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増殖する芸能・舞台・イベント・映像・その他用語集 
☆参考程度に見てください。用語を説明したサイトがいっぱいありますから。

このページをセットした頃(2000年頃)は「香盤表」や「GP」などのちゃんとした記述が載っているサイトはなかった。
ひきぞうなどあまりおなじみではないが舞台では普通に使われている言葉も多く載せている。

最近他のサイトを調べるとみんな内容が似てきていると思う。もっとも説明は同じじゃなきゃおかしいのですが。
このページの一部をコピペしているサイトもあるようだが、少しずつオリジナルへしていくように。
Kill(キル)の表示もこのサイトのオリジナルです。チョンがけとちり席羅漢席の説明もこのサイトだけ。

本当の香盤(お香をたく板)を見たことある人はいるのだろうか。語源にも触れているが語源とは諸説あるのが常。
花道などは私説を書かせてもらう。
画像は借り物ばかりです。

2013、2、23以降、昔の言葉や寄席などでの言葉を足しています。

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常に編集中!! ★カウンター設置2005.4.5
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総合

△演出・ディレクター・監督 舞台やイベントにおいては作品演出は演出家
テレビの現場では
ディレクター
映画の場合は
監督と呼ばれる。
台本の修正から作品全体の構成、役者、出演者に対する演技指導をする人。

舞台は基本的に客も出演者も一定の距離を置き、一定の方向からのみ鑑賞していく。
映像は自由な表現手段を持ち表現方法が複雑になれば監督の仕事も分業化していく。
作品全体の監督、特殊効果の監督、実写監督、アクション監督など。

美術・大道具・装飾・小道具・衣装・スタイリスト・ヘアー・メイク・結髪・床山・履物・かぶりもの・
△照明・照明技師
  (お二階さん)
最近は舞台や映画の照明のみならず、景観をライティングする職業もある。東京タワーや、各ブリッジなどである。またインテリアデザイナーの一分野としても住居や事務所のライティングデザイナーなる専門家がいる。
舞台の照明と言えば、舞台という照らす場所が決まっているため、基本的な場所に置かれる。舞台上、舞台袖、バトン、フロント、シーリング、ピンルームとなる。

映画の技術者は技師と呼ばれる。照明は
照明技師。映画の照明には決まった場所がない、撮るべき映像にあわせ必要な場所から必要な照明を当てる、舞台での照明の仕込みは安全性を考慮して確実に固定されるのに対し、映像では太陽の補助的な照明や監督の要求に即座に対応するために、フレキシブルに移動や色のフィルムなどをピンチ(洗濯バサミ)でとめたり撮影の間のみ手持ちの場合すらある。スタジオ内ではセットの上部に組まれたすのこ(紐でつられた板をつなぎ合わせたもの)にのぼり、撮影中はすのこに上がりっぱなしになることからお「二階さん」とも呼ばれる。
△音響・音声・録音部・PA 舞台で芝居や踊りの音響さんはSE(効果音)やM(音楽)の音を出すことが主。
芝居やミュージカルでは声をマイクで拾って客席に拡声するという仕事もある。
コンサートなどでは
PA (Public Address)が主となり、録音物の音だし「たたき」といい、コンサートのPAさんにとっては別物扱いにされる場合がある。コンサートの音響さんは音を拡散(PA)することが種な仕事で、演劇や踊りなどのように予め録音された音を出すのは苦手とされる。これはきっかに合わせて音を出す訓練がされていないからとされる。

テレビでは出演者の声を拾うことが主となり、ニュースなど生放送などでは各家庭に声を届けられるわけだが、各出演者のマイクのON、OFFを切り替え必要な声のみを届ける。そのため
音声さんと呼ばれる。当然、BGMなども使われるがこれも分業されている。

映画ではカメラ撮影とシンクロして録音を行う、よって
録音部と呼ばれる。風のある日に声のみをクリヤーに録音したり、雑踏の中で録音したりと録音が主となる。現場で役者の声や、状況音のみを録るのを「オンリー」と言う。当然後から入れる必要な音があるわけだが、日本では「アフレコ」などと呼ばれる。この作業の専門家を「フォーリーアーティスト」と呼ぶ。
△テロップ・BGM・ナレーション・マスゴミ  効果的な足し算をしていき演出をする。演出をするとは「見る側、聞く側の気持ちを誘導する」と言う意味で、最近ではニュースにまでこの手法が使われる。メディアが多様化すればそれを使う側(両側・送り手と受け手)の知能が必要となる。あらゆる信号や暗示を駆使し、その作品を作っても、受け取り側に注意力と知識がなければその信号を読み取ることはできない。
△和製外語・カタカナ  業界で使われる語彙には不思議なカタカナ言葉が多く出てくる。舞台でよく使われるカタカナはドイツ語起源が多い。また映画はもちろん英語。それとフランス語。テレビも英語でしょうか。どの業界にも共通して使われるカタカナ言葉で音響用語の「アフレコ」これは英語のアフターレコーディングを日本語的に省略した言い方だが、このアフレコ自体が和製英語After recording実際英語ではPost scoring ポストは『…以後』、スコアリングは『得点や成績を記入する』ことを意味する。無音で撮った画面に後で音を入れる作業だ。
映画の世界では
アバン・タイトルというフランス語と英語を組み合わせた和製外語がある。映画表現手法だが、題名やクレジット・タイトルが出る前に、既にドラマが展開していることで、最近のTVや映画ではよく用いられる手法だ。アバンは avant『…の前』タイトル title『表題』。アバンはアバンギャルドのアバンと同じ。
△同じような意味の違う言葉:同語異語 ◇マットショット・移動マット・グリーンバック・ブルーバック・クロマキー合成・光学画像合成・デジタル画像合成
----------------------------------------------------
 ご存知SFX・特撮映画の実写とCGや実写と実写の画面合成技術であるが、マットショットとは画面の一部が不透明になったフィルム片で合成していくことある。マット・ショットは普通のショットと一緒にプリントされると、そのショットの映像の一部を隠す。そして別のショットが、その隠されて未露光となった部分に他画像をプリントする。このマットする方法として、ブルースクリーン(現在ではグリーン)が使われる。通常、人物または人物そばの近景の背景として別の画像を取り込む技法であるが、これは、光の特性を利用した撮影方法で、この背景を使って撮影したフィルムを、青の補色である黄色フィルターを使って(緑の補色の赤色フィルター)何度かのプリント処理を行い、近景画像と背景画像を重ね合成プリントが出来上がる。ビデオの世界では、ブルーバック合成とは呼ばず、たいていはクロマキー合成と呼ぶが、クロマ信号(色信号)でキーイングする事は少なく、実際にはUltimatte、Primatte Keyer、Keylightなどと呼ばれるキーヤーで合成用のトラベリングマット(移動マット)を生成する。背景にブルーが使われることが多いのは、肌の色が補色の関係(特に黄色人種)にある事が大きい。最近はほとんどグリーンバックで、ライティングの光量がブルーほど要らない為(発色がよい)、非常に大きな背景の場合にはグリーンの方が有利である。一般には厳密には技術的な手法を解さず、同じような画像合成の意味として使われる。技術の専門家にしてみればこの説明では5点くらいか。
/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\/\
◇GP・リハーサルrehearsal・ランスルーrun-through・通し稽古・予行演習・訓練・練習・テスト test
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どれも同じような意味で・客を入れないで裏も表も本番と同じことをすることを言う。本番前の稽古。役者を主とし確認をするか、技術面を主にするか、段取り(流れ)を主にするかなどで使い方を変えることもある。GPは最近では『公開リハーサル』として行われることもあり、この場合、本番として公開できるところまで稽古を積んできた結果、宣伝も兼ねて、関係者・マスコミに観てもらうことが多く見受けられる。しかしこの場合でもあくまで一般公開前の舞台稽古であることから安全や段取りが優先され、演出や各責任者が止める場合もあることを納得して観てもらうことになる。特に出演者の客席絡みの演出があるショーや、そのショーの規模によりスポンサー関係者が多い場合に多く見られる手法である。GP・通し稽古は舞台でよく使われ、リハーサルやランスルーはTV、予行演習はイベント、催事。テストは「試験・ためす」の意味で放送、映画、学校で使われる。訓練はあることについて教え、それがうまくできるように技術的身体的練習を継続的に行わせること。となるので人間以外にも用いる語。演習は物事に慣れるため、繰り返して習うこと。TVの世界で、ドライ(dry)リハーサルは、カメラなしの本読みや、たち稽古の総称、役者や歌手の代役を立てて行うのがカメラリハーサル。舞台ではテクニカルリハーサルと言うことが多い。


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[ア] (あ)

[ア]
アーキテクチャー
architecture
建築学[術]; 建築; ((集合的))建造物; 建築様式; 構成;
【(コンピユータ)】アーキテクチャ ((ハードウェアやソフトウェアの基本構造の設計法)).
建築学における設計術あるいは建築様式を表していたのが、転じて、コンピュータ用語として用いられるようになった
関連語句→
アーク ライト
ARC LIGHT
アークピン

DISCHARGE LAMP
アーク放電に伴う発光を利用した光源。特に、炭素電極による大気中でのアーク放電灯をさす。明治初期に街路灯に用いられた。のち映写用光源・医療用紫外線灯・写真製版用光源などに利用。
1970年代位まで使われていたピンスポットライト。「ピンを焚く」という言い方もこのことからきている。アーク(ARC)とは 二つの電極間の放電によってつくられる光の円弧のこと。電弧。

昔のピンスポットは光量の強い?アークが使われていた。この炭素棒が燃え尽きていくことからピンを焚くという言い方が今も残っている。光はほんの少し赤みがかかった白(透明)の明るい光だが、なんせ直接電極が燃えていくのだから光が揺れる。電極に炭素棒を取り付け燃やしていく。此の某は燃え尽きるため連続使用時間は短い。棒の長さにもよるが30分ふいんくらいだったか?

関連語句→フォロースポット
アーシャ
アーティスト写真
タレントの宣伝材料としての写真。アーティスト写真を約してアーシャなどというが前後の脈絡がなければわからない言葉。訳した言葉は、専門家ごっこを楽しむ若い駆け出しが良く使う。
アーティストロビー
artist Lobby
舞台袖近くに出演者が出番待ちなどの間にくつろぐためのロビー又は部屋。楽屋としても使われるがアメリカなどでは仕込み時のスタッフルームやブレイク時の休憩室となる。グリーンルームとも言う。 
関連語句→グリーンルーム
アートディレクター
art director
映画・TV・イベントなどの美術担当者。美術監督。守備範囲はそのカンパニーによっても違うが、広く衣装や照明なども含め他部分を受け持つ場合が多い。広告業界では広告表現全ての統括者をいう。広告のコンセプトにしたがって表現を決め、 デザイナー、コピーライター、イラストレイター、などの製作スタッフを指揮して広告を作り上げていく製作の責任者。
関連語句→テクニカルディレクター
アートマネージメント
art management
文化施設の運営や、芸術文化団体の活動、あるいは芸術文化に関連する催物をより効率的に大きい成果をあげる活動を総称してアートマネージメントという。
関連語句→
アール
R
radiusの頭文字。半径寸法。寸法数値の前につける。例:R=5000mm  
直径記号は○に/を引くΦ。ギリシャ文字のファイを書く。直径30=Φ30=「さんじゅうまる」と言う。
関連語句→ルント
アールデコ アールデコとは、1910年代~30年代に欧米で流行した装飾美術の様式のこと。
1925年、パリで開催された「現代装飾・産業美術国際展(アール・デコ展)」に新様式として登場したのが名前の由来。
関連語句→
アールヌーボー アールヌーボーとは、19世紀末~20世紀初頭に、フランスを中心としたヨーロッパにおこった芸術様式のこと。
フランス語で「新しい芸術」の意味。もとは、ドイツ出身の美術商サムエル・ビングの装飾美術品店名「アール・ヌーボー・ビング」が由来といわれている。
英語でモダン・スタイル、ドイツ語でユーゲント・シュティール、イタリア語ではスティル・リバティなどと呼ばれる。
関連語句→
あいそめず
アイソメ図
アイソメトリック
isometric drawing
等角投影法.
3つの直交する座標軸が互いに120度になるように描く図法
三次元立体物を二次元平面図に写したものを言う
関連語句→
アイリス
IRIS
照明の灯体やピンスポットなどのビームサイズを変える機能。絞り。
関連語句→
アクティングエリア
acting area
舞台において演技や演奏を行なう範囲としてあらかじめ定めたエリア。
通常は客席から見える舞台の部分を指す。
映像に於いてはフレーム内ということになる。
関連語句→
アコースティック
ACOUSTICS
電子装置を用いない楽器。生の音での演奏。
関連語句→
アダプター
ADAPTOR
機械・器具を多目的に使用するための付属品。または、それを取り付けるための補助具。
関連語句→
アダプテーション
Adaptation
原作があって脚色・潤色すること。
アッバーホリゾントライト
Upper HorizontLight
ホリゾント幕に背景色を付けるため上部から照らす照明器具の総称。
基本的には三色の色(赤・青・緑)が入れられ光の三原色によってどんな色も出せるようになっている。
現場では“アッパー”訳して言われる。
同時に舞台面から幕の下半分を照らすのがロアーホリゾントライトという。訳して“ローホリ”
アップステージ
UP STAGE
舞台奥
西洋の舞台はもともとスロープになっており、舞台奥が舞台前より高くなっている。
そのため舞台奥をUpStage前をDownStadeと表現する。
現在ではほとんどが水平のステージだが基本的に舞台を10分割にした場合の呼び方が下図である。

客席から見て、舞台の一番遠い箇所がアップステージ。
客席から見て右側がレフト(左)。左側がライト(右)である。
これは、舞台に立つものにおいて右左と表記するため。
舞台前はダウンステージ。
幕前の張り出している部分をエプロンステージという。

関連語句→開帳場
アテレコ
当てレコ
外国映画などを映写しながら俳優の口の動きにあわせて(あてて)台詞を録音していくこと。
アフレコの日本語表現だがアフレコもアフターレコーディングと言う和製英語。
アテンダント
あてんど
アドリブ
ad lib
ラテン語の[ad libitum]随意に、任意になどの意味から、台本に無いことを即興的にしゃべったり行なったりすることをいう。
アフレコ
アフターレコーディング
after recording
post-synchronization
アフレコはアフターレコーディングの訳語。和製英語
映像を先に撮影しそれを映写しながら会話や歌を吹き込むこと。
アニメーションは全て?アフレコ。
関連語句→アテレコ・プレスコ
アリア
aria (伊)
オペラなどの劇音楽や宗教声楽曲で歌われる器楽伴奏つきの旋律的な独唱歌。多く技巧的。
状況説明的なレチタティーボに対する。両者の中間的性格のものはアリオーソと呼ばれる。詠唱。
演奏会用に作曲された抒情的な小歌曲や器楽曲。
関連語句→
アリーナ
Arena stage

(1)古代ローマの円形劇場内の闘技場。一般には周囲に観客席のある競技場・演技場のこと。アレナ。
(2)(1)の競技場部分に特設された観客席
関連語句→

 アングラ  
アンコール
An encore【仏】
さらに、もう一度を意味する副詞。礼奏。
演奏家が観客聴衆の喝采に答えて楽曲の一部または全部を再度演奏すること。
アンコールのはじめは17世紀イタリアオペラで名手の台頭とともに始まったとされる
現在日本のポピュラー音楽の現場では、プログラムに記載されないが、予定された楽曲を用意して、
演奏者が一度舞台から退場し(約束された)アンコールを待って再び演奏することをいうようになった。
(仏)Un bis または bisser(繰り返す)
(独)Eine Zugabe
日本では終演後、客が拍手をしながら「アンコール!」「もう一度!」などとはやし立てることが恒例のようになっている場合も多い。
真に素晴らしい演目や演者に対し惜しみない拍手を送ることが、アンコールにつながるのではないだろうか。
アンサンブル
ensemble
複数の演奏者による演奏形態(合奏)、または、その調和感、バランス感。 ソロ(独奏) 反:ソロ(独奏)-役者-舞台で複数の演技や歌が全体でつくり出す調和のとれた様子。 とはいえ、決まった役がなく劇中で何役も演じる「その他大勢役」の歌手、  俳優、ダンサーを指して使うのがほとんどである。
関連語句→
アンダースタディ
UNDERSTUDY
代役のキャスト。。ブロードウェーのロングラン公演でリスク回避のため、稽古のときから本役のプロンプなどを行ったりし、本役が病気などで休演した時に代わって出演する予備の役者。
 日本の場合は、その言葉の意味から「まだ舞台に立てない勉強中の役/役者」といった  ニュアンスで使われることが多い。
関連語句→
UNDERSTUDY
Junior member of the acting company who's duty is to learn more than his/her own part so that he/she can replace a lead role in the event of illness. Some understudies have gone on to become stars by outshining the actors they replaced.
アンバー
umber
橙色 (褐色) 照明用語で橙色の光のこと。照明のフィルターとしては30番台。
関連語句→
アン プラグド プラグを使わないと言う意味で使う。アコースティック。ワイヤレス。会話の内容で使い方は様々かな?。
関連語句→
アコースティック・ワイヤレス
(あ)
あいがけ
合い掛
台組み(二重)を組み上げる時に平台の継ぎ目に両方にまたがるように足を使い組むこと。足として箱馬などを使う場合、ひとつの箱馬に二枚の平台を載せる。揺れを防ぎ安定した台組みをするために行われる。
関連語句→つかみ・ぬう・箱馬・平台
 あいかた
相方
 
あいさつ
挨拶
基本的に24時間区別無く仕事をするため、初めに顔を合わせたら「おはようございます」仕事終わりには「お疲れ様でした」と挨拶するのが通例。
禅宗で問答を交わして相手の悟りの深浅を試みることを「一挨一拶(いちあいいつさつ)」と言う。、ここから一般に問答や返答のことば、手紙の往復などを挨拶というようになったとされる。
「挨」も「拶」も本来は「押す」という意味で、「複数で押し合う」意味を表す。禅宗で、門下の僧と問答をして悟りの程度を知ること。
関連語句→
 あいならえ  
 あいのり番組  
あいばん
合番
大道具を建て込むときに位置や順序をあらわす記号。符丁(ふちょう)
関連語句→
あいびき
合引
歌舞伎用語。日本舞踊などでも使用
俳優が舞台で用いる腰掛け。三種の高さがあるが、狭義には一番低いものをいう。
舞台上では座っていても姿かたちを美しく見せるような作りになっており、
一見すると細長い踏み台の用でもあるが坐る面にはかわいい座布団?が取り付けてある。
この「あいびき」楽屋前廊下や袖などでも出番待ちなどでも使います。

関連語句→
あいびき
相引き

鬘(かつら)の内部に付けた細いひも。生え際にゆるみが出ないように、後頭部で強く結ぶ。
引き抜きの衣装や仕掛け物に用いる細いひも。
(「相引」と書く)袴(はかま)の両脇の、前後の布を縫い合わせた所。

関連語句→

あおず
青図
青焼きした図面のこと。コピーなどと違い縮尺を正しく表示するため精度が必要な現場では青図を用いる。
関連語句→
 あおた
青田
 
あおり
tilt
物をセットした際の軸方向に対して角度をつける事、または、その角度。
関連語句→
あおりかえし
煽り返し
歌舞伎や演劇、舞踊で、大道具(二つに割れた張物)を軸を中心に上下あるいは左右に折り返して別の場面に転換する方法。
本のページをめくり絵が変わるような手法。
舞踊物に多く使われる。あおり。
関連語句→田楽返し・居所変わり・どんでん返し
あおりまど 
煽り窓 
上框(うわがまち)または下框を窓枠に蝶番(ちようつがい)で留め、押し上げまたは押し下げて開閉する窓。
関連語句→
あかげもの
赤毛もの
明治昭和と新劇と呼ばれた演劇の流れの中、外国の作品をこう呼んだ。現代は、外国の作品だからと言って金髪のかつらやあかげのかつらをかぶることは少なくなったが、宝塚やアニーと言った作品は赤毛ものということになるか?
関連語句→
あかてん
明転
めいてんとも言う。照明をつけたままで、場面転換をすること。⇔暗転。(注:転換明り)
関連語句→
 あがり  出番が終了。仕事の終わり。
入場料の総計。収入。
お茶。遊里や料理屋などで入れた煎茶のこと。「あがり花」
落語家の出囃子。
あがる
上がる
舞台に上がる。
終わる。
のぼせて台詞を忘れたりとちったりする。
関連語句→
あがりかまち
上がり框
階段など一段上がったふち部分の化粧横木。
舞台では平台などの厚み部分を「かまち」と言うことも有るが、実際は部分のことではなく、化粧横木などの物をさす。
関連語句→
あげ →あぶらげと同じ
あげまく
揚幕

(1)能舞台で、橋懸(はしが)かりと鏡の間との境にある幕。切り幕。お幕。能舞台では幕の下両端を棒に結び二人で幕を持ち上げることで演者を出す。
(2)歌舞伎に受け継がれ、本花道と仮花道への出入り口、上手ちょぼ床の下の三箇所にある。それにはおのおの座元の定紋が染め出されている。上手揚幕のことを臆病口という。
関連語句→鳥屋・花道・臆病口

あごあし
顎足
Foods&
Transportation allowance
催事中のアーティストやスタッフの食事と交通費のこと。出演料などの条件交渉をするさいには、「あごあし」込みなのか別なのかを必ず確認したい。「あごあしまくら」の場合は食事、交通費、宿泊費のこと。
関連語句→雑用(ぞうよう)
あさいち
朝一
朝一番(時間)の意味。仕事の一番最初。
朝9時ホールの鍵が開く時間をさすが、舞台、照明、音響の順で、入り時間が異なる場合がある。
ミュージシャンの朝一は漠然と午前中を指す場合が少なくない。
関連語句→
あさぎまく
浅黄幕
drop curtain
浅黄色の背景幕のこと。歌舞伎具体的に場所を表すものではなく漠然とした空間を表す。
見方によっては
日中の屋外に見れなくも無い。

バトンに吊り込むで振り落としなど、大道具として効果的に使用する。
関連語句→
あしびょうし
足拍子
 
あそび
遊び
道具の隙間やロープのたわみなど、(必要な)無駄な部分をさす。
関連語句→
あたごやま
愛宕山
 
 あたま
 頭数の頭「人数」のこと。
うわまえ、ぴんはね、を頭をはねるという。
あたまかざり
頭飾り
開演時の舞台飾りの状態をこういう。
大道具から小道具まですべてをセットして開演できる状態にすること。
関連語句→
あたまだし
頭出し
出すべき音をすぐ出せるようにすること。
テープやCDなどの音源を所定の位置(曲頭やSEのスタートポイントなど)に戻すこと。
所定の位置からすぐに再生出来るようスタンバイすること。

釘の頭を出しておくこと。バラシを考えて釘を打ち込まず、ナグリのくぎ抜きが入る程度に釘の頭を残して打つこと。
関連語句→
あたり・あたる
当り・当たる
①芸能の世界では「する」という言葉を嫌い、この言葉に置き換える。ひげをあたる。(普通は剃るですが)スルメ→あたりめ。スリッパ→アタリッパ。すりこぎも擂らずにあたるという。
②興行が成功すること。
③稽古をする、稽古に合わせて三味線や つけ を入れる。
関連語句→
 アチャラカ  
あっかん
圧巻
書物や催し物で、一番優れた部分・箇所。他を圧倒するほど優れた詩文。
あてぶり
当て振り
踊りで歌のせりふのとおりに振りをつけること。
「帽子をかぶった」という歌なら帽子をかぶる振りをする、振り付け。
関連語句→
あてもの
当て物
①囲いのこと。荷積みなどで道具をいたわるためのに隙間や角に詰めるもの。
②くいや道具など直接打つと壊れる可能性がある場合他の材木などを当てて打つ。
③照明を当てる場合の対象物、演出上見えて無くてはいけないものなどに照明を当てる。
関連語句→
 あな
 穴を開けると言えば、仕事をすっぽかすという意味。
落語では間違えを穴という。
 あにさん
兄さん
 落語家や芸人の世界では1日でも早くこの道に入った人はみな先輩である。その先輩たちを「兄さん」と呼ぶ。
この場合、年下であっても、芸の道に入った先輩が「兄さん」である。
落語家が真打を呼ぶ場合は師匠という。
あばれる 木材が乾燥や湿気で狂いが出ること。
関連語句→
 あほだらきょう
阿保陀羅経
 
あぶらげ
(あぶらあげ)
油揚げ
三角形の平台のこと。三角とも言う。
関連語句→
あまい
甘い
ゆるい、ピントが合わない、ぼやけてるなどと同意語。
照明などではピンスポットなど、光のあたり具合が今一つ正確さを欠く状態。
高音域が不足している状態。 こもった  類義:こもった かたい 反:かたい
俗受けする筋書き。
考えが浅い。
関連語句→
あまい
soft focus
テレビカメラの映像など、完全なピンボケではないが、今一つ正確さを欠く状態。
関連語句→
あまがさばんぐみ 
雨傘番組
 
あゆみいた
歩み板
升席の客席に行くための通路。花道の元となった部分。
東の歩み板=仮花道。
 あらう  
あらだて
荒立て
楽屋で行なわれる稽古。口頭で大まかな打ち合わせをし楽屋などで本番のあわせをすること。
関連語句→
あらすじ
   
ありもの
有り物
小道具などで買ったり作ったりせずに稽古場や個人で持っている、ありあわせのもの。
劇場や劇団が常用するために持っているもの。
お金をかけずにすむもの。
関連語句→買い物・作り物・借り物・小道具
あんしかめれら
暗視カメラ
現在新国立劇場などに設置されているシステムで、
暗転時などに人の体温を感知(赤外線感知)し舞台上の人を認識する。
暗がりに安全に舞台転換を可能にする。
あんそうおん
暗騒音
NC
- 音響 - ホール内でなにも音を発していない状態で聞こえる騒音。
ノイズレベル。
普通NC値をデジベルで表す。コンサートホールでNC=15~20、多目的ホールでNC=25~30程度。主に空調の吹き出し口からの低音騒音で決まる。
騒音値が大きいとクラシック演奏会でピアニッシモ(弱音)の演奏部分で問題となる。
関連語句→
あんてん
暗転
Dark change
Black Out.
場面転換を行うために舞台上の照明を落とし、暗くすること。
舞台前面に暗転幕をおろし、舞台中の照明をつけて転換作業を容易にするため場合もある。
照明を落し暗い状態で場面転換すること。
歌舞伎は暗転幕を使うことはあっても照明における暗転は無い。
基本的に暗転は、時間の変化。場面の変化。場所の変化。などを表すときに使われる。
関連語句→めいてん・転換
Black Out.
A total, sometimes sudden, extinguishing of the stage lights, often at the end of a scene or act.
あんてんまく
暗転幕
Scene change curtain
Blackout drop
暗転の際、舞台上の照明をつけて転換作業を容易にするため舞台前面におろす黒幕。
黒は「見えていません」というお客さんとの約束。
関連語句→
Blackout drop- a masking drape that is large enough to totally separate the stage into two  areas that which is upstage of it and that which is downstage of it.  It is totally opaque allowing scene changes US, upstage, of  it.

[イ] (い)

[イ]
イームズ イームズとは、チャールズ・イームズとレイ・イームズ夫妻のこと。または、彼らがデザインしたもののこと。
イニシャルコスト
initial cost.
プロジェクトにおいて、当初に発生する費用。設計料、建設工事費などをさす。
注::ランニングコスト
 イブニングパフォーマンス
(evening performance)
 夜興行。夜の回の公演。ソワレ。
イベンター →プロモーターと同じ
イベントプロモーション
(event promotion)
イベント(催事)によって販売促進を行うこと。国際博、地方博、商品展示会、展示即売会、 スポーツ・イベント、文化イベントなどがある。
インカム
INTERCOM
HEADSET
CANS
舞台進行時のスタッフ同士の連絡装置。
通常ヘッドセット(マイクと片耳ヘッドフォン)とボックススイッチ構成されるコミュニケーション用有線通話システム。
騒音下でもクリアな音質で通話できるクリアカムは商品名。有線以外のものはワイアレスインカムと呼ばれる。
切り替えスイッチで、基本的に、音響・照明(ピンルーム)・舞台(操作盤・綱元・他)を結ぶ。

インセンティブ Incentive

本来は「刺激」「鼓舞する」「動議」などの意味。対象者の心理を報奨や景品、得点で刺激し、目的とする行動を(販売、来場、購買)を動機付け、促進することを言う。また、そのための報償や景品、賞品(=インセンティブグッズ)をさして言う。インセンティブは販売促進施策の基本ともいえ、目的・手法別に、次のように分けられる。
○プレミアム(景品・おまけ)
○ノベルティー(小額の記念品・謝恩品)
○スタンプ(良品割引・景品がもらえるなど)
○コンテスト(結果に応じた賞・報償の授与):販売促進
インダクる
インダクションループ
INDUCTION LOOP
音響システムが照明設備のインダクションノイズ(誘導ノイズ)をひろって「ジ-、ジ-」音がすること。通常は舞台上のマイクケーブルと照明器具のケーブルがクロスしたり平行にならないよう注意をする。
エスシーアールノイズと同義語。
 インターカム →インカム  
インターミッション
INTERMISSION
アメリカでは幕間の休憩時間のこと。ミュージカルは2幕構成が多くだいたい15分ほどの休憩がある。
インターバル
INTERVAL
イギリスでの幕間休憩時間 INTERMISSION(インターミッション)と同じ意味。
インディーズ
indies
〔インディペンデントから生じた語〕映画、レコード・ CD 製作などで、大手制作会社に所属しないで独自に製作・販売を行うプロダクションや会社。また、それにかかわる作家・音楽家。
単にアマチュアバンドをさして言う場合もある。
インデペンデント
INDEPENDENT
インディーズと同じ意味で使われる。独立系などといわれる、大手プロダクションやレココード会社に所属しない人たちをさしていう。インディーズはすでに別の言葉として成立しているのにもかかわらず、インデペンデントを約した言葉だとしてインデペンデントといいたがる人たちが居る。所詮日本人なんだから、つっぱんなって。
INDEPENDENT
1) An electrical power supply that is totally separate from the stage lighting control. Used for testing lanterns prior to connection to the lighting system and also for powering non-lighting equipment on stage and working lights. See NON DIM.
2) A channel within the stage lighting control which has been temporarily switched to become independent from the rest of the channels which remain under the control of the operator.

