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FRUIT -フルーツ-


葡萄(ぶどう)

栽培の歴史は古く、およそ5000年も前から。その品種は1万もあるとされ、世界中の広い地域でもっとも多く生産されている果物です。
世界のぶどう生産量の約8割がワインの原料として消費されているのに対し、日本では栽培されたものの約9割が生食用。巨峰、デラウェア、ピオーネが人気の品種です。
ぶどうには巨峰のような黒皮、甲斐路のような赤皮、マスカットのような緑皮の3種があります。黒皮と赤皮のぶどうには、抗酸化作用のあるアントシアニンが含まれています。

選び方 形が整い、脱粒していないもの。
果粒 張りがあり、果粉がきれいについているもの。潰れや割れがないもの。黒系や赤系品種では果皮色が濃いもの、緑色系品種ではやや黄色のもの。
太く、皺がなく、褐変していないもの。
保存方法 ビニール袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で2~3日。
期待される効能 疲労回復、眼精疲労改善(赤ブドウ)、高血圧予防、動脈硬化予防、心筋梗塞予防、脳梗塞予防、がん予防
ブドウの皮には、眼精疲労や活性酸素の除去に効果があるとされる「アントシアン」が多く含まれます。アントシアンはポリフェノールの一種で、悪玉コレステロールの発生を防ぎ血液をキレイにする働きがあるといわれています。そのため、動脈硬化やがん予防にも期待ができます。デラウェアなどの赤ブドウには、発がん抑制作用を持つといわれる「レスベラトロール」というポリフェノールも含まれています。
また、果実に多く含まれるブドウ糖や果糖は疲労回復に効果があるので暑い夏のエネルギー補給に最適です。
【お取扱い品種】シャインマスカットスチューベン

梨(なし)

日本では弥生時代に栽培が始まったといわれ、『日本書紀』にも記述があります。
日本で食されているなしには「日本なし」「西洋なし」「中国なし」の3種があり、国内生産量は日本なしが圧倒的。様々な品種が作られていて、皮が褐色のものを赤なし、黄緑色のものを青なしとよんでいます。
ちなみに、なしが「無し」に通じるので「有りの実」と呼ぶことも。

選び方 赤なしは軸の反対側の尻の部分まで褐色に着色しているもの。青なしは黄色地にほんのりと緑色が残っているもの。
左右対称で変形していないものが、部位による味のバラツキが少ない。幸水等は腰高の果実よりはやや偏平のものが糖度が高い。
大きさ 中玉で、持つと見かけより重く感じるもの。
皺がなく、弾力性があるもの。
保存方法 ビニール袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で1週間。
期待される効能 便秘改善、高血圧予防、動脈硬化予防、脳梗塞予防、心筋梗塞予防、利尿作用、咳止め
梨は水分と食物繊維が比較的多く、便をやわらかくする糖アルコールの一種「ソルビトール」を含んでいるので便秘予防効果があります。また、カリウムは高血圧予防に効果があり、梨に含まれるアミノ酸の一種の「アスパラギン酸」は利尿作用に有効です。
東洋医学では梨の絞り汁が咳止めに効果があるといわれています。
【お取扱い品種】新興

柿(かき)

奈良時代から栽培されているなじみの果物。アジアやヨーロッパでも「kaki」の名前が通用します。
下記の渋みの元はタンニン。熟すと渋みを感じなくなる甘柿はそのまま食べられますが、渋みが残る渋柿は、アルコールや炭酸ガスを使って渋抜きをしてから出荷されます。
タンニンにはアルコール分解作用があるので、二日酔いの朝は柿を食べましょう。

