1. TOP PAGE>
  2. FRUIT

FRUIT -フルーツ-


甜瓜(メロン)

ヨーロッパから洋種メロンがもたらされたのは明治初期のこと。その後、温室を使ったメロン栽培が始まりました。
現在はハウスやトンネル栽培が主流で、温室で作られているのは高級品です。
皮の網目は、果肉が肥大する際に果皮がはじけてできたひびがかさぶた状になったもの。これがあるものをネットメロンと呼びます。代表的な品種はアールス、クインシーなど。プリンスメロンやハネデューは、ノーネットメロンです。
その果肉の色から「青肉」「赤肉」「白肉」の3つに分類されます。

選び方 品種特有の形で、左右対称で変形していないもの。
大きさ 品種特有の大きさで、手で持つと見かけより重いもの。
果面 全体に張りがあり、尻部に弾力のある柔らかさが出ているもの。ネットがある品種では、果面全体に満遍なくきれいにネットが入っているもの。
香り 品種特有の香りが出ているもの。
保存方法 熟すまでは常温で。食べる直前に冷やす。カットしたものはラップをかけて冷蔵庫で。
期待される効能 利尿作用、高血圧予防、動脈硬化予防、脳梗塞予防、心筋梗塞予防、糖尿病予防、がん予防(赤肉メロン)、風邪予防(赤肉メロン)
メロンに含まれるカリウムの量は果物の中でも特に多く、高血圧や動脈硬化などの予防効果が期待できます。カリウムには水分バランスの調節をする働きもあり、利尿作用やむくみ解消にも効果的です。
また赤肉メロンはβカロテンの含有量がとても多く、老化を予防する抗酸化作用やがん予防にも効果があるといわれています。赤肉メロンはかつては日持ちが悪く独特のカロテン臭がありましたが、現在は改善されて味も日持ちも大きく向上しています。
豊富に含まれるβカロテンには風邪予防にも効果があります。
【お取扱い品種】タカミメロンアンデスメロンレノン

柑橘類(かんきつるい)

柑橘は今から3000万年もの昔にはすでにインド東北部に登場しており、約4200年前には中国で栽培が行われたという記録もあるそうです。
現在、私たちが食べている柑橘類には「ポンカン」や「清見」から生まれたものがたくさんあります。ポンカンはもともとインド原産で、明治時代に日本に導入されました。一方の清美は「宮川早生(温州ミカン)」と「トロビタオレンジ」の交雑で1949年(昭和24年)から育成された品種です。そして1972年(昭和47年)に「清見」と「ポンカン(中野3号)」から「デコポン(不知火)」が誕生。1999年(平成11年)には「清見」×「ポンカン(F2432)」で「はるみ」が生まれています。さらに清見の孫として2001年(平成13年)に「せとか」も品種登録されています。ちなみに「いよかん」は明治時代に山口県で発見されたものです。

選び方 果実全面に着色し、褐変がないもの。
表皮 張りがあり、ツヤがあるものもの。果肉と皮の間に隙間ができる「浮き皮」状態になっていないもの。浮き皮だと皮はむきやすいですが、傷みやすく味がやや落ちることもあります。
重さ 持った時にずっしりと重みを感じるもの。
ヘタ 枯れていないもの。
保存方法 風通しのよい冷暗所で5~10日。冷蔵庫に入れる場合は、感想を防ぐためポリ袋などにいれてから野菜室へ。
期待される効能 高血圧予防、風邪予防、美肌効果、がん予防、老化予防
柑橘類のおもな栄養素としては、カリウムやビタミンCなどが挙げられます。カリウムはナトリウムの排泄を促進し、高血圧予防やむくみ解消に期待できるでしょう。ビタミンCは風邪や感染症予防のほか、がん予防や老化防止、抗ストレス作用もあるといわれています。
また、いくつかの柑橘類には「βクリプトキサンチン」が多く含まれています。βクリプトキサンチンは、発がん抑制作用に期待されているカロテノイドのひとつ。温州みかんほどではありませんが、タンゼロ(みかんとオレンジを掛け合わせてできた品種)とタンゴール(みかんとブンタン・みかんとグレープフルーツなどを掛け合わせてできた品種)、ポンカンに多く含まれています。
【お取扱い品種】紅甘夏美生柑デコポン

林檎(りんご)

人類が食した最古のっ果物がりんご。その起源はおよそ8000年前といわれています。日本での栽培は明治時代に始まり、戦後、接ぎ木技術の進歩にともなって、品種改良がさかんにおこなわれるようになりました。
栄養価が高いことから、欧米では昔から「一日一個のりんごは医者を遠ざける」といわれてきました。

