せず、 文の主語と分詞の間に意味的な「主語+述語」の構造が成立します。 尚、用法という点から見れば、準主格補語は分詞の叙述用法の範疇に入ります。
He spent two hours repairing the car. 彼は車の修理に2時間かかった。 s← ←v S V ----O---- C′ = He spent two hours and (he) repaired the car. S V ----O---- S V ---O--- × He spent two hours that repaired the car. S V ---O--- repairingは文の主語Heを補足説明する準主格補語です。 名詞two hoursと現在分詞repairingの間には意味的な「主語+述語」の構造が成立せず、 Heとrepairingの間に意味的な「主語+述語」の構造が成立します。 一見すると、repairing〜が後ろからtwo hoursを修飾していると解釈しても 文の意味が通じるように思えますが、そうではありませんので注意しましょう。
You'd think (that) with that kind of notoriety the tavern wouldn't ----s---← ----S----- have any trouble pulling in customers. ←--v----- V -----O----- ----C′--- = You'd think (that) with that kind of notoriety the tavern wouldn't ----S----- have any trouble and (the tavern) pulls in customers. V -----O----- ----S----- ---V---- O × You'd think (that) with that kind of notoriety the tavern wouldn't have any trouble which pulls in customers. S ---V---- O そのように名が知られていれば、客を引き付けるのに苦労しないだろうと思うものですが。 (杉田敏先生「実践ビジネス英語」 2012 10月号) pulling inはthat節中の主語the tavernを後ろから叙述的に修飾する準主格補語です。 名詞any troubleと現在分詞pulling inの間には意味的な「主語+述語」の構造が成立せず、 the tavernとpulling inの間に意味的な「主語+述語」の構造が成立します。 一見すると、pulling in〜が後ろからany troubleを修飾していると解釈しても 文の意味が通じるように思えますが、そうではありませんので注意しましょう。
(注1)限定用法と叙述用法
学校文法では、名詞を後ろから修飾する分詞を限定用法としていますが、 解説中にあるように、「名詞(主語)は分詞(述語)する」というように 意味的な「主語+述語」の構造が成立する点で、 叙述用法であると見做す方が適切です。 この点については、◇形容詞の限定用法と叙述用法 (注)限定用法、叙述用法の定義について、 下記の文献を参照して下さい。 安藤貞雄氏著「現代英文法講義」(開拓社) 第15章 分詞 15.1.2.後位修飾 第23章 形容詞 23.2. 形容詞の用法
(注2)ネクサス目的語nexus object
見掛け上はSVOCでも、動詞によっては真の文型はSVOである場合が有ります。
I saw him cross the street. (a)彼が通りを渡るのを見た。 s v ----o----- S V O C 知覚動詞の文は、便宜上SVOCとして解釈しても意味が通りますが、 他動詞seeは、「何かが〜するの(目的語)を見る」という意味なので I saw him cross the street. (b) s v ----o----- S V ---------O---------- のように真の文型はSVOであると考えるのが妥当です。
(b)のように意味的な「主語(him)+述語(cross)」の構造を持つ目的語を ネクサス目的語nexus objectと呼びますが、特に(b)のように主語と動詞、目的語に 相当する語句を備えて文の形式をとる場合、補文complement sentenceと 呼ぶことがあります。
ネクサス目的語、補文については、◆基本5文型例文集 ◇見掛け上のSVOCの真の文型 (1)補部構造とネクサス目的語(補文)、 および、下記の文献を参照して下さい。 安藤貞雄氏著「現代英文法講義」(開拓社) 14.5. 裸不定詞の用法 15.4. 補文の述語として 37.4.5.ネクサスを補部にとる動詞

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   ◇句動詞
動詞が副詞や前置詞と結合して、1つの動詞の働きをする語句です。 「動詞+副詞」を phrasal verb 「動詞+前置詞」をprepositional verb と呼び、自動詞に相当するものと他動詞に相当するものがあります。 句動詞の意味は、各語を単独で用いる場合の意味と大きく異なるものが 多いです。
句動詞について詳しくは、下記の文献を参照して下さい。 安藤貞雄氏著「現代英文法講義」(開拓社) 第35章 句動詞
■凡例: 自 :自動詞 他 :他動詞 原 :原形不定詞 to不:to不定詞 過 :過去分詞 現 :現在分詞 目 :他動詞の目的語 名 : 〃 となる名詞句 形 :形容詞 副 :副詞 前 :前置詞 前目:前置詞の目的語■
(1)「自動詞+副詞」≒「自動詞」
句動詞の核となる動詞が自動詞であり、そのまま自動詞として働きます。
My car broke down on the way. 車が途中で故障した。 自 副 --S--- ----V-----
A war may break out. 戦争が勃発するかもしれない。 自 副 --S-- ----V----
(2)「自動詞+前置詞+前置詞の目的語」≒「他動詞+目的語」
前置詞の目的語が代名詞の場合でも、「自動詞+前置詞の目的語+前置詞」の語順 にはなりません。
句動詞の核となる動詞が自動詞であり乍ら他動詞として働きます。 しかし、他動詞として機能しても、受動態に書き換えることができるものと できないものがあります。 他動性の高い句動詞、換言すれば受動者を目的語とする句動詞は、 受動態に書き換えることができます。 受動化の可否の判断は、後記の◇句動詞 (10)句動詞の受動化の目安を参照して下さい。
(a)受動態に書き換えることができるもの
John called on me yesterday. 昨日ジョンが訪ねてきた。 自 前 前目 (callは自動詞、立ち寄る) S ----V---- O → I was called on by John yesterday. (受動態) 前目 ----自---- 前 S ------V------
They will well look after this boy. 自 前 --前目-- S ----V----- ---O---- → This boy will be well looked after. (受動態)この子は十分に世話をして貰えるだろう。 --前目-- --………--自-- 前 ---S---- --………-V----------
Don't hesitate to ask for advice. ためらわずに助言を求めなさい。 自 前 前目 (s) ----v----- o (S) V --------O--------