上記の説明は日本におけるインデペンデントとの意味とまったく違う照明などのオペレーションに関する説明です。→ふめつ
イントレ
intore
映画においては俯瞰撮影台。鉄やアルミ製のユニット型組み立て式やぐら。
語源は映画のイントレランスからきている。(Intorelance)1916/アメリカ映画。映画の撮影に高い櫓(やぐら)を組んで俯瞰で撮影したことに由来する。セットの一部としても使われるが、主に照明や音響用の仮設タワーとして使われる。
屋外ライブなどではPA席やピンスポ用などで仮設し使用するする。 (注)建築現場などでは呼び方が違うためイントレといっても通じません。ビデまたは足場。
イベントや建築現場で使われる仮説足場。
関連語句→レイヤーフレーム
インビテーション
invitation
招待
会話の中では「インビテ」などと約されて使われる。
い)
いかこうか
異化効果
Alienation Effect(英)
Verfremdungseffekt(独)
ブレヒト(Eugen Berthold Friedrich Brecht、1898年2月10日 - 1956年8月14日)は、ドイツの劇作家、詩人、演出家。映画のシナリオやラジオ用の放送劇の台本も手がけている。)の用語。
演劇用語。
ある事物からその特性であると一般に認知されている部分をとり除くと、その事物が未知の異様なものに見えるという効果。


身振りを用いる方法で、社会的類型性をともなった、他者に向かう人間の姿勢のことである。
役者はそのよ うな社会的身振りを異化する。すなわち、社会的身振りを模倣し、それによって言語化し、
現実を認識し、自己を解放する突破口とする。
役者は単に役になりき るのでなく、身振りを見せることで役を示す。
ブレヒトはこのことを「俳優がある人物を引用する」と言い、俳優が観客に類型的な身振りを「示し」、
同時に 「示すことを示す」よう求めた。
異化とはすなわち、身振りを模倣しつつもそれを通常とは異なる文脈のもとで反省できるよう引用し、
しかも 引用しているということを示すことであった。

真実であるかのように装うイリュージョニズムから観客を解放し、社会的な見地から人間相 互間の出来事を批判するよう観客にうながした。
いき
調子。例:息を合わす。
いきてる
生きてる
機能しているか、役に立っているか、眠っていないか。人や音響回線・機器などが正常な状態のこと。反:死んでる
いしょうあわせ
衣装合わせ
演出立ち会いのもと、本番で切る予定の衣装を役者が身につけて寸法やデザインを修正変更決定すること。
いしょうパレード
衣装パレード
DRESS PARADE
Costume Parade
演出家立ち会いのもと、出演者全員の衣装をチェックする日。主に各シーンごとの出演者の衣装のバランスを見る。
また試着をかねている場合もあるので各役者個人の動きや着心地のチェックもおこなわれる。
類似語→フィッティング
→ドレスパレード参照
いた
舞台のこと
いたつき
板付
舞台に立つこと。
開演時に出演者が最初から舞台上にスタンバイしている状態。
暗転板付きといえば暗い中で舞台の定位置に居ること。
かげ板といえば、客から見えない位置で出演準備すること。
いため
板目
木材の原木を年輪の接線方向に挽いたときに現れる板模様(一番多く目にする木目板のこと。一般的に効率が一番良く取れるので板目の材が多い)他に、柾目(まさめ)「まっすぐな目」/杢目(もくめ)「波状の目」がある。
いちだん
一段
文字道理「一段の箱階段」のこと。箱階段高さ7寸、幅3尺、奥行き1尺。
白緑(びゃくろく)ともいう。
いちベル
一ベル
普通、開演前の時間を知らせるベル。予鈴。5分前から3分前が多く使われる。
開演のベルは二ベル又は本ベル。
いちまいかんばん
一枚看板
興行において一人で客をいっぱいに呼べる役者(芸人)。
いちまつもよう
市松模様
白と黒または濃淡の二色を交互に碁盤目状に並べた格子柄。江戸中期に上方役者の佐野川市松がこの模様の着物を好んで使用したことからこの名前がついた。同義語=ブロック・チェック
いちもんじまく
一文字幕 
border(top masking)
teaser
照明器具や吊り元を客席から隠す目的で、バトンに吊る横長の黒幕。カスミ幕とも呼ぶ。
舞台では水引幕とは違う舞部分を指す。
Border (teaser, valance)-  a horizontal masking piece (usually a drape), that can be raised or lowered to a  position to mask:   the space above settings of different heights, lighting instruments, and flown  scenery or objects in storage.
いっけん
一間

尺貫法(長さ)・・・建築長さの基本(1間・・・6尺→≒1820mm)
建築的の言うと、関東間(6尺)や関西間/京間(6尺5寸など、、)など地方により一間でも実質的の長さが違う
もともと一間とは、柱と柱の間のことをさす言葉として使われていた為、平安時代にはふすま四枚分の長さ。現在の一間の倍、3640mmあった。

いっぱいかざり
一杯飾り
1シーンのみの舞台装置を飾り込むこと。シーンが大きく変わることでセットが変わる場合は、場面数分の飾り込み(2杯飾りや3杯飾り)を行なう場合もある。多くの場合このような大道具の転換がある場合盆(廻り舞台)や迫(昇降舞台)引き枠(スライディングステージ)などの舞台機構が併用される。
いと
三味線のこと。糸物といえば三味線を用いて演ずる寄席芸。
いとにのる
糸に乗る
義太夫狂言独特の演技法。役者が義太夫節の間に合わせて台詞をいい仕草をすること。
いどころ
居所
幕場において舞台上に役者の居るべきところ。
いなかま
田舎間
→京間参照
いならび
居並び
歌舞伎の演出方法で、大勢の脇役が舞台上に並ぶこと。視覚的に人による舞台セットのような扱いとしてつかう。
 イブニングパフォーマンス  
いり
入り
客の入り具合。
→楽屋入り
いりじかん
入り時間
スタッフ、出演者などが劇場または楽屋に到着する時間。
いりずみ
入隅
部屋や中から見たときの壁のつなぎ目部分の角。角部分の内側。
いりもや
入母屋
屋根の形状のひとつ。
いれこみ
入れ込み
開場(客入れ)時間。普通は開演30分から1時間前。
いれもの
入れ物
興行が行われる場所。劇場。
いろおんど
色温度
発熱して発光する物体からの光の色合いを表す数値。その色合いと同等の光を放射する黒体の絶対温度で示す。発光体自体の温度とは異なる。
いろもの
色物
メインの出し物とは毛色が違うもの。通常、落語以外の出し物をさす。

語源は寄席に掲げられる出演者の名前を書いたときの文字の色が、落語などの墨文字(くろ)に対し他の芸人は出演者名を朱文字で書かれたため
とも、出演に彩りを添えるといった意味からとも言われる。

漫才専門の劇場があり、そこに落語家が出れば、落語が色物ということになる。
その他の い は→


[ウ](う)

[ウ]
ウィルコール
WILL CALL
予約チケットの当日劇場窓口受け取り。インターネット予約の場合、劇場に当日まで 取りに行けない客がいるため、この方法が取られる。
ウィングス
WINGS
WINGS
1) The out of view areas to the sides of the acting area.
2) Scenery standing where the acting area joins these technical areas.
袖中。舞台の上下の見えないエリア
ウインドスクリーン
wind screen
マイクロフォンのポップノイズ(風や発音時の吹き)を防止するためにかぶせるアタッチメント。
スポンジ製、金網状、布張り、枠にパンストを貼ったもの等がある。
ウエイト
Counter Weight
正確には「カウンターウエイト」でおもりのこと。劇場バトンの昇降バランスをとるための重り。吊り下げるものと同じ重さに調整するために使われる鉄の塊。舞台上でも道具の固定などに使われる。芝居の現場などでは、鎮(しず)と呼ぶことが多い。
COUNTERWEIGHT
A standard weight (60 or 30 lb.) used in a counterweight flying system.
ウェストエンド
WEST END
ロンドンの劇場街のこと。ブロードウェイほど劇場は集中立地していないが、双方 ともミュージカルの重要な発信拠点である。
う)
うしろまく
後ろ幕
-演芸・落語-
ひいき筋から芸人に贈られる幕。
真打昇進披露目の時後に掛ける幕
後援者より贈られる
うすい
薄い
客の入りが少ないこと。
うすべり
薄縁
藺草(いぐさ)で織った筵(むしろ)に布の縁をつけた敷物。ござ。たたみの表面に張ってあるもの。
上敷き(うわじき)・畳敷き(じょうしき)とも言う。
うちあげ
打ち上げ
興行が終わること。興行が終わったことで催す宴会。
うちあわせ
打ち合わせ
邦楽の打楽器の稽古(意気(息)を合わせる)を打ち合わせという。このことから仕事の打ち合わせと言うようになる。
うちえだ
打ち枝
大道具で作った木に、本物の小枝を打ち体裁を整えること。
うちだし
打ち出し
→追い出し参照
終演
寄席などで終演時に太鼓を打つことから、客を小屋(劇場)から出すこと。
うちもの
打ち物
パネルなどの基本道具に巾木などを後から打つもの。カットした飾りや絵などを後から打ち付ける場合などを言う
うちび
打ち日
本番日。興行を行っている日。
うつ
打つ
興業などを行なうこと。
釘を打つ。
太鼓を打つ。
うまい
右舞
朝鮮半島より入ってきた雅楽の舞。リズムで踊る雅楽の踊り。
雅楽の右方高麗楽(こまがく)の舞。装束には主に青・緑系統の色を用い、舞人は舞台の右方から登退場する。右方の舞楽。
関連語句→左舞(さまい)
うまたて
馬立
舞台でよく使う平面的な大道具(板羽目や貼り物など)を格納するところ。
馬小屋のようにいくつかに分かれており、張物が倒れないように、間に差し込んで収納する。
 うまのあし
馬の足
 
うらかた
裏方
舞台の幕裏で働く大道具、小道具、衣裳、照明、音響などのスタッフ。 お客さんの目に触れないところで働く人、又は職業。出演者や制作はお客さんの目に触れるので表方。
うわじき
上敷き
薄縁(うすべり)参照
 うらばんぐみ
裏番組
 

[エ] (え)

[エ]
エアモニ
Air monitor
エアモニターの略。過去には放送中の電波の監視用オンエアモニターを指したが、ホールでは劇場内がどうなっているかをモニターするための映像、または、音声を指す。普通、ホール内後壁にエアモニ用マイク、エアモニ用カメラが、ホール事務所や楽屋にモニター用テレビが常設されている
エコー
ECHO
REVERB.
A repeated sound received late enough to be heard as distinct from the source.
エキジット
EXIT
非常口表示灯
消防法によって必ず公共の施設に設けられている非常口表示灯。
過去映画上映時及び舞台開演時においても点灯していた。
東京に行われた映画祭を発端に上演時には消灯していいように法律改正された。
通常非常口の消灯スイッチは照明室にある。
ただ消防法は各地で違うので確認のこと。
EXIT SIGN
Usually illuminated sign, of standard size, which should always be visible, showing an audience member and the company the nearest exit.New legislation in Europe means that the word "EXIT" has been removed from these signs to be replaced by "Running Man", known more politically correctly as "Person moving purposefully".
エスシーアールノイズ
SCR-Noise
照明系統から回り込むジージーノイズ。照明のフェーダーを上下するとノイズ量が変化する。
フルアップ時、オフ時にはノイズは消える。インダクると同意。
エヌジー
NG
No Good
だめな、使えない、良くない、切れてる、壊れてる、様。
エフェクトスポット
Effect spot light
スパイラルマシンやフィルムマシンなどでホリゾントに雲、炎、渦巻き、波などのエフェクトを投影する際に使用する照明器具(スポットライト)。
エフェクトマシン
Effect Machine
エフェクトスポットに装着し、ホリゾントに雲、炎、渦巻き、波などのエフェクト(効果)を投影する各種器具の総称。
エフキュー
FQ
→フレンネルレンズ参照
エプロンステージ
Apron Stage
Forestage
プロセニアムアーチのラインより客席寄り舞台前部分。
舞台前のオーケストラピットを舞台面の高さにしたときに出来るスペース。
通常、緞帳・暗転幕などの幕前の舞台をいう。 前舞台、 緞帳前。
関連語::でべそ・張り出し舞台・オーケストラピット
Apron- the part of the stage floor extending beyond the proscenium arch toward the house; a  forestage.
Section of the stage floor which projects towards or into the auditorium. In proscenium theatres, the part of the stage in front of the house tabs, or in front of the proscenium arch.
エムシー
Master of Ceremony
会の進行を司る、司会者のこと。歌物などの曲間でのしゃべり部分などもMCと表現する。
エルイーディー
LED
発光ダイオード参照
エレベーション
ELEVATION
舞台でいうエレベーションとは舞台完成図(画)。通常舞台図面を元に描かれるが、プランナーによってはサイズ比率はあまり気にしないスケッチのようなもを書く人も居る。
舞台を客の目線で正面から奥行きをつけて描かれた図面。
ELEVATION
A working drawing usually drawn to scale, showing the side view of a set or lighting rig. See PLAN.
In the US, the term "elevation" refers to a Front elevation. A Rear elevation shows backs of scenic elements. A side view of a set is known as a "section".
エレベーターマイク
elevator microphone
ステージの下手またはセンターに設置され、床下から昇降する電動スタンドについたマイク。
エンジェル
ANGEL
Angels
ミュージカル作品の制作に投資する投資家たちをこう呼ぶ。莫大なお金がかかるミュージカルなどのショウビジネスにはなくてはならない存在。
Financial backers of a production.
Individual or company which financially supports a production.
エントランス
entrance
入り口、玄関。ホールでは正面入り口。入ったすぐのロビーをエントランスロビーと称する。
ENTRANCE
1) A part of the set through which actors can walk onto the stage.
2) The act of an actor walking onto the stage (e.g. The ghosts entrance is from upstage left).
エンドロール
エンドクレジット
end credits
映画、ドラマ、アニメ、ゲームなどにおいて終幕に流されるその作品に関わった人や会社などの役割と名前を写すこと。製作はこの順番を気にしなければならない。北野武監督の映画で私の会社の名前を間違った名前で表示された。あの夏・・・
(え)
 えがわのたまのり
江川の玉乗り
 明治期、浅草公園六区の名物出し物が江川の玉乗りだ。江川作造により六区一号地大成館で大正期まで続けられたという。元祖軽業師。
えす
S
尺の表示。   S=1/40とあれば40分の1尺の図面。
エスアール
SR
球体の半径の寸法数値の前につける記号。Rだけでもよい。
関連後::アール(R)・ファイ(Φ)
エスまる
球体の直径の寸法数値の前につける記号。Φだけでも良い。
関連語::ファイ(Φ)・アール(R)
 エスピーレコード
SPレコード
 
えぞうしや 
絵草子屋
 
えどま
江戸間
関東地方で使われている寸法の表示。
江戸および関東周辺で用いられた家の基準尺。柱心距離の一間を六尺とするもの。田舎間。
 演歌  
 艶歌  
演出・ディレクター・監督 舞台やイベントにおいては作品演出は演出家。
テレビの現場ではディレクター。
映画の場合は監督と呼ばれる。台本の修正から作品全体の構成、役者、出演者に対する演技指導。などとなる、舞台は基本的に客も出演者も一定の距離を置き、一定の方向からのみ鑑賞していく。映像は自由な表現手段を持ち表現方法が複雑になれば監督の仕事も分業化していく。作品全体の監督、特殊効果の監督、実写監督、アクション監督など。
その他 「え」 →

[オ] (お)

[オ]
オーケストラ
ORCHESTRA
曲を演奏する管弦楽を演奏する楽団。
管弦楽団という意味の他に、オーケストラがいるフロアという意味 で1階席を表すために用いられる。

オーケストラシートは一階席のこと。
The orchestra- the lower level of audience seating (as opposed to balcony, mezzanine, or  box).
オーケストラピット
orchestra pit
舞台のすぐ前、客席との間、客席より一段下がったオーケストラ用の演奏スペース。
迫り上がってエプロンステージになるものもある。略してオケピットともいう。
演奏を必要とするミュージカルやオペラなどで使用される。
オーケストラボックスともいう。
Orchestra pit- an area between, and usually lower than, the stage and the house.  Used as an  area for musicians to play for the production but remain out of sight.
オーケストラボックス
0rchestra Box
オーケストラピットと同意。
オーケストラ控室
orchestra dressing room
オーケストラの控え室。男女別に最低大部屋2室が必要。手持ち楽器など荷物が多くなるので広さに余裕が欲しい。着替えも多数の人がほぼ同時にするので複数の着替えスペースを確保したい。
オーディエンス
audience
聴衆、観客。マスコミの受け手のこと。印刷媒体では読者、電波媒体では視聴者、屋外広告・交通広告ではその媒体を見る可能性のある通行人など。
オーディション
AUDITION
映画・CM・テレビ・舞台などの出演者を決めるために行われるテスト。
映像関係は一般に公募やタレント事務所にオーディション募集をかけ、キャスティング事務所によって行われる。
オーバチュア
OVERTURE
一般に幕が開く前(本編が始まる前)に演奏される曲。
OVERTURE
Introductory musical piece played before a musical which contains many of the musical motifs and themes of the score.
オープンステージ
オープンセット
Open Set
撮影スタジオの中のセット(撮影用建築物)ではなく、野外に立てられたセットのこと。
一般的にはスタジオ以外での撮影をロケセットという。
オールラッシュ →ラッシュ
オフオフブロードウェイ
OFF OFF BROADWAY
ブロードウェイにある99席未満の劇場を指す。  実際には劇場ではなく、スタジオやレストラン、バー、倉庫なんてことも多い。   有名な作品はないが、既成概念にとらわれない最新のエンターティメントを  観ることができる。
オフステージ 客から見えない舞台部分。
オフブロードウェイ
OFF BROADWAY
ブロードウェイにある100席以上299席未満の劇場を指す。  最初は小さなオフブロードウェイからスタートして話題とともにオンブロード  ウェイへ移動するヒット作も少なくない。  「ファンタスティックス」は、オフブロードウェイながら未だに30年以上の  ロングランを続けている。オビー賞というオフブロードウェイで公演された作品から選ばれる演劇賞がある。
オフレコ
off-the-record
記者会見やインタビューなどで、公表を差し控えてもらうこと。
また、その前提で話すこと。記録外。
内緒話。他言無用。
オペラカ-テン
contour curtain
絞り緞帳の一種。開閉・昇降・絞り上げの機能を持つものの俗称。
オリジナルキャストORIGINAL CAST 最初に上演されたときの出演者。ロングラン興行では主役級を中心に出演者は次々と 交代する。上演場所によってオリジナルブロードウェイキャストなどと都市名を  入れて言うこともある。
オルタネート
ALTERNATE
決まった曜日・時間の公演だけ別の役者が演じること。またはその役者のこと。  歌やダンスが必要以上に高レベルが要求される役などは、毎日の連続出演は  つらいので最初からマチネ公演や週の半ばなどに別の役者がキャスティング  されていることがある。ただし、ダブルキャストのように2人の扱いは同等で  はなく、ALTERNATEは代役の期日確定版のようなものである。
オンエア
on air
放送中、本番中などの意味。もしくは放送される事自体をさす。
オンブロードウェイ
ON BROADWAY
ブロードウェイにある300席以上の劇場およそ40件を指す。 大体が3大劇場会社、シューバート、ジュジャムシン、ネダーランダーによって 所有あるいは管理されている。  座席数がこれより少ない劇場はオフブロードウェイ、オフオフブロードウェイと 呼ばれる。  トニー賞はオンブロードウェイで公演された作品から選ばれる
オンリー
映像の撮影現場場で音声のみを録ることをこういう。
お)
おいだし
追い出し
→劇場で、最後に演じる軽い所作事の一幕を読んだ言葉だが、今では寄席でこの言葉が生きている。戦前の大阪の寄席で大看板の真打で終演すると帰りの下足番が混雑するということなので、そのあとへ曲芸や奇術の芸人や長老格の落語家に小唄などをやってもらい、これを「追い出し」と称した。芝居のアンケート協力や、相撲の弓取り式、コンサートの売店も帰り客の混雑を避ける1手段かもしれない。
また、終演時に太鼓を打つのが寄席の決まりだが、これも「追い出し」「打ち出し」などと呼ぶ。
おうごんぶんかつ
黄金分割
1対1.618
おおいり
大入
興行において客席が満員になること。公演日で満席になったとき。
おおいりぶくろ
大入袋
その興行の於いて客が多く入った時にご祝儀を入れて関係者に渡される。
「大入り」と書いた赤いポチ袋。
興行日、演目、名前を入れて直接関係者本人に渡される。
5円(御縁)を基本に105円や1005円が多いが、座長芝居や歌舞伎などでは10000円以上も少なくない。?
おおかんばん
大看板
→一枚看板参照
おおぎり
大喜利
(当日の出演者などで寄席の最後などに)数人の落語家で謎掛け等の出来を競う。
おおぐろまく
大黒幕
Black curtain
舞台後方に設置され、ホリゾント幕を隠すように黒背景として使用される。
一枚もの、開閉式(引割り)、昇降式、昇降開閉併用式など。
おおどうぐ
大道具

大道具方
SET BUILDER
演目によって舞台情景の説明や、演技助けるために、演出に沿って舞台美術家によって設計され、製作されたもの。
制作に当たっては専門の大道具制作会社がある。
舞台上の機構(廻り舞台、花道、迫)なども大道具の範疇である。

金井大道具株式会社→http://www.kanainet.co.jp/
俳優座劇場舞台美術部→http://www.haiyuzagekijou.co.jp/o/butai.html




SET BUILDER
Member of theatre's production department or outside contractor who is responsible for realising the set designer's construction in timber, steel or other material as specified by the designer.
おおべや
大部屋
映画などでは、通行人・群衆など、ごく軽い役。また、その役で出演する下級の俳優、端役の人たちの楽屋。
舞台では大部屋であれ小部屋であれ製作者が必要に応じて割り振る。
おおせり
大迫り
舞台の大道具用昇降設備。舞台の一部を四角く切り抜きその部分を奈落から舞台面まで上下させる機構。
主として大道具を乗せて上下させて使うのが大迫。人を乗せて上下させるものが小迫。注:すっぽん
おおむこう
大向こう
歌舞伎の席で舞台正面の二階席。天井桟敷ともつんぼ桟敷ともいい安価で一般庶民の席。歌舞伎の所作や化粧はこの大向こうの庶民をうならせるためのもの。もともとくらい劇場(芝居小屋)でマイクも照明も無かったことを想像してほしい。「大向こうをうならせる」「愁嘆で大向こうは遅く泣き」
おくびょうぐち
臆病口
能舞台正面の鏡板の向かって右わきにある、切り戸口の別称。演奏者(地方)が出入りする戸口。
歌舞伎で、能舞台を模した装置(松羽目)を施した場合、上手(かみて)奥にある引き戸の小さい出入り口。古くは上下の大臣柱の後ろの出入り口をいい、黒幕を張ってあった。
お蔵入り(お「くら」いり)  蔵は当て字 千秋楽の楽「らく」を逆さ読みしたもの。
江戸時代の芝居小屋でかけられた芝居は当たれば興行は延長され、人気がなければ興行は短くなり千秋楽が前倒しにされた。「らく」日が「くら」日となり「お蔵入り入」
 そこから、台本がお蔵に収めれれるとも。
おけふ
オケ譜
オーケストラが演奏出来るよう、各パートごとのパート譜が全部そろった状態をオケ譜という。
おさらい 芸事の師匠が弟子を集めて、日ごろ教えたことを演じさせること。また、その会。温習(おんしゅう)。「琴の―の会」
おしゃ
御社
一般的な相手の会社・神社を敬っていう語。ではなく、新聞社のこと。興行主にとって劇評などは入場を大きく左右する。批評家などを招く日を「御社日」という。商売上よく使う御社(おんしゃ)とは違う意味。
おし
おす
押す
開演時間を遅らせること。開演や終演の時間が予定より遅れること。
出し物などの内容の予定時間より遅れていること。
舞台サイド(まく中の準備)の問題で押す場合と、制作サイド(客誘導)の問題など様々な理由がある。
地方公演などで、交通の不便な場所などを考慮して5分押し定時などとするところもあるが、
ちゃんと来ている客を無意味に待たすことは避けたい。 (注:反語「まき、巻き」)
おだん
お旦ん
→だんな
おとす
Switch off
Turn off
音響において電源を切ること。「アンプ落として」は「アンプの電源を切って」の意味。
舞台においては「振り落とし」などの仕掛け。
人を納得させる。
おち
落ち
落語で客を笑わせる結びの部分。
最後の締めくくりの一言。
下げともいう。
おつかれさま
御疲れ様
もとは演劇映画などの芸能界用語。一般に使われるようになった。
反語→おはようございます。
おどりば
踊場
Middle Floor
階段の途中に、方向転換・休息・危険防止のために設けた、やや広く平らな所。
今ではビルディングのなどの高層建築における階段では当たり前に設けられているが、時代的背景からは明治以前の日本建築には見られたい様式。
踊り場付き階段は、明治時代に西洋建築と供に伝来 し、その頃のドレスを着た婦人たちが、折れ曲がった階段を上り下りする時に、ドレスの揺れる様が、踊っているように見えたので、踊り場と 言われるようになったとか。
西洋風建築の舞台セットには欠かせないアイテム?かも。
西洋風といえば煉瓦(レンガ)も西洋建築と一緒に日本に伝わったもの。
焼いたかわらという意味で煉瓦の字をあてがったといわれ、レンガは日本のみの呼び名。
おはこ
十八番
得意とする芸。市川家=成田屋の得意芸「歌舞伎十八番」の台本が、
桐の箱に収められて保管されていることから。

市川家代代の当たり芸の中から選んだもの。不破、鳴神、不動、助六、暫く、外郎売、矢の根、関羽、七つ面、解脱、象引、鎌髪押し戻し、毛抜、蛇柳、嫐、勧進帳。
この中でも九世団十郎が明治時代に演じたものは、不破、助六、暫、矢の根、関羽、押戻し、勧進帳の七種である。

関連語::歌舞伎・歌舞伎十八番・花道・鳥屋
おはやし
お囃子
→囃子(はやし)参照
おびばんぐみ
帯番組
毎日レギュラーの時間を持つ番組が週間予定表の中では帯のように継って見えることからこう呼ばれる。
おべた 床置き用(ころがし)の照明用スタンド。
舞台にべた置きするところからきた呼び方と思われる。
小さな三脚式もあれば、暑いベニヤ板などで自作される場合も多い。
おもて
お客さんから見える物。またはお客さんに見える人。お客さんと接する人たち。
出演者、制作、受付、お客様係など人たち。または部所。
→うら=お客さんに接しない人たち。
おもて
編集中 coming soon
おもてがた
表方
基本的にお客さんに接する人たち。役者・制作者など。
劇場で舞台から前で仕事をしている人たち。
入場券を売る係りや案内係りなど、お客さんに見えるところで働く人たち。
 おやかる  おおきくなる・人気が出る・うまくいく
おやからない=大きくならない。意味から、勃起しないなどにも使われる
おんきょう
おんせい
ろくおんぶ
ピーエー
音響・音声・録音部・PA
○舞台で芝居や踊りの音響さんはSE(効果音)やM(音楽)の音を出すことが主、芝居やミュージカルでは声をマイクで拾って客席に拡声するという仕事もある。

○コンサートなどではPA (Public Address)が主となり、録音物の音だし(たたき)は苦手とされる。

○テレビでは出演者の声を拾うことが主となり、ニュースなど生放送などでは各家庭に声を届けられるわけだが、各出演者のマイクのON、OFFを切り替え必要な声のみを届ける。そのため音声さんと呼ばれる。

○映画ではカメラ撮影とシンクロして録音を行う、よって録音技師・録音部と呼ばれる。風のある日に声のみをクリヤーに録音したり、雑踏の中で録音したりと録音が主となる。現場で役者の声や、状況音のみを録るのを「オンリー」と言う。当然後から入れる必要な音があるわけだが、日本では「アフレコ」などと呼ばれる。この作業の専門家を「フォーリーアーティスト」と呼ぶ。
おんきょうはんしゃばん
音響反射板
sound reflector
舞台上にある音を反射する構造の板。角度、高さは音響設計で定位置が決められ固定される。フライズに収納される昇降式と舞台奥に収納される可動式とがある。他に仮設音響反射板もある。クラシック音楽に使用。 反響板  類義:反響板
おんしゅうかい
温習会
芸事などの総ざらいとして、習った成果を発表する会。
おんせい
音声
おんせいさん
音声さん
出演者の声。音声さん:テレビスタジオなどで出演者の声を拾う作職。
映画は録音技師。演劇では音響さん。
テレビのスタジオでは音といえば出演者の声であり、映画では、風景に溶け込む風の音から自動車の音など、そして編集段階では別音も同時録音していく。
演劇に関しては基本的には音楽や効果音などを出す役目がメインになり、
大劇場などでは役者の声も拡声(PA)する。 関連語句→PA
オンマイク
(和製英語)on mic 
音源に近接したマイクセッティングの事。
音源に近い程直接音がメインとなり、間接音が減少、結果、明瞭度も上がるが近ずけ過ぎると近接効果で低音域が持ち上がってしまうため補正が必要になる場合もある。ハンドマイクが一例。 off mic 反:off mic

[カ] (か) HOME PAGE

[カ]
カーテンコール
CURTAIN CALL
舞台における演劇・オペラ、ダンスなどの興行で、終幕が下りたあと、観客が拍手喝采して出演者を幕の前に呼び出すこと。拍手に応えて出演者が何度となく出てくる。舞台がすばらしいと  拍手がなりやまず、何度も繰り返される。
対比:スタンディングオベーション
カーネギー
[Andrew Carnegie
(1835-1919) アメリカの実業家。鉄鋼業で成功し、鉄鋼王と呼ばれる。引退後は教育・文化・平和事業に私財を投じた。NYにあるカーネギーホールはいまだに音楽関係者の憧れの舞台。2度ほど仕事したことありますが、古い舞台です・・・
カウンターウエート
Counterweight
錘。舞台のバトンなどの昇降装置のバランスをとるための重り。
Counterweight flying system- a system in which steel weights balance the weight of flown  objects on battens.
カッター coming soon
ガムテープ

Gaffer Tape
gummed tape
packaging tape
duct-tape
映像の世界では、ガバチョ
英語では、ギャーファーテープ。
舞台では布製で黒のガムテープを多用します。一般的な5センチ巾の紙テープやビニールテープとは区別して呼ばれます。紙製は荷造りテープ。ビニールは巾広のビニールテープ。使用目的で呼び方は異なり、リノリュームを張るときなどはリノテープと呼んでいます。
→ギャーファーテープ参照(Gaffer Tape)
GAFFA TAPE
Ubiquitous sticky cloth tape. Most common widths are .5" for marking out areas and 2" (usually black) for everything else. Used for temporarily securing almost anything. Should not be used on coiled cables or equipment. Originally known as Gaffer's Tape, from the Gaffer (Master Electrician) on a film set. See PVC Tape.
gaffertape.com →http://www.gaffertape.com/safety.php
packaging tape
カラーチェンジャー
COLOUR CHANGER
編集中 coming soon
COLOUR CHANGER
1) Scroller, where a long string of up to 16 colours is passed horizontally in front of a lantern. Remotely controlled by the lighting desk. Some scrollers have cooling fans to prolong the life of the gel string. Stronger colours will burn out faster without cooling, or if the focus of the beam is concentrated on the gel. If colours aren't lasting very long in scrollers, try changing the focus of the lantern. HEAT SHIELD clear gel should be used between the lens and the colour scroller to absorb some of the heat.
2) Wheel : Electrically or manually operated disc which is fitted to the front of a lantern with several apertures holding different colour filters which can be selected to enable colour changes. Can also be selected to run continuously.
3) Semaphore, where framed colours are electrically lowered into place in front of the lantern. Remotely controllable. Can perform additive colour mixing by lowering two colours into position at the same time.
4) Magazine : Manual semaphore-type device used on the front of a followspot. Known in the USA as a BOOMERANG.
カラーフィルター
COLOUR FILTER
Gel
編集中 coming soon
COLOUR FILTER
A sheet of plastic usually composed of a coloured resin sandwiched between two clear pieces. The coloured filter absorbs all the colours of light except the colour of the filter itself, which it allows through. For this reason, denser colours get very hot, and can burn out very quickly. There are a number of manufacturers of Colour Filters - Lee (UK), Rosco (US) and Gam (Great American Market - US) are the most popular. Each manufacturer's range has a numbering system for the different colours. It's important to specify which range you're talking about when quoting numbers.
A colour filter is sometimes known as a Gel, after the animal material Gelatine, from which filters were originally made.

Lee Filters website→http://www.leefilters.com/
Rosco website→http://www.rosco.com/
GAM website→http://www.gamonline.com/
東京舞台照明→http://www.tokyobs.co.jp/
日本コーバン株式会社→http://www.coburn.co.jp/
カラビナ
Karabiner{G}
carabiner{E}
バネ式の開閉部がある金属製の輪。
登山用具。D型や楕円がある。
CARABINER
Spring-loaded clip device used by climbers and also in stage rigging.
Named after the carbine gun which had a spring loaded gate.
カルテット
quartet
音楽アンサンブルの四重奏のこと。
カメラレフト
Camera Left
The right hand side of the stage as viewed by the cast facing the audience. Also Stage Right, Opposite Prompt.
下手のこと
カメラライト
Camera Right
The left hand side of the stage as viewed by the cast facing the audience. Also Stage Left, Prompt Side.
上手のこと
カンパニー
COMPANY
日本では一般的に会社の意味で使われるが、我々の業界では、その作品を構成するスタッフ、キャストなどのこと。
グループ。
劇団や各種団体の意味でも使われる。
ガンマイク
GUN MIC
RIFLE MIC
非常に指向性のあるコンデンサーマイクロホン
GUN MIC
A highly directional condenser microphone.
か)
かいえんじかん
開演時間
GO UP
編集中 coming soon
GO UP
The time the show starts (e.g. "What time does the show go up this afternoon?") This relates to the curtain going up at the start of the show (even if the theatre doesn't have a curtain). See also COME DOWN.
COME DOWN
The time the show finishes (e.g. "What time does the show come down this evening?") This relates to the curtain coming down at the end of the show
かいごろし
飼(い)殺し
一般的には(使用人などを)その人が能力を発揮できるような仕事を与えないままに、ずっと雇っておくこと。を言いますが、舞台ではスタッフが隠れたところにずっと居続けることを言う。仕掛けなどの操作のため人がその場所に隠れて待機していること。本番中移動すると客から見えてしまう時など、客入れ前にあらかじめ必要場所に居続けること。
かいしやく
介錯
手伝うこと。暗がりでの出演者の出入りに足元明りを照らすことや、道具の移動などをスムーズに行なうために介添えすること。
関連語句→
あてんど
かいだん
階段
高さの異なる所への上り下りのために作った段々の通路。
建築においては階段は踏面(ふみづら)の幅、蹴上げ(けあげ)の高さ、踊り場の幅等について法規で規制されている。
舞台においては基本的に蹴上げ7寸踏み面の奥行き1尺、巾3尺・4尺・6尺を基本としている。
→白緑(びゃくろく)。一段。
かいちょうば
開帳場
RAKED STAGE
通常舞台奥に向かって高くなっている二重舞台。スロープ(坂)になっている道具など。オペラ座などのヨーロッパの舞台は奥に向かって高くなっており奥行きのある舞台が見やすくなっている。傾斜舞台。八百屋舞台。
関連語句→やおや
RAKED STAGE
A sloping stage which is raised at the back (upstage) end. All theatres used to be built with raked stages as a matter of course. Today, the stage is often left flat and the auditorium is raked to improve the view of the stage from all seats. A rake is expressed as a ratio (eg a 1:25 rake rises by 1cm vertically over 25cm horizontally). See also Anti-Rake.
かいとり
買取
撮影などで使うために借りたものを、汚したり壊したりした場合、必然的に買取(買い物)になってしまう。買い物で調達したもの。または、あとで買取となるような物。
かえし
返し
同じ場所を繰り返す。「返し稽古」などのように使い同じ場所を繰り返し稽古する倍いいに使う言葉。
かえし-まく
返し幕
歌舞伎で、一つの場と次の場とが時間的に続いている場合に、いったん幕を閉じ、鳴り物で間をつなぎ、
すぐ幕を開けること。また、その次の場。ちょんちょん幕。
→ちょんちょん幕。
かがみ
描割などのパネルの道具で、主となるパネルに対して、平行に置かれたパネルを言う。
かきぬき
書き抜き
台本などで自分のセルフだけ書き出したもの。演出部で台本から小道具だけ書き出す場合など、台本や図面などの全体から一部分を取り出すこと。
かきわり
書き割り
舞台の大道具のひとつ。木枠に布や紙(茶ちり)を張り、建物や風景など舞台の背景を描いたもの。〔何枚かに分かれていることからの称という〕道具の中の背景画。
最近では、書割パネルと呼ぶことが多い。
がくぶち
額縁
プロセニアムアーチのこと。
 かくまるうろこちきり
□○△
 役者の符丁。その他大勢の役などに使われる薬名の代わりの記号。
がくや
楽屋
出演者の控え室。個人的に割り当てられた部屋と、大部屋と呼ばれる共用部屋がある。温度湿度調整ができ、鏡化粧用照明、衣装掛け、衣装用照明を備える。衣装着用後出を待つための舞台袖にグリーンルームという出演者控え部屋を備える劇場もある。
元来舞楽用語。準備、したく、演奏する場所を「楽之屋」といった。能がその言葉を受け継いだが演奏場所の意味はなくなった。そして歌舞伎がその言葉を受けつぎ今に至る。
DRESSING ROOMS
Rooms containing clothes rails and mirrors (often surrounded with lights) in which actors change into their costumes and apply make-up. Dressing Room doors have a list of the actors contained within. See also GREEN ROOM.
がくやいり
楽屋入り
役者や芸人の楽屋に入る時間。または楽屋に到着したこと。
関連語句→着倒板(ちゃくとうばん)
がくやおち
楽屋落ち
同業者にしかわからない話。内部事情に詳しい者のみが知る話。
がくやぐち
楽屋口
stage door
出演者やスタッフが出入りする関係者用の出入り口。国立劇場などは役者口と裏方口が分かれている。
かげあな
影アナ
開演上の注意やお知らせなどのアナウンス。舞台袖で行なう事が多い。
かげいた
かげ板
客席から見えない舞台袖や、セットの陰(扉の後ろなど)で出演準備(スタンバイ)すること。
かげだん
陰段
観客から見えないところに置かれた階段。演技に関係ない部分で高い部分に上がるためにしつらえられた階段。
かこい
囲い
大臣柱の外を囲う張物。道具として必要な場合は背景と同じ絵が飾られる。あてものともいう。
かさいかんちき
火災感知器
SMOKE DETECTORS
編集中 coming soon
SMOKE DETECTORS
Many theatre buildings have complex fire alarm systems installed. Some theatre spaces have smoke detectors in them, which trigger a fire alarm when the space fills with smoke. The use of SMOKE MACHINES in these spaces can (and does) result in expensive call-outs of the fire department and evacuated auditoria.
There are special heat-sensitive detectors called RATE OF RISE detectors which trigger a fire alarm when the temperature rises faster than it should normally. Properly calibrated (and regularly tested) these can be as effective than the smoke detectors (which work by "seeing" smoke particles in the air). If it's not possible to get Rate of Rise detectors installed in your theatre space instead of smoke detectors, you may be able (subject to local building regulations and local fire department advice) to isolate the smoke detectors for the duration of the performance when you use smoke effects. Properly designed alarm systems incorporate timed isolation, so that smoke detectors are only off for a specific period, and automatically come on after that period.
かざりこみ
飾り込み
立て込み(建て込み)。仕込み。
かざる
飾る
大道具を立て込むこと。
舞台美術をセットすること。
かじゅう
荷重
バトンや山台にのせる(吊す)積載荷重。制限荷重を超えないよう確認が必要。にじゅう
かすがい
二本の材木をつなぎとめるための両端の曲がった大釘。
鉄製のП字形の材と材を結ぶための釘。
「子は鎹(かすがい)=子供は夫婦を結びつけると言う意味」
かすみまく
霞幕
・舞台では文字のこと。黒い細長い舞台上方に吊ってある幕で、照明やつりののなどを隠すためのもの。
舞台前より一かすみ二かすみの順。関西では「かすみ」、関東では「もんじ」という場合が多い。
・一般的には横長の飾り幕のことで、幕を用いることでその下のものを隠すために使用されることが多い。
神輿などの屋根の下や台座などにもきれいな錦のかすみ幕などが施してある。・歌舞伎の大道具で、白地の木綿に浅黄色で横がすみを描いた幕。
・浄瑠璃伴奏者の登退場を隠すのに用いる消し幕。一般的な劇場の現場では、文字幕のこと。
かぜ 落語家が持つ「扇子」のこと。
がち かすがい(鎹)の別称
かちんこ ボールド。マーカー。カメラで撮る絵と同時録音をしているテープの同期を取るために鳴らされる。
助監督のサードやフォースといった監督修行中の駆け出しの仕事で、撮影開始は一回鳴らし、
終了で2回鳴らすのが普通。蝶番でつながった拍子木でチョウクで書き込めるボードがついている。
ボード部分にはActとScene番号を書き込む。これもフィルム管理のために撮影前にカメラ前に差し出し数コマ移りこむようにし音を出して引っ込める。この動作が下手だとフィルムの無駄となるため怒鳴られる。
海外ではデジタル表示でなおかつカメラと同期していたりする?
がちぶくろ
がちゃぶくろ
がちゃがちゃと堅い物が続けてぶつかり合って出す騒がしい音を表す語から、釘を入れる腰袋。
かつぜつ
滑舌
発音や言葉の切れ。滑らかに聞き取りやすく喋るさま。一般的にはTV業界用語なのだがTVで広まり一般でも使われるようになった。国語辞典には載っていない言葉。
ガバチョ 映画や撮影の現場で使う言葉。ガムテープのこと。
何故か舞台では使わない(通じない)言葉。
→ギャーファーテープ
かね