選び方 果実全面に着色し、褐変がないもの。
表皮 張りがあり、ヘタの部分の果皮に亀裂がないもの。果面に薄く付いている白い粉は果粉(プルーム)と呼ばれています。果実自身が作り出している物質で、これがついているのは新鮮な証です。
特に不完全甘柿では左右対称で変形していないものは、種が全体に入っていて渋くありません。
ヘタ 褐変がないもの。乾燥していないもの。
大きさ 中玉で、持つと見かけより重く感じるもの。
保存方法 ビニール袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で1週間。熟しすぎたものも、冷凍するとシャーベットのようにして美味しく食べられる。
期待される効能 風邪予防、美肌効果、高血圧予防、動脈硬化予防、脳梗塞予防、心筋梗塞予防、がん予防、二日酔い改善
柿に含まれるビタミンCの量は、日本人がよく食べる果物の中でトップクラス。風邪予防や美肌効果に期待できます。また柿のオレンジ色には、抗酸化作用のあるβカロテンのほか、同じカロテノイドの一種「βクリプトキサンチン」が多く含まれていて発がん抑制作用があるといわれています。
渋み成分のタンニンにはアルコールを分解する作用があり、さらに利尿作用のあるカリウム、酸化還元作用のあるビタミンCの相乗効果で二日酔いにも効果があります。
なお、タンニンは血圧の上昇を抑える効果もありますが、一方で鉄分の吸収は妨げられてしまうため貧血気味の人は過剰摂取を控えましょう
【お取扱い品種】平核無富有

林檎(りんご)

人類が食した最古のっ果物がりんご。その起源はおよそ8000年前といわれています。日本での栽培は明治時代に始まり、戦後、接ぎ木技術の進歩にともなって、品種改良がさかんにおこなわれるようになりました。
栄養価が高いことから、欧米では昔から「一日一個のりんごは医者を遠ざける」といわれてきました。

選び方 果実全面に着色し、尻の部分に緑色が残っていないもの。無袋またはサンと表示してあるものは、着色が鮮明でなくても食味は優れているものが多い。また、つがる等の早生種は全面に着色していなくても、緑色が抜けていれば完熟しており、おいしい。
左右対称で変形していないものが、部位による味のバラツキが少ない。
大きさ 中玉で、持つと見かけより重く感じるもの。
表皮 張りがあり、指で軽く弾くと澄んだ音がするもの。
皺がなく、弾力性があるもの。
香り 品種特有のさわやかな芳香を放つもの。
保存方法 ビニール袋に入れて冷暗所に。長期保存する場合は冷蔵庫で。
期待される効能 整腸作用、便秘改善、高血圧予防、動脈硬化予防、脳梗塞予防、心筋梗塞予防、がん予防、アレルギー予防
りんごに多く含まれている水溶性食物繊維のペクチンが消化を促進させ、胃酸のバランスを整えてくれます。便秘や下痢によいといわれるのはこのためです。またペクチンはアレルギー性疾患の予防に有効だという報告もされています。
さらにりんごに含まれるポリフェノールの一種「カテキン」には抗酸化作用があり、高血圧やがん予防、老化予防に期待できます。同じくポリフェノールの一種である「ケルセチン」も動脈硬化やがん予防に有効とされます。りんごはさまざまな病気の予防に効果が期待できるため、まさに「医者いらずの果物」といえるでしょう。
【お取扱い品種】サンふじシナノゴールド

蜜柑(みかん)

現在私たちが食べているみかんは「うんしゅうみかん」といい、400年ほど前に鹿児島で生まれた日本原産のくだものです。同県長島の東町には昭和10年頃まで樹齢300年を超す古木があったとされています。当時、中国から伝来したみかんの仲間《ソウキツやマンキツ》から偶然に生まれたといわれています。

選び方 みかん独特の橙色の濃いもの、ヘタまで橙黄色に着色しているものがおいしい。
どちらかというと偏平なものがおいしい。腰高で丸い果実は糖が低い傾向があります。
大きさ 中玉(L,M,S)がおいしい。極端な大玉は糖・酸ともに低い傾向があります。
皮肌 なめらかで、油胞(脂をためた細胞)がきめ細かく入っているもの。ただし、干ばつの年には肌が粗く表皮が凸凹した果実(菊みかん)になることがありますが、このみかんは糖度が特に高くおいしい。
どちらかというと細いものがおいしい。軸の太い果実は糖・酸ともに低い傾向があります。
保存方法 貯蔵性が高いので、温度が高くならず、風通しの良いところに置くと良いでしょう。
期待される効能 美肌効果、風邪予防、便秘改善、高血圧予防、動脈硬化予防、脳梗塞予防、心筋梗塞予防、がん予防
温州みかんはビタミンCが豊富なので、肌荒れや風邪予防に効果的です。また果肉の袋(じょうのう膜)には便秘改善の作用があるペクチンも多く含まれています。さらに袋や白いスジには、フラボノイドの一種「ヘスペリジン」が含まれていて、高血圧や動脈硬化を予防する効果があるといわれます。
カロテノイドの一種である「βクリプトキサンチン」の含有量は果物の中でトップクラス。βクリプトキサンチンは体内でビタミンAとして働き、消化器官や視力を保持してくれます。また、βクリプトキサンチンは発がん抑制作用や老化予防にも期待されています。
【お取扱い品種】早生温州