You never listen to me. 君は決して私の言うことを聞かない。 自 前 前目 S ----V---- O × You never listen me to. 自 前目 前 前置詞の目的語が代名詞meであっても前置詞の前には置けません。
前置詞が文の末尾になる場合があります。
I've found the book which I was looking for. 捜していた本を見つけたところです。 前目 自 前 O S -----V-----
(b)受動態に書き換えることができないもの
I am waiting for the bus. バスを待っているのです。 自 前 -前目-- S -----V----- ---O---
I don't care for that color. その色は嫌いだ。 自 前 ---前目--- S ---V---- ----O-----
前置詞が文の末尾になる場合があります。
What are you thinking about? 何のことを考えているんですか。 前目 自 前 O S ------V-------
(c)「自動詞+前置詞+that節(前置詞の目的語)」、「自動詞+前置詞+wh節(前置詞の目的語)」
前置詞の目的語としてthat節をとる場合、前置詞は脱落します。 複合接続詞in that、except that以外にthatの前に前置詞を置くことはありません。
She insisted on his going there. @彼女はそこに行けと言ってきかなかった。 自 前 ---前目--- (goingは動名詞) S -----V----- ------O-------- = She insisted on him going there. A 自 前 前目 (goingは現在分詞) S -----V----- O C = She insisted that he (should) go there. B 自 ----------前目----------- (前置詞onは脱落) S V -----------A------------- ≒ She insisted that he (should) go there. C 他 -----------目------------ S V -----------O------------- = She insisted on it that he (should) go there. D 自 前 前目 (itは形式目的語) S -----V----- O --------真目的語--------- @の前置詞の目的語his going〜をthat節に書き換えたBでは、 前置詞onはthatの前に置けないため脱落するので、 Cのようにinsistedを他動詞と見做すことができます。 更にCのthat節を形式目的語itで置き換えてthat節を文末に回したDでは、 再びonが現れます。 that節を文末に回すことを外置といいます。 外置については、◆Tips(その2) ◇文末重心の原理 principle of end-weightを参照して下さい。
前置詞の目的語としてwh節をとる場合には、前置詞を残すこともできますが、 略式体では省略されます。
Everything depends on whether he will help us. 一切は彼が援助してくれるかどうかにかかっている。 自 前 ---------前目---------- S ----V----- ----------O------------ = Everything depends whether he will help us. (略式体、前置詞onは脱落) 自 ---------前目---------- S V ----------A------------ ≒ Everything depends whether he will help us. 他 ----------目----------- S V ----------O------------ that節に書き換えると、本来は自動詞であるdependsを他動詞と見做すことができます。
(d)「他動詞+at+前置詞atの目的語」≒「自動詞+at+前置詞atの目的語」、 「 〃 +on+ 〃 on 〃 」≒「 〃 +on+ 〃 on 〃 」≒「他動詞+目的語」
kick、knock、hit、strike、cut、tearなどの接触動詞は本来、他動詞ですが、 自動詞のようにat、onを伴って用いられる場合があります。
この用法の他動詞は努力を表し、同時に他動詞的行為が未達成であることを含意します。
John kicked the ball. ジョンはボールを蹴った。(蹴る行為は達成済) S V ---O---- John kicked at the ball. ジョンはボールを蹴り掛かった。(蹴る行為は未だ完遂されていない) 他 前 --前目-- S ----V---- ---O----
John pulled The rope. ジョンはロープを引っ張った。(引く行為は達成済) S V ---O---- John pulled on the rope. ジョンはロープを引っ張ろうとした。(引く行為は未だ完遂されていない) 他 前 --前目-- S ----V---- ---O----
(3)「自動詞+副詞+前置詞+前置詞の目的語」≒「他動詞+目的語」
句動詞の核となる動詞が自動詞であり乍ら他動詞として働きます。 しかし、他動詞として機能しても、受動態に書き換えることができるものと できないものがあります。 受動化の可否の判断は、後記の◇句動詞 (10)句動詞の受動化の目安を参照して下さい。
(a)受動態に書き換えることができる句動詞
We should do away with these restrictions. こういう制限は廃止しなければならない。 自 副 前 -------前目------- S -----V------ --------O--------- → These restrictions should be done away with. (受動態) -------前目------- --自--- 副 前 --------S--------- --------V--------
We must squarely face up with such problems. このような問題は真っ向から取り組まなくちゃ駄目だ。 自 副 前 ----前目----- S -----V------ ------O------ → Such problems must be squarely faced up with. (受動態) ----前目----- --……………-自-- 副 前 ------S------ -----------V-------------
They always looked down on us as poor relations. 彼らは、私達を貧乏な親類としていつも見下していた。 自 副 前 前目 S ------V------- O
I must make up for lost time. 空費した時間の埋合せをしなければならない。 自 副 前 --前目--- S -----V----- ----O----
(b)受動態に書き換えることができない句動詞
We have just run out of sugar. 丁度、砂糖を切らしてしまった。 自 副 前 前目 S ----V----- O × Sugar has just been run out of.
The old man cannot keep up with the times. その老人は時世に遅れずについていくことができない。 自 副 前 --前目--- -----S----- -----V------ ----O---- × The times cannot be kept up with by the old man.