さしがね
曲尺

かね。
かねざし。
まがりがね。
まがりざし。
まがりじゃく。
さしがね。
すみがね。
大工金(だいくがね)
鉄尺。
スコヤ

「曲尺(かねじやく)」に同じ。
まっすぐなこと。直線。
または、直角。

かなづち
金槌
→なぐり参照
かねじゃく
矩尺
L型で目盛りが両面い付いている大工道具裏の尺と表の尺の長さが違う、これは√(ルート)をあらわしており長いほうで丸太の外径を図った場合同じ数値の角材が取れることを表す。(さしがね)
かぶき
歌舞伎
慶長8年1603年京で出雲大社の巫女「お国」という女性が男装の歌舞伎(傾)者に扮して寸劇のような歌と踊りを入れて舞い踊ったことから始まり、遊女やがまねる様になり、お上から禁止をくらう。そのご、元服前の若い男性の、若衆歌舞伎へと変化するがやはり風紀を乱すという理由で禁止されてしまう。結果出てきたのが「野郎歌舞伎」という今の芝居中心の歌舞伎である。東京の歌舞伎座以前は歌舞伎のきの字は人偏ではなく女偏であった。語源は天正のころ流行した俗語で「傾(かたぶ)く」が詰った「かぶく」の連用形。安土桃山の繁栄の時代、人目につく派手な服装や奇異なふるまいをして放埒(ほう‐らつ)をするものが現れ、「歌舞妓者」と呼ばれた。かれらの姿を踊りに取り込んで評判を得たのが、出雲阿国だった。参考:ぎじょ ―ぢよ 1 【▼妓女/▼伎女】(1)遊び女。娼妓(しようぎ)。(2)中古、芸能を演じた女性。 「内宴行ひて―の舞などして/愚管 5」
歌舞伎は、近世まで歌や舞をする女性という意味から、「歌舞妓」の字が用いられ、「歌舞妃」とも書かれた。
歌舞伎の表記は、明治以降に一般化したもので、「歌舞妓」の「妓」に「伎芸」などの「伎」が当てられた当て字である。ただし、「歌舞妓」も当て字のため、歌舞伎の語源とは関係無い。

歌舞伎基礎知識
1603年(慶長八年)京都四条河原町に出雲のお国率いる踊りの集団の興行が、当時の人々を驚かす奇抜な踊りを披露した。女が男の格好で踊ったり女たちの妖艶な踊りを披露した。

当時、傾く(かぶく)と言う意味から異様な格好をする人やとっぴな行為をするもの、(犯罪者)などをかぶき者と呼んでいた。

お国たちも御多分に漏れず、かぶき踊り、お国かぶきなどと呼ばれたことから「歌舞伎の最初」といわれるようになった。

このお国が演じた踊りは室町時代の末期から庶民の中で流行っていた風流の舞台化したものだった。

しかしこのお国の興行が爆発的な人気を博したのは確かで、他の芸能者の追随を生んだ。
女歌舞伎や遊女歌舞伎など売色の手段として当時珍しかった三味線などを取り入れたり猿若というものまねやこっけい役を登場させ内容を膨らませていった。

猿若芸を得意とした猿若勘三郎は1626年(寛永元年)幕府の許可を得て江戸中橋に劇場を建てたが、後に中村勘三郎と改名し、江戸三座でのひとつ中村座となった。

1639年(寛永六年)幕府は風俗の乱れを嫌って女歌舞伎に禁止令を出す。
そこで平行して興行を行っていた「若衆かぶき」という元服前の前髪をつけた美少年の一団で、舞踊以外の曲芸や狂言を通俗化した若衆狂言などを主要演目としていた。

しかし、1652年(承応元年)この若衆かぶきも男色の問題で全面的禁止となり、2年ほどの空白期を迎える。しかし興行側の嘆願によって条件付の許可を幕府から取り付け再開することとなる。

若衆のシンボルである前髪を切り落として出演すること。歌舞を捨て
ものまね狂言づくしとすること。つまり写実的劇的な演目とし売色を配した野郎かぶきの登場である。

ここに現代の歌舞伎に通じる歌舞伎の始まりである。

元禄時代は庶民の生活も華々しい時代であった。
俳優兼業から専門の狂言作者が登場する。京阪では富永兵衛門、近松門左衛門(1653~1724)らによって和事と呼ばれた柔らか味のある演技を中心とした「傾城仏の原」「夕霧名残の正月」。江戸では三枡屋兵庫(初代市川団十郎)中村清三郎、宮崎伝吉によって荒事と言う特殊な演出を定着させた。
市川家の芸となる歌舞伎十八番の「不破」「暫」「鳴神」などは団十郎が初演したものである。

劇場形態

出雲のお国が興行を打っていた頃は舞台とはまさしく能舞台しかなく、当然当時の舞台のしつらえは能舞台を模したものであった。下手の橋掛かりは役者の出入りに使われ、舞台は破風つくりの屋根と四本の柱があった。会場の区切りとなる、敷地の周りは筵で区切られ、櫓を立てて太鼓を打ち鳴らし人を集めた。入り口には槍や弊束を立て官許の印とした。客席には当然屋根などは無く客は毛氈や筵を敷き舞台を見た。

演目が発展する事で舞台形状も変形していく、橋掛かりはより巾を広げ舞台同様の働きをするようになる。劇場として全体が屋根で覆われるのは1718年(享保三年)を待たねばならない。花道も歌舞伎独自の舞台形態であるが、当時客が使用する歩み板が舞台へと変化したものであった。
歌舞伎から生み出された舞台に盆がある。
1758年(宝暦八年)大阪の狂言作者並木正三がコマから思いついたとされる廻り舞台がある。作品は「三十石船始」で当時は舞台の上に廻る板をつけたものであったが道具と人を乗せたまま動かし客を驚かせたと言う。江戸では30年ほどあとの寛政期に現在のような舞台機構として考案され、さらに文政期(1818年)に入って蛇の目回しと呼ばれる二重盆も考案された。同時にこの次期にはガンドウ返し、迫、引き道具などの舞台機構も狂言作者の手によって考案されていった。(歌舞伎に暗転なし)

関連語::おはこ・歌舞伎十八番・盆・浅黄幕・御簾・チョンがけ・とちり・鳥屋・迫・香盤(こうばん)・かぶりつき・花道

信用できる歌舞伎サイト→http://allabout.co.jp/entertainment/kabuki/
歌舞伎座→http://www.kabuki-za.co.jp/
かぶきじゅうはちばん
歌舞伎十八番
成田屋=市川家代代の当たり芸の中から選んだもの。不破、鳴神、不動、助六、暫く、外郎売、矢の根、関羽、七つ面、解脱、象引、鎌髪押し戻し、毛抜、蛇柳、嫐、勧進帳。この中でも九世団十郎が明治時代に演じたものは、不破、助六、暫、矢の根、関羽、押戻し、勧進帳の七種である。

成田屋ホームページ→http://www.naritaya.jp/
かぶり
被り
現像または焼き付けしたフィルムや印画紙が、画像とは無関係に薄黒くなっている状態。現像過多。露光した状態。
材料の品質不良、カメラの光線漏れなどによる。《被》
かぶりつき
被り付き
齧り付き
舞台に最も近い場所。客席最前列。
歌舞伎などで本水を使うとき客席の前列に水よけの被り(かぶり)を渡した事から、客席の最前列をいう?
舞台をかじりつくように見る席からとも言われる。齧り付き。
かぶりもの
冠物
小道具で帽子・冠・烏帽子など頭に載せる物。
かぶる カメラに目的以外のもの、人物などが写りこんでしまう状態。
音の場合はマイクに目的以外の音が入ってしまうこと。 回り込む 類義:回り込む
同じ出し物や、同じ種類のものが重なってしまうこと。
かまち

戸・窓・障子などの周囲の枠。
床の間や床などの端にわたす化粧横木。上がり框・床框・縁框など。

かみて
上手
Stage Left
Camera Right
客席からみて舞台の右側を指す。
欧米ではSTAGE LEFTと言うが、これは舞台から客席を向いた方向のため。
一般的に、身分の高いものが向かって右手(上手に)位置する。
例::上出、下はけ(上手から舞台へ出て、下手から舞台より掃ける)
Abbrev. to SL. The left side of the stage as viewed by the cast facing the audience. Also Prompt Side,
Camera Right
がや がやがやうるさい状態から、多くの人を意味する。転じてエキストラなどのその他大勢。
映画の録音中の町のノイズなどもガヤと表現する。
かん
尺貫法における目方の単位。時代によって相違があるが、メートル条約加入後、1891年(明治24)に15キログラムを四貫(一貫=3.75キログラム)と定め、尺貫法の基本単位の一つとした。一〇〇〇匁(もんめ)=一貫。貫目。
かんじしつ
監事室
舞台進行を監視する部屋。小道具や大道具などを監視し、過ちを見つけた場合内線で舞台裏に連絡を入れる。
かんていりゅう
勘亭流

歌舞伎の看板や番付(ばんづけ)などに用いられる書体。
江戸中村座の看板を書いた岡崎屋勘六(号、勘亭)が始めたもの。

がんどう返し 大きな屋台が90度後ろに転がるように倒れ、底板に書かれた絵が見える転換方法。
。1726年宝暦12年狂言作者竹田治蔵の考案。
関連語句→どんでん返し・迫・盆
かんぱけ
完パケ
完全パッケージの略語。 業界(芸能界一般)それぞれの状況によって使い方が違う。
映像では、そのまま放送できる状態のVTRであったり、
イベントなどの制作現場では「全ての事柄が含まれていくら(何円)である」などの表現のときに使う。
かんれいしゃ
寒冷紗
Victoria lawn

粗く平織りにした薄い綿布を、糊付けして固く仕上げたもの。芯(しん)地・蚊帳(かや)などに用いる。
本来は麻で製したが、舞台で麻布はドンゴロスといって違うものを差す。
綿製の平織りの薄地布。40番手以下のもので白と黒がある。
農業で霜や風を防ぐために多用されたためのこの名がある。農業用寒冷紗は白や緑、黒などがあり素材も多数ある。
舞台では通常、幅約90cmの黒い紗幕のことをいう。


[キ] (き)

[キ]
ギミック
gimmick
本来「からくり」の意味、仕掛け、から本筋から外れたことを意味する。
奇をてらった演奏。また、普通では出せないような音を用いた演奏。
本筋以外で売り出すこと。ハッタリ。タレントや歌手が派手な衣裳やヘアースタイルで注目させる手法。
キャットウォーク
catwalk
Bridge
すのこや天井から吊られている足場。構造的には吊られてできている回廊。(注:ギャラリー)
Walkway above the stage or auditorium used to reach stage equipment.
ギャーファーテープ
Gaffer Tape
ガムテープのことガムテープは日本での呼び名。布の幅広テープ。紙の梱包テープは(packing tape)パッキングテープ。配管用などのテープは(duct tape)ダクトテープと言います。
Gaffer Tape という一般名称は映画業界に由来するもので、Gaffer とは(老人, (田舎の)爺さん; 〔英話〕 親方, (パブの)主人.)大道具その他映画のセットの責任者のこと。
日本の映画の現場ではガムテープのことをガバチョとよんでいる。
関連語句=ガバチョ・ガムテープ
Heavy duty cloth adhesive tape with many uses in the entertainment world.
関連サイト→http://www.gaffertape.com/
キャノンコネクター 音響用(プロ用)の3ピンXLRタイプ接続コネクターの通称。 元々は商品名だがノイトリックなど互換性のある他社製品もキャノンと呼ぶことが多い。オスメスがあり、オス出しメス受け1番シールド、2番ホット、3番コールドが標準規格 (IEC & AES)
ギャラ
ギャランティー
guarantee
〔保証金の意〕英語のギャランティの略、仕事に携わった者に支払われる報酬。出演料。契約金。
ギャラリー 
Gallery
1)舞台では躯体に添ってある回廊。建築物の張り出し部分を歩けるようにした場所。
2)劇場では最上階の最も安い席。天井さじき。
3)一般的にはお客さんをさす。聴衆。
4)美術の世界では、 複合施設などでは展示を行なうスペースをさす。
キャパ
キャパシティ
キャパシティの略称、ホールなどの座席数をさす。会場となっている場所にお客が何人はいることが可能か、法律的な立場や安全性から割り出されたそう人数。
キュー
Cue
次のシーンへ進行するための合図、合言葉、表示ランプなど公演の開場や開演のok出しを
「キュー出し」ともいう。
きっかけ。
よーいドンのドンの部分。英語圏でもスタンバイ・ゴー。
CUE
The command given to technical departments to carry out a particular operation. E.g. Fly Cue or Sound Cue. Normally given by stage management, but may be taken directly from the action (i.e. a Visual Cue).
キル
KILL
KILL
To switch off (a light/sound effect); to strike/remove (a prop).
To turn off lanterns or sound effects. 2) To remove something from the set, such as a prop.
とめる、動かなくする。→ころす
(き)

拍子木のこと。打ち合わせて鳴らす、堅い木(樫)で作った二本の四角い棒状の音具。柝(き)。
きえもの
消え物
芝居中で使うタバコや食事など消耗品の道具。食べてなくなる。燃えてなくなる。
きがしら
柝頭
歌舞伎や人形浄瑠璃で、幕切れの台詞(せりふ)や動作のきまりに合わせて打つ拍子木の最初の音。
きくじゅつ
規矩術
指し矩(がね)を用いて垂木や隅木などの建築部材の実形を幾何学的に割り出し、材木に墨付けをする技術。
江戸幕府大棟梁の平内(へいのうち)延臣(1791-1856)によって大成された。
きじや
木地屋
大道具大工のこと
きちょう
几帳
〔「几(おしまずき)にかけた帳(とばり)」の意〕寝殿造りに用いた室内調度の一。室内に立てて間仕切りとし、また座のわきに立てて隔てとした。台に二本の柱を立て、その上に一本の横木をわたし、帳を垂らしたもの。高さ三尺のものと四尺のものとがあり、三尺には四幅(よの)、四尺には五幅(いつの)の帳を垂らす。基帳。木丁。
きちょうじゃく
几帳尺
曲尺(かねじやく)の古称。平安時代以降、几帳の寸法を測るのに用いたのでいう。
きちょうめん
几帳面
柱などの角に施した面の一。方形の角を落として鋭角に削り、その両側に刻みを入れたもの。もと几帳の柱に用いられたことからいう。
きっかけ
CUE
舞台進行や場面転換の合図。「役者の動きで音が出る」「照明の変化」で仕掛けが動くなど、
きっかけとなる事柄で他の作業がなされる場合、舞台監督やオペレーターの指示でことが進められる。
きど
木戸
寄席の入り口
きどせん
木戸銭
入場料
きゃくせき
客席
関連語::見所(けんしょ)・おおむこう・とちり・かぶりつき・こうばん・さじき・つんぼさじき・天井桟敷(ギャラリー)・百桟敷・立見席・スタンド・ギャラリー(最も安い席)・オーケストラ(一階席)・メザニン(MEZZANINE)2階席。もともとは中二階の意味。・3階はバルコニーという。・ロンドンでは、1階 ストールズ、2階ドレスサークル、またはロイヤルサークル、  3階 アッパーサークル、4階 バルコニーである・アリーナ・ジーンズシート ・ パーシャルビュー
きゃくでん
客電 
House Lights
ホールの客席部分の照明をいう。舞台の明かりと対比していう。ハウスライト。ルームライト。ダウンライト。
ワグナーが舞台を暗くするという演出を用いたのことが客電の意味を大きく変えた。
ぎゃくかって
逆勝手
左右対称の道具や図面などで一方の対をなすもの。鏡に映った形。
図面で左側のセット絵だけを描き「逆カッテ」と書けば裏返した形の同じ絵がもう一枚という事。
きょうげん
狂言
編集中 coming soon
きょうげんかた
狂言方
きょうげんおおぎ
狂言扇
きょうげんき
狂言記
きょうげんざ
狂言座
きょうげんさくしゃ
狂言作者
きょうげんし
狂言師
きょうげんじょうるり
狂言浄瑠璃
きょうげんまわし
狂言回し
芝居で、筋の運びや事の成り行きの説明をかねている役柄。
きょうじ
経師
仏教の経文などを製本する職業から転じて、書画、巻物等の表装。ふすま、屏風、つい立、
壁紙等を貼る職人の事をいう。
表具師ともいう。
きょうま
京間
建築における柱間の基準寸法で、一間を六尺五寸(約1.97メートル)とするもの。
畳割りでは、六・三尺(1.90メートル)と三・一五尺(0.95メートル)とするもの。
近畿地方以西で行われる。大間(おおま)
注::江戸間
きよずり
清刷

活版から特に他の印刷物の製版版下に使えるほどの精密な印刷物を作ること。
広告業界では社名、商品名(商品ロゴ)、マーク、など清刷を用意しており、
他の広告や協賛などの印刷に使用する場合、
印刷を請け負っている他社に渡すことで間違いの無い正確なものを印刷することが出来る。

きりあな
切り穴
舞台や大道具を穴を切り抜いた穴のこと。
普段はふたがしてあるが必要に応じて穴を開け人やものを出し入れする。
歌舞伎を行うための舞台には、中央上手寄りに空いている穴があるがこれは、お岩さんの手が、たらいから出てくる為の穴。舞台にあける穴も昔は演者の要望によって切りあけられた。
きりつまやね
切妻屋根
切妻屋根とは、屋根の形状のひとつで、ふたつの傾斜面が山形に合わさった形の屋根。
キャノン砲 特殊効果で紙テープなどを飛ばすための大砲のような筒。
炭酸ガスを圧縮したものを電磁弁などで操作し、一気に噴射する。現在は手持ちのものもある。

写真の噴射ガス部分は救命胴着などに使われるシステムと同じもの。
栄養剤のアンプル程度のボンベの口に紐を引くことで強制的に穴を開け、ガスを噴射させることで仕込みを飛ばす。
きんつぎ
金継ぎ
陶器や磁器のお茶碗などが割れてしまった場合接着剤として漆を使い、漆に沿って金粉を塗ったり金箔を貼ったりすることからこの名前がある。漆は湿気で化学反応し硬化(乾燥)するため強固な接着力を有す。金でつなぐのではなく漆でつないだ後を金で加工する。湿気のある場所におき、硬化するまで3ヶ月くらいかかります。

[ク] (く)

[ク]
クインテット
QUINTET
五重奏、又は五重唱 
クセノンランプ
Xenon
ピン(フォロー)スポットライトで使われる高輝度ランプ。遠距離でも高品位な光となるため通常20mを超えるスポットに使用される。元素記号Xe。

キセノンストロボ照明の中で一般に使用される高出力放電ランプ。いくつかのフォロー・スポットはさらにキセノンランプを使用します。キセノンランプは色温度を持っています、5600―6500°Kの間で。
XENON
High output discharge lamp commonly used in Strobe lighting. Some followspots also use Xenon lamps. Xenon lamps have colour temperature of between 5600 - 6500°K.
クッキー
COOKIE
→GOBO参照
クラブ
Club
コンサートホール 小規模の音楽演奏場(店)
グランドオープン
GRAND OPEN
正式な公演初日(特にブロードウェイ)のこと。プレミアともいう。
グリーンルーム
greenroom
舞台袖近くにある部屋。出演者が出番前などにくつろぐ部屋。仕込み時等スタッフがくつろぐための部屋。
中世、野外でのゲーム中プレーヤーが休む場所として共有緑地を設置したのが起源。
アメリカなどでは仕込み時のスタッフルームやブレイク時の休憩室となる。
グリッド
grid
すのこ(簀の子)。一般的には格子のこと。
クルー
crew
スタッフのこと。一般的には、仲間や船員(乗務員)のことを指す。
グルーガン プラスチックスティックの糊を熱で溶かして使う接着剤、本体の形が鉄砲型をしていることからグルーガンという。
グルーは接着剤のこと。
20年近く前アメリカでは一般的に普及していた、日本でもかなり早くリョウビが同じようなものを発売したが普及しなかった。趣味の多様化や家庭での物作りがはやってきたことから10年ほど前に再度リョウビがロカメルトの名前で発売しやっと日本でも定着した。昔はNYに住んでいた友達にボッシュの本体を譲り受け、玉は送ってもらっていた。
今では1000円も出さずに全てが手に入る、100円ショップでも売っているのを見たときしばし感慨にふけった。
クローク
cloak room
携帯品の預かり所。主にコートと手荷物とし、雨傘は別途傘立てを用意する。終演時には引き出しが集中するので多数での対応が必要となる。
クロスフェ-ド
cross fade
フェードイン、フェードアウトを同時に行なうこと。2種類の音源がある場合、片方を徐々に小さくして消し、他方を徐々に大きくする事。映像の場合は同様の操作をディゾルブと言う。 ディゾルブ 類義:ディゾルブ
く)
くう
食う
相手を食う。相手の演技を上回る良い状態。
台詞を食う。相手の台詞が言い終わらないうちに自分の台詞を言う。演出として行われる場合や失敗してやってしまう場合もある。
くさい
臭い
洗練されていない
野暮ったい
田舎臭いなどの接尾語として使われ、「傾向がある」「感じさせる」などの意味だが良い意味では使われない。
くすぐり
擽り
落語で、客を笑わせること。本編の話の中に織り込むギャグ。
小手先の演技で笑わせる。
くちばん
口番
楽屋口の番人。楽屋入り口の受付として無用の入場を監視し、俳優の送迎を行う。
くまどり
隈取
歌舞伎における化粧法。荒事と共に発達した。初代団十郎が仏像の怒りの顔をヒントとしたと言われる。力、正義、荒々しさをあらわす陽性の紅隈。邪悪、妖気などの陰性の藍隈。怪異。悪の表現に使われる、代しゃ隈(赤褐色)。
くろこ
黒衣
操り芝居の人形遣いや歌舞伎の後見(こうけん)が着る黒い衣服と頭布(ずきん)。
人形浄瑠璃、狂言などで黒装束及び頭巾を着用し、舞台上にいるが「見えないことになっている」裏方。
歌舞伎などではその場面によって雪衣(白い服)や波衣など波の絵が描いてある服を着る。
くろこ
黒子
一般的には「ほくろ」のこと。舞台のくろこは黒衣と書きます。


[ケ] (け)

[ケ]
ケータリング 
catering
舞台裏、楽屋などでキャストやスタッフに飲み物や弁当などをサービスする係り。
宴会用の料理を供給し、それに伴う配膳などの業務を行うこと。また、その職業。
家庭に料理を配達すること。また、その料理。仕出し。
げー
5 音楽用語でC、D、E、F、G、A、B、Cの5番目であることから。飲み終わってわりかんで、ゲー千といえば5千円のこと。
ゲネプロ
GP
Generalprobe(独)
ドイツ語の「総合」を意味するGeneral(ゲネラレ)と、「試す」とか「検証する」と意味するProbe(プローベ)の日本語的略語 。
舞台内容を本番と全く同様に行なうこと。衣裳やメークに至るまで全て本番と同じ使用で行なう。
違いは客がいないこと。通しリハーサル又は総稽古などとも言われる。
最近ではGPを公開稽古の場として使い、マスコミや関係者、家族などに、正規開演前に見せることも行われることもあるが・・・?。
基本的には止めることなく、最初から最後まで行うことで問題点を洗い出す為のもの。
GP
リハーサル rehearsal
ランスル run-through
通し稽古
予行演習
訓練
練習
テスト test
どれも同じような意味で・客を入れないで裏も表も本番と同じことをすることを言う。本番前の稽古。役者を主とし確認をするか、技術面を主にするか、段取り(流れ)を主にするかなどで使い方を変えることもある。
GPは最近では『公開リハーサル』として行われることもあり、この場合、本番として公開できるところまで稽古を積んできた結果、宣伝も兼ねて、関係者・マスコミに観てもらうことが多く見受けられる。しかしこの場合でもあくまで一般公開前の舞台稽古であることから安全や段取りが優先され、演出や各責任者が止める場合もあることを納得して観てもらうことになる。特に出演者の客席絡みの演出があるショーや、そのショーの規模によりスポンサー関係者が多い場合に多く見られる手法である。
GP・通し稽古は舞台でよく使われ、
リハーサルやランスルーはTV、
予行演習はイベント、催事。
テストは「試験・ためす」の意味で放送、映画、学校で使われる。
訓練はあることについて教え、それがうまくできるように技術的身体的練習を継続的に行わせること。となるので人間以外にも用いる語。
演習は物事に慣れるため、繰り返して習うこと。
TVの世界で、ドライ(dry)リハーサルは、カメラなしの本読みや、たち稽古の総称。役者や歌手の代役を立てて行うのがカメラリハーサル。舞台ではテクニカルリハーサルと言うことが多い。
け)
けあげ
蹴上げ
階段などの一段の高さ。住宅などの蹴上げは、一般的に、蹴上げ18cm、踏面25cm、階段勾配6/7にします。
舞台では7寸(21cm)踏面1尺(30cm)が良く使われる階段の基本サイズです。
けいこ
稽古

げいごと
芸事
けいこだい
稽古台
けいそうど
珪藻土
植物性プランクトン(藻)が化石化したもので、昔から火に強い土として、七輪、コンロ、耐火断熱レンガの原料として使用されてきた。そして現在は、ビールやお酒のろ過材として使用されたりしている。主成分はガラスと同じ珪酸質(SiO2)で、平均粒径0.05mmの土に無数の孔があいている超多孔質。しかも、0.1~0.2μの超微細孔を有するこの土は、「呼吸性(調湿性)」という最大の特性と共に、様々な複合効果を発揮する。
ケイ藻の遺体に粘土などがまじった海底や湖底などの堆積物。多孔質のチョーク状で白または灰黄色。保温剤・濾過(ろか)剤・吸着剤などに使われる。石川県能登半島などに産する。
けこみ
蹴込み
階段などの垂直面部分。けりこむ場所。山台を組み上げたときに客席から見える面上の板。
げざ
下座
→囃子・囃し方参照
けしょう
化粧

紅・白粉(おしろい)などをつけて顔を美しく見せること。けそう。 「うっすらと―する」
表面だけをつくろい飾ること。また、その飾り。「差いた刀は―か伊達か/浄瑠璃・碁盤太平記」
建物・器物などの外から見える部分。また、その部分に施す仕上げ・彩色など。

けしょうまえ
化粧前
キャストの楽屋にある鏡台まえ。例)もらった花は私の化粧前に置いといて。
けしまく
消し幕
出道具や役者を隠す黒幕。
芝居中で見せたくないとき、黒衣により黒い色の幕を掛けることで客からみえていないと言う約束が成立する。
げそ
下足

劇場・寄席・飲食店などで、客の脱いだはきもの。
「下足番」の略。足を下におろすこと。例:「挙足―の舞の手を尽し/謡曲・巻絹」

けたづり
桁吊り
看板などをバトンに吊る場合ロープや針金などでバトンから距離をとり看板などをバトンと平行に吊ること。
バトンとの間を空けて吊ること。
けつかっちん 映画の撮影で終わりに撃つかチンコ、このことから転じて、終了時間の延長が不可能な状態。
約束の時間以外に余裕が無いこと。
けっぱつさん
髪結さん
→床山参照
けむりたんちき
煙探知器
→火災感知器参照
けれん
外連
演劇で、軽業的な手法を用いた演出。大道具・小道具の仕掛け物や、宙乗り・早替りなど。昔はあまりいいこととは、されなかったが、今では仕掛け物などはショー演出には必要不可欠となりつつある。
けんじょ
見所
能楽堂では、見物席のことを見所(けんじょ)と言う。
げんせん-ちょうしゅう
源泉徴収
給与所得・利子所得・配当所得などについて、その支払い者が支払いの際に所得税を徴収し、国に納付すること。
参考→ならび
げんたん
原反
反物の布。大道具の現場では良く、見せたくないものを黒布で隠すために大量の黒布を持ち込む。そのため、布をまとめ買いするときの反物(物によって違うが30M~70M位)のことから転じて、現場では黒布のことを原反と言ったりする。

[コ]

[コ]  
コーダ
coda(伊)
一つの楽曲や楽章、または楽曲中の大きな段落の終わりに終結の効果を強めるためにつけ加える部分。
結尾部の終結部。楽曲中の小規模なコーダは特にコデッタ(小結尾)ともいう。
コーキング
caulking
コーキングとは、サッシまわりや窓枠などの周囲、部材の接ぎ目部分などの小さなすき間に、 パテ状の充填材を詰めること。この充填材のことをコーキング材という。
コラボレーション
COLLABORATION
共同作業、協力などの意味。スタッフ同士、スタッフと俳優などいろいろな役割間  の長きに渡る共同作業の積み重ねからすばらしい作品が生まれる。
コール
CALL
編集中 coming soon
CALL
1) A notification of a working session (eg a Rehearsal Call)
2) The period of time to which the above call refers. (eg "Your call for tomorrow nights show is 6.55pm")
3) A request for an actor to come to the stage because an entrance is imminent (these are courtesy calls and should not be relied on by actors - eg "This is your call for the finale Mr Smith and Miss Jones")
4) An acknowledgement of applause (eg Curtain Call)
5) The DSM on the book is said to be "calling the cues".
ゴウボウ(ズ)
Gobo

COOKIE
たねいた。照明の灯体の前につける明かりの形を出す金属板。色も付けられる硝子盤もある。
ロスコーのGOBO CATALOG→http://www.rosco.com/us/gobocatalog/contents.html


A metal plate with a pattern punched out of it and placed in the gate of a profile spot to produce an image or outline on stage.
GOBO
A thin metal plate etched to produce a design which can then be projected by a profile spotlight. There are hundreds of gobo designs available - common examples are breakup (foliage), windows and scenic (neon signs, city scapes etc.). The image can be used soft focus to add texture, rather than a defined image. A number of composite gobos in different coloured lanterns can, with careful focusing, produce a coloured image (e.g. a stained glass window). Greater detail can be achieved using a glass gobo, which consists of a thin layer of aluminium etched onto glass.
There are a few possible origins for the word GOBO.
1) It came from the early days of Hollywood. When the Director of Photography wanted daylight excluded from some area of the set, he'd say "GO BlackOut". Loads of people would run around putting black material between the sun and the set.
2) It stands for Graphical Optical BlackOut.
3) It's short for Go-Between, as the gobo goes between the lamp and the lens.
4) It's short of GO Before Objective (i.e. it goes before the Objective lens).
Material from 1967 uses the word "MASK", and no mention is made of "GOBO", so we can assume the word wasn't in widespread use then. In the US TV/Film industry, a Gobo is a piece of material used to mask or block light, placed in front of a lantern (also known as a SHADOW MASK) and a Cookie (short for Cucaloris(from the Greek kukaloris: the breaking up of light)) is the same as a UK Gobo. PATTERN and TEMPLATE can also refer to a gobo in some areas.
In the film industry, the word gobo can be used as a verb (e.g. "We need to gobo off that light so the camera doesn't see it").
http://www.rosco.com/us/gobocatalog/contents.html
 コロス
choros
 コーラスの語源となる言葉。
狂言回し的な役割を果たし物語の進行を助ける役者(歌い手)たちをさす。

コロスは全知の解説者の役割を果たし、しばしば物語の教訓性を補強した。コロスは「解説者」と「登場人物」の中間に位置するようになり、登場人物である時は、他の登場人物たちに彼らが必要とする洞察を与えた。

コロスには、1〜3人の俳優で演じられる劇を説明して助ける役割があった。古代ギリシアの円形劇場はとても大きかったので、遠くの観客にもわかるよ う動きは誇張され、また発声もはっきり聞き取れるようにした。技術的には、シンクロニゼーション(同期性)、エコー、波紋、身体表現を駆使し、仮面をつけ ていた。

コンテ
コンテニュイティー
Continuity
演出台本。
絵コンテとは、カメラ割りや音楽効果音などのの説明を書き込んだイメージ台本。
コンデンサーマイク
CONDENSER MIC
編集中 coming soon
関連語::ファンタム
CONDENSER MIC
(Capacitor Mic) A microphone that uses the varying capacitance between two plates with a voltage applied across them to convert sound to electrical pulses. Condenser microphones need a power supply to provide the voltage across the plates, which may be provided by a battery within the case of the microphone, or it may be provided from an external phantom power supply. A condenser mic is more sensitive and has a faster reaction to percussive sounds than a Dynamic mic and produces a more even response. See Electret Mic.
コンパネ →コンクリートパネル参照
コスチューム
Costume(仏)
衣装のこと。映画におけるコスチュームプレーとは時代劇のこと。
コンパネ
コンクリートパネル
コンクリート型枠用合板。コンクリート型枠に使用する合板。板面の品質  A, B, C, D
コンクリート打込み時にその堰板として使用される合板で、ラワンの他針葉樹のものもある。
寸法は厚さ=12・15mm、幅=600・900mm、長さ=1800mmが通常寸法である。
一定の強度を備えた合板で建築用の型枠として多用される。
コンクリート型枠用合板の商品名(永大産業)。一般名化し、本来の用途であるコンクリート型枠より木造住宅の床版や壁下地材、屋根の野地板に利用されるようになっている。コンクリートパネルの略。9ミリ厚の90cm×180cmの合板。安価なベニヤ板。
コンセプトマシーンConcept Machine コンセプトマシンはスモークマシンの一種で、オンジナオイルという第3石油類食用油を熱で気化させ、炭酸ガスを使ってスモークを吹き出すものです。 吹き出すスモークは、粒子が細かく比較的滞在時間が長いのが特徴です。
こうざ
高座
寄席の舞台。
こうぎょう
興行
入場料を取って公開する芸能・スポーツ・見世物などの催し。また、その催しを行うこと。
こうぎょうけん
興行権
演劇の上演、映画の上映、音楽の演奏などについて、その著作者が有する権利。
こうぎょうし
興行師
興行の開催を職業とする人。
こうぞうりきがく
構造力学
建築物・橋・船舶など構造物の変形および応力状態を研究し、その安全度を算定する学問。
近年安全性の問題から舞台やテレビなどの大規模な構造物に関しても考えなければならない問題。
こうていひょう
行程表
舞台の旅公演(ツアー)などの移動手段や劇場名ホテルの場所などを記したもの。
制作の仕事として重要なもの。
こうばん(ひょう)
香盤(表)
(shot list)
歌舞伎の出番表の事で、客席の見取り図も「香盤」と呼ぶ。
撮影スケジュールに沿って、
出演者の出番と撮影内容が記されているもの。
(類)コールシート 
このサイトに来た人は当然他のサイトの香盤表の意味も読んでいるでしょうから無理な説明はしませんが、
映画やテレビなどでも出演者の出番表もしくは進行スケジュールのようなものを香盤と呼んでいるようです。
TV局などではこの時間割も香盤と呼ぶが、結果、出演(撮影)順をあらわすものとして書かれる表を、
そのスタジオにおける撮りのスケジュール表を香盤と呼ぶようになったと思われます。表=香盤