[参考資料]からだにおいしい野菜の便利帳(高橋書店)、果物ナビ果物ではじめる健康生活 毎日くだもの200グラム!

サンふじ

現在国内で最も多く生産されている品種です。「国光」×「デリシャス」を親に持ち、1962年(昭和37年)に登録されました。
果実は300g以上と大きめで、酸味が少なく甘味が強いのが特徴。しっかりとした肉質で果汁も多く、蜜入りのものは特に人気があります。
なお、栽培時に袋をかけない「サンふじ」のほうが甘味は強めといわれます。出荷は10月下旬頃から。

シナノゴールド

「ゴールデン・デリシャス」と「千秋」を交配させた品種で、1983年(昭和58年)に長野県で誕生し、1999年(平成11年)に品種登録されました。サイズは300g前後で果皮は黄色に染まります。糖度は14~15度と甘く、適度な酸味もあって濃厚な味わい。また果汁が多くサクサクとした食感も人気です。シーズンは10月上旬頃から。

シャインマスカット

「安芸津21号」×「白南」の交配から育成され2006年(平成18年)に品種登録された緑系のブドウです。
大粒でマスカットの香りを持ち、糖度が20度前後と高くて酸味は少なめ。ほとんどが種なしで、皮が薄いため、皮ごと食べられるのが特徴です。
食味が優れているだけでなく、果肉がしまっていて日持ちがよいことから栽培面積が増えています。

スチューベン

アメリカ生まれで親は「ウェイン」×「シェリダン」。1952年(昭和27年)に日本に導入されました。
果皮は黒く粒はやや小さめで、糖度は高いものだと20度以上にもなります。
青森県を中心に栽培が行われていて、出回り時期は9~12月頃です。
ちなみに、8月上旬頃に出回る「アーリースチューベン」という黒ブドウもあります。これは「バッファロー」という別の品種。バッファローの親は「ハーバード」×「ワトキンス」です。

新興

円形でサイズが500g前後になる大玉の赤梨です。「二十世紀」の自然交雑から誕生し、1941年(昭和16年)に登録されました。
果肉はやわらかくて果汁も多く、甘さの中に適度な酸味があります。収穫時期は10月中旬頃ですが貯蔵性がよいため、寒冷地では年越しまで市場に出回ります。

平核無(ひらたねなし)

「種なし柿」としてよく出回っている品種で「庄内柿」や「おけさ柿」とも呼ばれます。
不完全渋柿ですが、出荷時に渋抜きを行うことで甘くなります。果汁が多くてやわらかく、甘くてまろやかな口当たりが人気。形は四角張った扁平で重さは200~250gくらい。
10月中旬~11月頃に出回ります。

富有

完全甘柿の代表品種で、生産量は市場の半数以上を占めます。
原産は岐阜県で、1857年から栽培されている歴史の長い柿です。形はふっくらと丸みがあり、果皮はオレンジ色。果肉はやわらかくて果汁も多く、甘味が強いのが特徴です。
日持ちは良く10月下旬頃から出回ります。

早生温州

本格的なシーズン到来を感じさせてくれるみかんです。10月下旬~12月頃に出荷され、果皮はほぼオレンジ色に染まり、甘味とほどよい酸味が楽しめます。
品種として有名なのが「宮川早生」で、糖度が高くて味わい深く風味に優れているのが特徴。ほかに「興津早生」も甘味が強くて美味です。どちらもじょうのう膜(袋)が薄くて食べやすいです。
このほか、宮川早生の枝変わりで誕生した果皮が紅橙色の「山下紅早生」や「小原紅早生」なども人気。