I was listening in on the radio then. その時ラジオを聴いていた。 自 副 前 --前目--- S -------V------- ----O----
(4)「他動詞+副詞+目的語」/「他動詞+目的語+副詞」≒「他動詞+目的語」
句動詞の核となる動詞が他動詞なので、「句動詞+目的語」全体が熟語化した自動詞 として機能する場合以外は受動態に書き換えることができます。
受動化の可否の判断は、後記の◇句動詞 (10)句動詞の受動化の目安を参照して下さい。
目的語は、副詞の後または前に置きます。
■語順が「他動詞+目的語+副詞」の場合の文型は、副詞が目的語を叙述的に修飾して 目的語と副詞との間に意味的な「主語+述語」の構造が成立しているとは 考えにくいので、副詞を目的格補語Cではなく義務的な副詞語句Aとして 表示しています。■
I called up John today. 今日ジョンに電話をかけた。 他 副 目 (callは他動詞、〜に電話をかける) S ------V------- O = I called John up today. 他 目 副 S V O A(?) upはJohnを叙述的に修飾する目的格補語ではなく、calledを 修飾しているように思えるのでAとしております。
I helped her to fill in the form. 彼女が申込用紙に記入するのを手伝った。 他 副 ---目--- s ---------v--------- ---o---- (s、v、o、aは意味的な主語、述語、目的語、義務的な副詞語句) S V O ---------C--------- = I helped her to fill the form in. 他 ---目--- 副 s ---v--- ---o---- a(?) S V O ---C---
He turned on the light. 彼は灯りを点けた。 他 副 ---目---- S ----V---- ----O---- = He turned the light on. 他 ---目---- 副 S V ----O---- A(?)
但し、次のように動詞と副詞の結びつきが緊密な句動詞、換言すれば 熟語性の高い句動詞は、目的語を副詞の前に置くことができません。
He had given up hope. 彼は絶望した。 他 副 目 S ------V------ O × He had given hope up. 他 目 副
目的語が代名詞の場合、目的語は常に副詞の前に置きます。
He turned it on. 彼はそれ(灯り)を点けた。 他 目 副 (itは代名詞) S V O A(?) × He turned on it. 他 副 目 S -----V------ O
■「call up」型=「他動詞+副詞」と「call on」型=「自動詞+前置詞」の違い
(a)「call up〜」と「call on〜」の比較
「call up」のcallは「〜に電話をかける」というう意味の他動詞、 「call on」のcallは「立ち寄る」というう意味の自動詞です。
「call +up+O 」=「他動詞        +副詞 +他動詞の目的語」 = 「call+O+up φ」=「他動詞+他動詞の目的語+副詞 φ 」 × 「call +up+O 」=「他動詞 +副詞 +O(代名詞) 」 ○ 「call+O+up φ」=「他動詞+O(代名詞) +副詞 φ 」 目的語Oは元々、他動詞の目的語なので、他動詞の直後に置き、 副詞を目的語Oの後ろに置くことができます。 「目的語O=代名詞」の場合には、副詞の後ろに目的語Oを置くことはできません。
「call +on+O 」=「自動詞 +前置詞+前置詞の目的語」 × 「call+O+on φ」=「自動詞+前置詞の目的語+前置詞 φ 」 ○ 「call +on+O 」=「自動詞 +前置詞+O(代名詞) 」 × 「call+O+on φ」=「自動詞+O(代名詞) +前置詞 φ 」 目的語Oは元々、前置詞の目的語なので、前置詞の前に置くことはできません。 「目的語O=代名詞」の場合にも、同様です。
I called up John today. 私は今日、ジョンに電話をかけた。 他 副 目 S ---V---------- O (Johnは他動詞calledの目的語) = I called John up φ today. 他 目 副 S V O × I called up him today. 私は今日、彼に電話をかけた。 他 副 目 S ---V---------- O (代名詞himは他動詞calledの目的語) ○ I called him up φ today. 他 目 副 S V O
I called on John today. 私は今日、ジョンを訪問した。 自 前 前目 S ---V---------- O (Johnは前置詞onの目的語) × I called John on φ today. 自 前目 前 S V O ○ I called on him today. 私は今日、彼を訪問した。 自 前 前目 S ---V---------- O (代名詞himは前置詞onの目的語) × I called him on φ today. 自 前目 前 S V O
(b)「自動詞+前置詞」の中には関係詞の前置詞随伴が可能なものがありますが、 「他動詞+副詞」 は副詞を関係詞の前に回すことができません。 (φは前置詞が本来あるべき位置)
前置詞随伴について詳しくは、 ◆Tips(その2) ◇関係詞節に於ける前置詞随伴、前置詞残留を参照して下さい。
The boy whom I called on today is John. 今日私が訪問した少年はジョンだ。 前目 自 前 (略式体) O S ----V---- = The boy on whom I called φ today is John. (格式体) 前 前目 自 O S ----V----
The boy whom I called up today is John. 今日私が電話した少年はジョンだ。 目 他 副 O S ----V---- × The boy up whom I called φ today is John. 副 目 他
(c)「run A over」、「run over A」(車や運転者が人や動物を轢く)は例外
この句動詞には上記(a)、(b)の規則が当てはまりません。 「run A over」のoverは副詞で、被害者を強調します。
「run over A」のoverは前置詞で、轢く行為を強調します。
The car ran a boy over. 車が少年を轢いた。 他 -目-- 副 ---S--- V --O-- A(?) The car ran him over. 他 目 副 ---S--- V O A(?) 被害者a boyを強調するので、overが副詞であっても「ran over a boy」の語順には なりません。
The car ran over a boy. 自 前 前目- ---S--- ---V---- --O-- The car ran over him. 自 前 前目 ---S--- ---V---- O 轢く行為ran overを強調する場合のoverは前置詞なので、 代名詞himであっても「ran him over」の語順にはなりません。
→ A boy was run over. (受動態) --S-- -----V------ He was run over. (受動態) S -----V------ 「run A over」、「run over A」は普通、受動態で用いられるので、 overが副詞なのか前置詞なのか区別できません。■
(5)「他動詞+目的語+副詞」≒「手段動詞+ネクサス目的語」(使役・移動)
他動詞を手段の意味で用い、使役や移動を表します。
ネクサス目的語については、 ◆基本5文型例文集 ◇見掛け上のSVOCの真の文型 (1)補部構造とネクサス目的語(補文)を参照して下さい。