香盤イコールお香を焚く盤です。
禅宗で香盤とは、
「香盤(こうばん)・坐禅する時間をはかるための線香を立てる香台のこと。」
四角い升目に区切られており香をたき時間を計るものです。
見た目が紙に書く香盤表や相撲や歌舞伎の升席に似ています。

昔の歌舞伎香盤は、升目の中に名前と役名・幕と場面があり
そこにその場面欄に丸を書き、誰が何幕何場に出るのかを示すものでした。
最近ではこの四角の中にいろいろ書き込んで使うことが多いです。
たとえば役が変わった場合とか、持ち道具を書き込んだりもします。
ワイヤレスマイクの袖での付け替えなど、音響のマイク香盤なども作ります。

舞台監督や劇団によっても書き方を工夫しています。
高校演劇では枠に丸をつけることしか教えないようですが、いろいろ工夫してみてください。
私としては昔し文学座の人から教わった、枠(□)の左上隅に黒三角に塗り、あまった部分にいろいろ書き込む方法をお勧めします。

で、見た目が香盤(香を焚く盤)に似ているのと時間に関わることから「香盤」の字をあてたものだと思われます。歌舞伎の客席も香盤と呼びます。これも升席だったころの見た目が香盤に似ていたからと思われます。此の、ますの部分が客座敷「平土間(ひらどま)」で、
四角く区切っている板の部分を「歩み板」といいます。
此の、歩み板はいわゆる通路で、花道の原型部分です。
相撲の席(升席は)香盤と呼ぶのでしょうか?
こうばい
勾配
傾斜面の傾きの程度。また、斜面。勾配n/10(寸)であらわす。
10寸(1尺)いったら何寸上がるか。つまり0から10寸移動して3寸高くなると。3寸勾配と言う。
「ゆるい―のついた屋根」「―を登る」
関連語句→開帳場
こガチ
小ガチ
小さな くぎ抜き。鍛冶寅がお勧め。
こぎれ
小裂
衣装の付属物のちいさな布や足袋、手袋、脚絆などや小さな幕なども含まれる。
歌舞伎を専門に行う劇場では「小裂室」があり、専門の係りが裏方として常駐している。
私が知ってる新橋演舞場の小切れさんはハーレーダビットソンにのってた。
こけらおとし
柿落し
ホールが完成し、初めての(おひろめ)公演。
こけらとは、けずり屑。木片。の事を指し、新築の劇場の屋根などのけずり屑を払い落とすことに由来する。
ちなみに柿(かき)という字と画数が違う。かきは市と書くがこけらの市は縦棒が一本貫く。
こける 不入りのため興行的に失敗すること。人気がないこと。
ごごいち
午後一
午後一 午後一番の時間(普通は13時)を指す。
こしらえば
こしらえ場
歌舞伎では化粧をすることをこしらえると言うが、今ははや代わり場など楽屋の代わりの機能を持った場所をこしらえ場という。
こしょう
胡床
僧侶や武士などが坐る椅子。
床机・あいびきなどともいう
坐り方は片方の木の上に坐る。木を両サイドに布の部分に坐るのは間違い。
武将は野戦のときなど片足で蹴り上げて即座に折りたたんだらしい?
関連語句→床机(しょうぎ)
こどうぐ
小道具
Props

properties
大道具に対して身近な道具を言う。家具などの出道具、帽子や靴などの装身具、鞄やステッキなどの持ち道具、など。
小道具を専門に扱う職業。
小道具を専門に貸し出す会社。
調達方法の分け方は、有り物・買い物・作り物・借り物などに分けられる。
歌舞伎では「武具」「持ち物」「かぶりもの」といい今の小道具さんがあつかい、布 関係「小裂(こぎれ)」といって布を扱う専門部署が扱う。

映像関係では役付の役者の布やかぶりものや履物などの身に着けるものは、衣装やスタイリストが扱い、その他大勢の役者のものは小道具さんが扱うこともある。

関連語:消え物・特殊小道具・もち道具・持ち物・小裂・被り物
Props (properties)- 1.  Objects that the actors handle 2.  Furniture  3.  Decorative  elements (vases, flowers, paintings, etc.) 4.  Rugs and carpets   (as opposed to scenery)
こみこみ 税金、顎足などすべてを含んだ総額のギャラ、もしくは支払額。
関連語→並び
こもる
隠る
音の音色で高音域が少ない状態。音が明瞭でなくモコモコした感じ。 あまい  類義:あまい かたい 反:かたい
こやしょく
小屋食
 仕込みなどで小屋(劇場)から出れない場合などにすべて小屋食となりそうだが、今ではケータリングといって
制作が用意した飲み物やクッキーなどの軽い食事が取れるように用意されることが普通になってきた。
以前は、制作が用意する軽い食事を小屋食などとよんでいた。
ころがし
転がし
ステージ上、足元に置く機材のこと。モニター用スピーカーや舞台上に置く照明の灯体などをこう呼ぶ。
ころす
殺す
KILL
舞台機構、音響、照明設備の一部機能を止める(中止)こと。
{例}音響:このマイクをころして!=マイク回線を切る。
照明:あのサスをころして!=サスペンションライトをオフにする。
舞台:バトンをころす!=バトンの昇降を固定する

英語圏でもこの「ころす」という言葉を使う
≪ kille a  rope≫:と言われたら≪ロープを縛っとけ(ころしとけ)≫と言う意味。
KILL
To switch off (a light/sound effect); to strike/remove (a prop).

[サ] (さ)HOME PAGE

[サ]
サイクロラマ
Cyclorama
日本ではホリゾントといっています。中国では天幕
(ギリシアの「Kuklos」=円および「Horama」=視界から)。
A perfectly plain screen with a uniform surface extending around and above the stage to give a feeling of infinite space. It can also be used for the projection of designs and shadows. In English repertory theatres it was traditionally made of concrete and thus the back wall of the stage. (UK) Also Sky-cloth. (From Greek 'Kuklos' = circle and 'Horama' = view).
サイトライン
sightline
見切れ線の事。演技エリヤを区切る線。客絡みある部分と、見えない部分の境界線。
スピーカーやセットにおいて見得ない部分を有した場合の線。
Sightline- an imaginary line extending from any seat in the house to any position onstage to  determine how much of the stage will be visible from that point.
SIGHTLINES / SIGHT LINES
A series of lines drawn on plan and section to show how much of the stage can be seen by the extreme seating positions in the auditorium. Often marked in the wings as a guide to the actors and crew.
サイリュウム
CYALUME
パーティーやコンサート、緊急用照明として使用する2液を混ぜることで発行する。
夜釣りの浮きの目印としても使用する。軍隊なども緊急照明として使用。
サスペンションライト
Suspension Light
ステージの上に吊り込み真下に向けて照らす照明器具。サスとも言う。機能としては特定の部分だけを照らす明かり。通常のホールでは2~4列のサスがある。
(さ)
さかさことば
逆さ言葉
バンド用語。何でも逆さにしていうこと。仲間内だけがわかる隠語。
ナオン→女・ヤノピー→ピアノ
さぎあし
鷺足
家具の細長い装飾的な足の形。
 さきのり
先乗り
 
さくら
さくらを「偽客」と書くのは当て字で、露天商などの隠語から、明治時代以降に一般へ広まった。
さくらの語源は諸説あるが、江戸時代の芝居小屋で役者に声をかける見物人役は、パッと派手に景気よくやってパッと消えることから、桜の性質になぞらえ「さくら」と呼ぶようになり、そこから露天商の隠語となって、一般にも広まったとする説が有力とされる。
また、桜は無料で見ることができるため、芝居を無料で見物する人を「さくら」と呼ぶようになり、現在の意味になったとする説もある。
 関連語句→とは
さはり
〈響銅〉/〈胡銅器〉/
砂張
銅・スズ・鉛の合金。また、それを用いた、仏具や種々の器物。
〔朝鮮の食器サバルも合金であり、その音転ともいわれる〕
さきだま
先玉
照明の電球
ささら 階段の脇框(わきかまち)。
さじき
桟敷
一段高くなった見物席。日本の祭り・相撲・芝居などでは高級席を指すが、
天井桟敷はホールの最上部にあり舞台から遠く、安い席の表現となる。
つんぼ桟敷といえば:江戸時代の歌舞伎小屋で、二階正面桟敷の最後部にある最下級席。
舞台から最も遠く、台詞(せりふ)がよく聞こえないところからの称だが、見巧者(みごうしや)が集まった。
今の三階席、立見席にあたる。大向こう。百桟敷。

桟とはヨシや細い竹・板を縄で簀(す)のように編んだもの。
さしがね
曲尺

かね。
かねざし。
几帳尺
まがりがね。
まがりざし。
まがりじゃく。
さしがね。
墨矩(すみがね)
大工金(だいくがね)
鉄尺。
スコヤ
大工・建具職人などが用いる直角に曲がった金属製の物差し。大工の基本となる墨付けをする道具。
表には実寸(表目)の、裏にはその√2倍(裏目)、1/π倍(丸目)の目盛りがきざまれている。
かね。かねざし。まがりがね。まがりざし。まがりじゃく。さしがね。すみがね。大工金(だいくがね)。鉄尺。

木の墨付けは部材を刻む上で重要な作業。建前時に刻んでおいた部材をくみ上げていって合わない場合
「これは誰の曲尺だ」どういう寸法か?から発展して「どういう魂胆か」を問うている?

※メートル目盛りと尺目盛りがありますが、矩尺術覚えるには尺目盛り用でなければ、困難の場合がある。矩尺参照
さしがね
差し金
人形浄瑠璃で人形を操る細い針金。歌舞伎で蝶や小鳥などの小動物を操る黒い針金。
このことから「裏で人を操る」ことをさす言葉として「これは誰の差し金だと」いう?上の曲尺の説とどちらが正しのか?
ざつき
座付き
座とは古くから芸人集団を表す言葉。今では劇場や劇団などを指す。座付きとは広義に劇団やダンスカンパニーなど、決まった組織内において専門に仕事をすること。
「○○劇団の座付き作家」
さぶろく
三×六
平台の規格サイズ。三尺(約90cm) × 六尺(約180cm)の板、もしくはその大きさをさす。
さまい
左舞
さまになる。
雅楽の左方唐楽(とうがく)の舞。左方の舞楽。装束には主に赤系統の色を用い、舞人は舞台の左方から登退場する。
関連語句→右舞(うまい)
さわり 浄瑠璃用語。〔他の節(ふし)にさわっている意。普通「サワリ」と書く〕義太夫節以外の先行の曲節を義太夫節に取り入れた箇所。曲中で最も聞きどころ、聞かせどころとされている部分。本来は口説きといわれる歌謡的部分をさす。
聞かせ所、見せ所。
さらう
ざんきょう
残響
reverberation
音と止めた後、反射して残っている音、響き。山彦のように一発だけ戻ってくる反響はエコーと言う。多くのエコーが組み合わさり、響きとなったものが残響。
ざんきょうじかん
残響時間
reverberation time
音と止めた後、反射して残っている音(エコーやリバーブ)が無くなるまでの時間。
さんかく
三角
平台の三角形状のもの。3×3の二等辺三角形状のものは油揚げともいう。
さんかくすけーる
三角スケール

さんすけ
三スケ
縮尺を計る定規
10分の1~60分の1までを計れる
縮尺図面を描くときに使用する
基本的に尺貫法のものは法律違反?
さんぎょく
三曲
琴・三味線・尺八(又は故弓)で行う合奏。邦楽の総称。
さんぼう(さんぽう)
三方
檜(ひのき)の白木で作った折敷(おしき)を、三方に刳(く)り形のついた台につけたもの。
銘銘膳のような形をした台座の三方に穴が開いている。祭壇などで供え物を載せた台。
神饌(しんせん)を載せたり儀式用の台とする。古くは食事の膳に用いた。
さんぽうかざり
三方飾り
廻り舞台(盆)の上に三杯の大道具を飾ること。
盆上に正三角形の変の位置に必要な場面を飾る事。

[シ](し)

[シ]
シーガタコンセント
C型コンセント
C-type)
照明用のフロアーコンセントの規格で20Aと30A型がある。最近ではC型に統一されつつある。
シークランプ
C-CLAMP
編集中 coming soon
C CLAMP / C-CLAMP
US equivalent of the UK Hook Clamp. Requires a spanner/wrench to tighten. Known as a PARROT CLAMP in the US film business.
シーケンス
シークエンス

sequence
連続。   連続して起こる順序。
映画やテレビで、ドラマの一続きのシーンによって構成される、ストーリー展開上の一つのまとまり。
6シーンに23カットのシーケンス
シーチング
sheeting
ふと番手平織りの綿織物。舞台ではよく丈夫な安での生成りの布をさして言う。
シールド
SHIELD
編集中 coming soon
SHIELD
In an audio cable, a conductive cylinder around one or more center conductors that protects against unwanted electrostatic fields that could induce a signal, heard as a hum or buzz, across the conductors of the cable.
シールドビーム 編集中 coming soon
シーリング
Ceiling
一般的には「天井」の意味。
客席天井にある照明用スペース。
シーリングライト
Ceiling Light
客席前部上方(天井)から舞台前面を照らす照明器具。ホールの規模により1~3列ある。
シノプシス
synopsis
台本などにする前の荒書き。映画のあらすじ。
シャックル
SHACKLE
ロープや針金などを連結するための金具。普通、U 字形の金具と先にねじを切った棒とからなり、つなぎたいロープなどの先にループをつくり、これを U 字金具に通したのち、その開口部を棒金具で閉じてつなぐ。
SHACKLE
A metal connecting device originally for joining chain, comprising two parts. An open link connects the items to be joined and a pin is fitted to make the link complete. Many sizes and designs exist, the most common to the entertainment world being the screw pin 'bow' or 'anchor' shackle, originally for fixing chains to anchor stocks. The pin should always loaded in shear, not in tension.
Submitted by Chris Higgs
ジュース
Juice
Fog Juice
→フォグジュース参照
ショーストップ
SHOW STOP
あまりの素晴らしい歌や演技、ダンスなどに対しての観客からの拍手喝采が止まず、 ショーの進行が一時的に中断するすばらしい状況。
シルベスター
Silvester
ドイツ語で大晦日
シルベスターコンサート 大晦日コンサート。おおみそかコンサートっていえよ。
(し)
じあかり
地明り
舞台全体を照らす白色のベース明かり。作業用の明かり(蛍光燈ではなく、調光可能な白熱灯)。色づけや効果的に演出された照明と対をなす。 演出照明 反:演出照明
しかけもの
仕掛け物
屋台崩し・どんでん返し(ガンドウ返し)迫上げ・迫下げ・引き道具・煽り返し・田楽返し・居所変わり・宙乗り・骨寄せ・
じかた
地方
三味線・笛などの鳴り物を演奏する人のこと。役者や舞妓(立ち方)に対して座って行うため地方。
じがすり
地絣(幕)
舞台面に敷く布。
茶色、グレー、黒、など。地絣の地は地面。絣は文様を意味している。
雪の場面では舞台前面を覆う雪布(白布)を敷き、川や海では浪布(波の絵)を敷く。
しぎ
支木
(5尺~6尺ほどの丈夫な木の両端にL字の金属製の金具がついている)道具を支える為の木。
金支木とという全てが金属製のものもある。鎹(かすがい)の大きなものを連想してほしい。
しきみ

モクレン科の常緑小高木。山中に自生。また、墓地などに植える。葉は長楕円形で光沢がある。
四月頃、淡黄白色の花を開き、秋、星形の果実を結ぶ。果実は有毒。全体に香気があり、仏前に供え、葉・樹皮から線香・抹香を作り、材は数珠などとする。
コウノキ。マッコウギ。ハナノキ。シキビ。〔「樒の花」は [季]春〕

しこうせい
指向性
マイクロフォンがどの方向から音を拾うかを示す。単一指向性であれば前方からの音を主に拾い、後方の音は感度が低くセットされている。指向性が鋭いと言う場合は方向による感度差が大きいことをさす。無指向性のマイクは方向に関係なく全方向の音を拾う。
じごくばり
地獄貼り
パネルに経師貼りをするときに紙にしわを寄せて貼る手法。舞台美術家の妹尾河童参がはじめてらしい?もみ張りともいう。
しこみ
仕込み
本番のために大道具、美術、照明、音響などをセッティングをする事。大道具は「建て込み」「飾りこみ」などともいう。
しこみず
仕込図
大道具、美術、照明、音響などのセッティングをする為の図面(概略図)。
じざいど
自在戸
内・外どちらへも開閉できる戸。ウエスタン映画などのバーカウンターに見られるバネ着きの入り口扉(自在戸)が印象的。
ししあし
獅子足
古代エジプトの玉座の足やベッドの足の装飾。
しだし
仕出し 
演劇で、通行人・群衆など、ごく軽い役。また、その役で出演する下級の俳優
一般的には出前弁当屋のことだが、芸能界ではケータリングではなく、エキストラをさす。
役者(エキストラ)をそろえる事務所も仕出屋と呼ぶ。
ケータリング
しっくい
漆喰
消石灰にふのりや角叉(つのまた)などの粘着性物質と麻糸などの繊維を加え、水でよく練り合わせたもの。
砂や粘土を加えることもある。壁や天井などを塗る。
しず

counter weight
劇場のバトンのバランスをとるためのおもり。照明や美術バトンの昇降バランスを取るための錘。ステージ上の人形立てや大道具の固定などにも流用される。
COUNTERWEIGHT
A standard weight (60 or 30 lb.) used in a counterweight flying system.
BRACE WEIGHT
Slotted cast iron weight placed on foot of extendible or French brace to prevent movement. Often referred to as a "Stage Weight"
WEIGHT
See Counterweight and Brace Weight. Also, instruction given to rookie stage crew on errand to hardware supplier ; "Go and get me a long weight".
しちさん
七三
歌舞伎の花道での立ち位置を示す。
客席奥の(花道の)揚幕より七、舞台つらより三の位置。
すっぽんの位置付近。
しどころ
仕所
歌舞伎で、台本上たっぷり演技ができるところ。
しばい
芝居
昔、猿楽の興行の際、舞台と貴人の席との間の芝生に庶民の見物席が設けられていたことに由来する語という。昔の舞台は土盛りをして高く見やすくしてあった、その部分(舞台)に芝が張られていたことからという説もある。
しばいばなし
芝居噺
落語において歌舞伎を主とした話し。
しばいばんづけ
芝居番付
芝居興行の際、宣伝のために作られた番付。演目の題名・内容、出演者の配役・等級などを記したもの。辻番付・顔見世番付・絵本番付などがある。
しもて
下手
Stage Righ
Camera Left
客席から舞台を見たとき舞台の左側。西ともいう。
英語圏でStage Rightと言うのは客席に向かって舞台にたったときの右手側を言う。
舞台は通常太陽を正面に作られるため、日本では西方面が客席から見た下手になる。
舞台前はDownstage (DS)- the area of the stage toward the house.
奥がUpstage (US)-  the area of the stage away from the house.
Stage right (SR)- the area to an actors right if he is facing the audience.
Abbrev. to SR. The right hand stage as viewed by the cast facing the audience.
Also Opposite Prompt,
Camera Left
しゃっかんほう
尺貫法
長さの単位を尺、質量の単位を貫、体積の単位を升とする日本古来の度量衡法。
メートル条約加入後、1891年(明治24)メートル法を基準として、尺・坪(面積の単位)・升・貫を定義し、1958年(昭和33)までメートル法と併用されていた。
1間=6尺≒1820mm
 半間=3尺≒ 910mm
 1尺5寸≒455mm
 (1尺=303mm=10寸、1寸=30.3mm)
1坪=1間×1間=3.3124㎡
しゃく
芸能界で尺というと「時間」や「間(ま)」のことをさす場合が多い。
決められた範囲の時間の中で度の程度の時間が割り振られているか。→尺を決める。
バラエティー番組などで無駄だと思われる映像や段取りを取っ場合。→この尺必要?
1尺は30.3cm
テレビクイズ(2009年初頭解散を決定した)チャゲ&飛鳥の舞台の立ち位置の間隔は何センチ?
答えが2m10cmというものだった。和田明子が何で2mちょうどじゃないの?と言っていたが
7尺=約2m10cmで本当は7尺で場みっていると思われる。
尺貫法は人間基準の(生活)サイズだから舞台ではとても使いやすいが、
出演者はあまり尺貫法を理解していない場合が多い。
じゃのめ
蛇の目
二重盆のこと。見た目がへびの目のようであることから蛇の目という。二重になった回り舞台。
1874年引化4年第12代長谷川勘兵衛の考案。
新宿コマ劇場は三重盆になっており中心に向かって迫上がる(せりあがる)これが独楽を逆さにした姿に似ていることからコマ劇場の名前がついた。サンシャイン劇場は盆が二つ舞台に並んでいる(双子盆)、が使い道は少ない?。
しゃまく
紗幕
Scrim
GAUZE
紗(薄い織りもの)で出来た幕。(ガーゼ)舞台では、紗幕の前に光の当てることで幕で後方の景色を隠すことができ、また、紗幕奥の景色に光を当てることで紗幕をすかして幕の奥を見せることが出来るため多用される。
これはマジックミラーと同じ酔うな構造を持つためである。
柱:寒冷紗・ユーティリティー(一枚紗)英国紗。スクリーム。
SCRIM
1) A coarse gauze
2) A fine metal mesh used to reduce the intensity of light from TV lanterns without affecting colour temperature.
a translucent, seamless drape used for special effects.  When lit from the front only, it  appears opaque. 
When lit only from the rear, it appears translucent.
GAUZE
Cloth with a relatively coarse weave. Used unpainted to diffuse a scene played behind it. When painted, a gauze is opaque when lit obliquely from the front and becomes transparent when the scene behind it is lit . Many different types of gauze are available;
Sharkstooth gauze is the most effective for transformations, because it is the most opaque.
Vision gauze is used for diffusing a scene and for supporting cut cloths.
しゃみせん
三味線
三味線を弾(ひ)・く 相手をまどわすような言動をとること。
芸能界では、「あのやろう三味線弾きやがって」などという人をたまにみる。
この場合、前後の言葉によるが「うそつきやがって」とか「ほらを吹き歩く=騒ぎやがって」とかの意味を持つ。
じゃりいと
砂利糸
黒く染めた仕掛け用の操り糸のこと。歌舞伎の骨寄せなどに使われたり、ランプが風で揺れているときの仕掛けなど陰から引く黒糸をいう。この動かしたりすることをジャリを引くという。
しゅうえん
終演
COME DOWN
COME DOWN
The time the show finishes (e.g. "What time does the show come down this evening?")
This relates to the curtain coming down at the end of the show
しゅうめい
襲名
名跡(一門にある由緒ある名前・家名)を引き継ぐこと。
しょうぎ
床机
→こしょう(胡床)
しょうこうそうち
昇降装置
Counterweight flying system
→迫
Counterweight flying system- a system in which steel weights balance the weight of flown  objects on battens.
じょうごかざり
漏斗飾り
四角い部屋の側面の壁を平行にせず、奥に向かって狭くした飾り方。
じょうしき
定式 
大道具その他、応用が利くように二重や柱、壁や障子など決まった寸法に作られているもの。
舞台上の美術の寸法、様式、など「規格もの」のこと。
歌舞伎や舞台における決まったやり方、または形式。
定式物・定式幕
じょうしき
上敷き
薄縁(うすべり)。ござのこと。うわじき。
じょうしき
畳敷き
薄縁(うすべり)。ござのこと。
じょうしきまく
定式幕
歌舞伎舞台の開閉のみに使う正式の引き幕。三色の縦縞(たてじま)で、左から黒・柿・萌黄(もえぎ)を用いるが、江戸時代は座によって色の種類・配置が異なった。(注:江戸三座=中村座・市村座・森田座)
江戸三座の頃は、市村座が、黒色、萌黄色、柿色。森田座が黒色、柿色、萌黄色。中村座は黒色、柿色、白色。明治中頃までは大劇場だけ使用が許され、小劇場は緞帳(どんちよう)を用いた。
現在の歌舞伎座は黒、柿、萌黄。国立劇場が黒、萌黄、柿。
狂言幕。
明治昭和と現代劇はこの小劇場を中心に行なわれてきたが、定式幕の引き幕に対して上下に開閉する緞帳劇場のため緞帳芝居などと呼ばれ格下に扱われた。(注:赤毛もの)
緞帳と言っても今のようなものではなく、二つや三つに折ったものを使用していた。
しょうめい
照明
照明技師(お二階さん)
歌舞伎などは日のあるうちに行われるため朝早くから夕方まで行われていた。一部ろうそくなどの明かりを照明用として使うこともあるが、民家にお風呂が許されなかったほど家事の多い江戸ではやはり窓を開けて明かりを取るしかなかった。近代になって電気の普及とともに様々な機材が使われるようになって、照明が一分野として独立することになった。もとは舞台機構(美術)の一分野として扱われていた。そのため昔の美術さんは照明を熟知し。照明さんは絵をかけた人が多かった。
・照明プランナー・照明機材・照明バトン・照明会社・
最近は舞台や映画の照明のみならず、景観をライティングする職業もある。東京タワーや、各ブリッジなどである。またインテリアデザイナーの一分野としても住居や事務所のライティング専門家がいる。

舞台の照明と言えば、舞台という照らす場所が決まっているため、基本的な場所に置かれる。舞台上、舞台袖、バトン、フロント、シーリング、ピンルームとなる。

映画の照明には決まった場所がない、撮るべき映像にあわせ必要な場所から必要な照明を当てる、舞台での照明の仕込みは安全性を考慮して確実に固定されるのに対し、映像では太陽の補助的な照明や監督の要求に即座に対応するために、フレキシブルに移動や色のフィルムなどをピンチ(洗濯バサミ)でとめたり撮影の間のみ手持ちの場合すらある。

スタジオ内ではセットの丈夫に組まれたすのこ(紐でつられた板をつなぎ合わせたもの)にのぼり、撮影中はすのこに上がりっぱなしになることからお「二階さん」とも呼ばれる。
DISCHARGE LAMP
A high-powered source of light produced by means of an electrical discharge between two electrodes. An arc light, for example uses a discharge between two carbon rods which are manually or automatically fed together as they are burnt up. The use of this type of lighting is restricted to non-dimming applications such as followspots and projection, where dimming is achieved by mechanical means. Many of the new generation of moving lights use discharge lamps, dichroic filters and mechanical dimming shutters.
See BALLAST, CSI, CID, MSR, HMI, HTI, Xenon, MBI.
BALLAST
A unit used in conjunction with discharge lamps containing capacitors, inductors and other start-up circuitry. The inductor is initially used to develop a high potential (voltage) to strike the discharge and is then used to limit the current flow while the lamp is lit.
CSI
(Compact Source Iodide) A high intensity discharge lamp. Most often used in followspots, because it has a colour temperature (approx. 4000K) close to that of the tungsten halogen lamps.
CIE
(Commission Internationale d'Eclairage) International lighting forum which has produced a series of universally recognised symbols for lighting plans.CIE website
MSR
(Medium Source Rare earth) High efficiency discharge lamp with a high colour temperature (approx 5600°K). Provides around 50% more light output than a incandescent lamp of the same wattage.
HMI (Hydragyrum Medium arc-length Iodide)
A mercury-halide discharge lamp with a colour temperature of 5600K (daylight).
XENON
High output discharge lamp commonly used in Strobe lighting. Some followspots also use Xenon lamps. Xenon lamps have colour temperature of between 5600 - 6500°K.
MBI
Metal Halide discharge lamp. See also DISCHARGE LAMP.
しょうめいバトン
照明バトン
lighting batten
照明器具をつり下げる昇降式バトン。他に看板や舞台美術(装置)などのために美術(道具)バトンなどがある。
しょうめいふぃるたー
照明フィルター
Color Effects Filters
舞台やTV映画などで使われる照明用のカラーフィルター。
しょうめんがきれない
正面がきれない
 芯を向いた演技ができない、気が弱い、など具体的に正面を向いて芸をすることではなく、演技方法が間違っているとかの意味。
じょはきゅう
序破急
はじめと中間とおわり。
いろんな現場でいろんな意味を持って使われる。
元は雅楽の用語だが、一般的には起承転結と同じような意味合いで使われる場合が多い。
しょさだい
所作台
 - 邦楽 - 日本舞踊などを演じるとき舞台に敷きつめる檜の床。現代劇場に於いては歌舞伎や能狂言を行なうときにも使用する。汚れや足の油をつけないよう、出し物の専用の履物や足袋を履いて使用する以外、土足や靴下、はだしでこの上に乗ることは禁じられている。ぬか袋で拭き管理維持する。釘は使われておらず台の真ん中部分が若干反って浮いているため足を踏み鳴らしたときの音が効果的に使われる。
しりあがり
尻上がり
内容が終盤に向けて良くなっていくこと。
客入りが徐々に良くなること。
しろぬり
白塗り
歌舞伎の化粧で、顔を白く塗ること。白は善方の象徴。注:全て白塗りが善方とは限らない。反::赤塗り
しんでる
死んでる
Kill
OFF
機能していない。壊れている。 
音響回線や機器などが正常でない(通じない)状態のこと。 生きてる 反:生きてる1)
To turn off lanterns or sound effects. 2) To remove something from the set, such as a prop
しん
舞台の中心線上のこと。センター。(注:「舞台のド芯」などと言う場合は対角線上の交わった点、舞台の真ん中をいう。)

[ス] (す)

[ス]
スウィング
SWING
通常はどの役でも出演する機会のない代役専門であるが、その分、いくつもの  役の代役ができる重宝な役者。故障者が出やすいダンス系ミュージカルに多い。
スーパーバイザー
supervisor
監督を意味する。実務的には各役職のまとめ役。そのため、全ての職務に精通している必要がある。
制作や舞台監督とは役職が異なる。日本ではまだ仕事の内容を把握するのが難しい。
スクリプト
script
台本の意。
演劇のみならず、映画、CM、TV番組などの現場でも使われる言葉。
スコアー
score
多段式譜面で演奏される全部の楽器パートが書かれている、いわゆる総譜。
パート単位の楽譜はパート譜と呼ぶ。
スポーツで得点を意味するスコアーと同じ。
スタイリスト
スタッフ
staff
英和辞典では「支えとなるもの」、「(集合的に)職員全体」、ホールでは出演者=キャストに対し、裏方=スタッフ。舞台制作を担当する制作スタッフ、会場回りを担当する会場スタッフ、そして本部業務を担当する本部スタッフに分かれる。
スタンディングオベーション
STANDING OVATION
観客の立ち上がっての最大級の拍手喝采。OVATION=大歓迎, 大かっさい。
スタンバイ
STANDBY
主役等の代役のためだけにキャスティングされている役者。本役が病気などで  休演した時にだけ代わって出演する。ある特定の俳優のためだけのスタンバイ  役者というのも時にはいる。
ステージ
舞台
stage
舞台。ステージの形式によりシューボックス(靴箱)タイプのように一方の端に造られたステージをエンドステージ。ステージを取り囲むように客席が配置されたステージをアリーナステージと称する。緞帳など幕類がなく、プロセニアムアーチも持たないステージはオープンステージと呼ばれる。
ステージドアー
Stage Door
The door to the theatre through which the cast and crew enter and exit the theatre. Not the public entrance to the building
劇場関係者専用出入り口
ステージレフト
Stage Left
Abbrev. to SL. The left side of the stage as viewed by the cast facing the audience. Also Prompt Side,
Camera Right
上手。舞台から客席を見て舞台の左側。(客席から見て舞台の右側。)
ステージライト
Stage Right
Abbrev. to SR. The right hand stage as viewed by the cast facing the audience. Also Opposite Prompt,
Camera Left
下手。舞台から客席を見て舞台の右側。(客席から見て舞台の左側。)
ステージマネージャー
Stage Manager
日本では単に舞台監督をステージマネージャーと英訳するが、実際の仕事内容は微妙に異なる。
劇団所属の舞台監督は以下の英訳に近い。
The member of the production team responsible for the smooth running of a performance. Before a production opens the Stage Manager attends rehearsals and meetings with other members of the production, and in smaller companies is often the coordinator of all of the various aspects of the production. During the performance the Stage Manager, using a copy of the script annotated during rehearsals, cues the actors and the various technical departments. On larger shows this last function will be performed by the Deputy Stage Manager.
ステージワゴン
stage wagon
引き枠と同意。
ストッパー
Locking rail
Locking rail- a metal framework bolted to the floor and wall along one sidewall of the  stagehouse.  On it are the rope locks that control all the battens.  Counterweight system only.
ストレートプレイ
STRAIGHT PLAY
ミュージカルではない普通の演劇のこと。
ストリップ隠し 床に置かれたストリップライトやホリゾントライトなどの金属の灯体を隠す板。基本的に舞台の居ると同じに色で塗られている。
ストロボライト
strobo
 ホールでは機関銃のように点滅を繰り返す照明器具をいう。
〔もと商標名〕写真用光源の一。キセノンなどのガスを封入した放電管に高圧電流を通じてガスをイオン化させ、強い閃光(せんこう)を得るもの。放電が終わるとガスは元の状態に戻るので繰り返し使用できる。
スネーク イン すごくゆっくり音や照明が入ること。
スモークマシン
smoke machine
Fogger
煙り(スモーク)を発生させる装置。
特殊な専用の液を使う。水性と油性がある。

水性はほとんどが水分で化粧品などに使われるような油が少量使われている。ヒーターで熱することで煙を出す。
油性はヘイズマシーンや炭酸ガスを使用するコンセプト社のマシーンでし使用され
液を霧状にして出す。
現在では微振動で液をより細かくして噴射し軽く上昇する煙となりレーザー光線や照明効果を高めるために使用される。

スモークは油性であれ水性であれ、火災報知機、煙探知機に反応する。
油性の場合、危険物である油を煙状態にして蔓延させるため、
管轄の消防署や建物の管理事務所等に確認の上使用しなくてはならない。消防署の査察が必ず入る。

水性ジュース(液)はヒーターを内蔵しているが危険物や裸火にはならず「火器の使用」には当たらない。
ロスコー(ROSCO)・ アンタリ(Antar) ・コンセプト
(concept)はメーカー名。

防災・火災訓練などに幅広く活用されている。

ドライアイスを使用したスモークとは異なる。

関連語句→ヘイズマシン・ドライアイスマシーン ・ アンタリ・ロスコー・コンセプト
SMOKE MACHINE
A Smoke Machine or Fogger is an electrically powered unit which produces clouds of white non-toxic fog (available in different flavours/smells) by the vaporisation of mineral oil. It is specially designed for theatre & film use.
A Haze machine, Hazer or Diffusion Fogger is used to produce an atmospheric haze, rather than clouds of smoke, and is used by many lighting designers to reveal airborne light beams.
The first smoke machines came onto the market in the late 1970's.
See also CRACKED OIL, DRY ICE.
It's essential to know whether your venue uses SMOKE DETECTORS on the fire alarm system. See that entry for more information.A device that produces the effect of smoke on stage. It operates by forcing a liquid mixture into a very hot chamber. The mixture, commonly called 'juice' or 'fog juice', becomes a gas and is expelled through a small nozzle. It emerges as a cloud of smoke. Also Fogger.
スライディング・ステージ
Sliding Stage 
WAGON STAGE
 舞台の一部又は全部が左右に移動できるステージ。二つの舞台を同時に仕込むことが出来、場面転換がスムーズに行える。
WAGON STAGE
Mechanised stage where the scenery is moved into position on large sliding trucks (wagons) as wide as the proscenium opening, from storage in large areas to the side and rear of the main stage. This system enables incredibly complex and otherwise time-consuming scene changes to occur almost instantly.