選び方 果実全面に着色し、尻の部分に緑色が残っていないもの。無袋またはサンと表示してあるものは、着色が鮮明でなくても食味は優れているものが多い。また、つがる等の早生種は全面に着色していなくても、緑色が抜けていれば完熟しており、おいしい。
左右対称で変形していないものが、部位による味のバラツキが少ない。
大きさ 中玉で、持つと見かけより重く感じるもの。
表皮 張りがあり、指で軽く弾くと澄んだ音がするもの。
皺がなく、弾力性があるもの。
香り 品種特有のさわやかな芳香を放つもの。
保存方法 ビニール袋に入れて冷暗所に。長期保存する場合は冷蔵庫で。
期待される効能 整腸作用、便秘改善、高血圧予防、動脈硬化予防、脳梗塞予防、心筋梗塞予防、がん予防、アレルギー予防
りんごに多く含まれている水溶性食物繊維のペクチンが消化を促進させ、胃酸のバランスを整えてくれます。便秘や下痢によいといわれるのはこのためです。またペクチンはアレルギー性疾患の予防に有効だという報告もされています。
さらにりんごに含まれるポリフェノールの一種「カテキン」には抗酸化作用があり、高血圧やがん予防、老化予防に期待できます。同じくポリフェノールの一種である「ケルセチン」も動脈硬化やがん予防に有効とされます。りんごはさまざまな病気の予防に効果が期待できるため、まさに「医者いらずの果物」といえるでしょう。
【お取扱い品種】ふじ

[参考資料]からだにおいしい野菜の便利帳(高橋書店)、果物ナビ果物ではじめる健康生活 毎日くだもの200グラム!

紅甘夏

紅あまなつは一般的な甘夏の枝変わりとされています。表皮の色が甘夏に比べ薄く紅色がかったような色をしています。普通の甘夏に比べ、若干甘味が強い傾向になるようです。果実の大きさや皮の厚みなどは普通の甘夏とほとんど変わりません。

河内晩柑(美生柑)

大正時代に熊本県河内町で発見された柑橘で、ブンタン系の自然雑種。地域によって「美生柑(みしょうかん)」や「宇和ゴールド」、「ジューシーオレンジ」「ジューシーフルーツ」などと呼ばれることもあります。果汁が豊富で果肉がやわらかく、さっぱりとした甘味があります。その外観から「和製グレープフルーツ」ともいわれますが、グレープフルーツのような苦みや酸味はありません。サイズは250~450g程度で3月下旬~6月頃に出回ります。

デコポン(不知火)

「清美」×「ポンカン(中野3号)の交雑種で、頭の部分が出っ張っているのが特徴です。
サイズは230g前後で見た目はずんぐりしていますが、甘味が強く袋ごと食べられる手軽さが人気。
ちなみに「デコポン」は「熊本果実連」の登録商標で、正式な品種名は「不知火(しらぬひ)」です。不知火のうち糖度13度以上、クエン酸1%以下のものが「デコポン」として流通し、12月~4月頃に店頭に並びます。

清見(きよみ)

温州みかんの「宮川早生」と「トロビタオレンジ」を掛け合わせたもので1979年(昭和54年)に登録されました。
果重は200~250gくらいで、果肉はやわらかくて果汁も多く、みかんの甘味とオレンジの香りが楽しめます。果皮は温州みかんに比べるとやや厚めですが、じょうのう膜は薄く果肉は袋ごと食べられます。店頭に並ぶのは2~4月頃。
ちなみに清見の枝変わり品種として「サマー清見(別名かがやき)」もあり、こちらは清見より少し糖度が高く、やや黄色みがかった色をしています。

文旦(ブンタン)

「ザボン」や「ボンタン」とも呼ばれる大きめの柑橘で、インド東部から中国南部にかけた地域が原産。香りが良く甘酸のバランスのとれた上品な味わいです。
果重は400g前後で黄色い果皮は厚く、果肉は基本的に淡黄色ですが、中には赤肉のものもあります。国産ではしっかりとした歯ごたえと爽やかな食感の「土佐ブンタン」が有名ですが、果肉がやわらかくて多汁な「水晶ブンタン」も人気。どちらも高知の特産です。収穫時期は10~12月ですが、酸味を減らすため一定期間貯蔵されるので、店頭に並ぶのは2~5月頃になります。
また、皮の白い部分を使って作られる「ザボン漬け(砂糖煮)」も美味。ちなみに「ポメロ」は文旦の英名で、果実が巨大で果肉が濃いピンク色の「チャンドラポメロ」というものもあります。

タカミメロン

網目が細かくネットの盛り上がりが浅いのが特徴。
果肉は緑色で糖度が16~17度と高くさわやかな甘味があります。果肉がややかためなので日持ちがよいのも魅力。
1990年(平成2年)に発表されました。

アンデスメロン

大きさは少し小ぶりで果皮に細かい網が入り、果肉は緑色でややかたく、味と香りはマスクメロンに似ています。
価格はお手頃なことから人気が高く、ハウス栽培の主要品種となっています。親は「アールス系」×「不詳」。
ちなみにアンデス山脈とは関係なく、発売当初(1977年)の「安心ですメロン」という名前の候補が由来です。

レノン

果肉が濃いオレンジ色で、果皮に細かい網目のあるネットメロン。2004年(平成16年)に登場した品種です。
果汁が豊富で甘味が強く、種の部分が少なくて果皮が薄いため可食部分が多いのが特徴。日持ちのよさも魅力のひとつです。
6月上旬頃から出回ります。

ふじ

現在国内で最も多く生産されている品種です。「国光」×「デリシャス」を親に持ち、1962年(昭和37年)に登録されました。
果実は300g以上と大きめで、酸味が少なく甘味が強いのが特徴。しっかりとした肉質で果汁も多く、蜜入りのものは特に人気があります。
なお、栽培時に袋をかけない「サンふじ」のほうが甘味は強めといわれます。出荷は10月下旬頃から。