他動性が高いので、換言すれば目的語は受動者なので、受動態に 書き換えることができます。 受動化の可否の判断は、後記の◇句動詞 (10)句動詞の受動化の目安を参照して下さい。
■文型は、副詞が目的語を叙述的に修飾して、目的語と副詞との間に 意味的な「主語+述語」の構造が成立していると考えられるので、 副詞を目的格補語Cとして表示しています。■
He didn't get his jokes across. 彼のジョークは通じなかった。 他 ---目---- 副 ----s--← ←v S V ----O---- C (見掛け上の文型) S V -------O-------- (真の文型、Oはネクサス目的語) → His jokes weren't got across. (受動態) ---目---- ----他----- 副 ----S---- --------V--------- ネクサス目的語のhis jokesとacrossとの間には意味的な「主語+述語」の構造が成立しています。
They laughed the poor guy out of the room. 彼らは、可哀そうに、あざ笑ってその男を部屋から追い出した。 他 -----目----- 副 -----s----← ←v S V -----O------ C (見掛け上の文型) S V -------------O-------------- (真の文型、Oはネクサス目的語) → The poor guy was laughed out of the room. (受動態) -----目----- ----他----- 副 -----S------ -------V------- ネクサス目的語のthe poor guyとoutとの間には意味的な「主語+述語」の構造が成立しています。
I'll see myself out. お見送りは結構です。(私は自分を送り出す。) 他 目 副 s← ←v S V O C (見掛け上の文型) S V ----O----- (真の文型、Oはネクサス目的語)
Things will work themselves out. 物事は自ずとうまくいくだろう。 他 目 副 s← ←v S V O C (見掛け上の文型) S V ------O------- (真の文型、Oはネクサス目的語)
(6)「他動詞+名詞句(目的語)+前置詞+前置詞の目的語」(複合動詞)
(a)目的語は他動詞と共起できる名詞句でさえあればよいもの
句動詞全体の結びつきは、後記の(b)、(c)に比べると弱いです。
■句動詞全体の結びつきが弱いので、文型は、名詞句を動詞の一部と見做さずに 「他動詞+名詞句(目的語)」=「V+O」として表示しています。 また、前置詞句が名詞句(目的語)を叙述的に修飾して 名詞句と前置詞句との間に意味的な「主語+述語」の構造が成立しているとは 考えにくいので、前置詞句を目的格補語Cではなく義務的な副詞語句Aとして 表示しています。■
The pickpocket robbed her of her purse. すりが彼女の財布を掏(す)った。 他 名 前 --前目--- ------S------- V O -----A------
The old man protected the tree from frost. 老人はその木を霜から守った。 他 ---名--- 前 前目 -----S----- V O -----A----
I must thank you for your help. ご援助頂き有難うございます。 他 名 前 --前目--- S V O ------A------
Most people prefer the new system to the old one. 大抵の人々は古い制度よりも新しい制度を好む。 他 ------名------ 前 ---前目---- -----S----- V ------O------- ------A-------
(b)他動詞に応じて生起する名詞句が定まっているもの
句動詞全体の結びつきが、前記の(a)より緊密です。
take care of、take notice of、make a mess of、make mention ofなど
■句動詞全体の結びつきがやや強いので、文型は、名詞句(目的語)を動詞の一部と 見做して「他動詞+名詞句(目的語)+前置詞」=「V」として表示しています。■
My secretary takes good care of my mail. 秘書が私宛の郵便物の処理を上手にしてくれる。 他 名 前 -前目-- -----S------ --------V--------- ---O---
take care+to doの形もあります。
Take care not to break the eggs. 卵を割らないように注意しなさい。 他 名 ----to不---- ----V---- ----------O----------
He never pays attention to what she says. 彼は彼女の言うことに一向に構わない。 他 名 前 ----前目----- S --------V-------- ------O------
We took careful note of his request. 彼の依頼を慎重に考慮した。 他 名 前 ---前目---- S ---------V---------- -----O-----
They took advantage of John. ジョンの弱みに付け込んだ。 他 名 前 前目 S --------V-------- O = They utilized John. (take advantage of=utilize) 他 目 S V O → John was taken advantage of. (受動態) 前目 他 名 前 S ----------V----------- They took advantage of John. 他 名 前 前目 S V O ---A--- → Advantage was taken of John. (受動態、格式体) 名 他 前 前目 S ----V---- ---A---
(c)句動詞全体の熟語性が高いもの
catch sight of、make sense of、make fun of、make a fool of、keep track ofなど
句動詞全体の結びつきが、前記の(a)、(b)より緊密です。
■句動詞全体の結びつきがかなり強いので、文型は、名詞句(目的語)を動詞の一部と 見做して「他動詞+名詞句(目的語)+前置詞」=「V」として表示しています。■
I suddenly caught sight of the lifeboat. 救命ボートの姿が突然見えた。 他 名 前 ----前目---- S -------V------- -----O------ → The life boat was suddenly caught sight of. (受動態) ----前目----- 他 名詞 前 ------S------ ----…………--V------------- × Sight was suddenly caught of the life boat. (受動態) 名 他 前 ----前目----- catch sight ofは熟語性が高いので、この句動詞の一部となっているsightを 分離して主語にすることはできません。
I can never make sense of this code. この暗号はまるで意味が分からない。 他 名 前 --前目--- S ------V------ ----O---- → This code can never be made sense of. (受動態) --前目--- 他 名 前 ----S---- -------V-------- × Sense can never be made of this code. (受動態) 名 他 前 --前目---
(7)「自動詞+前置詞+前置詞の目的語+前置詞+前置詞の目的語」