スラップスティックSlapstick 映画や舞台におけるどたばた喜劇。どつき漫才もそうかも。
Slightly manic but physical comedy that relies on often violent behaviour to elicit laughter.
(す)
すいじゅんき【水準器】(water)level 水平器。レベルなどとも言う。物の水平を測るときに使う道具。最近ではレイザー光線を使った機械も有り、水平垂直だけでなく様々な角度を出せる(図れる)用になっているものもある。
すがたみ
姿見
全身の写る大鏡。楽屋や廊下、出町室など明かりを全身に照らす仕組みの元備え付けられている。
劇場は移動できるものを数台もち着替えなどに使われる。
スコヤ 英語のスクエアーがスコヤに転じた。「さしがね」に同じ。
さしがね
曲尺
かね。
かねざし。
几帳尺
まがりがね。
まがりざし。
まがりじゃく。
すみがね。
大工金(だいくがね)
鉄尺。
http://www.artisansspirits.com/measure/square.html
すじかい
筋交い

brace
柱と柱の間に斜めに入れる材。三点を固定することで揺れ(地震)風などのゆれから構造物を守る為の構造。

ブレース(brace)。筋違いともいう。
関連語句⇒火打ち梁
すっぽん 花道の七三にある小さい迫り。歌舞伎では普通の人間以外の妖怪変化などの出入りに使われる。
すて
捨て
すてどうぐ
捨て道具
すのこ
簀の子
grid(グリッド)
舞台の天井部分から2mほど福井部分にあるバトンの昇降機能を取り付けた部分。
バトンなどの仕掛けが昇降するためにすのこ状になっている。ぶどう棚。
すみだし
墨出し
道具の製作に必要な線・形や寸法を表示すること。
一般に大工が墨つぼを用いて墨で表示するところから、墨出しと称する。
marking
すみつぼ
墨壷
大工・石工などが直線を引くときに用いる道具。巻き込んだ墨糸を墨池を通して引き出し、材に張り渡してはじいて線をつける。
→チョークライナー

[セ] (せ

[セ]
セット
SET
SET
1) To prepare the stage for action. (verb) - e.g. "Have you set the chairs for Act 1?"
2) The complete stage setting for a scene or act. (noun) - e.g."What's the set for the finale?" French: dレcors.
セットドレッサー
SET DRESSER
SET DRESSER
Member of production staff who is responsible for the props and furniture that are required on the set. This position only exists in larger organisations. Set dressing is often the job of the stage management department
.
出道具をセットする演出部。(舞台監督支配下のスタッフ)
セットデザイナー
SET DRESSER
舞台美術家。芝居やテレビ映画などの大道具をデザイン設計する人。
SET DRESSER
Member of production staff who is responsible for the props and furniture that are required on the set. This position only exists in larger organisations. Set dressing is often the job of the stage management department.
セットビルダー
SET BUILDER
SET BUILDER
Member of theatre's production department or outside contractor who is responsible for realising the set designer's construction in timber, steel or other material as specified by the designer.
大道具方の意味。
セットリスト
setlist(s)
曲順表。直訳すると目録(リスト)を決める(セットする)。音楽業界では「演奏を決定された曲目表」と言うことになる。
辞書には載っていない不思議な言葉。何故か言葉を省いてセットと言う人がいるがもちろん違う意味になるので、やめましょう。若い連中はセトリというらしい。さっぱりわからなくなる。使っている人が意味をわかってないから、よけいにややこしい。
アメリカ・イギリス・日本の音楽関係者の間で使われる言葉。
セノグラファー
Scenographer
舞台美術家。
フランス語=背景画家をさす言葉。
SCENOGRAPHER
Designer responsible for all the visual aspects of a production (lighting, scenery, costumes etc).
ゼラ 照明用のカラーフィルターの総称として最近まで使われていた。現在はその主成分が違うため「カラーフィルター」とか「色」という場合が多い。
ゼラチンフィルター
gelatin filter
照明用のカラーフィター。現在はプラスチックなどの素材が主流。
ゼラチンは カメラのフィルムや印画紙 ・ 医薬品のカプセル ・ 接着剤などにも使用されている。
GEL or Gelatine
See COLOUR FILTER.
ゼロ号プリント フィルムはオールラッシュ後仕上げにかける、編集してオールスタッフで確認となる
これがゼロ号プリント。これを劇場用に再度焼くのが初号プリント。
センターライン
Centerline
Centerline- the imaginary line running perpendicular to the plaster line and centered in the  prosc. arch.  Used in measuring locations onstage.
センターマーク 芯を表す目印(ビニールテープなどで「目印」マークする)。中心線を表すしるし。芝居や一般的なイベント舞台では舞台前に中心をマークする。踊りなどでは舞台の中心(舞台を対角線で引いたところの中心)もマークする。
(せ
せいがいは
青海波
日本文様のひとつ。三本の弧を描いた線の繰り返しで波模様を表現した文様。
青海波の舞曲に用いる服の波形の染め模様。また、それと同じ染め模様。
古墳にも描かれており古くからあった文様ですが、江戸中期元禄(1688-1704)頃から塗師青海勘七によって広まった。
舞楽「青海波」では踊り手がこの文様をつける。
せいさく
制作
編集中 coming soon   金を振り分ける人?
COMPANY MANAGER
In a touring theatre company, the Company Manager is responsible for the well-being of the cast and crew of the show; ensuring their arrival at the venue, dealing with their payments, dealing with any disputes, and generally ensuring all is well and happy. The CM is also the representative of the producers in that he/she is responsible for collecting payments from the venue management.
In a building-based theatre company, the role is more administrative, dealing with payroll and other matters connected with the cast and crew of the current production(s).
せきがいせんかんちき
赤外線感知器
体温を感知して暗転時などに舞台上に人が残っているのを監視するシステム。
関連語句→暗視カメラ
せわもの
世話物
歌舞伎や浄瑠璃などの題材や芝居などで庶民の話を題材としたもの。愛欲情痴や義理人情をそのまま描いたもの。
代表作:曽根崎心中、東海道四谷怪談、など。
せり
迫り
床の一部が四角く切ってあり奈落まで昇降(上下)できる機構。せり上げ。せり出しともいう。
大きさにより大迫り、小迫りと呼ばれ、用途別にピアノ迫り、オーケストラ迫り、スッポン等がある。
宝暦三年1753年狂言作者の並木正三が人形浄瑠璃の舞台機構をまねて作ったものが世界で最初といわれてる。
せりふ
台詞
セリフは、「競り言ふ(せりいふ)」を約した言葉といわれ、江戸初期頃から見られる。
漢字の「台詞」は、「舞台詞(ぶたいことば)」の上略。
科白」を中国語からの借用で、中国では「科」は劇中の俳優のしぐさ、「白」は言葉のことで、俳優のしぐさと台詞を意味するが、日本ではセリフに当てる漢字として用いられたため、しぐさの意味は含まれていない。
このほか、せりふの漢字表記には「分説」「世理否」「世利布」がある。
古くは「世流布(せるふ)」「せれふ」といい、「せりふ」より古い語形とも考えられている。
せりふをつける
台詞を付ける
歌舞伎などで黒衣を着た狂言方が道具の陰などで台詞を役者に教えること。
関連語句→プロンプ
せっしゅ
雪舟
ふかすこと。高さの足らないものに一時的に台などを設け高くすること。下駄を履かせる。日本人ハリウッド役者の早川雪舟が小さかったことから、台座を頻繁に使用したことから。早川雪舟出演「戦場にかける橋」は名作。
せった
せきだ
せちだ
雪駄
竹の皮の草履の裏に獣の皮をつけた履物。
千利休が雪中で用いたのに始まるという。
のちには、皮の上に金物を打ちつけた。せきだ。せちだ。

舞台で使う雪駄は裏が自転車の中古タイヤが張ってある。これは、滑り止めやエコロジーばかりでなく、釘を貫通させない。あるく音をたてない。利点がある。もとは、現代では和物と呼ばれる歌舞伎や日舞など足袋でなくては上がれない場所が多くある場合の着脱が瞬時にできるなどの利点を備えているため雪駄は舞台では必要不可欠なものとなった。
現在では身の安全のため鉄で守られた安全靴を履かないと仕事ができない新国立劇場などあるが、和物は絶対にやらない劇場と言うことなのか?

鼻緒の色がいくつかあるがこれは平安の公家の衣と同じで階級を表すとされる。
紫が一番えらい?。いや、黄色か?黄色は金色に通ず。
ぜんしつ
前室
テレビスタジオの待機場所。ここの楽屋とは別に収録スタジオ傍に部屋を設け、短時間の待ちなどのときに利用する場所。
せんしゅうらく
千秋楽
雅楽の曲名。能の謡曲の詞章。
法会の終わりに演奏されることから、物事の終わりを表す言葉になった。このことから歌舞伎や相撲の興行の終わりを意味する言葉として使われるようになった。

江戸時代の新作芝居など人気がなく早めに興行を終了することを「お蔵入り」とも言う。
千秋楽の「らく」を逆さ読みし「くら」とし、予定前に終了することから忌み言葉として使ったと思われる。
せんもんで
専門出
専門分野の人間が若手の出身が専門学校出身のときにいう言葉。
映画の世界では昔は「どこの組出身なの」などと聞くと「黒澤組に2年ほど居ました」などの答えが返ってきたが、今は専門学校の名前が帰ってくる。舞台も同じで昔は劇団出身や師匠を持っていて何の作品に関わったかの返事が返ってきたが、いまは、いきなり専門学校名が返事として返ってくる。

[ソ] (そ)

[ソ]
soft focus
ソワレ
SOIREE
夜の興行を意味する言葉で本来はフランス語であった。ブロードウェイでは イブニングパフォーマンス(evening performance)と英語でいわれることが多い。マチネは昼の興行。
ソロ 独奏。一人で演じること。
(そ)
そう
二つで一組になるもの。助数詞。対になっているものを数えるのに用いる。
「屏風(びようぶ)一―」。
舞台で使う屏風などの数え方。
三双で1つの絵などが描かれている場合など「三双1枚の屏風絵」などと表現する。
そうえんぎし
操演技師
特撮技術者。爆破、火、水、煙などの特殊な演出を必要とする場合に其の技術を持つ専門家。
雨を降らす専門家。爆破の専門家。炎の専門家などまたはそれらすべてを操る。
そうさばん
操作盤
舞台の昇降機具やせりや盆などを操作するスイッチ盤(機械)。またその場所。上手袖にある場合が多いが、劇場によってまちまちである。NHK、国立大劇場は下手にある。
そうじ
掃除
舞台の撤収時に必ず行う。誰でもできる基本的なこと。
そうほうこう
双指向
マイクロホンの指向性の規格。前後の音をよく拾う。
ぞうよう
雑用
宿泊費と食事代。昔の旅公演において宿泊費と食事代のことだが、今では旅公演の雑費すべてをさす。もっともこの言葉は使われなくなり、引雑(ひきぞう)という言葉だけが残っている。
そくはん
側反
反射板(反響版)の側面部分。
そで

The wing s
舞台の、上手・下手のバックスペースをいう。
The wings- the extended area of the stage beyond the prosc. arch to the right and left.   Necessary for storage and as a waiting area for actors.
そでまく
袖幕
Leg s (tormentor,wing)
舞台のアクティングエリアと側方バックヤードを仕切る幕。
Leg (tormentor,wing)- vertical masking piece (usually a drape), placed on either side of the stage to mask the  wings.  Usually upstage of a border.
LEGS
Drape set as masking piece at the side of the acting area. Usually set up in pairs across the stage and used in conjunction with borders to frame the audiences view. One of many possible origins of the phrase "Break a Leg", meaning to take an extra encore from the legs after a successful performance.

[タ] (た) HOME PAGE

[タ]
ダークチェンジ
Dark change
→暗転
ターム
term
術語。専門用語。 「テクニカル-―」
期間。期限。
ターンバックル
turnbuckle
支持棒や支持ワイヤーロープなどの長さを調節するための器具。
タイアップ
tie up
提携すること。現在では会社同士のタイアップというよりタレントイメージや商品イメージのタイアップなど様々なタイアップの関係が存在する。
tie upの和訳:: 堅く縛る; 包む; 妨げる, 止める; 連合する ((to, with)); 拘束する; (財産など)流用をおさえる, 凍結する; ((受身で)) 忙しい.
ダイアローグ
dialogue
対話。特に、劇や小説中の人物の言葉のやりとり。また、対話劇。
DIALOGUE
The spoken text of a play - conversations between characters is dialogue.

See MONOLOGUE and DUOLOGUE
DUOLOGUE
Part of a scene in a drama which is a scripted conversation between only two characters.
台本通りの会話
タイトルロール
TITLE ROLE
題名と同じ名の役でほとんどが主役を指す。「エビータ」のタイトルロールは  エビータ役である。「屋根の上のバイオリン弾き」のように主役じゃない場合もある。
タイトルナンバー
TITLE NUMBER
ミュージカルの題名と同じ曲名の曲。
ダウザー
DOWSER (イギリス・UK)
DOUSER (アメリカ・US)
照明器具の光を遮断するシャッター。
大型の照明器具で使用される物理的装置で、何枚ものフラップ(横型のブラインドと同じ)を開け締めすることで光量を調整する装置。
調光シャッター
大型の放電ランプをフェダーによる光出力を調光する方法は不可能なため、水平ブレードで構成された、ブラインドを開閉することで光を調節したり瞬時に完全にカットします。

DOWSER (UK) / DOUSER (US)
A metal flag used in larger followspots and projection equipment to cut off the light beam without cutting off the electrical supply. Discharge lamps cannot be dimmed, so this is the only way of stopping light. Discharge lamps need a period of cooling down when they are turned off before they can be turned on again, so they should not be switched off if needed again within about two hours.
DIMMING SHUTTER
Mechanical way of dimming the light output from a discharge lamp or projector when dimming the lamp is not possible. Consists of a series of horizontal blades which are rotated to reduce and then cut the light completely.
ダウンステージ
DownStage
アップステージ参照
ダット
DAT
デジタルテープレコーダーの略。
DIGITAL RECORDING
1) ADAM : (Akai Digital Audio Multitrack). 12 track recording onto Video 8 tape. 16 bit, 44.1 or 48kHz sampling rate.
2) ADAT (Alesis Digital Audio Tape) Digital 8 track multitrack recording format introduced in 1991. There are two formats of recording: Type 1 (16 bit) Type 2 (20 bit) at two sample rates (44.1kHz and 48 kHz) onto standard SVHS video tapes.
3) DAT (Digital Audio Tape) Cassette-like system which has much higher quality than standard audio cassettes. Introduced in 1987, and widely used in gathering sound effects, for news gathering, and for playback of music.
4) DCC (Digital Compact Cassette) Rival to DAT which also plays standard audio cassettes. DCC was discontinued in 1996.
5) Mini Disk (MD) : Uses magnetic disk technology, rather than tape. A laser heats an area of magnetic disk which is then written to by a magnetic head. When cooled, the magnetic information is read from the disk by laser. Tracks can be named, and are instant start. Very theatre-friendly system.
6) Direct to Disk : Uses the hard disk present in most PCs as the recording medium.
Alesis Website
ダビング 記録媒体(磁気テープ・CD・MD・他)をコピーすること。
ダブルキャスト
DOUBLE CAST
同じ役に二人の役者が対等にキャスティングされること。海外ではほとんど  ないが、日本のロングラン作品ではよくある。また、トリプルキャストや  それ以上というのまである。
ダブルブッキング
double booking
二重予約又は契約をすること。同じ日、時間に約束を複数入れること。やってはいけないこと。注::トリプルブッキング
タムタム
tam-tam
金属性の打楽器。東洋の銅鑼(どら)を西洋に輸入したもの。ゴング。
ドラムパーカッションののトムトムTom-tomとは別物。wikipedia参照
ダンスナンバー
DANCE NUMBER
ダンスを見せ場とする曲。
(た)
たいあん
大安
本来は戦いの吉凶を決めるもので、古代中国の六曜という暦の考え方に基づき、諸葛孔明が戦のさいに、吉凶の日を知るのに用いた。(先勝)せんしょう・せんがち:午前が良く午後が悪い。(友引)ともびき:正午のみが凶。ともに引き分けて勝負なし。(先負)せんぷ・さきまけ:午前が悪くて午後が良い。ぶつめつ(仏滅)一日中最凶。たいあん(大安)たいあん:一日中良い日。(赤口)しゃつく・しゃっこう:昼だけがきち朝夕は凶、災いに出会いやすい。
たいこ ばり
太鼓 張り
両面張りのこと。戸または間仕切りの両面を張って、太鼓のように間に空間を作った張物。ふすまでは框(かまち)のないものをいう。
だいこん
大根
大根は食べても「あたる」ことは無いことから、売れない役者や下手な役者のことを大根役者と言う。
だいよんのかべ
第四の壁
Fourth Wall
観客が見ることができるようにする為取り払われた壁。舞台で言うなら舞台の額縁部分であり、舞台空間そのものである。TVや映画でいうなら画面部分ということになる。
The imaginary wall which separates the audience from the stage in a proscenium theatre.
たかどま
高土間
享和二年(1802)秋、中村座改築の折、下桟敷の前に土間よりも一段高い席がつくられた。
たけもと
竹本
歌舞伎の義太夫演奏者のこと。
床本(歌舞伎の上演用浄瑠璃台本に点をつけたところからチョボともいう。チョボは現在では差別的な表現であると言う理由で使われることは無い?
たく
設備を操作するための操作卓。PA用コンソール(音響卓)や照明用コンソール(照明卓)のこと。
たく
焚く
ピンをたく。などという場合に使う。昔(1970年ころ~)はピンスポットは光量の強いアークが使われていた。この炭素棒が燃え尽きていくことからピンを焚くという言い方が今も残っている。光はほんの少し赤みがかかった白(透明)の明るい光だが、なんせ直接電極が燃えていくのだから光が揺れる。ピンもジジジと音を出す。当然炭素棒は燃えてなくなる。
(アーク放電に伴う発光を利用した光源。特に、炭素電極による大気中でのアーク放電灯をさす。明治初期に街路灯に用いられた。のち映写用光源・医療用紫外線灯・写真製版用光源などに利用。)
だしもの
出し物
演目のこと。
たたき
叩き
叩き大工といえば下手な大工のこと。また、あまり技量を必要としない仕事をする大工のことをさすが、私たちは道具つくりのことをたたきと呼んでいる。たたき物といえば木工物のこと。

音響のたたきと言えば予め用意された音をきっかけで出すこと。主にPAが使う言葉。なぜならPAは歌い手の音を拡散させるのが主な仕事で、それ以外の自分の側から音をだす行為を別物と考える。機械のスイッチを叩いて出すことから。

昔はテープレコーダーなどから音を出していたため、このような言い方はしていなかった。
この言葉は最近の音のデジタル化による音家用機材の変化によって使われるようになった。
たたき
三和土
コンクリートで仕上げた土間。古くは、叩き赤土に石灰・砂利に水と苦汁などを加えて塗り、たたき固めた。
たたみ
わらを縫い固めて作った畳床(たたみどこ)を藺草(いぐさ)で編んだ畳表でおおったもの。普通、長さ一間、幅半間であるが地方により大きさは異なる。和室の床に敷く。古くは人の座る所だけに敷いた。京間→建築における柱間の基準寸法で、一間を六尺五寸(約1.97メートル)とするもの。畳割りでは、六・三尺(1.90メートル)と三・一五尺(0.95メートル)とするもの。近畿地方以西で行われる。大間(おおま)。江戸間→主に関東・東北・北海道で使われる柱間の基準寸法。柱心距離六尺(約1.82メートル)を一間とする。また、畳割りでは、五・八尺と二・九尺とするもの。田舎間。
たちあげ
立ち上げ
音響 において、入力系のマイクケーブルなどをつなぐこと。またはその場所、経路などを指す。「ステージ上の立ち上げは上手袖裏から....」などと使う。
照明にが道具バトンなどバトンから電源が取れない時舞台上のコンセントから電源をとる場合よく使う言葉。
簀の子から電源をおろす場合立ち下げなどと言う。「電源を取る=立ち上げる」の意味から転意したものと思われる。
たちかた
立ち方
役者や舞妓さん、狂言師など、演奏者である座している地方(じかた)さんに対して、たちかた。
たちいち
立ち位置
ステージ上で出演者が立つ特定された場所。これを決めてから照明の当りやマイクをセッティングする。
たっぱ
立端
物の高さのこと。例:もんじたっぱといえば18尺とか21尺とか・・・。
たて
殺陣
刀剣により戦うシーンや、剣術の動きを付ける事。
動きを付ける担当者を「たてし」<殺陣師>と呼ぶ。
刀剣に限らず格闘シーンを表す場合もある。
(類)ぎとう<技斗・擬闘>
たてこみ
建て込み
大道具(装置)を舞台上に作り上げること。同意語:仕込み、飾りこみ
だめ
駄目
リハーサル時などに舞台制作者(演出家など)が舞台や演技に対し訂正や修正の指示を出すこと。
駄目だし・ダメ取り、ダメ直し
舞台美術や音響照明などで直さなくてはいけない箇所、または部分。
囲碁で、双方の境にあってどちらの地にもならない所。
たねいた
種板
GOBO
(TEMPLATE)
照明などの形の切り抜かれた金属板。投影するための素材板(フィルムやガラス板)。
同意語:ゴーボーGOBO
A thin metal plate etched to produce a design which can then be projected by a profile spotlight. There are hundreds of gobo designs available - common examples are breakup (foliage), windows and scenic (neon signs, city scapes etc.). The image can be used soft focus to add texture, rather than a defined image. A number of composite gobos in different coloured lanterns can, with careful focusing, produce a coloured image (e.g. a stained glass window). Greater detail can be achieved using a glass gobo, which consists of a thin layer of aluminium etched onto glass.
There are a few possible origins for the word GOBO.
1) It came from the early days of Hollywood. When the Director of Photography wanted daylight excluded from some area of the set, he'd say "GO BlackOut". Loads of people would run around putting black material between the sun and the set.
2) It stands for Graphical Optical BlackOut.
3) It's short for Go-Between, as the gobo goes between the lamp and the lens.
4) It's short of GO Before Objective (i.e. it goes before the Objective lens).
Material from 1967 uses the word "MASK", and no mention is made of "GOBO", so we can assume the word wasn't in widespread use then. In the US TV/Film industry, a Gobo is a piece of material used to mask or block light, placed in front of a lantern (also known as a SHADOW MASK) and a Cookie (short for Cucaloris(from the Greek kukaloris: the breaking up of light)) is the same as a UK Gobo. PATTERN and TEMPLATE can also refer to a gobo in some areas.
In the film industry, the word gobo can be used as a verb (e.g. "We need to gobo off that light so the camera doesn't see it").
たび
足袋
裏方の履く足袋は裏黒7枚こはぜ。4枚こはぜの場合が多いがくるぶしまで隠れる7枚こはぜをお勧めする。
ダフや
ダフ屋
チケットの不法売買業者。
「だふ」はふだ(札)を逆にした隠語、
劇場・野球場などの入場券を買い込んでおいて、券を持っていない客に高く売って利をかせぐ者。
だぼ 木や石を接ぎ合わせる時、両材のずれを防ぐために埋め込むほぞ。太さ3~4センチメートル、長さ6~9センチメートルほどの小片。
たるき
垂木
屋根板を支えるために棟木から軒桁に架け渡す長い材。一般的に関東で木材を材木屋に発注すると小割や貫が12尺なのに対して垂木は13尺ある。もっとも屋根の下に使われる垂木の意味で言えば屋根勾配によって長さは変わってくるし太さも様々。
一般建築の小屋組の一部で、屋根の板(野地板)のすぐ下に滴の流れる方向に入れる部材のこと。大体45㎝間隔で入れます。
垂木の話し→http://www.eonet.ne.jp/~kotonara/tarukinooha.htm

たんいつしこう
単一指向
- 音響 - マイクロホンのタイプの一つ。正面方向よりの音を採るための仕様。他に双指向(前後)、無指向(全周)がある。
たんかん
単管
鉄パイプ
たんそう
単相
編集中 coming soon
だんちゃく
弾着
拳銃の弾などが当たったように見せる特殊効果の一つ。火薬を爆発させることで効果を出す方法。有線で電気を使い点火 させる方法が一般的だが、最近は無線や音に反応させ同期させる方法など開発が進んでいる。
拳銃の血糊の仕掛けはコンドームに血糊を仕込み弾着(火薬)と一緒に生理用ナプキンに仕掛け る方法は有名?
だんどり
段取り
うまく事が運ぶように前もって手順をととのえること。手はず。
段取りは、歌舞伎の楽屋用語が語源とされる。
「段」とは、話の一区切りや一幕のことで、芝居の筋や構成の運びを「段取り」と言ったことによる。
また、坂道に石段を作る際、勾配を見て何段にするか見積もることを「段を取る」と言い、石段の出来不出来で「段取りが良い」「段取りが悪い」と言ったとする説もあるが、俗説と考えられている。
だんな
旦那
仏教用語の檀那(サンスクリット語のdana)からきている語。寄付、布施、提供者と言う意味を持つ。医療の世界の置ける「ドナー」もこの檀那という言葉が元。
見返りを求めない慈悲を与える人のことなので芸人世界でのパトロン(スポンサー)を意味する。

[チ] (ち)

[チ]
チルト
tilt
モニター画面やカメラなどの垂直位置方向 →(パーン:水平位置)
TKTS ブロードウェイのダフィースクエアにある半額チケットブース。他都市、国でも  半額チケット売り場の代名詞となりつつある。
チョークライナー
chalkliner
墨壷の西洋版。戦前の万国博覧会で日本館で飾られていた墨壷を西洋人がまねしたとされる。
チョウクの特性上すぐにラインを消せるなどの利点があるため舞台の現場ではよく使われる。
(ち)

旗・幕・羽織・草鞋(わらじ)などの縁に、竿・ひもなどを通すためにつけた小さな輪。みみ。
ちくこう
蓄光
ちちひも
乳紐
道具幕などを鉄管や滑車こまなどに結わく為の二本の紐。
ちのり
血糊
血を表現するための化粧品。商品名:ブロードペイントの名で売っている。昔しはコンドームに血糊をいれ小さい玉にして口に含み、殴られたときに噛んで血を吐き出すという方法がとられていた。拳銃などの仕掛けには整理用ナプキンをうけのだ台として火薬を仕込みコンドームを血玉として使う。今は血糊も顆粒状のものなど多種多様にある。例:弾着
ちゃくとう
着到
歌舞伎で開園30分前に演奏される鳴り物のこと。「着到シャギリ」の略。演奏が終わると「着到止め」の柝が打たれた。
現在の新劇や舞台関係者の言う着到は「入り時間」または「仕事開始時間」のことを言う。
ちゃくとうばん
着到板
楽屋入り口、楽屋番にある一枚板。白木の厚い板に墨で出演役者の名前をが書いてありその名前の上に小さな穴が開いている。その穴に木のピンを刺す事で役者の到着を知らせる。演目が終わり役者名が変わればカンナをかけて名前を削って、次の演目の出演者の名前を書く。
ちゃり 歌舞伎による道化役のこと。
ちゆうあし
中足
馬足の中間の高さのもの。四寸框の平台を乗せ2尺1寸になるもの。(平台を乗せて約63.63センチになる)
ちょう
挺・梃・丁
(1)鋤(すき)・鍬(くわ)・墨・銃・艪(ろ)・三味線など細長いものを数えるのに用いる。
(2)駕籠(かご)・人力車など、乗り物を数えるのに用いる。〔「丁」は代用字〕
3ちょう3まいと言えば、三棹の三味線と3枚の鼓。
ちょうこうばん
調光盤
dimmer cabinete
- 照明 - 照明の主要設備。操作卓からの操作信号を受け取り、直接照明器具の調光を行う装置。1回路に1個の調光器が必要となる。現在ではサイリスタ(半導体スイッチング素子)方式が主流。

DIMMER LAW (Control desk)
The dimmer law in a lighting desk defines the relationship between the control value (fader position) and the console output value (outgoing DMX level).
Submitted by Andre Broucke

DIMMER LAW (Dimmer)
The dimmer law defines the relationship between the incoming DMX control value and the dimmer output RMS voltage. Common dimmer laws are "linear RMS voltage" and "linear light output". Around the rated lamp voltage the light output is quite sensitive to voltage variations (a slightly lower voltage can also improve lamp life). If the dimmer is set to "linear light" and you fade from 100% to 95%, the light output will be reduced by 5%. If you set the dimmer to "linear RMS voltage" and you fade from 100% to 95%, the light output will be reduced by more than 5%.
Submitted by Andre Broucke

ちょうつがい【蝶番】hinge
ちょうりつし
調律師
〔芝居で幕切れに拍子木を打つことから〕物事の終わり。幕切れ。おしまい。
「事件はあっけなく―になった」
ちょっけい
直径
Φ ギリシャ文字のファイ「Φ」を書く。
直径30=Φ30=さんじゅうまる。
半径はR
ちょん (2)〔芝居で幕切れに拍子木を打つことから〕物事の終わり。幕切れ。おしまい。
「事件はあっけなく―になった」
ちょんがけ
ちょん掛け
cleating
パネル(張物)の上部に縄を結んでおき、パネルに打った台形状のくさびに交互に縄を掛けることで二枚のパネル(張物)を結合すること。くさび掛け。縄編み。
ちょんぎ
チョン柝
拍子木を打つ音
ちょん-ちょんまく
ちょんちょん幕
(1)「返し幕」に同じ。開幕までに二つずつ拍子木を打ち続けることからいう。
(2)人に好奇心をもたせたまま急に物事を終わらせること。
ちょんまげもの
丁髷物
男子が丁髷を結っていた江戸時代の人物や事件などを題材として取り扱った小説・演劇・映画などの称。まげもの。時代物。
ちょぼ
点のこと。しるしに打つ点。ぽち。〔「ちょぼ(樗蒲)」の賽(さい)の目の打ち方に似ることからという〕
歌舞伎の義太夫狂言や丸本物で、地の部分を義太夫節で語ること。また、それを語る太夫。太夫が本の自分の語る箇所に傍点をふったことから付いた名称。床浄瑠璃。
→竹本
ちょぼ床
ちんくぐり
狆潜り
床の間とと小脇を仕切る壁の下部に作られた人が一人潜れるほどのちいさな穴。明り取りのために設けられている。

[ツ](つ)

[ツ]
Ticket Master Ticket Master Homepage
Telechargeと並ぶアメリカのチケットエージェンシー。ほとんどの演目がこの  2社のどちらかが取り扱っている。インターネットによる予約も可能。
ツウィーター
TWEETER
TWEETER
Part of a speaker system designed to handle the high frequency part of the signal.
(つ)
ツェーせん 
C千
音楽業界の隠語で千円のこと。ドレミファソラシドをドイツ語でツェー(C)、デー(D)、エ-(E)、エフ(F)、ゲー(G)、アー(A)、ハー(B)、ツェー(C)と読み、業界用語で1、2、3、4、...を指す。1万円はツェー(C)万。
つかみ -道具-平台どうしを繋ぐ為の金具。平台はつかみを使える切込みがある、つかみ専用の平台が必要になる。最近の平台は釘や、かすがいで打ってつなぐと傷むという理由から、つかみでつなぐ劇場が多い。
つけうち
付け打ち
歌舞伎で、見得(みえ)・駆け足・打擲(ちようちやく)・立ち回りなどの時、上手(かみて)の幕だまりに正座し、
(関東では大道具方が関西では狂言方が)拍子木に似た柝(き)で板を打つ。
また、その拍子。つけ拍子。
関西では客席から見えないところで打つため「陰」「陰うち」などという。
関東では裃(かみしも)をつけた道具方が半身を見せて行う。
つけ板 歌舞伎で、ツケを打つ時に用いる板。
床(舞台)に置き、両手に持った二つの柝(き)でたたいて音を出す。
良い音が出るように反っていて、床との間に隙間が開く。
つけちょう
付帳

上演に必要な大道具・小道具・衣装・鬘(かつら)・下座音楽などをそれぞれ分冊にして書き出した帳面。
付け立て帳。付(つけ)。

つけぶたい
付け舞台
江戸次期、歌舞伎舞台での張り出し舞台のこと。演目によって基本舞台前に取り付ける補助舞台。
つながり 映画やTVで全編通して(各シーン)写りこむ物。別のシーンで同じものが使用される(映る)こと。最終的に消え物となったりするようなものは同じものをいくつか用意する必要がある。撮りのスケジュールなどで先に壊したり、汚したりしたものを、後日汚したり壊したりする前の状態で撮影する場合がある。順撮りでない場合は特に予備・注意が必要。
つなぐ
繋ぐ
主に大道具で平台やパネルなどを組み立てる場合に用いる言葉。収納のために分解された物を舞台上で組み立てるときに用いる。関連語::ぬう・チョンがけ・抜き蝶番
つなもと
綱元 
stage-level fly position
舞台やスタジオのバトンを昇降する仕組みは、照明や荷を吊るバトン、バトンからワイヤーで綱(ロープ)につながれている。荷をバトンにつるした場合バランスをとるためにこのロープにおもりがつき、綱(錘)を上下させることによりバトン(荷)を上下させる。この綱(錘)が重合している場所を「つなもと」と言う。手動により昇降バトンを操作する場所。
つぶし 使えなくなるもの。衣装などでは、買取。つぶしもの。1度しか使えないもの。
つりえだ
吊り枝
一文字(いちもんじ)付近に、垂れ桜、柳、紅葉、梅などを一面に吊ったもの。
つりもの
吊りもの
大道具としてバトンに吊られるもの。幕、屋根、他。
つま
日常的な意味では〔端(つま)の意〕着物の裾(すそ)の左右両端の部分。転じて大道具などでは正面パネルを支える端に付き、正面パネルを支える役目をするパネル部分をいう。正面パネルに対して直角に取り付けられる。
つねあし
常足
馬足(開き足)の低いもの。1尺4寸
つんぼさじき
聾桟敷
江戸時代の歌舞伎小屋で、二階正面桟敷の最後部にある最下級席。舞台から最も遠く、台詞(せりふ)がよく聞こえないところからの称だが、見巧者(みごうしや)が集まった。今の三階席、立見席にあたる。大向こう。百桟敷。 参考:桟敷

[テ] (て)

[テ]
ディーエムエックス
DMX

DMX512
See MULTIPLEXED (MUX) SIGNAL.
DMX512-A
See MULTIPLEXED SIGNAL.