He argued with John about politics. 彼はジョンと政治を論じた。 自 前 前目 前 前目 S -----V----- O ----副詞句----
John talked to me about himself. ジョンは私に自分のことを話した。 自 前 前目 前 前目 S ----V---- O ---副詞句----
I competed with him for the prize. 私はその賞を目指して彼と競った。 自 前 前目 前 --前目--- S ------V------ O ---副詞句----
Japan depends on other countries for oil. 日本は石油を他国に依存している。 自 前 -----前目------ 前 前 S ----V----- -------O------- -副詞句-
(8)「他動詞+名詞句(目的語)+副詞+前置詞+前置詞の目的語」
目的語は他動詞と共起できる名詞句でさえあればよいです。
用いられる動詞の性質が前記の(5)「他動詞+目的語+副詞」≒「手段動詞+ネクサス目的語」(使役・移動)の 動詞と類似しているように思われるので、副詞を目的格補語Cとして表示しています。
■文型は、副詞が名詞句(目的語)を叙述的に修飾して、名詞句と副詞との間に 意味的な「主語+述語」の構造が成立していると考えられるので、 副詞を目的格補語Cとして表示しています。■
We let him in on our plans. 彼を我々の計画に参加させた。 他 名 副 前 --前目--- s← ←v S V O C(?) ---副詞句---
He put his success down to hard work. 彼は自分の成功を勤勉のせいにした。 他 ----名----- 副 前 --前目--- -----s---← ←v S V -----O----- C(?) ---副詞句---
You shouldn't take your resentment out on your wife. 君の憤懣を奥さんにぶつけちゃいけないよ。 他 ------名------- 副 前 --前目--- -------s-----← ←v S V -------O------- C(?) ---副詞句---
We brought them around to our point of view. 彼を説得して我々の考え方に同意させた。 他 名 副 前 ------前目------- s← ←v--- S V O C(?) -------副詞句-------
They sent the boy away for the doctor. 他 --名--- 副 前 ---前目--- ---s-← ←v S V ---O--- C(?) ----副詞句---- → The boy was sent away for the doctor. (受動態)男の子は医者を呼びにやられた。 --名--- 他 副 前 ---前目--- ---S--- --------V-------- ----O-----
Things brought us up against unexpected delays. 他 名 副 前 ------前目------- s← ←v S V O C(?) ---------副詞句---------- → We were brought up against unexpected delays. (受動態)私達は予期せぬ遅延にぶつかった。 名 他 副 前 ------前目------- S -----------V----------- --------O--------
I am fed up with you. (受動態)君にはうんざりした。 名 他 副 前 前目 S ------V------- O × Things feed me up with you. 他 目 副 前 前目 常に受動態で用いられます。
(9)「自動詞+形容詞」≒「自動詞」 「他動詞+目的語+形容詞」 「他動詞+原形不定詞」 「他動詞+過去分詞」 「他動詞+目的語+現在分詞」
I must plead guilty to this. このことには身に覚えがあると言わなければならない。 自 形 S -----V------
You'd better lie low for a few weeks. あなたは数週間は身を隠していた方がいい。 自 形 S ---V---
I broke even on the deal. その取引では損得なしだった。 自 形 S ----V-----
We pumped the well dry. 井戸を汲み干した。 他 ---目--- 形 S V ---O---- C
At one blow I brought him low. 一撃のもとに彼を倒した。 他 目 形 S V O C
We must make do with cheap clothes. 安物の衣服で間に合わせなければならない。 他 原 前 ----前目----- S -----V------ ------O------ make O do withの省略。
Let's make believe we are soldiers. 兵隊ごっこをしよう。 他 原 --believeの目-- (S) -----V------ -------O------- make people believeの省略。 V O C
Live and let live. 互いに邪魔せずにやっていく。 他 原 (S) V ---V---- let others liveの省略。 V O C
We got rid of all the old furniture. 古い家具は残らず処分してしまった。 他 過 前 --------前目--------- S ----V----- ---------O-----------
Let's get started. さあ、始めよう。 他 過 -----v----- V O -----C----- get ourselves startedの省略。 V O C
We'd better get going. 急いだほうがいい。 他 現 S ----V----
I left him standing in the study of English. 英語の勉強では、彼を追い越した。 他 目 現 S V O C

(10)句動詞の受動化の目安
(a)前置詞付き動詞、副詞付き動詞、副詞+前置詞付き動詞は受動化できる
「自動詞+前置詞+前置詞の目的語」≒「他動詞+目的語」 「自動詞+副詞+前置詞+前置詞の目的語」≒「他動詞+目的語」 「他動詞+副詞+目的語」/「他動詞+目的語+副詞」≒「他動詞+目的語」 「他動詞+目的語+副詞+前置詞+前置詞の目的語」
「句動詞+目的語」全体が熟語化した自動詞として機能する場合以外は 1つの他動詞として働くので、受動態に書き換えることができます。
John called on Mary. ジョンはメアリーを訪問した。 自 副 目 S ----V---- O (前置詞付き動詞) → Mary was called on by John. (受動態) 目 自 副 S ------V------
John called up Mary. ジョンはメアリーに電話をかけた。 他 副 目 S ----V---- O (副詞付き動詞) → Mary was called up by John. (受動態) 目 他 副 S ------V------
We should do away with these restrictions. こういう制限は廃止しなければならない。 自 副 前 -------前目------- S -----V------ --------O--------- (副詞+前置詞付き動詞) → These restrictions should be done away with. (受動態) -------前目------- --自--- 副 前 --------S--------- --------V-------
I can't put up with that fellow. あの男には我慢できない。 他 副 前 ---前目---- S -----V----- -----O----- (副詞+前置詞付き動詞) → That fellow can't be put up with. (受動態) ---前目---- 他 副 前 -----S----- ------V-------
「句動詞+目的語」全体が熟語化した自動詞として機能する場合には 受動態に書き換えることができません。
The train picked up speed. 電車は速度を上げた。 他 副 目 ----S---- -------V------- × Speed was picked up (by the train). 目 他 副
(b)他動性の高い句動詞は受動化できる
「自動詞+前置詞+前置詞の目的語」≒「他動詞+目的語」 「自動詞+副詞+前置詞+前置詞の目的語」≒「他動詞+目的語」 「他動詞+副詞+目的語」/「他動詞+目的語+副詞」≒「他動詞+目的語」 「他動詞+目的語+副詞」≒「手段動詞+ネクサス目的語」(使役・移動) 「他動詞+名詞句(目的語)+前置詞+前置詞の目的語」(複合動詞) 「他動詞+目的語+副詞+前置詞+前置詞の目的語」
他動性の高い句動詞の場合、換言すれば句動詞の目的語が受動者である場合には、 受動態に書き換えることができます。 また、別の1語の他動詞に置き換えることができる句動詞も他動性が高いと言えます。 (受動者:動詞の表す行為や作用の影響を受ける人や物)
John's wife gets at him frequently. 自 前 前目 -----S----- ---V--- O (前置詞付き動詞) = John's wife criticizes him frequently. (get at=criticize) 他 目 -----S----- V O → John is got at frequently by his wife. (受動態)ジョンは度々妻に叱られる。 前目 自 前 S ----V---- him=Johnはget atという行為により精神的な影響を受ける受動者であり、 get atは1語の他動詞criticizeに置き換えることができます。
George Washington lived in this house. ジョージ・ワシントンはこの家に暮らしていた。 自 前 ---前目--- --------S-------- ---V---- ----O----- (前置詞付き動詞) = George Washington inhabited this house. (live in=inhabit) 自 前 ---前目--- --------S-------- V ----O----- → This house was lived in by George Washinton. (受動態) ---前目--- 自 前 ----S----- -----V------ this houseはlive inという行為により物理的な影響を受ける受動者であり、 live inは1語の他動詞inhabitに置き換えることができます。
George Washington lived in Virginia. ジョージ・ワシントンはバージニア州に住んでいた。 自 前 前目 --------S-------- ---V---- O = George Washington lived in Virginia. 自 前 前目 --------S-------- V -----A----- (Aは義務的な副詞語句) × Virginia was lived in by George Washinton. (受動態) 前目 自 前 Virginiaは単に場所を表しているだけで、live inという行為により 何らかの影響を受ける受動者にはなり得ません。
He didn't get his jokes across. 彼のジョークは通じなかった。 他 ---目---- 副 (getは手段動詞) ----s--← ←v S V ----O---- C (見掛け上の文型) S V -------O-------- (真の文型、Oはネクサス目的語) → His jokes weren't got across. (受動態) ---目---- ----他----- 副 ----S---- --------V--------- his jokesは受動者です。
I can never make sense of this code. この暗号はまるで意味が分からない。 他 名 前 --前目--- S ------V------ ----O---- → This code can never be made sense of. (受動態) --前目--- 他 名 前 ----S---- -------V-------- × Sense can never be made of this code. (受動態) 名 他 前 --前目--- make sense ofは熟語性が高いので、この句動詞の一部となっているsenseを 分離して主語にすることはできません。
次の文は例外です。
They took advantage of John. ジョンの弱みに付け込んだ。 他 名 前 前目 S --------V-------- O (複合動詞) = They utilized John. (take advantage of=utilize) 他 目 S V O → John was taken advantage of. (受動態) 前目 他 名 前 S ----------V----------- They took advantage of John. 他 名 前 前目 S V O ---A--- → Advantage was taken of John. (受動態、格式体) 名 他 前 前目 S ---V----- ---A---

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   ◇品詞などの略語と働き
1 n.(noun) 名詞
boy, family, water, peace, Paris
2 C(countable) 可算名詞
普通名詞
boy, bird , apple, book
集合名詞
family, class , people, police
3 U(uncountable) 不可算名詞
物質名詞
air, water, wood, coffee
抽象名詞
peace, power, health, truth
固有名詞
Paris, Tom, Tuesday, May
4 pl.(plural) 複数形
boys, families
5 pron.(pronoun) 代名詞
名詞の代わりに用います
I, my, me, mine, myself, it, this, that, such, one, some, another, other, so(句、節の代用)
6 vi.(intransitive verb) 自動詞
go, start, be, become
7 vt.(transitive verb) 他動詞
have, love, make, find
8 a.(adjective) 形容詞
(1)限定用法: 名詞を前から修飾します。
new, full, high, some, another, other, kindly, friendly (〜lyは一般に副詞ですが、〜lyの形容詞も有ります。)
a white dog a. n.
(2)叙述用法: 名詞を後ろから修飾し、また主格補語、目的格補語になります。
a basket full of apples 篭一杯の林檎 n. a.
a wall ten feet high 10フィートの高さの壁 n. a.
something new 何か新しい物 n. a.