MULTIPLEXED (MUX) SIGNAL
All modern lighting desks use this serial form of communication with dimmers. All the information from the desk is transmitted along a single pair of cables to the dimmer where a de-multiplexing unit (demux box) decodes the string of data and passes the correct piece of information to the correct dimmer.
The industry standard protocol (language/standard) for multiplexing is the digital USITT DMX512 (introduced in 1986, based on RS485 data protocol). However, new protocols are continually being added to keep up with more demanding equipment.
SMX is a communications protocol which enables digital dimmers to "report back" to the desk on any faults (eg blown lamps).
RDM (Remote Device Management) is an emerging upgrade to DMX512 which will include bi-directional communication between controller and device.
DMX512-A (officially ANSI E1.11) is a new standard under development at ESTA which is backwards compatible with DMX512 but has stricter safety parameters and offers some upgrades of functionality.
Among the older protocols (pre DMX512) are D54 which uses a stream of analogue voltage levels and was the Strand standard, and AMX 192 (US Standard, introduced around 1975) which can control up to 192 channels and uses a 4-pin XLR connector. (AMX stands for Analogue Multiplex).
See also UNIVERSE.

USITT page about DMX512

ディゾルブ
dissolve
映画・テレビで、徐々に暗くなる前の画面に次の画面が徐々に明るくなりながら重なって現れる場面転換技法。
ディゾルブユニット
DISSOLVE UNIT
DISSOLVE UNIT
Interface connected between two or more slide projectors and a tape player. Synchronisation signals recorded onto the tape are detected by the dissolve unit and fade up the lamp in one slide projector while changing the slide in the other, and then vice versa, producing a dipless crossfade between the two images.
映画・テレビで、徐々に暗くなる前の画面に次の画面が徐々に明るくなりながら重なって現れる場面転換技法を可能にする機材。
ディマー
DIMMER

DIMMER
Electrical or electronic device which controls the amount of electricity passed to a lantern, and therefore the intensity of the lamp.

DIMMER DOUBLING
A system designed by ETC where two ETC lanterns can be connected to a single ETC dimmer, and have different intensities. It only works with 115V / 60Hz supplies (e.g. USA). A special adapter ("twofer") is connected to the dimmer output. This contains a series of diodes which split the AC sine wave into two halves (positive and negative). Each half is sent to a separate socket on the adaptor and from there to a modified ETC Source Four lantern with a 77 volt lamp. Using these lower voltage lamps means that full intensity is achievable using only half the AC wave. The system will not work in the UK or other countries with 50Hz power supplies as the flickering of the lamps is too noticeable.

Dimmer Doubling information on ETC website

DIMMER LAW (Control desk)
The dimmer law in a lighting desk defines the relationship between the control value (fader position) and the console output value (outgoing DMX level).
Submitted by Andre Broucke

DIMMER LAW (Dimmer)
The dimmer law defines the relationship between the incoming DMX control value and the dimmer output RMS voltage. Common dimmer laws are "linear RMS voltage" and "linear light output". Around the rated lamp voltage the light output is quite sensitive to voltage variations (a slightly lower voltage can also improve lamp life). If the dimmer is set to "linear light" and you fade from 100% to 95%, the light output will be reduced by 5%. If you set the dimmer to "linear RMS voltage" and you fade from 100% to 95%, the light output will be reduced by more than 5%.
Submitted by Andre Broucke

デイラッシュ →ラッシュ
ディレクター
director
映画の監督。また、演劇の演出者。放送関係で、番組の主担当者。楽団などの指揮者。
一般的にはTVの映像監督の意味で使われてる。
DIRECTOR
There are many types of director. Broadly, the role involves being responsible for the overall artistic vision of a production. ARTISTIC DIRECTOR - Normally in charge of the programming of a venue. May also direct shows. EXECUTIVE DIRECTOR - Manager in charge of the administration of a venue. TECHNICAL DIRECTOR - In charge of the technical requirements of a production. (The term LIGHTING DIRECTOR is used in the UK for a TV Lighting Designer).
ティンパニ
timpani
イタリア語:打楽器の一。牛皮・プラスチック膜などを張った鍋形の太鼓で、ペダルあるいは把手(とつて)で音の高さを変え、桴(ばち)で打つ。管弦楽で二、三個を組み合わせて用いる。
テキレジ
テキスト レジ
texte regie(仏)
Textregie
adaptation(英)
台本などに注釈を入れたり、手直しをしてより完成に近づけること。作家だけではなく演出家によっても行われる。
テクスチャー
texture

織物の織り方。生地。
木・石などの手ざわり・感触、あるいは組織・構造。

テクニカルデレクター
TECHNICAL DIRECTOR
日本の舞台においてこのポジションは存在しない?。
各役職(音響・照明・舞台)において調整される。日本においては、舞台監督が一番近い役職と思われるが構造力学や電気や機械的仕掛けを特別に勉強した舞台監督に(私は)お目にかかったことは無い。
TECHNICAL DIRECTOR
Often shortened to "TD" the exact role of the Technical Director changes according to the size of the theatre company, and also according to your location in the world.
In the US, the TD co-ordinates all technical aspects of the production, from organising crew calls to ensuring equipment is ordered, to liaising with the designers and sometimes adapting a design to fit the venue. In the UK, this person is usually called the PRODUCTION MANAGER.
The TD role sometimes overlaps with that of the UK Stage Manager also.
テクニカルリハーサル
TECHNICAL REHEARSAL
DRY TECH
WET TECH
PAPER TECH
出演者の居ない状態で進められる舞台稽古。
もっぱら音響や照明などに関するキッカケを合わせるタイミングを計ったり、様々な不具合を洗い出すために行われる。出演者に関するキッカケは裏方(演出部)によって行われ、安全の確認なども綿密に制御されなければならない。
TECHNICAL REHEARSAL
Usually the first time the show is rehearsed in the venue, with lighting, scenery and sound. Costumes are sometimes used where they may cause technical problems (eg Quick changes). Often a very lengthy process. Often abbreviated to the Tech.
A DRY TECH is without actors to rehearse the integration of lighting, scenic changes etc. It follows that a WET TECH is a full technical rehearsal with actors and all technical elements, although this term isn't used as often as DRY TECH.
A PAPER TECH is a session without the set or actors when the technical and design team talk through the show ensuring everything's going to work as planned. Stage Managers can use this session to ensure all is written correctly in the Prompt Book。
技術的な稽古
一般的に、舞台稽古の最初の段階でおこなわれます。照明や音響、舞台の技術的問題を解決するためにおこなわれます。必要であれば衣装も使われます。時間を人用とする作業です。
DRY TECHは、照明による景色の変化やその他の統合をリハーサルするためにおこなわれ、俳優はなしです。
そして、WET TECHが俳優とすべての技術的な要素での完全な技術的なリハーサルであることになります、しかし、このごろDRY TECHほどおこなわれません。

計画されて技術的なおよびデザインチームがすべてが仕事に行くことを保証しているショーを徹底的に話し合うとき、PAPER TECHはセットまたは俳優のないセッションです。ステージマネージャーは、すべてが正しくPrompt Bookに書かれることを確実とするために、このセッションを使うことができます。.


デーせん
D千
音楽業界の隠語で2千円のこと。ドレミファソラシドをドイツ語でツェー、デー、エ-、エフ、ゲー、アー、ハー、ツェーと読み、業界用語で1、2、3、4、...を指す。2万円はデー万。
ディフュージョンフォガDiffusion Fogger フォグマシーン。主に照明効果を高めるために使用される。本体に内蔵されたコンプレッサーによって空気を圧縮し、第4石油類特殊油をオイル蒸気発生器により、超微粒子にして煙を噴出する機械。加湿器の原理と同じで、加熱することなく煙を発生させる。安全性は高いが照明機材などの細部まで煙となったオイルがもぐりこむため、機械にとっては厄介者。当然楽器などにも悪影響を及ぼすため出し物によっては使用に制限される。
関連語句→スモークマシーン。ロスコー。コンセプトマシーン。
デザイナー
DESIGNER
編集中 coming soon
DESIGNER
SET DESIGNER, COSTUME DESIGNER, LIGHTING DESIGNER, SCENOGRAPHER.
デッド
DEAD
室内の音場特性を表現する言葉。残響時間の短いことをデッド、長いことをライブと表現する。 ライブ 反:ライブ
物がそれ以上動けない状態。限界。
DEAD
1) A pre-plotted height for a piece of scenery or lighting bar - "that bar's on its dead". The positional indicators on the rope (either PVC tape, or more traditionally cotton tape passed through the strands of the rope) are called DEADS. Sometimes flying pieces are given a number of extra deads, that may be colour coded, in addition to the "in dead" (lower) and "out dead" (higher - out of view). In the US, TRIM has the same meaning.
2) Scenery or equipment not needed for current production - "that table's dead".
3) An electric circuit that has been switched off or has failed - "the circuit's dead, you can change the lamp now"
デュエット
duet.
二人の演奏又は歌唱を云う。
テレコ - 音響 - テープレコーダー(録音機)の略。オープンテープ、カセットテープ、MD、DATと録音媒体の種類により様々な録音機がある
テンプレート
TEMPLATE
TEMPLATE
See GOBO.
Telecharge Ticket Masterと並ぶアメリカのチケットエージェンシー。ほとんどの演目がこの  2社のどちらかが取り扱っている。インターネットによる予約も可能。
Telecharge Homepage
(て)
ていじ
定時
決めた時間どうりに事が運んでいる状態。
でうち
出打ち
付け打ち参照
ですみ
出隅
角で出ている部分、引っ込んでいる部分の角は入り隅(角)。
てっかん
鉄管
鉄のパイプのこと。通常道具バトンのこと。
てっかんむすび(しばり)
鉄管むすび(縛り)
吊り物などに使われる結び方。吊ったひもに重量がかかることで強固にしまる結び方。徳利結び。
てっぱり 掛け持ち出演のこと。
てっぽう
鉄砲
劇場で、一階の中央前寄りの席。最も見やすい席で、舞台中央で俳優が見得(みえ)を切る時などに視線を定めるあたり。
パイプ椅子などの予備席などもこう呼ぶ場合がある。
でたらめ。ほら。空(から)鉄砲。鉄砲話。 「飛八さんの話はいつも―だて/滑稽本・浮世風呂 4」
てっぽうかいだん
鉄砲階段・直階段
蹴込み(けこみ)部分がないはしご状の階段。蹴上げ部分の板をなくすことで踏み面の奥行きを少なくし急階段などにも対応できる利点とはしご状(踏み面は付いている)なので転換収納に便利。
建築用語としては、踊り場がなく、一直線に階上に上がる階段のことを言う。
 でずっぱり
出ずっぱり
役者が演目に初めから最後まで出演し続けること。
でば
出場
役者が出る場面
でばん
出番
役者が出る番。 
でまちしつ
出待ち室 
stand-by room
楽屋と舞台袖までの間にある出番待ちのスペース。グリーンルームとも言う。
てもとあかり
手元灯り
手元を照らす微細な灯り。
てれこ 歌舞伎で、二つの違った筋を、多少の関連を持たせて交互に展開していくこと。
互い違いにすること。また、食い違うこと。
物や言葉を逆にすること。上下(かみしも)のセットをてれこに置く。
でんがく
田楽
平安中期頃から流行した芸能。農耕行事に伴う歌舞から起こり、のちには専業の田楽法師が現れ、座も発生した。本来、田楽踊(おど)りと散楽系の曲芸が主要芸であったが、鎌倉末期より猿楽能も演じ、独自の田楽能を上演した。室町後期には猿楽におされて衰退し、今日では民俗芸能中に残る。
でんがくがえし
田楽返し
大道具の仕掛け物の一。背景の襖(ふすま)などの中央に通した心棒を軸にして田楽豆腐を裏返すようにくるりと回すもの。幽霊などの出入りに用いることが多い。忍者屋敷の仕掛けにもあるが「ドリフの全員集合」では多用された仕掛け。
てんかん
転換
時間の変化、または場所の変化、時間と場所を同時に変える演出方法。場面を変化させるための手法。
出道具や大道具を変える事でことで転換を行う方法や、照明を一度暗くすることで転換する方法、または、暗転幕をおろすことで転換する方法。
人の動きや、照明の変化・音響の変化で場面を転換する場合もある。
関連語→暗転、明転、暗転幕
てんかんあかり
転換明かり
通常、転換といえば照明を落して行う転換が普通だが、ブルー明かりと称してスタッフの動きを見せる転換を行う場合がある。歌舞伎では暗転は無いから転換明かりと言う言葉も無いが、舞台芸術は演劇だけではないので様々な手法がとられる。
関連語→
てんせいじゃく
天星尺

「天星尺(てんせいじゃく)」。建築に際し、大工が駆使する曲尺(かねじゃく)(差し金)には、表目の一尺二寸を八等分した文字が刻まれている。 一寸五分(約四・五センチ)ごとに財、病、離、義、官、劫(ごう)、害、吉と続く。それぞれに意味があり、吉凶を占った。一般的には門戸など部分的に使われ、門尺(もんじゃく)ともいう。

裏には吉凶を占うの魯班尺とか門尺が刻み込まれています。唐尺とも言うが由来にはいろんな説があるようです

てんどん
天丼
同じキャクやねたを繰り返すこと。天丼に必ずえび二匹乗っていることから。
でんじべん
電磁弁
電気的に磁気を発生させ磁気の力で開閉を行う弁のこと。身近ではストーブの耐震装置など。
でんぱく
電博
大手広告代理店の電通と博報堂のこと。

[ト] (と)

[ト]
トーメンター
tormentor
プロセニアム直後のライトタワーの俗称。
舞台の一番前にある袖または可動式パネル。
ト-クバック
TALKBACK
音響や照明の操作卓から舞台上のスピーカーへ直接声を出すこと。
TALKBACK
1) On a sound desk, the talkback section enables the sound engineer to talk via a microphone to selected outputs of the desk. If the sound desk is used to feed on-stage monitor speakers for a musical group, the engineer can select a particular monitor feed (e.g. the drums) to politely ask the musician (drummer) to play quieter.
2) Term sometimes used interchangably with HEADSET for the communication system between technical crew on the production.
トータライザー 「100人に聞きましたそれでは○○と思う人スイッチオン!」のあれ。集計装置。
トニー賞
TONY AWARD
オンブロードウェイのミュージカルとストレートプレイに対し年に一度授与される 世界最大の演劇賞。ロンドンにはローレンスオリビエ賞がある。
トッププライス
TOP PRICE
一番値段が高い席の価格。
トラ エキストラを略して「トラ」自分が出演できない場合などに代わりの人を立てること。
(例:今度のツアーで函館の日は行けないのでトラを入れます。)

映画:仕出しエキストラ=通行人などのその他大勢の出演者。
ドラマツルギー
DRAMATURG
編集中 coming soon
DRAMATURG
Works as an advisor/assistant to the director on the background and historical relevance of the play being produced. Also can act as a liaison between director and playwright, and can work on the text of the play (editing & revising scripts). Also advises the theatre management staff on the suitability of plays for the theatre's audience and artistic policy. See link below for more information.
ドライアイス・
ドライアイスマシーン
DRY ICE(LOW SMOKE)
人工的にかすみ(雲)を発生させる装置。
地面に低くたなびく霧の状態を作り出す。スモークマシーンと違い、空気より重いため地を這うように広がり幻想的な演出となる。ほとんどの場合水蒸気と一緒に紛失されるため、舞台上の敷物によっては滑りやすくなるので注意が必要。
ドライアイスを熱湯に入れることにより急速に気化し自噴する力を使って舞台に送り出す。
大劇場にはスチーム噴射口が設備されており小さな鉄箱を設置しドライアイスをスチームで溶かし霧を出す。
DRY ICE
Frozen solid carbon dioxide (CO2) at a temperature of -87.5° centigrade which produces clouds of steam-loaded CO2 gas forming a low-lying mist or fog when dropped into boiling water. Although non-toxic, caution is required in the storage and handling of dry ice because of its extreme cold. Water is boiled in a large tank offstage, into which the dry ice is lowered in a basket. Fans and ducts then direct the gas onto the stage. Dry ice does not support life, so care should be taken that small animals, actors etc.are not below the level of the dry ice for more than a few seconds.
LOW SMOKE
Smoke that has been chilled as soon as it comes out of the smoke machine. This causes the smoke to lay close to the floor. Use fast dispersing smoke for this effect because when the smoke heats up in the air, it will rise.
Low Smoke is much safer to work with than DRY ICE, which produces a longer-lasting effect but is more expensive.
トライアウト
TRYOUT
ブロードウェイで公演する前に主に地方都市で行われる試演のこと。主に地方公演を繰り返し行なうことで評判をあげていき、エンジェルを探しながら作品の力を付けていく方法。アメリカ演劇界特有のシステムであくまで目標をブロードウェーにおいて行なわれる。トライアルラン  とも言う。
ドライリハーサル
DRY RUN
DRY TECH
日本の映像関係の現場では場当たり稽古のこと。役者が衣装を着ないでセットの無いところでリハーサルをおこなう場合にドライと呼ぶ。
DRY RUN
A practice run, usually a Technical run without actors.

通常俳優なしで行い、主に段取りやテクニカルの確認のためにおこなわれる。
トラス
TRUSS
編集中 coming soon
TRUSS
A framework of alloy bars and triangular cross-bracing (usually of scaffolding diameter) providing a rigid structure, particularly useful for hanging lights where no permanent facility is available. Very often box-shaped in cross section, so known as BOX TRUSS. This type of truss is useful for touring as lanterns / speakers etc can be hung inside the truss which protects them when loading and takes up less space in the truck.
ドラフト 空調設備の送風口(アネモ)から吹き出す風の流れ。劇場設計などでは、客席でドラフトが気にならないことが大切。
とらんぽ
トランスポテーション
transportation
トランスポーテーション [transportation]の略語。輸送。運送。輸送機関。
ドリー
DOLLY
移動ショットを撮影するための車輪付の台。ドリーを使って撮影したショットをドリー・ショットという。移動車。
DOLLY
A small wheeled platform used to move heavy items. (E.g. a piano dolly).
Also refers to a wheeled camera trolley running on tracks used in the film industry.
ドルビ-
Dolby
多くのテープ再生をする場合の標準となった一連の雑音縮小システムのための商標。
ほとんどの録音テープはドルビー使用となっている。
異なる種類は、ドルビー方式のBからドルビー方式のSRおよびディジタル
(映画のための現在の最先端技術)まで様々な場面で見受けられる。
DOLBY
Trade name for a series of noise reduction systems that have become standard on many tape playback machines. Most film soundtracks are produced using this process. Different varieties are found from Dolby B on most personal cassette players, to Dolby SR and Digital, the current state of the art for cinema.
ドレスパレード
DRESS PARADE
衣装パレード
衣装合わせ
DRESS PARADE
Review by director/designer/wardrobe staff of all costumes worn by cast and paraded under stage lighting. Any defects, misfits etc. are noted or corrected before the first Dress Rehearsal.
Also known as a Costume Parade.
ドロップ
Drop
CLOTH
舞台のバトンに吊り下げられた幕類。背景幕のこと。「書き割り幕」と同意。
DROP
1) See CLOTH.
CLOTH
A piece of scenic canvas, painted or plain, that is flown or fixed to hang in a vertical position.
A Backcloth (or Backdrop) hangs at the rear of a scene.
A Floorcloth is a painted canvas sheet placed on the stage floor to mark out the acting area, or to achieve a particular effect.
A Frontcloth hangs well downstage, often to hide a scene change taking place behind.
Cut cloths have cut-away open areas and are normally used as a series, painted in perspective.
A Star Cloth (also Star Drop or Starcloth) (usually black) has a large number of small low-voltage lamps sewn or pinned through it which gives a magical starry sky effect. (See also FIBRE OPTICS).
In the US, a cloth is known as a Drop (from backdrop).
2) A mechanism for dropping items from the fly tower onto the stage (e.g. Petal Drop, Leaf Drop etc.) Normally consists of a bag or box with a lid / section which can be released either by removing a pin via a control line (piece of string) or electrically using a solenoid (electromagnet).
ドリー
Dolly
カメラを載せる移動車。
トリオ 3人の合奏又は歌唱
ドンゴロス
dungaree
英語ではダンガリー、中南米やドイツなどでもドンゴロスという言葉を使っている。
舞台では粗末な感じの、荒い茶色の麻布を指す。コヒー袋を思い出してほしい。
銀行などで硬貨を入れる麻布もドンゴロスといっている。
一般的には麻はハンプhemp(糸)とかリネンlinen(布)という。
と)
とうりょう
棟梁
大工の親方。かしら。建築物の屋根の主要材である棟(むね)と梁(はり)
どうろく
同録 
同時録音。プロの世界では録画と録音は違う機材を使って行うことが多い。
この録画、録音を一緒に行うこと。
とうよこげきじょう
東横劇場
東急東横線渋谷駅の駅ビルにあった劇場。
上手奥にエレベーターの搬入口があり、本番中に出前が横切ったのは有名な話。
本番中に電車の振動や発車ベルなども聞こえた。
とおしげいこ
通し稽古 
Run through
舞台の世界では頭から最後まで続けて行う稽古。
途中で稽古を止めることもあるが原則的にその止めた少し前から続きを行う。
映像の世界では「ランスルー」と呼ばれ、舞台でもこの言葉を使う場合がああるが、若干ニアンスが違う。
 類義:ゲネプロ
とおみ
遠見
遠くの景色をあらわすパネルや幕にかかれた絵。
トがき
ト書
台本(スクリプト)上に書かれた演出上の指定や注意書き。
とくしゅこどうぐ
特殊小道具
仕掛けや細工がある持ち道具や出道具。
とこやま
床山
髪結さん。かつらやさんのこと。最近は作品の多様性からへアメーク全般をこなす人もいる。
 どさまわり
ドサ回り
 地方巡業の旅芝居を称していう。ドサは流刑地佐渡の逆さ読みの説がある。つまり辛く厳しい旅回りだということか。
どたばたきげき
どたばた喜劇
スラップスティック参照
とちり(席) 客席の前から「いろはにほへ と ち り ぬるを…」の7・8・9番目の「とちり」
舞台を見るのに見やすく、良い席のこと。
とちり
とちる
歌舞伎で、台詞を言い間違えたり忘れたりすること。また、その様。
「とちめく」という古い言葉があり、意味は慌てる、うろたえる。

栃麺を作るときの棒が忙しく動くことから、慌てうろたえる様子。
栃麺:トチノキの実の粉を米粉または麦粉と混ぜてこね、棒で薄くのばして蕎麦(そば)のように作った食品
トッパライ 当日現金払いの事。
 とは  鳩の逆。つがいの鳩から詐欺を働く相方。さくらともいう。関連語句→さくら
とばす
飛ばす
バトンの吊物を上げること。
とばす すっぽかす。舞台にあなを開ける。約束を破る。
とめ
止め
稽古などを中断すること。
とり
取り
寄席で、最後に出演する人。最後の出演者、真打ち。主役。
ギャラなどの総金額。
寄席で最後に出演する人がすべての出演料を受け取り、
総額の中から、他の演者の出演料を決める権利も持っている人。
反語:引き(税金や手数料)
とりごや
鳥小屋
着替えのためにパネルや平台で囲った小さなスペースなどを総称して言う。
とりょう
塗料
VP:ビニ-ルペイントのことで、耐水性がある。
 EP:エマルジョンペイントのことで、速乾性がある。
 OP:オイルペイント。いわゆるペンキのこと。
 CL:クリアラッカ-のこと。透明で、速乾性と耐久性がある。
 とる  「稽古をとる」と言えば終わるの意味。
「おしまいにする」とか、「やめる」とかの意味で芸能界では使われる。
国語辞典ではこの意味での説明はない。
 とや
鳥屋
花道の揚幕の内のたまり。
鳥屋口。
花道に出る役者の待機場所。
どろん 消えて(居)なくなること。
歌舞伎で幽霊が「どろどろ」という鳴り物の音で消えていくことから来ている。

タカトシの漫才で「おっさんか」と突っ込まれるネタでも使われている。
とん 陶器製のガーデンチェアー。円柱系や八角柱のものなど
どん 空間的にそれ以上ない状態。最終地、端、終わり。どんずまり。物が強く当たった音から。
どん詰まり。ドン引きなど。
とんかち →なぐり
どんちょう
緞帳 
house curtain
ホールのプロセニアムアーチに常設されているメインの厚い幕のこと。上下に動く。左右に動かすものは引き幕という。
どんちょうしばい
緞帳芝居
昔は緞帳芝居というと、日本古来の舞台でないものの意味で、蔑まれた。
これは官許以外の芝居では花道、せり、絵看板と引幕の仕様が禁じられていたため。
どんでんがえし
どんでん返し
龕燈(がんどう)返しの別称。大きな屋台が90度後ろに転がるように倒れ、底板に書かれた絵が見える転換方法。このときのお囃子がドンデンドンデン。1726年宝暦12年狂言作者竹田治蔵の考案。
ドンまえ
緞前 
緞帳の前舞台。エプロンステージ。
 ドン引き 映像を取る場合、背中がドンとぶつかる程後ろに下がって引いて撮ること。
ズームアウト。
 
そこから、
しらけたり、つまらない状態が生まれた時に、その場にいる人達が遠のくさまを言う。

テレビに出る芸人の、ネタが滑り、お客さんが引いてしまった場合。
受けなかった場合は
とんぼ
筋斗
 宙を回転する技。とんぼを切る。

[ナ] (な) HOME PAGE

[ナ]
ナショナルツアーNATIONAL TOUR 国内の各都市を周って行う公演。それを行うカンパニーを指すこともある。  作品によっては、複数のツアーが各地を周る。
(な)
なあなあ 歌舞伎で、内緒話をするときの声(台詞)。内緒話をして悪巧みをする。馴れ合いの場面。このことが転じて一般にも使われるようになった。
なおし
直し
 芸能の世界では様々な変更が出る。その変更をすべて直しという。
台本から大道具小道具まで演出家や美術家の支持などにより修正を加えること。
なかいり
中入り

相撲・芝居・寄席(よせ)などで、途中でしばらく休憩すること。また、その時間。
「―後の取組」
能・狂言で前後二場に分かれている演目で、シテなどが前場が終わったところで退場すること。

なかわりまく
中割幕
draw curtain
中割幕 (draw curtain)- 舞台 - 舞台の中間の設置されている幕で、左右に開く引き割や昇降する方式がある。舞台が広すぎる場合や、前舞台と後ろ舞台を使い分ける場合に使用
なぐり 金槌、とんかち のこと。
舞台関係者が使う独自の形をした金槌。単に物を作るためではなく舞台上で使いやすくできている。
打つ面が四角く角張っており、面を斜めに打つことで材木をいためても強く釘を打ち込むことができる。
また同じ使いかた(打面を斜めに打つ)で、釘を打ち込まないようにも使える。俗に言う「釘の頭だし」。
斜めに打つ接地面で打ち込み、浮いた面では頭だし。

釘を抜く側もかなり鋭角で舞台でよく使う釘の8分~2寸までを効率よく抜く。

なぐりの柄は、基本的は挿げ替えて使いようになっており、自分に適した長さや握り形状に挿げ替える。
基本的には柄は長いものを付け、平らで丈夫な木(樫、等)で作る。またこの柄の先を楔上にしておく。
長い柄は手の届かない所に釘を打つため。釘はナグリのくぎ抜き部分に取り付け打ち付け、打面にして打ち込む。
平らにする理由は、道具の間に差し込みこじ開けたりするのに使ったり、釘を加工(曲げたり)するときに効率よく力を伝えるためである。

余談だがナグリの頭も良く磨いておく。鏡のような面にすることで、薄暗い舞台でも識別しやすくなるし、使いやすい。
さびた頭やかびた柄はいただけない。

道具の製作には適してないので、製作には玄翁(げんのう)を使いましょう。

ナグリの入手法は各地の劇場勤めの人に聞く。大道具屋に聞く。東京赤坂の金井金物店で買う。
近所の金物店で相談して取り寄せてもらう。(←必ず取りに行きましょう)左記のように取り残されたナグリを買い取る。東急ハンズで買う。(昔は粗悪品であったが今はまともなものもおいている)現場の身近な先輩に相談してから購入しましょう。小ガチは鍛冶寅。
なすかん
茄子管
mousqueton
1)茄子の形をした金属の輪。登山やヨットなどにも使われるカラビナのようなもの。

2)S管と呼ばれる真空管。
なみご
浪衣
歌舞伎において、海や川シーンで身に付ける裏方衣裳。注:黒衣。雪衣
なめる 人物や物の一部分を意識的に画面に入れて撮り、主題を効果的に表現する手法。
ならく
奈落 
stage basement
舞台床下、セリの下りるところ。廻り舞台やセリの機械機構がある。
迫りが降りきった穴を舞台から覗き込むと深くて暗くて恐さを感じることから、「奈落の底に引き込まれる」などの比喩にも使われる。
関連語::迫・盆・切り穴
ならび
並び

支払い者が支払いの際に所得税を徴収し、国に納付すること。を源泉徴収という。多くの場合10%徴収される為、手取金額を切りのいい額にするため、税金分を上乗せし支払額の数字を並べること。例・・手取り1万にするために支払額を11,111にし源泉後に丁度1万となる。悪しき慣習かも?税法上学校の非常勤講師などの場合13%引かれる。額が増えるとさらに増す。

なんきんむすび

[ニ] (

[ニ]
ニードル
needle

劇場バトンに吊ったもの。劇場バトンのカウンターウエート(鎮)に対してバトンに吊った物。
におも
荷重
バトンに吊ったものの方がカウンターウエイトより重い状態。例::「荷重だと危険だから少し鎮(しず)重(おも)にして。」
肉弾着 [装]  人や動物に銃弾が当たったように見せかけるガン・エフェクト用の仕掛け。
タイミングよく服などから血糊が飛び散るようになっている。
にし
西
下手
にじゅう
二重
屋台 舞台上に組んだ舞台。部屋のセットなど舞台上に高さを持たせて組む道具を二重を組むという。
にじゅうぼん
二重盆
→蛇の目
にっぱちこんようび
 二・八・金曜日
 今でも仕事の暇な月をニッパチという。2月は1月に金を使って興行に金を使わない。8月は熱くて外に出ない。金曜日は週末で仕事が忙しい。こんな月日は演劇や映画にはむかない日とされていた。人がコン(来ない)の金曜日という言い方は芸能界っぽい。
にベル
ニベル
- 舞台 - 予鈴の一ベルに対し、開演を告げる本鈴をいう。最近は割愛する場合が多い。
本ベルともいう。
にまいめ
二枚目
二枚目の語源は、上方歌舞伎の芝居小屋の前に掲げられた八枚看板で、一枚目に主役、二枚目に美男役、三枚目に道化役の名前が書かれていたことによる。
二枚目の役者には、男女間のもつれを演じる「和事師」、男女の濡れ場を演じる「濡事師」などがあり、「濡事師」は「色男」の語源ともなっている。
近世、芝居の看板の二番目に名が書き並べられたことから,和事(わごと)での美男役。
また、その役者。
映画・演劇などでの美男役。相撲番付で、前頭・十両・幕下などの二番目の位置。第二位。「前頭―」
遊女などの稼ぎ高が第二位の者。 「店の―をはる」
にわか
 だしぬけ 即興喜劇:江戸から明治にかけて素人の間で大流行した。にわか芝居といえば、素人が即興的に行う、芝居の真似といったところか。
にんぎょうだて
人形立て 
大道具などの舞台美術を舞台上に立てる場合に用いる三角形の支え。

[ヌ](ぬ)

[ヌ]
(ぬ)
ぬう
縫う
道具をつなぐこと。基本的には二寸釘で打ちとめるときに使われる言葉。
ぬきいた
貫板
厚さ3分×幅3寸の板状の材木。建築では、真壁(土壁)を付ける場合など小舞を編む為に柱に通す横材、壁止めや軸組みを止める目的とする、内法貫、天上貫/胴貫/小屋貫など取りつく位置によってざまざまな名称がある。
ぬきがき
抜き書き
台本からおのおの必用なところだけを書き出すこと。例:小道具を抜書きする
ぬきちょう
ぬきちょうばん
抜き蝶番
Loose Pin Hinges
蝶番の芯の部分が抜け蝶番の金具がばらばらになるものをいう。
釘を打つことなく芯金具を入れることで張物を繋ぐなどする時に使う。
関連サイト→http://www.rosco.com/us/hardware/hinges.cfm
ぬき
ぬきげいこ
抜き稽古
芝居の稽古などで、必要な部分だけを繰り返し稽古する場合。
抜き稽古という。演目(台本)の一部分だけを稽古すること。
部分稽古。
ぬきよみ
抜き読み
講談で長い演目の一部を抜き出し一席とすること。
ぬすむ 他人の技芸や作品、考えや行動などをひそかにまねる。わきから見て他人の技術などを習得する。
「師匠の芸を―・む」「人のアイディアを―・む」

人に知られないよう、こっそり…する。ごまかす。
時間をぬすむ。位置をぬすむ。
道具や舞台の現場では「位置を盗む」意味でのぬすむが多く使われる。
 ぬれば
濡れ場
 ラブシーン。
芝居で演じる情事のしぐさを「濡れ場」といって、それに携わる役者を「濡れ事師」と呼ぶ。

[ネ] (ね)

[ネ] (ね)
ねかす
寝かす
たっているものを倒すこと。
ねくぎ
根釘
舞台に道具を固定するために打つ釘のこと。
ねこ
猫・根子
書割などのパネルを滑らせて移動させたりするためにつける台形状の木片。
介錯ロープなどを舞台に固定させるために使うとって状の木片。
トラックの荷積みなどのときに押さえなどに使う木片。
ねこあし
猫足
ちゃぶ台などの内側に曲がった足。
ねた 根太、土台となる木材
ネタ。種を逆さに言った言葉。「芸人のネタ帳」
寄席などで披露された演目、または話のもと(種)になる出来事。
 ネタおろし  初演をすること。
 ネタ帳  落語家で自分の口演できる演目を記したものが「ネタ帳」。
現在は漫才師などが演目のネタ(種)を記録するノートをネタ帳といっている。

[ノ] (の)

[ノ]
ノンディム
NON DIMS
NON DIMS
Channels, usually controlled from the lighting desk which are switched, rather than dimmed. This enables motors, slide projectors, smoke machines etc to be controlled from the lighting desk.
スライドプロジェクター、スモーク・マシンなどはこれによってコントロールすることができます。
ノイズ 雑音のこと。
(の)
のうぶたい
能舞台
能・狂言の専用舞台。舞台・後座・橋懸かり・鏡の間などから成る。舞台は太い四本の柱に囲まれ、三方をあけ放した三間四方の竪板張りの建築で、屋根がある。正面前方には階段があり、右方は勾欄(こうらん)をめぐらす。左手楽屋から舞台に通じる廊下を橋懸かりといい、その出入り口に揚げ幕をつり、板張りの鏡の間と隔てる。床下には足踏みの音を共鳴させるために瓶(かめ)を置く。
かつて能は、神社の拝殿や芝生の上や屋外の仮設舞台などで演じられていました。現在のような整った舞台での演能は、室町時代末期から一般的なものになったと考えられていますが、それでも正式な能舞台はすべて屋外に設置されていました。現存する最古の能舞台は、京都の西本願寺の北舞台です。西本願寺の北舞台の構造は、基本的には現在の能舞台とほとんど変わっていないところをみると、この形式になったのは、かなり早い時期であったと推定されます。
国立能楽堂→http://www.ntj.jac.go.jp/nou/index.html
のりうち
乗り打ち
旅(ツアー)の移動と本番が同じ日。移動して本番を打つこと。
 のりきん
乗り金
 交通費
のりび
乗り日
移動日

[ハ] (は) HOME PAGE

[ハ]
パーカッション
percussion
打楽器の総称
パーカン
PARCAN

パーライト
光のラインを見せる照明効果のためによく使われるタイプの照明。筒状の缶(CAN)に包まれた電球は強い明かりを投影する。軽く安い照明機材。アメリカのサイトでは113ドルと表示されているが、パーツで中国産を買えば日本円で5~6千円で作れる?
PARCAN
Type of lantern which produces an intense beam of light, ideally suited to "punching" through strong colours, or for special effect. The Parcan is literally a cylinder of metal (the "can") within which sits the PAR lamp (PAR stands for Parabolic Aluminised Reflector) which consists of the bulb, a reflector and a lens in a sealed unit. The Parcan first appeared in the early 1970's in the Rock concert industry due to the intensity of the beam, and the light weight and near indestructibility of the lantern. The lens of the lamp is either clear (which produces a narrow beam), frosted (medium) or stippled (wide).


PAR
Short for Parabolic Aluminised Reflector lamp. A lamp containing a filament, reflector and lens in one sealed unit. Used in PARCANs to produce a high intensity narrow beam of light. Par lamps are available in many different sizes and powers. Par sizes available include 16, 36, 38, 56 and 64. (The number refers to the diameter of the lens, in eighths of an inch). The most common for theatre use are Par 64s rated at 1000W (1kW), although other wattages are available. 110V Par lamps are often used in large UK venues or for touring due to the increased light output. Because the current is greater, the lower voltage lamps have smaller thicker filaments which give a more focussed beam than the thinner 240V filaments.
In the film business, PAR lamps are known as "bird's eyes" after the alleged inventor Clarence Birdseye.

FLOORCANS
A PARCAN with an extra trunnion arm / yoke, and often a short nose, which is designed to sit on the floor.
パーシャルビュー
PARTIAL VIEW
部分的な; 不完全な; 不公平な; 特に好きで
舞台の一部が見えない席。値段が安く設定されていることもある。
パース
パースペクティブ
perspective
透視図。図遠近法でかかれた絵、及び図。普通に英語でパースといえば財布のこと。
バーター
barter
本来は物々交換の意味だが「帳尻をあわすためのやり取りの結果」などの意味に使われる場合が多い。
芸能界では若手を売り出すときにそのプロダクションの大御所の出演を承諾する見返りに、
売り出したい若手を抱き合わせで出演を承諾させたりすること。
パートふ
パート譜 
オーケストラなどのアンサンブル演奏時に使用する、各パート別に分けた楽譜。
ハーネス
harness
体に直接見につける安全帯。舞台などの宙乗りに使用される。
パラシュートなどの金具つきベルト。
盲導犬や獣馬などの金具の付いた皮ベルトなどでできた装着具。
ハーフミラー 透過性のある鏡。両面が鏡になっているが、明るい側の面が多くの光を反射し、暗い側の面からは明るい側の像を見ることができる。
同義語=マジックミラー
パーマ
パーマネント
permanent
〔永久の、不変の、の意〕パーマネントの略。固定すること、または物。
パーライト →パーカン
 バーレスク
Burlesque
 有名な作品のスタイルや精神をカリカチュアしたり、その作品のテーマをこっけいに描く文学・戯曲、音楽のジャンル
キャバレーなど飲食をともにした興行形態が多い。
パーン
PAN
水平位置。通常はカメラや照明などを水平移動させることをいう。または映像が水平に画像を捉えること。パノラマのこと。
1) A control on a mixing desk which allows the operator to position the channel's output in the final stereo image (L - R).
2) A horizontal (side-side) movement of a camera or a moving light. Short for Panorama. See also TILT.
バインド線
baind
しばる, くくる; しばりつける ((to)); 束ねる ((up)); 結び付ける ((together)); 巻く; 包帯を巻く ((up)); 製本する; へりをつける ((with)); 束縛[拘束]する; 義務づける ((to)); 年季奉公させる; (タール・セメントなどで)固める ((with)); くっつける ((to));
舞台で使うことの多いビニール皮膜された針金。通常は黒のつや消しビニールの被膜された芯経0.9MMの物が多く使われる。
ハウス
House
House- the audience area of the theatre; specifically the seating area.  Supervised by the House Manager.
ハウリング
HOWLROUND
FEEDBACK.
マイクで拾い、増幅してスピーカーから出た音が再び元のマイクに入ってしまい無限ループになって特定の帯域の音が発振し止らなくなる現象。高音域だとキーン、低音域だとボワ~ンという音が止まらなくなる。
FEEDBACK / HOWLROUND
A loud whistle or rumble heard emanating from a sound system. It is caused by a sound being amplified many times. (E.g. a sound is picked up by a microphone and amplified through the speaker. The microphone picks up this amplified sound and it is sent through the system again). Feedback can be avoided by careful microphone positioning, and can be reduced by use of Equalisation to reduce the level of the frequency band causing the feedback.
バウンダリー マイクロフォン
BOUNDARY  MICROPHONE
床置き型マイクロホン。床に直接触れるプレートがありそのプレートにマイクが付いている形をしている。
直接振動を拾うような形をしており薄い板状のマイクロフォン。BOUNDARYは境界; 限界の意味。
BOUNDARY MICROPHONE
A microphone mounted on a flat plate which acts as a reflective surface directing sound into the mic capsule. Used for general pick-up over a large area. A PZM (Pressure Zone Microphone) is an omnidirectional boundary mic for picking up sound from all around. A PCC (Phase Coherent Cardoid) picks up only from in front of the microphone.
Batten Batten- horizontal pipe (usually 1 1/2") suspended from the grid.  All flown scenery, lighting  instruments, drapes, etc. are normally attached to battens. They run across the stage from stage  right to stage left.
バッカーズ オーディション
BACKERS AUDITION
バックアップする人をさす。ニューヨークのミュージカルを主催する場合に出資してくれる投資家を集めるために行うプレゼンテーション。通常非公開で行なわれる
ブロードウェーでの興業は通常6億から8億円かかるといわれる。最近はイギリス公演を先行させてブロードウェーに持ってくる場合が多い。
なぜならば初期費用がNYの3分の1ほどで済み、評判がよければブロードウェーに持ってくる。
アメリカの地方公園からNYにもってくる方法をトライアウトという
ブロードウェーの劇場で15週間で満席になると投資金額は全てもどり、後の収入から配当が出る。
しかし44.3%以下になると興業費で全て消えてしまい配当すらもどらない。この投資家たちをエンジェルと呼ぶ。
バックステージ
BACKSTAGE
楽屋。
劇場の舞台裏の様子を指すこともある。
バックステージツアーと称して  舞台裏の装置などを見学させてくれる劇場もある。
バックステージでのエピソードを題材にしたミュージカル作品、いわゆる  「バックステージもの」も数多くある。
BACKSTAGE
The part of the stage and theatre which is out of the sight of the audience. The service areas of the theatre.
In proscenium theatres, the area behind the proscenium arch. The term also refers to such areas in non-proscenium theatres and to any part of the stage not in the acting area during a performance.
バックドロップ
Back Cloth
Back Drop
背景幕
その舞台の背景としてふさわしい空(雲)・樹木・街などが描いてある幕。
Cloth, usually painted, suspended from the flys at the rear of the stage.
バックライト
BAKELITE
編集中 coming soon
BAKELITE
(Trade Name) Early type of thermosetting plastic often used for electrical plugs and sockets. Has a distinctive fishy (ammonia) smell when burning.
パッチ
PATCH
編集中 coming soon
PATCH
1) (verb) The act of plugging a lantern into a dimmer (e.g. "Can you patch circuit 12 into dimmer 18 please").
2) (noun) The system for connecting lanterns to dimmers (The Patch).
The term also applies to sound - a PATCH BAY is used to connect outboard equipment into the sound desk and to connect sound desk outputs to amplifiers, and amplifiers to speakers.
PATCHING
1) To cross-connect lighting circuits around the stage area to a chosen dimmer. Connecting lanterns to dimmers.
2) Using a cross-connect panel which enables any stage lighting channels to the control desk to control any dimmer or group of dimmers. Some large lighting boards have the facility for soft patching - a totally electronic way of patching. Some Rock Desks have a pin patch which allows groups of dimmers to be allocated to a particular control channel. Also applies to routing of sound signals.
パット
PAD
音響において、高出力の音を軽減させるために使う機械的加工。
A switch on a mixing desk input channel which attenuates (reduces the level of) a signal. Used if a loud / high level signal is causing the desk to be overloaded.
パトロン
patron
→旦那
(1)芸術家や、芸人または特定の団体などを経済的に援助する人。後援者。
(2)水商売の女性に金を出して援助する人。芸者などの旦那。
バトン 劇場の舞台内にある昇降装置。
関連語::照明バトン・道具バトン。文字バトン・袖バトン・空(から)バトン・電動バトン・手引きバトン
前から1バトン~。つれる重量は劇場ごとに違う。
バナー
Banner
旗状のディスプレーの総称。吊り下げたり壁に掛け仕様。
パニープロジェクター ホリゾントに直接投影する、大型スライド装置(高出力の照明にスライドを組み合わせた装置)。
書き割りに変わり、オペラやバレーの背景等でも多用する。また野外イベントなどでも多用される。
舞台の条件で斜めから投影するなどの場合が多いが、ゆがみの補正が優れており、高出力で画像を鮮明に映し出すことが可能な照明装置。東芝が輸入代理店。
ハム - 音響 - 電源回路から回り込む低音域のノイズ、日本では50Hz(関東)、または60Hz(関西)のノイズが出る。
パラ
パラレル
PARALLEL
PARALLEL
1) The folding frame that forms the base of a readily portable platform.
2) The opposite of SERIES when referring to wiring two loads into one outlet. The two loads share the available current, but are both given the same voltage.
バリライト - 照明 - 照明器具。色、パターン、フォーカス、パンなどをリモートコントロール出来るムービングライトの商品名。通常は複数個をコンピューター制御し、シーンごとにメモリーさせて使用する。スターライト、PCライトなども同じ。 スターライト  類義:スターライト
バルコニーライト
balcony light
客席バルコニーに設置されたライト。
ハレ-ション 
halation
照明用語。光の当て方で、反射が光って見えること。
ハロゲンランプ
HALOGEN.
照明器具の光源ランプの種類。舞台用器具ではハロゲンが主流。ピンスポットで大型はクセノンランプになる。
QUARTZ HALOGEN
TUNGSTEN HALOGEN
A standard tungsten filament lamp loses its brightness in its' lifetime. Tungsten Halogen lamps use a Quartz envelope ("bulb") filled with halogen gas to give an almost constant colour temperature.
HALOGEN CYCLE
Chemical process occurring in Tungsten Halogen lamps which makes them possible. During the lamps life, Tungsten evaporates from the filament, and would normally deposit itself on the glass wall of a Tungsten lamp, causing it to blacken, and causing the output of the lamp to reduce until it finally blew. In a Tungsten Halogen lamp, the Tungsten combines with the Halogen gas elements present in the lamp envelope and is re-deposited back onto the filament. This process needs a very high temperature to operate, so Tungsten Halogen lamps are able to be a lot smaller, and run a lot hotter, than their Tungsten equivalents.
ハンガー 照明の灯体をバトンに取り付けるためのスチールまたはアルミで出来た機材。
パンタグラフ 編集中 coming soon
パンチカーペット 絨毯。巾1.8Mの安手の絨毯。各色ある。展示会やファッションショーなど幅広く使われる。
パントマイム
pantomime
台詞(せりふ)を用いず、身振りや表情だけで演ずる劇。ギリシャ・ローマ劇の頃からみられ、語としての元はギリシャ語のpanto全てmimeまねるからきている一六世紀イタリアのコメディア-デラルテを経て今日まで継承されている。無言劇。黙劇。ミーム。
バンドアー
Barndoor
編集中 coming soon
Adjustable doors attached to the front of stage lanterns to control the area of light covered by a particular beam.
は)

パネルを連結して使う場合など、隙間を作らないように重なる部分のベニヤ。L字に組むときにも用いられる。


scene
 ばあたり
場当たり
 客席から見える位置関係や、照明のあたりがある場合の立ち位置などを総合的にチェックするために場当たり稽古といって舞台に本番と同じ状態の舞台で稽古すること。またはその稽古の前に個々に位置確認をすること。
   
   
はいけいが
背景画
scenery
バックドロップ。舞台装置の一部で木々や風景、空などが描かれている幕。道具幕。
はいやく
配役
キャスティング。役をふる
 ばうて
場ゆ憂て
 芸人より格上の客が揃ってしまうような場所。芸には芸人と客のバランスも大事。
「芸人は下手も上手もなかりけり いく先々の水にあわねば」
   
ばか
馬鹿
ひとつのことにしか使えないもの
馬鹿棒=決まったサイズの棒。元となるサイズのサンプル棒のような言葉から、測る棒の「はかる」が「ばかる」で馬鹿になったのではなかろうかと勝手に思い込んでいる。なぜなら測る棒に傷をつけると「ばかる」になるでしょ。
ばかぼう
馬鹿棒
決まったサイズの棒。元となるサイズのサンプル棒
関連語句::ひかる
はける
掃ける
役者が舞台から袖中に入ること。または、客から見えなくなること。去ること。
関連語句→出
同意語→引っ込み
ばける
化ける
 突然変異のように才能を開花させ売れ出すこと。
はこ
寄席や劇場など公演を行う場所。小屋。
箱馬のこと。
はこうま
箱馬
通常は1.7尺×1尺×6寸 箱足 。
馬足の箱型の台で、箱馬と平台の組み合わせによりステージ上に二重床を組む。
はこがき
箱書き
シナリオ作成の際、紙に書いた長方形の枠の中に一場面ごとに要点を書き込むこと。
プロットが出来上がると、シーン割し「箱書き」に整理する。原稿用紙に正方形が縦3つ二列。計6つの箱の中にシーン割を書き込んでいく。
 はしがかり
橋掛かり
 -能-能舞台で、鏡の間から本舞台に向かって斜めにかけた勾欄(こうらん)のある通路。役者の登場・退場のほか、舞台の一部としても用いる。
はしら

はしらがき
柱書
シーンナンバー・時間・場所を書いている。四角い枠で囲い、台本上のシーン割りや撮影などの順番目安としての目印となる。
シーンナンバーは打ち合わせを円滑に進め、映像の場合は撮影計画、または編集作業に必要とされる。
英語では、sluglineと呼ぶ。場所の名称の前に、その場所の内側なのか外側なのかを表すために、INT(内)やEXT(外)などの記号を付 記するのが、アメリカ映画脚本では一般的である。たとえば、ただ「ジョージの家」と書いてあっても、家の前なのか室内なのかが区別できないからである。
舞台装置を転換してシーンを変えることを「場」。幕を下ろすほどの場面転換や休憩を挟む間を「幕」という。したがって戯曲の柱に当たる部分はそれにナンバーを付けたものが書かれる。
《例:第一幕 第一場 下町の路上》等。
はたらく
働く
どちらかというと「働け」と現場では言われる(言う)ことが多い。
ラテン語では「苦痛」を意味し、フランス語のトラバーユになったらしい。
旅行のトラベルも同じ語源だがこれは、聖地巡礼→旅(苦痛)に変化したという。
英語圏では動くこと「ワーク」だが、日本でも字を見るとこの意味に近い。
しかし我々はただ動くのではなく何かを作り上げることを目的とする。
はっこうだいおーど
発光ダイオード
舞台では古くからセンターマークや蓄光テープ代わりに使われてきた。
LED
最近では照明の分野にLED製品が入り込んでいる。
一般的には熱や電力をあまり消費しないという利点からショーウィンドーや外壁などの装飾に使われている。またLEDの光源において物理的に変色することからイルミネーションなどの利用も多い。
はっぽううれたん
発泡ウレタン
本材に水をませると発泡し水分を含んだ柔らかなスポンジとなる水溶性発泡ウレタンや、スプレータイプの硬質ウレタンで断熱材として使えるタイプもある。特殊小道具を作るときなどに使う。
私は映画の仕事でスプレータイプを持ちあるっていた。
観光用の洞窟で安全のための蛍光灯を隠すため未使用した。まずアルミ箔で蛍光灯部分を囲いその上から硬質発泡ウレタンのスプレーを吹き付け塗る。洞窟内の岩が一丁上がり。
はっぽうすちろうる
発泡スチロール
スチロール樹脂を高音の水蒸気で蒸し圧縮して成型する。断熱材や梱包用緩衝材として多く使用される。
舞台の現場では、大道具や小道具制作の材料として使用。
ばったり 歌舞伎の稽古で使われる言葉で、演技で付け板が入る演技部分、または見得をきる部分をいう。
はな
芸人などに与える金品。また、芸娼妓や幇間(ほうかん)の揚げ代。花代。〔「纏頭」とも書く。
花の枝に贈り物を付けたところから〕芸娼妓や幇間の花代を計算するために用いる線香。また、それで計る時間。

世阿弥の能楽論の用語。観客の感動を呼び起こす芸の魅力、おもしろさ、珍しさ。また、それを追求・工夫し、感得する心の働き。

文芸論の用語。和歌・連歌・俳諧などで、意味内容を実にたとえるのに対し、表現技巧をいう。
はなみち
花道
歌舞伎劇場独特の形式で舞台から突出して客席を貫通した通路を称する。
最近のホールでは上下の仮設(脇)花道を単に花道と称する。
「客が俳優に花(=祝儀)を持っていくために設けられたことから」とする記述もあるが、
花道は客の出入り口でもあった。
公演が始まれば舞台に変化するが、昔の歌舞伎の舞台では客の登退場口としての機能も持っていた。

歌舞伎の花道(役者の出入り口)は、もとは能の橋掛かりと同じような位置(舞台下手)に作られており、
満席の日はここ(下手舞台袖)にも客を入れた。
ここに座らされた客は後ろから見ることになるため、並んだ客が正面の客からは羅漢(らかん)に見えたため羅漢席(台)と呼ばれた。
結果として、通常の客の出入り口であった下手通路(花道)を役者の舞台としても使うようになり、ここを本花道と呼ぶようになった。
今では主役級の役者は花道から出入りするのが原則。上手花道は仮花道と呼ぶのだが、ここももとは客が桟敷に行くための通路である「あゆみ」を使用したものが始まりで、まさに過度の演出(昔は演出家はいないので座頭や役者の創意工夫)からうまれた空間といえる。

相撲などでも花道というが、日本文化を調べていくと広場で何かを行うということはあまり無く、辻(道)で遊びや見世物が行われることが多かった。相撲も辻相撲といって一般的には十字路で行われたと考えられることから、相撲の花道と舞台に見る花道はもともとの語源は違うものだと思う。

広場に関しては神社仏閣などの共有地(境内)があるが、歌舞伎以前の日本の芸能のほとんどは支配層のもの、神仏に関係する舞や芸能であって、民間人が銭を払って見る見世物とは違うものと考えるのが妥当だと思う。
しかし、歌舞伎自体が、江戸三座など決まった場所で行うことを許された大所帯の歌舞伎集団に対して、小芝居などと差別され呼ばれた弱小集団は境内を借りて興行するしかなかった。また、許された興行日数も100日に限られていたため百日芝居と呼ばれた。

江戸時代の相撲も寺社奉行の管轄で境内で行われたが、この入場収入は神社仏閣などの修繕費に当てられた。
テレビでよく見るご祝儀が儀式のうちにあるのもそのためだと思われる。(相撲博物館で調べてわけでもないので、あくまで想像ですが。)
相撲は武芸であるため相撲取りは大名のお抱えであり客も男性のみに限られたものだった。

関連用語→鳥屋口・橋掛かり・揚幕・仮花道・
   
はばき
巾木
はぶたえ
羽二重
経(たて)・緯(よこ)糸に撚(よ)りをかけない生糸を用いて平織りにした、あと練りの絹織物。柔らかく上品な光沢がある。着尺・羽尺・胴裏地などに用いる。舞台や撮影の現場ではかつらを被るときの髪の毛を押さえるための布として使われ、羽二重の上から化粧を施しかつらとの境目を目立たないようにする。
はねかえり 出演者用に戻す専用のスピーカー。ころがし。モニタースピーカー。
はねる 終演のこと。芝居などが終わると、むしろをはねあげたことからといわれているが?
「打ち出し」「追い出し」「とれる」ともいう。
劇場・映画館などで、その日の興行が終わる。 「芝居が―・ねる」
はめころし
はめ殺し
窓や扉など立体的にできているが使えない(開閉できない)状態のもの。
ばめん
場面
Scenery
Scenery- two or three dimensional units or images, used to define an acting area and create a  suitable environment for a production.
ばみり・ばみる
場見り・場見る
位置取りをすること。人の立ち位置や、物の置き位置などの位置をビニールテープなどで標すこと。
いどこ(居所)をとる。
役者の場見りは前にしるしを付け、出道具などはなるべく後ろ(客に見えない部分)につけるようにする。
撮影スタジオなどには立ち位置を示すための場見りランプがある。
はやがわり
早変わり
QUICK CHANGE
本番中に衣裳を瞬間に着替えること。歌舞伎などで、一瞬にして違う役を演ずるため衣装を変える手法。
ぶっかえし。
歌舞伎などでは仕付け糸のような縫い方をして、引き抜くように衣装を変えていたが、最近ではジッパーやマジックテープが多用される。玉三郎氏はこのマジックテープの音が嫌いで、使うことを嫌う。
QUICK CHANGE
A change of costume that needs to happen very quickly takes place close to the side of the stage. Costume designers need to know about the need for a quick change so that the costume is made incorporating elements such as velcro and zips rather than buttons. A quick change room is often erected at the side of the stage to enable changes to take place in privacy.
はやし
囃子

(1)日本の各種の芸能で、演技・舞踊・歌唱(謡・唄)の伴奏のために、あるいは雰囲気を出すために、楽器(主に笛と打楽器)や人声(掛け声・囃子詞(ことば))で奏する音楽。
(ア)能楽の囃子では、笛・小鼓・大鼓・太鼓の四種の楽器(四拍子(しびようし))を用いる。
(イ)歌舞伎の囃子では、四拍子を中心的に用い、さらに多種類の打楽器を補助的に加えて奏する。これを鳴り物とも呼ぶ。また演技・舞踊に対して、唄と三味線まで含めて囃子と呼ぶこともある。
(ウ)寄席の囃子では、三味線と鳴り物が主で、上方落語では唄われることも多い。
(エ)祭り囃子・神楽(かぐら)囃子など民俗芸能の囃子では、笛と各種の打楽器が用いられる。
(2)能の略式演奏形式の舞囃子・居囃子・番囃子などの通称。

はやしかた
噺子方
- 邦楽 - 能楽、歌舞伎、民俗芸能などでの邦楽演奏者の総称。
囃子の演奏を受け持つ役。能楽では笛方・小鼓方・大鼓方・太鼓方の四役があり、歌舞伎では三味線以外の各種の楽器の奏者をいう。
はやしざ
囃子座
能舞台で、囃子方が演奏する場所。本舞台後方にあり、後座(あとざ)に接する。舞台に向かって右から、笛方・小鼓方・大鼓方・太鼓方の順に着座する。
はらおこし
腹お越し
大道具などのパネルのたわみやゆがみを取り除くために行う補助材。(の打ち方。)主に貫や厚貫などの平材と垂木などを組み合わせ打つ。断面をL字になるようにしパネルの縒れ(よれ)を防ぐ。
ばらす 舞台に組んだ装置や大道具などを解体し、撤去すること。
照明の焦点を広げること。
はりだしぶたい
張り出し舞台
Thrust stage
編集中 coming soon
付け舞台
Thrust stage- a stage with a greatly extended apron and audience seating on three sides.
はりもの
張物
木枠に布、ベニヤ、紙などを張った大道具。
 ばらす
 片付ける。現状復帰。撤収。
バラシと言えばすべての公演が終了して、舞台、楽屋を空にして帰り支度をすること。
はんきょうばん
反響版
- 舞台 - 正確には音響反射板。懸架式反響板は通常三分割されている。正面反射板を正反、側方反射板を側反、天井反射板は天反と呼ばれる。最近は可動式もあり、舞台奥からジャバラのように引き出されてセットされるが大変な重量物となる。 音響反射板  類義:音響反射板
はんしゃばん
反射板
→音響反射板
はんじょう
半畳
江戸時代、歌舞伎劇場の土間で観客の用いたござ。また、それを売る雑役係。
はんじょうをいれる
半畳を入れる(打つ)
半畳とは客の尻に敷く敷物=座布団など。昔ではござやむしろ。
江戸時代、半畳を舞台に投げ込んで、役者の芸に対する不満を表す。
転じて、やじったりからかったりする。
現在では相撲の現場で横綱が格下力士に負けたときなどに座布団を投げ入れるシーンを見ることがある。
あれも「半畳を入れる」の現場である。つまり強い横綱が負けた時への不満をあらわす。
最近の相撲の現場では意味もわからず、勝った相撲取りの応援の意味で投げ込んでいるような種がある。
半畳を打つ。
はんけい
半径
radius
円の図面上では R と書く。Radiusの頭文字。
 バンス
Advance
 前払い、前金、前借りなどをいみする。アドバンスの頭の文字をとった隠語。戦前のジャズマンが使っていた言葉が芸能界全般で使われるようになった。「上海バンスキング」という芝居があるが、まさに上海のジャズマンの前借り王の話?。
 ばんせん
番宣
 

[ヒ] (ひ)

[ヒ]
ピアノ
piano(伊)
一八世紀初頭にイタリアでクリストフォリ(B. Cristofori)によって考案された楽器。
鍵盤楽器・形~グランドピアノ・セミグランドピアノ・アップライトピアノ。
メイカー~ヤマハ・カワイ・スタンウェイ・ベーゼンドルファー他。
PIANO DRESS ミュージカルなどで本番時のオーケストラを使わず、ピアノだけでリハーサルすること。
Rehearsal in costume and with all technical facilities but using a piano as a substitute for orchestra, so that the director can concentrate on technical problems rather than musical ones (and not pay the orchestra !).
ピーエー
PA
PUBLIC ADDRES SYSTEM
PUBLIC ADDRESS SYSTEMの略。
大衆告知の意。電気音響システムの総称。最近では単なる拡声だけでなく、演出された音響支援をSR(Sound Reinforcement)と称する。 SR  類義:SR
PUBLIC ADDRESS SYSTEM
The venue auditorium sound system. Usually shortened to "PA". Most theatres will have a separate sound system for emergency announcements in all public areas of the theatre. This system may also be used for Front of House calls. The Rear of House calls system often also acts as a SHOW RELAY, conveying the sound of the performance to remote parts of the theatre building.
ビーエヌシーコネクターBNC Connector 代表的な映像用(プロ用)接続コネクターの通称。M型より小型で信頼性が高く電気的特性も良く接続や取り外しも楽なため、高周波用同軸コネクターの標準になっている。
ピージーエム
PZM
Pressure Zone Microphone
床置き型マイクロホン。床に直接触れるプレートがありそのプレートにマイクが付いている形をしている。
直接振動を拾うような形をしており薄い板状のマイクロフォン。
http://www.pzm-luzern.ch/
PZM
(Pressure Zone Microphone) Series are omnidirectional boundary microphones. They can be placed on a large surface such as a table, floor, wall, or lectern. PZMs prevent phase interference from surface reflections, allowing a wide, smooth response. Microphone sensitivity is boosted 6 dB by the surface mounting.

See BOUNDARY MICROPHONE.
ビス
ビース
Un bis(仏)
アンコール
ピッチ
Pitch
「音程」のこと
ピンスポット
follow spot light
PIN SPOT
ピンスポットライトのこと。ピンスポともいう。舞台上の照明とは別にピンルームに備えられた強力な光源を持つライト。
一般的に、より見せたい部分を強調するために光を当てるための照明。
ダウザーを使い光量の調節もできる。
一般的に人に当てる場合、顔、上半身、全身という当て方がある。
英語ではfollow spot。
FOLLOWSPOT / FOLLOW SPOT
Usually, a powerful profile lantern usually fitted with its own dimmer, iris, colour magazine and shutters mounted in or above the auditorium, used with an operator so that the light beam can be moved around the stage to follow an actor. Sometimes a beam light or other lantern may be used in the same way.
Powerful followspots use discharge lamps which cannot be dimmed, so these followspots have mechanical dimming shutters to dim the light output.

PIN SPOT
1) A lantern focused very tightly on a small area (eg an actors head)
2) A luminaire used widely in disco installations, consisting of a low voltage (6V) Par 36 lamp (lamp code is 4515) with a very narrow beam in a metal case with built in transformer.
Pin Spots are ideal for lighting MIRRORBALLs.
ピンマイク
Pin Microphone
Lavalier Microphone.
PICK-UP
編集中 coming soon
Lavalier Microphone
A small microphone that can be clipped or attached to a performer's clothing. Sometimes called a pin microphone - particularly the very small models that are now available that are virtually invisible to the audience when hidden, for instance, in the performer's hair.
PICK-UP
1) Device which, when attached to an acoustic musical instrument, converts sound vibrations into an electrical signal.
2) A way of describing the directional sensitivity of a microphone. An Omnidirectional microphone has equal pick-up from all around, a Cardoid microphone is more sensitive from the front, a Hypercardoid has very strong directionality from the front. A figure-of eight microphone picks up front and rear, but rejects sound from the sides.
3) The action of turning a followspot on a performer. (e.g. "that was a good pick-up", "your next pick-up is downstage left"). A BLIND PICKUP is on a moving performer and requires good hand-eye co-ordination. A SET PICKUP is on a specific area, is preset, and is made on a cue from the stage manager. A SIGHT PICKUP is made visually by the operator to a preset position.
出演者をピンスポでフォローする場合にもピックアップという表現は使われる。「さっきのフォローは良いピックアップだった」
RADIO MIC
Device consisting of a microphone head, transmitter pack with batteries, aerial and mains receiver unit which allows actors and singers to be amplified with no visible means of connection. Almost universally used in musicals where the singers have to be amplified to be heard over the orchestra / band. Used in non-musical shows for sound reinforcement.
ひ)
ひいれ
灯入れ 
提灯や街灯など舞台の出道具に明かり(電球やろうそく)を仕込むこと。
照明が受け持つこともあるが、基本的に演出部の担当。
音響では単に電気機器の電源を入れること。
ひうちはり
火打ち梁
火打ち梁とは、木造で床組みや小屋組みで、地震や台風時に発生する水平力による変形を、防止するために設ける斜材で、1階の床に設けるものを火打土台、2階などの床や小屋組に設けるものを火打ち梁と言います。最近では鋼製でできた既製品の火打金物を使うことも多くなってきました。また、床組みを剛床とする場合は火打材を省くことができます。
ひかる
引掻る
馬鹿棒とおなじ。
測る「はかる」の次「ひかる」は→ひ ふへほ
決まった寸法を棒などに写し取り同じ寸法をいくつもとる方法。
板や金などに罫書きし寸法を写し取るので「ひっかく」引っ掻くと言う字を(私が勝手に)当てた。
関連語句::測る
ひきぜん
引き栓
仕掛けの一種。現在は一般的にはヒートンと曲げた2寸釘を使い作る。
振りかぶせや振り落などにも使う。画像⇒
ひきぞう
引雑

引雑用
旅公演などで制作指定の宿に泊まらず、自分で用意した宿や近くの親戚や知り合いのところに泊まること。
制作(主催者)は浮いた分の現金を支払う。この際制作が用意した宿泊代の8割以下が相場だが、
知り合いの家に泊まるのであれば両方が得をする。かも。
語源は昔旅公演の雑費(旅費と宿泊代)を雑用(ぞうよう)と言っていたところから
「引き雑用」を訳して「ひきぞう」というようになった。
引き道具 (キャスターの付いた)移動可能な大道具
ワゴン。
ひきわく
引枠 
舞台上を移動できるように車輪を取り付けた平台や山台。ワゴン。
ひきわりまく
引割幕
幕がセンターから左右へ開閉する幕。
ひがし
上手(かみて)。劇場で、江戸では舞台に向かって右側、京坂では左側をいった。太陽が昇る方向から西より上位、相撲などでも番付状右側に書かれる上位力士。
関連語句→西
ひざがわり
 落語でトリの一つ前の出演者。原則として落語以外の色物芸人が務める。音曲、奇術、太神楽、曲独楽など。これはトリの落語を見に来た客に対してのワンクッションといった感じで、トリの芸を邪魔しないものや、トリの出のための時間調整のために臨機応変に出し物を変えられる芸が求められた。
大阪では「もたれ」
ひじょうとう
非常灯
誘導灯
消防法によって必ず公共の施設に設けられている非常口表示灯。
過去映画上映時及び舞台開演時においても点灯していた。
東京に行われた映画祭を発端に上演時には消灯していいように法律改正された。
ただ消防法は各地で違うので確認のこと。
EXIT SIGN
Usually illuminated sign, of standard size, which should always be visible, showing an audience member and the company the nearest exit.New legislation in Europe means that the word "EXIT" has been removed from these signs to be replaced by "Running Man", known more politically correctly as "Person moving purposefully".
ひっこみ
引っ込み
役者が舞台から袖中に入ること。客から見えなくなること。
関連語句→出
同意語→はけ
ひなだん
雛段 
お雛様の段飾りと同意。舞台上に階段状に組まれた1段以上の山台をいう。
ひゃくにちしばい
百日芝居
江戸時代幕府公認の常設劇場で興行する歌舞伎の大芝居に対して、規模の小さな芝居小屋で行っていたものを小芝居として差別して扱っていた。また、
小さな歌舞伎を行う集団は常設小屋で行うことを許されなかったため神社の境内などで小屋掛けし、百日の期間だけ興行を許されていた。
びゃくろく
白緑