上記の例は、学校文法では限定用法と教わりますが、叙述用法とする方が適切です。
She remained silent all the time. 彼女はずっと黙ったままだった。 S V C
He is afraid of dogs. 彼は犬が怖い。 S V C
The baby is fast asleep. その赤ん坊はぐっすり眠っている。 S V C
Please make yourself confortable. どうぞ楽にして下さい。 (S) V O C
(3)限定用法と叙述用法: 意味が異なる場合が有ります。
the present mayor (限定) 現在の市長 all the people present (叙述) 出席者全員 = all the people who are present The mayor was present at the ceremony. (叙述) 出席して S V C
a certain man (限定) 或る人 It is certain that he will come. (叙述) 確かで S V C (It: 形式主語、that節: 真主語)
a responsible job (限定) 責任の重い仕事 the person responsible for the mistake (叙述) そのミスはその人のせいだ
以下は、形容詞化した過去分詞の例です。
concerned people (限定) 心配している人々 the people concerned (叙述) 関係者
an involved story (限定) 複雑な話 the people involved (叙述) 関係者
9 adv.(adverb) 副詞
動詞、形容詞、他の副詞を修飾します。
always, kindly, too, very
He is very clever. 非常に賢明だ。 adv. a. 10 auxil.v.(auxiliary verb) 助動詞
動詞だけでは表せない意味を加えます。
can, could, shall, should, must, will, have, do
11 prep.(preposition) 前置詞
前置詞の目的語となる名詞、代名詞などの前に置かれ、形容詞句、副詞句を導きます。
at, in, on, for, of, but
(1)形容詞句(叙述用法): 形容詞のように名詞を後ろから修飾し、また補語になります。
The book on the desk is mine. 机の上の本は私の物だ。 n. -----a.----
上記の例は、学校文法では限定用法と教わりますが、叙述用法とする方が適切です。
This computer is of great use. このコンピュータは大いに役に立つ。 S V ------C-----
I'm on my way home. 家に帰る途中だ。 S V ------C-------
I found it of no help. それが役に立たないことが分かった。 S V O -----C----
I can't accept her story as true. 彼女の話が真実とは思えない。 S V ----O---- ---C---
We found him in high spirits. 彼が上機嫌であるのが分かった。 S V O -------C-------
(2)副詞句: 副詞のように、動詞、形容詞、副詞を後ろから修飾します。
I was born in Fukushima. 福島生まれだ。 vt. ----adv.---- S V C -----A------ 尚、この文に於けるbornは形容詞と見做すべきです。 詳しくは、 ◆Tips(その2) ◇受動態 (動詞的受動態) とSVCA (形容詞的受動態) の区別 を参照して下さい。
She is good at swimming. 彼女は泳ぎが得意だ。 a. ----adv.---
He came late in the afternoon. 彼は午後遅くになってから来た。 adv. ------adv.------
(3)前置詞の目的語: 名詞、代名詞、形容詞、副詞、to不定詞、動名詞、 前置詞句、wh節(名詞節)などがきます。(×that節)
He went out for a walk. 彼は散歩に出かけたよ。 n.
I have heard nothing from him. 彼からは何んの便りもなかった。 pron.
I know nothing about it for sure. 確かなことは何も知らない。 a.
She returned from abroad. 彼女は海外から帰国した。 adv.
I had no choice but to keep silent. 黙っている他に術がなかった。 ---to不定詞---
He entered my room without knocking. 彼はノックせずに部屋に入ってきた。 ger.
A cat appeared from under the table. テーブルの下から猫が現れた。 ----前置詞句---
She said nothing about what he had told her. --------wh節-------- what: 複合関係代名詞/疑問代名詞 彼女は彼が話したことを何も言わなかった
12 conj.(conjunction) 接続詞
(1)等位接続詞: 語と語、句と句、節(文)と節(文)を連結します。
and, but, or, nor, for(説明の追加)
(2)等位相関接続詞: 1対の語が呼応して接続詞として働きます。
This book is both interesting and instructive. ---- --- この本は面白くてためになる。
He is now either in the gym or in the library. ------ -- 彼は今体育館か図書館のどちらかに居る。
The child can neither read nor write yet. ------- --- 子供達はまだ読み書きできない。
He is famous not only in Japan but (also) all over the world. -------- ---------- = He is famous all over the world as well as in Japan. ---------- 彼は日本ばかりでなく世界中で有名だ。
She writes a good hand as well as she is smart and beautiful. ---------- 彼女は聡明で美しい上に達筆だ。
(3)従属接続詞: 従属節としての名詞節、形容詞節、副詞節を導き、 文の要素(S,O,C)や修飾語(副詞,同格の形容詞)として働きます。
that, if, when, while, as, until, before, after, since, because
The fact is that I've spent all the money. 実は金を全部使ってしまった。 S V ---------C(名詞節)----------- I think that she will come tomorrow. 彼女は明日来ると思う。 S V --------O(名詞節)----------
The fact that he is honest is true. 彼が正直だということは本当だ。 S --形容詞節(同格)- V C 同格のthatは省略されることがあります。
I am afraid that the train will be delayed. 電車が遅れるのではないかと思う。 S V C ----------A(副詞節)----------- (感情の形容詞: happy, sure, surprised)
He made it clear that he was against the war. ----------名詞節----------- (it: 形式目的語 that節: 真目的語) 彼は戦争に反対であることを明らかにした。
I will ask him if he knows the answer. 彼が答えを知っているか聞いてみる。 S V IO ------DO(名詞節)------
It rained after we left home. 出かけた後で雨になった。 ----時の副詞節----
Please give him my message when you meet him tomorrow. --------時の副詞節-------- 明日彼に会うときに伝言を伝えて下さい。
You can come with me if you want. 来たいのなら一緒に来なさい。 -条件の副詞節-
Though the dog is big, he's very gentle. その犬は大きいがおとなしい。 -----譲歩の副詞節----
13 root(root) 原形
be, go, have, make, see
14 pres.(the present) 現在形
am, is, are, go, goes, have, has, make, makes, see, sees
15 p.(the past) 過去形
was, were, went, had, made, saw
16 p.p.(past participle) 過去分詞
been, gone, had, made, seen
受動態、現在/過去完了形を作ります
be+p.p., have+p.p., had+p.p.
動詞の働きをすると同時に、 受動的な意味や能動的完了的の形容詞(限定用法)、 受動的な意味の補語(叙述用法)の働きをします。 名詞を後ろから修飾する場合、間の 関係代名詞that[which]+be が省略されたとみなすこともできます。
(1)限定用法: 形容詞のように名詞を前から修飾します。
他動詞の過去分詞は受動的な意味を表します。 a broken vase 割れた花瓶(割られた) a. n.
自動詞の過去分詞は能動的完了的な意味を表します。 fallen leaves 落葉(落ちてしまった葉) a. n.
(2)叙述用法: 形容詞のように名詞を後ろから修飾し、また主格補語、目的格補語になります。
この働きをするのは他動詞で、受動的な意味を表します。 He admired the picture (which is) painted by his son. S V n. a. 彼は自分の息子が描いた絵に感服した。(息子によって描かれた絵)
上記の例は、学校文法では限定用法と教わりますが、叙述用法とする方が適切です。
The problem remains unsolved. その問題は未解決のままだ。 S V C′ (C′は準主格補語)
She sat surrounded by her children. 彼女は自分の子供達に囲まれて座っていた。 S V C′ (C′は準主格補語)
I heard my name called. 名前が呼ばれるのが聞こえた。 S V O C
I couldn't make myself understood in English. 私の英語が通じなかった。 S V O C
17 pres.p.(present participle) 現在分詞
being, going, having, making, seeing
現在/過去進行形を作ります。
be+pres.p.
動詞の働きをすると同時に、 能動的な意味の形容詞(限定用法)、補語(叙述用法)の働きをします。 名詞を後ろから修飾する場合、間の 関係代名詞that[which]+be が省略されたとみなすこともできます。
(1)限定用法: 形容詞のように名詞を前から修飾します。
boiling water お湯 a. n.
a surprising story 驚くべき話 a. n.
(2)叙述用法: 形容詞のように名詞を後ろから修飾し、また主格補語、目的格補語になります。
Who is the girl (that is) waving her hand? 手を振っている少女は誰ですか。 S V O n. a.
上記の例は、学校文法では限定用法と教わりますが、叙述用法とする方が適切です。
The puppy kept crying all night. その子犬は一晩中鳴き続けた。 S V C
She went shopping. 彼女は買い物に出かけた。 S V C′ (C′は準主格補語)
She stood there looking out the window. S V C′ (C′は準主格補語) 彼女は窓から外を見ながらそこに立っていた。
They came running toward us. 彼らは走ってこちらへきた。 S V C′ (C′は準主格補語)
He saw her crossing[cross] the street. 彼は彼女が通りを渡るのを見た。 S V O C [原形不定詞] (V: 知覚動詞)
You should stay alert riding in crowded trains. S V C C′ (C′は準主格補語) 混んでいる電車に乗っているときは用心すべきだ。
She was taking a shower singing a song. S V O C′ (C′は準主格補語) 彼女は歌いながらシャワーを浴びていた。
He spent two hours repairing the car. 彼は車の修理に2時間かかった。 S V ----O---- C′ (C′は準主格補語)
= He spent two hours in repairing the car. S V ----O---- ger.
= It took him two hours to repair the car. 長い時間をかけて苦労した意味を含みます
= It took two hours for him to repair the car. かかった時間を客観的に表します
They listen to the teacher reading[read] the words. S ----V---- O C listen toは句動詞で、自動詞+前置詞=他動詞 彼らは先生が単語を読み上げるのを聞いていた。
He looked at a dog running[run]. 彼は犬が走るのを見ていた。 S ----V---- O C
He thinks of me coming to the party. 彼は私がパーティに行くと思っている。 S ----V---- O C
18 ger.(gerund) 動名詞
being, going, having, making, seeing
動詞の働きをすると同時に、名詞の働きをします。
Speaking French fluently is difficult. フランス語を流暢に話すのは難しい。 -----------S------------ V C He enjoyed talking with her. 彼は彼女と楽しく話した。 S V O
Would you mind my[me] opening the window? (私が)窓を開けても宜しいですか。 S V O S V ------------O------------
We call that asking for trouble. それは自業自得というものだ S V O C
a sleeping bag 寝袋, washing powder 洗剤 sleeping, washingは、bag, powderの使用目的を表します。
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   ◇wh語、thatの品詞と働き
同じ単語でも、次のようにいろいろな品詞が有ります。 同じ品詞でも、異なる働きをする場合が有ります。
wh語は、疑問詞としてwh句/節を、関係詞や従属接続詞としてwh節を導きます。 thatは、関係詞や従属接続詞としてthat節を導きます。
品詞→ 代名詞 形容詞 副詞 接続詞
働き→ 一般
代名詞
疑問
代名詞
関係
代名詞
複合関係
代名詞
疑問
形容詞
一般
副詞
疑問
副詞
関係
副詞
従属
接続詞
who
whose
whom
what
which
when
where
why
how
that
     △what :   What does it matter?
                それがどうしたというのか、どうでもいいじゃないか。
△when : Since when have you given up smoking? いつから煙草をやめたんだい。
△where: Where are you from? = Where do you come from? 出身はどこですか。




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