色の名前。(しろっぽい緑色)苔の生えた石段の色
一段の階段。


道具で使う階段など、いろいろ兼用できる一段を、緑青(ろくしよう)の粉末の色、白っぽい緑色、で塗ったことから、一段の階段を白緑と呼ぶ。

ひょうぐし
表具師
→経師参照
ひらおき
平置き
足や傾斜などが無く、舞台の上にただ平台を敷くこと。
ひらだい
平台
舞台やTV映画のスタジオなどで段組するときに使う厚みのある板。
二重の床を組む際に使う回りを補強した板。
三尺×六尺、四尺×六尺などのように尺寸で数種類ある。箱馬の上や開き足に乗せて組む。
平台のかまちのサイズは4寸が基本だが大道具会社やスタジオによっては違う厚みを使っている。当然箱馬や足のサイズもその厚みに合わせたサイズである。
ひらどま
平土間
一般席。屋外の仮説舞台時代には、仕切りのない土の上だった。
(芝居の語源は芝生の見物席から転じている)明和期頃より枡席になっている。
ひらぶたい
平舞台
何も組まない、さらな舞台(床)を使用する場合にこういう。雛段や二重床を組まないフラットな床の舞台をさす。
歌舞伎では舞台に畳敷き(じょうしき)を敷くだけで屋内とする場合もある。
ひらめ
平面・平目
ぴん 一人(ポルトガル語のpintaが点の意味から数字の1)
照明→ピンスポット参照
ぴんきり
ピンからキリまで
当然、ピンからキリまでを縮めて言う言葉だが、照明用語だと若いスタッフをだますときに使う言葉。
ピンはピンスポットキリはフィルターを切ること。「新米はフィルターを切って成長して、やっとピンスポットを使わせてもらえるんだ」と言うと本当に信じる。
ピンはポルトガル語の一。きりは限(切)、終わりの意味。
ぴんはね
ピンはね
ポルトガル語のpintaが点の意味から数字の1や1割の意味に使われ、給金の上前をはねるとか、かすめとる意味。
ぴんをたく
ピンを焚く
昔(20年前~)はピンスポットは光量の強いアークが使われていた。この炭素棒が燃え尽きていくことからピンを焚くという言い方が今も残っている。光はほんの少し赤みがかかった白(透明)の明るい光だが、なんせ直接電極が燃えていくのだから光が揺れるのだ。
(アーク放電に伴う発光を利用した光源。特に、炭素電極による大気中でのアーク放電灯をさす。明治初期に街路灯に用いられた。のち映写用光源・医療用紫外線灯・写真製版用光源などに利用。)

[フ] (ふ)

[フ]
ファイヤーカーテン
fire curtain
防火シャッター:緞帳前には必ずこの防火シャッターが設けられているが、当然有事以外一般人は見ることは無い。
どんなに複雑な舞台装置であってもこの防火シャッターは舞台面まで降りるように設計してなければならない。
Asbestos curtain (fire curtain)- a fireproof curtain hung just upstage of the prosc. arch to  prevent the spread of fire.
ファンタム
Phantom Power
業務用コンデンサー・マイクロフォンを使用する際には外部から直流電圧を与えなければ動作しない。
その電源のことをファンタム電源という。安定した電源供給がマイクの特性をより良く引き出します。
幻=ファントムと同じ。語源は下記の英訳からどうぞ。
PHANTOM POWER
Some condenser microphones require a power supply in order to operate. If this supply is not from a battery within the microphone body, it is known as a phantom power supply. It is usually 48 Volts DC (can be 9 - 52 volts from most mics), and is supplied either by a separate battery pack, or by the sound desk. The supply is termed "phantom" because it is "invisibly" carried down the same microphone cable as the sound signals.
ファンドレイザー
fundraiser
ファンド-レイジングfund-raising(資金調達)を行う専門家。
フィッティング
fitting
試着
フォグジュース
Fog Juice
フォグマシンに供給すべき特殊オイル。煙を出すための液をジュースと言っている。
様々なファグマシーンがあるが各社が指定するフォグジュースを必ず使用すること。

関連語::ロスコー・コンセプトマシーン
ロスコーフォグジュース各種→http://www.rosco.com/us/fog/fluids.asp
基本のジュースと匂いつきジュース
メーカー比で軽い霧が出るもの油分をほとんど含んでいないものなど各種。
日本代理店::日本コーバン株式会社→http://www.coburn.co.jp/
Short for Fog Juice. A device that produces the effect of smoke on stage. It operates by forcing a liquid mixture into a very hot chamber. The mixture, commonly called 'juice' or 'fog juice', becomes a gas and is expelled through a small nozzle. It emerges as a cloud of smoke. Also Fogger.
フォーリーアーティスト
foley artist
足音や物をつかむ音、ドアやイスなどの家具、食べる音、衣擦れの音など、俳優さんの動きのほとんどがフォーリー。これらの音を画像に合わせ作り出す技術者。ハリウッド映画においては台詞もほとんど後から入れ直します。音でアクションをよりかっこ良く見せたり、実在しない音を生み出したり、ハリボテのセットや小道具の音を本物の音と差し替えたりするのもフォーリーの大切な役割。
ブームスタンド
Boom Stand
ストレートスタンドの上部に角度や長さが変えられる部分をつないだスタンド。
フェイド・イン
Fadein
徐々に入っていくさま。照明や音響で使う。F.I 。溶明。この反対はフェードアウト。
フェージング
fading
ワイアレスマイクなどの受信状態が干渉などにより周期的に変化する状態。
フェ-ダ-
FADER
音響や照明の操作卓にある縦型ボリューム。レベル調整器。
FADER
A vertical slider which is used to remotely set the level of a lighting or sound channel.
ブッキング
booking
スケジュールや予約を入れること。
関連語::ダブルブッキング
[映]
 映画を公開する劇場を決定して押さえること。チェーンの場合は館数、単館の場合は座席数などを考慮してブッキングする。どういうブッキングをするかはマーケティングにおいてはとても重要である。
フットライト 編集中 coming soon
プラン
PLAN
設計する。デザインする。計画を立てる。
PLAN
A scale drawing showing a piece of scenery, the whole set, lighting layout etc from above. Lighting plans are usually drawn onto the theatre's groundplan. A view from the side of the set (or a piece of scenery) is known as an ELEVATION.
プリンシパルキャストPRINCIPAL CAST オペラやバレーなどにおける主役級のキャスト。
ブレイク
break
休憩。英語圏の仕事では9~12昼休み13~15小休止15:15~などの時間で仕事が行われるが、このとき「ブレ~イク」と大声が飛ぶ。
プレイビル
PLAYBILL
アメリカのほとんどの劇場で配れる無料の雑誌。演目ごとに表紙が異なりキャスト  紹介などが載っている。劇場によっては別の名前の雑誌を配布する所もあるが、  最近はこの劇場で配布するキャストが載っている雑誌の代名詞としてプレイビルと  呼んでしまうこともある。 Playbill Homepage
ぷらっとほーむ
platform
適当な高さに築いた構築物。山台もこう呼ぶ場合がある。
フライギャラリー
Fly Floor
Fly Gallery
FLY FLOOR(S)
High working platform at the side(s) of the stage from which the flying lines are handled. Often are also the site for socket panels for connecting flown lighting apparatus to dimmers, and also sometimes a lighting position. Known in the US as Fly Gallery.
Also Fly Gallery. A high platform which runs along the side of the stage from which the flying lines are operated.
ブラックライト →ユーブイ(UV)
ブリッジ
Bridge
編集中 coming soon
Walkway above the stage or auditorium used to reach stage equipment.
ブレース
brace
⇒筋交い(すじかい)
プレスコ
Prescoring
(音)会話や歌を先に録音しておきそれを再生し、俳優に演技させる。[反意語:アフレコ]
プレゼンテーション
Presentation
提案・説明・発表の意味から、広告取引に当たり、広告アイデアの説明、広告キャンペーン展開など計画案を提出し、直接説明すること。プレとかプレゼンと略称している。
広告主は、広告会社や広告制作会社に対して、自社の広告実施計画の指針を示すオリエンテーション(orientation)を行い、平均3週間後にプレゼンテーションを行う。プレゼンテーションは、マーケティングやそれに基づく戦略が問われる場で、広告活動の中で非常に重要視されている。数社が競合するコンペティティブ・プレゼンテーション(competitive presentation)は、コンペと略称されている。
ブレイク ア レッグ
Break A Leg
"Break a leg" is a well-known saying in theatre which means "good luck". It is typically said to actors before they go out onto stage to perform.

The expression reflects a theatrical superstition in which wishing a person "good luck" is considered bad luck. The expression is sometimes used outside the theatre as superstitions and customs travel through other professions and then into common use.
アメリカやイギリスでは舞台の出番を待つ役者にこの言葉をかける。このは、人の「幸運」を祈ることが不運と考えられる劇場の迷信を表します、つまり不幸なことを言うことがよいことなのです。
プレビュー
PREVIEW
公式な初日の前に行う試演。有料で客が入り、舞台はほぼ出来上がっている場合が 多いが本来はリハーサルの延長と考えられており、修正も行われる。
試演の間の評判で演出や美術や小道具、衣裳やメインスタッフさえ変わることがある。初日をあけて初めて公演のスケジュールを決めるため、初日後に出るニューヨークタイムズの演劇評なども参考に劇場契約を進める。ひどい時は1日で打ち切る場合も有りうる。
フレーム
frame
建造物・機械などの、骨組み・枠組み。
映画・テレビ・写真で、撮影される範囲の枠取り。また、フィルムの一こま、映画・テレビの画面など。
ブレヒト
Eugen Berthold Friedrich Brecht
Eugen Berthold Friedrich Brecht、1898年2月10日 - 1956年8月14日)は、ドイツの劇作家、詩人、演出家。映画のシナリオやラジオ用の放送劇の台本も手がけている。マルクス主義的立場に立ち、理論の十全な実作化を試み、生彩ある現代演劇を書いた。戯曲「夜打つ太鼓」「三文オペラ」「肝っ玉おっかあとその子供たち」「コーカサスの白墨の輪」、詩集「家庭説教集」、評論集「演劇のための小思考原理」など
フレネルレンズ
フレンネルレンズ

Fresnel lens

スコットランドの物理学者デヴィッド・ブリュースター卿(Sir.David.Brewster)によって発明された。
灯台の明かりを効率よく遠距離に届かせるため薄く軽い凸レンズと同じ働きをするレンズ構造。
カード型凸レンズとしても市販されている。
透明のガラス(樹脂)がぎざぎざと波打つように渦巻状に配置されているレンズ。
ブリュースターは色の三原色である赤青黄色を定義した人としても知られている。
万華鏡の発明者としても有名。
ブロードウェイ
ブロードペイント 血を表現する商品名。ブロードペイントの名で売っている。鮮血や凝固血などの色や粘度の違いを表現し数種類ある。
フロアーポケット
Floor pocket
Dips
Floor pocket- a recessed electrical circuit receptacle in the stage floor with a flush-mounted  cover.
Dips 1) Small flaps in the stage floor giving access to electrical sockets and other connections. (UK) Also Floor Pockets (US). 2) A special lacquer into which globes can be dipped to produce different colours.
プロット
Plot
フロップ
FLOP
ロングラン公演に至らず短期で公演が打ち切られた作品。
ブロッキング
Blocking
その俳優によってなされる動きをざっと描く過程。
The process of roughing out the moves to be made by the actors. Also Grouping.
フロント 舞台の客席両端の壁面にある照明スペース。英語で正面をさす言葉なのだが、舞台での正面はピンルームやシーリングと呼ばれる天井なのだが、なぜか両サイドの照明部分をフロントと呼ぶ。
フロントスピーカー。客席に向かって置かれるメインスピーカー。
フロントライト 舞台の客席両端の壁面にある照明スペースにある照明機材。
プロセニアム(アーチ)proscenium arch 舞台と客席との境界部分を指す。構造的には大きな窓が開いた仕切り壁で、窓枠の部分をプロセニアムアーチ又は額縁と称する。建築的にはワグナーの時代に用いられた。→第4の壁。
PROSCENIUM ARCH
The opening in the wall which stands between stage and auditorium in some theatres; the picture frame through which the audience sees the play. The "fourth wall". Often shortened to Proscenium or Pros Arch.
In some older theatres, the Proscenium Arch is ornate and painted to contrast with the surrounding walls, to really make it stand out. Nothing outside the Proscenium Arch was part of the show.
However, as there are many different audience layouts now, many theatres (particularly multi-purpose studio theatres) have no Proscenium Arch at all, or it may not be decorated as such.

Proscenium arch- the opening in the wall between the stage proper and the auditorium  (house).  Creates a picture frame, a separation, and helps to mask the wings.
プロデューサー
PRODUCER
- 汎用 - 企画やプロジェクトの制作責任者。企画内容の決定、主要キャスト/スタッフの決定、資金の確保等、全てを統括する人。
PRODUCER
That person or body responsible for the financial and contractual side of a production. This can include the raising of money to stage the production, hiring the facilities, employing the technical crew, front of house and publicity staff, director and cast. The producer usually works closely with the director before embarking on a production.
プロモーター
promoter
興行主。外国から芸能人などを呼んで興行を企画する人。
レコード会社の宣伝部員を指すこともあるが、ホール関係では地域のイベントの仕切りを行なう職業を指す。
イベンター。
プロンプター
PROMPTER
演技中の俳優に台詞(せりふ)を教える役目の人。
PROMPTER
Person who's role is to follow the text of a play, and be ready to remind the actors of their lines if they forget them. In many older theatres, there is a prompt box downstage centre sunk into the stage, so that only the prompter's head is above stage where she/he can see the actors.
プロンプターボックス 舞台床客席に近い部分に切り込まれた人が入る空間で、演技中の俳優に台詞(せりふ)を教える役目の人が入る
。たまに昔のアメリカ映画などで見ることがあるが、日本の舞台では見たことがない。最も今は高性能最小のイヤホンがあり、あるお年寄りの大スター(ミュージカルなどで記録も持っている)はこのような装置を身につけて演じている。
フロント(サイド)FrontSideSpot 客席前部の壁側から舞台に投光するスポットライト。
(ふ)
ふかす
蒸かす
高くする。物を差込み高さを上げること。
ふくしきしゃ
副指揮者
オペラやミュージカルの場合、場所によっては役者から指揮者を見ることができない場合がある。この場合副指揮者が役者の見えるところで指揮棒を振る。最近は様々な所にモニターがあり指揮者を映し出すことで副指揮者は必要なくなってきている。
ふじょうり-げき
不条理劇
1950年代、ヨーロッパ・アメリカにおこった一群の劇作家の作品に対する称。カミュの「シジフォスの神話」に負うところが大きく、状況の演劇、不条理の劇といわれる。代表的作品にベケットの「ゴドーを待ちながら」、イヨネスコの「犀」などがあり、作家としては他にアダモフ・ピンターらがいる。
ぶたい
舞台 
stage
(別紙参照)って何処見りゃいいんじゃ!
ぶたいおく
舞台奥
Upstage
US
Upstage (US)-  the area of the stage away from the house.
ぶたいきこう
舞台機構
stage hydraulic
舞台用の特殊設備で、バトン類や迫りの昇降設備を総括して呼ぶ。駆動する方式としては手動・電動・油圧があるが、空気で動かすこともある。
ぶたいかんとく
舞台監督 
Stage Manager
演出の求めるものをハードとソフトの両面から実現させる人。舞台にかかわるすべてのことに熟知している人。
仕込~本番~撤収まで、公演の時間管理をし、他のスタッフにキッカケを渡す人。すべての仕切りを行なう人、あるいはその職業。演劇上演の際、演出者に協力し演技・装置・照明・効果・衣装・小道具・幕の開閉などの実際を総合的に指導監督すること。また、その人。
舞台の現場における責任者。演出家は作品における責任者。制作は公演における責任者。
英語圏のステージマネージャーとは、出演者にギャラを支払うなどのお金を扱うためこの名前がある。
日本には日本舞台監督協会がある。
以前は芝居の専門家と踊りなどのお芝居以外の舞台の専門家の協会で別れていたが現在では合弁した。
稽古から携わり、様々な段取りをし、演出的技術的才知を持つ人を舞台監督という。
The member of the production team responsible for the smooth running of a performance. Before a production opens the Stage Manager attends rehearsals and meetings with other members of the production, and in smaller companies is often the coordinator of all of the various aspects of the production. During the performance the Stage Manager, using a copy of the script annotated during rehearsals, cues the actors and the various technical departments. On larger shows this last function will be performed by the Deputy Stage Manager.
ぶたいけいこ
舞台稽古
本舞台を使った稽古
GPなどと違い、本番前に行う抜き稽古や、本番直前に舞台を使い場当たりをかねて行う稽古。
この場合照明は作業灯で行い、音響も持ち込みのプレーヤーなどで行う場合がある。
舞台装置 舞台美術のことを云うが、装置とある場合、機能や構造を受け持った人を舞台美術担当者と区別して記載する場合に使われる。大道具。
ぶたいまえ
舞台前
Downstage
DS
一般的に舞台前と行ってしまうと舞台の前の方と曖昧な場所をさすが、英語表記的意味で舞台前と行った場合舞台上の前部分、一番客席に近い部分をさす。それより前方がある場合は「エプロン」「張り出し(舞台)」ということになる。
Downstage (DS)- the area of the stage toward the house.
ぶたいびじゅつ
舞台美術
舞台上で観客の目に触れるすべてのもの。
大道具、小道具、衣装、鬘、化粧など。もっともこれらのものは光があってはじめて目で見ることが出来る。
蝋燭の明りしかなかった昔から言えば、照明は独立した舞台美術のひとつになった。

一般的には大道具的装飾物を指す言葉として使われる。
ふたごぼん
双子盆
池袋サンシャイン劇場に常設された二台の盆。双子回し(二台同時に回すこと)も可能。めったに使われない?
→廻り舞台・盆
ぶっつけ
打っ付け
うちつける。主たる道具に木や板などを打ち付けること。制作時ではなく、出来上がった道具の手直しなどをする場合に良く使われる言葉。
ぶっつけ-ほんばん
打っ付け本番
映画・演劇で、リハーサルやテストなしですぐ撮影・上演すること。
ぶっかえし
ぶっ返し
歌舞伎舞踊で、とめている糸を引き抜いて、上半身の衣裳を腰から下に垂らし、衣裳を変えること
→早変わり
ぶどうだな 
葡萄棚
舞台上の昇降バトンなどの装置を吊すための棚。
古く、丸竹の格子を天井に張っていたのでいう。簀(す)の子ともいう。
ふなそこてんじょう
舟底天井
尾形天井。船を裏返したようなの形の天井。
屋根を裏から見たような形の天井。
ぶぶんけいこ
部分稽古
抜き稽古(ぬきけいこ)
ふみずら
踏み面
階段の足をのせる板の奥行のこと。舞台では奥行き1尺(30㎝)が基本。この奥行きが取れない場合鉄砲階段が有効。
一般の生活空間では、建築基準法で15cm以上必要とされている。
関連語::てっぽう階段・蹴上げ・上がりかまち
ふめつ
不滅
壁の電気コンセント。アメリカでは独立した電源の意味でインデペンデントと言う。
従来証明用電源はフェーダーに於いて電圧を調整し明かりの強弱をつけるが、壁のコンセントは独立しており100Vの電流がダイレクトにくる。そのため機材に付いたスイッチでしかオン・オフできないことから不滅と呼ぶ。スモークマシーンなどは不滅から電源を取ることが望ましい。
ふらんすまど
フランス窓
テラスなどに向かって床まで開け放した両開きのガラス窓。人が出入りできる。一七世紀にフランスで作られた。
ふりおとし
振り落とし
Kabuki Rod
KABUKI DROP
歌舞伎に於いて幕を一瞬に振り落とす仕掛け。
一般的に浅黄幕(空間・空の景色)を振り落とし
他の場面とする場合に用いられる。
この仕掛をアメリカではカブキドロップと呼び、KABUKI DROPの検索ではユーチューブなどの画像も見られる。
KABUKI DROP
Method for dropping a cloth from a flying bar. It consists of a bar which attaches to a standard flying bar, and is able to spin around. The bar has prongs welded to it on which the drop is hung (drop has grommetted holes in the top which hook onto the prongs). Normally these prongs are above horizontal, so the drop stays hung. On cue, the pole is rotated so that the prongs point downwards, and the drop consequently falls.

A long timber or metal rod with small spikes along its edge that fit into the eyelets across the top of a scenic cloth. By rotating the rod the cloth falls off the spikes. This can be used to great dramatic effect.
ふりかぶせ
振りかぶせ
振り落としのし掛けが「幕を一瞬に落とす」のに対して振りかぶせは「幕を一瞬にかぶせ(かけ)る仕掛けを言う。
「引き栓(ぜん)」や「振り竹」を使って行う。
ふりたけ
振り竹
ぶれひとまく
ブレヒト幕
日時や時間、場面などを描いた舞台内容の説明幕。
ぶんまわし
コンパスのこと。昔の大工は板や棒を使ってぐるりと円を描いてた。
ぶんらく
文楽
BUNRAKU
BUNRAKU
Style of Japanese puppetry where the puppet operator carries the puppet onstage and is visible throughout the performance. The puppeteers are highly skilled and respected in Japan, and provide the voice as well as the movements for the incredibly detailed puppets.

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ベーゼンドルファー
Bosendorfer
オーストリアのピアノ製造会社。日本にも代理店がある。http://boesendorfer.jp/
NHKでこのピアノが盗まれた話があるが真贋は定かではない、業者のふりをして一台を堂々と持っていったと言う話を聞いたことがある。億単位のピアノ。
金属的な響きのある高音を出す。重低音を出す黒鍵盤も備えているモデルもある。
他のメーカーとの音の差は歴然としている。オーストリア
のピアノ製造会社及び同社製のピアノ。
PEPPER's GHOST
ペッパーズ・ゴースト
Trick used to make a ghost appear on stage next to an actor. A sheet of glass is hung across the front of the stage so that the image of an actor standing in the orchestra pit appears to float on stage. First shown at the Royal Polytechnic Institution in London by J.H.Pepper on Christmas Eve, 1862. Following many subsequent events, Charles Dickens used it during readings of The Haunted Man. Several plays were written specially to use the effect around 1863, but the long-term future of the effect was limited by the fact that the ghost couldn't speak. Peppers Ghost is now used to great effect in smaller scale applications like the Haunted Mansion in Disney theme parks.
More about Pepper's Ghost
劇場などで使用される視覚トリックである。板ガラスと特殊な照明技術により、実像と板ガラスに写った「幽霊」を重ねて見せることで、効果を発揮する。実像と「幽霊」はぶつかることなく交差し、照明の調整により「幽霊」を登場させたり消したりすることができる。イギリス王立科学技術会館Royal Polytechnic Institution、現在はウェストミンスター大学University of Westminster))の講師(のちに館長)であったジョン・ペッパー(John Pepper)に由来する。
ヘッドセット
HEADSET
→インカム
HEADSET
1) General term for theatre communication equipment.
2) A headphone and microphone combination used in such communications systems with a beltpack
ベニヤ
ve・neer
合板。英語訳:化粧張り; (ベニヤ)単板, 薄板; うわべの飾り, 虚飾, 付け焼刃 ((of)).
化粧張りする; 虚飾を施す; 覆い隠す ((with)).
ベニヤとは英語で単版のをさす言葉であるが、日本では一般的に合板(plywood)をさす言葉として使われる。
合板(プライウッド「Plywood」)は、木材を薄く剥いた板、すなわち単板(ベニヤ「Veneer」)を乾燥させ、それを奇数枚を繊維方向が直交するように重ねて接着剤で貼り合わせた木質材料である。
(へ)
へいめんず
平面図
舞台を俯瞰して見た図面。舞台美術や楽器、出演者の立ち居地などを書き込むために用いられる。
舞台平面図にはバトン割があるものやせりなどの機構画描かれており、音響、照明、道具、楽器などそれぞれが耽読して必要なものを書き入れる。→舞台図面
ぺーぺー 歌舞伎役者で最下級の物。斬られ役などで這いずって舞台を退場するような役者から、はいはい役者→ぺいぺい役者へと変化したと言われる。?平凡の意味が特にすぐれたところや変わったところがなく、ありふれていることから平平でペーペーとも。語源は諸説。
ぺえぺえ 最下級の役者。へいへいと返事をする下っ端役者。古くは「ぱいぱい役者」。
へたる すわる。疲れる。よわる。ゆがむ。
べた
(better)
よりよいさま。最善とはいえないが、比較的よいさま。から転じて、漫才などのネタや質問の答えなどがありきたりの様
ひねりが無く一般的な様。ベターが転じてべたべたになった?
べたべたが先、べたべた粘っこく隙間のないさまから、すきがないさまを表す言葉だと思われる。
確実でかたいさま。前後の話や状況によって意味が使い分けられる言葉。?
へび
紗幕(ユーティリティー)などしわになりにくいドロップを乳紐(ちちひも)で縛ること。
縛った状態が幕の間口分の長い蛇のよう。
へびぐち
蛇口
ワイヤーなどを円く結びとめた状態。
ベビースポット
Baby Spot
編集中 coming soon
A small spotlight under 500 watts.
べんりばこ・べんばこ
便利箱・便箱
映画の現場で小物入れや踏み台、腰掛などなんにでも使われる木箱。舞台の箱馬のようなもの。蓋つきで中にガバチョなどを入れておく場合もある。ガバチョ=ガムテープ英語のギャーファーズテープから。

[ホ] (ほ)

[ホ]
ボーダー
Border
ふち、へり、境界線。
舞台ではボーダーライトのこと。
Border (teaser, valance)-  a horizontal masking piece (usually a drape), that can be raised or lowered to a  position to mask:   the space above settings of different heights, lighting instruments, and flown  scenery or objects in storage注::英語訳を読んでいただければわかると思うが、日本とは意味が違ってきます。ボーダーといった場合は境界線を意味しますので、英語圏では一門字幕を差します。一般的にはteaserを使ったほうが無難だと思います。
ボーダーライト
Border Light
- 照明 - 舞台上部に数列にわたって吊りこまれている昇降可能な照明器具で均等平面的な照明効果を目的とする。
ポータル
portal
- 舞台 - プロセニアム開口の内側に、それぞれの演目に応じてプロセニアム開口の幅と高さを調節できる機構で、上下に可動するポータルブリッジと左右に可動するポータルタワーで構成される。
ポップスクリーン
POP SCREEN
録音時に雑音を取り除くために設置されたマイクの前のガーゼ状の布幕。
POP SCREEN
A thin gauze screen placed between a singer and a microphone to reduce vocal "popping" and other breath noise. This noise is particularly produced by pronunciation of plosive sounds (P, B, T).
ホリゾント
Horizont(独)
Cyclorama(英)
Sky Cloth(英)
舞台の最後部にある白い幕。または壁。
舞台後方にあり、空や無限の空間などの背景を表現する、幕ないし壁。
ホリゾントライトを当てる場所。
ホリゾントライト 編集中 coming soon
ホワイエ ロビーと類義語。大型ホールでは入館時のエントランスロビーと休憩時に利用する溜まり場としてバーコーナー等を設けてホワイエと称し区別している。
ほ)
ぼうかしゃったぁ
防火シャッター
SAFETY CURTAIN
FIRE CURTAIN
(Asbestos curtain)
(IRON)
プロセニアム型のホールでは、舞台で出火した場合を想定して客席と舞台を仕切る防火シャッターが設置されている。緞帳前には必ずこの防火シャッターが設けられているが、当然有事以外一般人は見ることは無い。
どんなに複雑な舞台装置であってもこの防火シャッターは舞台面まで降りるように設計してなければならない。
ドイツでは、劇場消防、劇場警察という部署があるとか。日本には、鉄道警察隊というものがあるが、文化の違い?
Asbestos curtain (fire curtain)- a fireproof curtain hung just upstage of the prosc. arch to  prevent the spread of fire.
SAFETY CURTAIN
A fireproof curtain that can be dropped downstage of the tabs to separate the audience from the stage in the event of fire. A Safety Curtain is required by most UK licensing authorities for theatres of traditional design. The regulations also require that it is raised and lowered at least once in view of each audience (usually during the interval). Usually made from sheet metal and electrically operated, these curtains were originally of iron construction faced with asbestos and lowered using a hydraulic damping system. Colloquially known as the "iron". Also known as FIRE CURTAIN.
ほぞ 木材・石材などを接合するときに、一方の材にあけた穴にはめこむため、他方の材の一端につくった突起。
ぽちぶくろ
ポチ袋
祝儀・お年玉などを入れる、小さなのし袋。我々の世界では大入り袋が有名。
ぼん
舞台が回転する(劇場)機構。
新宿コマ劇場(蛇の目・三重盆)・新橋演舞場・日生劇場・国立大劇場、サンシャイン劇場(双子盆)など。
注:上だし。下だし。
ほんいき
本意気
本番と同じ調子で行うこと。気構えを整える。まじめにやるという意味とは違う。
ほんまわし
本廻し
向かって観て、下手から上手に舞台が廻る事。時計の逆回転。
ほんみ
本身
本物の意味
ほんべる
本ベル
二ベルともいう。最近は本ベル代わりの音や音楽、客電を落すことで本ベル代わりとする場合が多い。
通常は劇場についているベルやブザーを使うが、主催者側が音を持ち込むことも多い。
ほんよみ
本読み
スタッフや出演者などの顔合わせの後に行われることが多い。作家が本を読んで役者に聴かせること。
芝居などの立ち稽古の前に、各、役どころが台本を読み内容の確認をする。(読み合わせ)最近の新劇スタッフ間ではこの読みあわせを「本読み」という場合が多い。
演出家から芝居に対しての取り組み方や内容説明なども行われる場合がある。

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[マ]
マイクロフォン 関連語::コンデンサーマイク・ダイナミックマイク・単一指向・編集中 coming soon
マクガフィン
MacGuffin
マチネー
MATINEE
演劇やコンサートなどの昼興行。興行収入を効率よく増加させる手段。水曜日などの昼興行は、開業医や、デパートなどの休日が多くここで働く人たちなどを取り込むために導入された。海外では昼は夜に比べて料金が安く設定されていることもあるが、ALTERNATEキャストが設定されていたりする。 夜の興行をソワレという。
マジックミラー
half mirror
magic+mirror和製英語
→ハーフミラー
マスキング
masking
保護する〔「覆う」「かぶせる」「隠す」の意〕
塗装の際、色を塗らない部分を保護するために、粘着テープなどを貼ること。
「―-テープ」
masking a stage,~といえば舞台を袖や文字で整えること。
MASKING*
Neutral material or designed scenery which defines the performance area and conceals the technical areas. (e.g. Masking flat).
German Masking consists of 3 sets of flats or drapes lining the edges of the performance space (ie the 2 sides at 90° to the proscenium arch, and the rear of the space masked parallel to the pros. opening.) This type of masking is sometimes known as "Up and Down Masking" as it runs up- and down-stage. This term seems to be rarely used now.
Italian Masking to be defined.
マスキングテープ
MASKING TAPE
塗料などを塗るときに他の部分に色がつかないように貼り付けるテープ。
後で簡単にはがせるように粘着性は弱い。
耐久性が無く長期保存に耐えない。粘着面が劣化する。
→マスキング
MASKING TAPE
Paper sticky tape used to mark out the boundary of a surface to be painted or sprayed.
マスキング効果 二つの音が鳴っている時、片方の音にもう一方の音がかき消されて聞こえなくなる現象。
マリオネット 丸茂電機(株)社製の照明調光卓。
マルチマイクしゅうおんマルチマイク収音 複数のマイクでパート単位に収音し、ミキサーでバランスを調整して収録する方式。
ま)
 ま  
まきじゃく【巻尺】tapemeasure
まき
まく
巻く
予定より早まる。予定されている時間を繰り上げること。(時間が前にシフトする)こと。
出し物の時間を短縮すること。「マキで行きます。」と予定より早めですが始めます。の意味。
進行中に「まいてください。」と言われたら急いで進行してください。の意味。
反対語:押す
まくあい
幕間
演劇で、一つの場面が終わって次の場面が始まるまでの、舞台に幕が引かれている間。また、一つの芝居が終わって別の芝居へ移る間。(まくま とは言わないこと)
まくら
落語で、本題に入る前に短い話をすること。
あたま=まくら
 まじ
真面目
本気
 マジは洒落(しゃれ)と対になっている言葉だとか。マジは芸人仲間の楽屋言葉だったものが一般的になったとか。冗談(洒落)の多い世界でわざわざマジと断らなければいけない世界ならではの感はあるが、今はごく普通の生活でも使われていることを考えると・・。
まさめ
柾目
木の板で閉口にまっすぐの年輪跡があるもの。または、製材時に丸太から板をこのようにとること。
桶(おけ)や御櫃などは水分を吸うように柾目となっている。樽(たる)は板目。反:板目
まつばめ
松羽目
能舞台の鏡板(舞台後ろの壁)に描かれている老松を描いた羽目板。竹を描いたものは竹羽目。
まつばめもの
松羽目物
能・狂言から題や内容をとり、表現の様式もまねて歌舞伎化した舞踊劇。「舟弁慶」「勧進帳」「素袍落(すおうおとし)」など。
まる
Φ
直径の寸法。寸法数値の前につける。Φ=6.0と書けば直径6尺のこと。S=1/40とあれば40分の1尺の図面。
まるもの
丸物
舞台の場合客席から見える範囲のセットであれば絵としては成立する。
しかし盆などの機構転換上すべてが見えてしまう場合や、演出使用上必要な場合は丸物を使う。
つまり木であれば半丸やパネルではなく本物と同じように丸く作った道具のことを指す。
まわりこむ 
回り込む
マイクに目的以外の音が入ってきてしまう事。かぶるとも言う。 かぶる 類義:かぶる
まわりました
回りました
録音や録画するときにONの状態になったこと。撮影時のカメラ、録音時の録音機材などがオンになった状態。
録音時に「回ります」と声をかければ、「録音します」ということ。
まわりぶたい
廻り舞台
revolving stage
turn table
舞台中央で回転する舞台。2~3場面の舞台が仕込める。(三杯飾り)(三方飾り)
舞台の床を円形に切って、奈落にある轆轤(ろくろ)などで回転させる(歌舞伎の)舞台機構。
昔は人力によって廻していた。
1758年(宝暦八年)大阪の狂言作者「並木正三」がコマから思いついたとされる廻り舞台がある。
作品は「三十石船始」で当時は舞台の上に廻る板をつけたものであったが道具と人を乗せたまま動かし客を驚かせたと言う。江戸では30年ほどあとの寛政期に現在のような舞台機構として考案され、さらに文政期(1818年)に入って蛇の目回しと呼ばれる二重盆も考案された。
また並木正三は人形浄瑠璃を歌舞伎に取り入れ始める。
それが現代の義太夫狂言という歌舞伎の一大ジャンルとなっている。
また、並木正三(なみきしょうぞうまたはしょうざと記す本もある。
まんざいらく
万歳楽
舞楽の一。左方に属する新楽で、平調(ひようじよう)の中曲。もと六人による女舞、現行は四人による男の平舞(ひらまい)。常装束(つねしようぞく)に、鳥甲(とりかぶと)をつけて舞う。煬帝(ようだい)万歳楽。鳥歌万歳楽。ばんざいらく。ばんぜいらく。
「千秋楽」「千秋楽は民を撫で、万歳楽には命を延ぶ」
まんだら 落語では「手ぬぐい」のこと。

[ミ] (み)

[ミ]
ミラーボール
Mirror Ball
小さな鏡をちりばめ張った球体。電動で廻り、照明を当てることで動く星空のような効果を出す。大きさや形、回り方にも種類がある。
MIRROR BALL
A lighting effect popular in discos, ballrooms etc. A large plastic ball covered with small mirror pieces. When a spotlight (usually a PINSPOT) is focused onto the ball, specks of light are thrown around the room. Usually motorised to rotate.

A polystyrene ball covered with small mirrors usually rotated by a small motor and used as a lighting effect. Had its foundation in the 70's disco revolution.
ミザンス
ミザンセーヌ

MISE EN SCENE(仏)
劇空間上における役者やセットの位置。または位置取り。ポジション。
フランス語事典でmise置くこと。miseensceneは演出。
み)
みえ
見得
歌舞伎の演技・演出の一。劇的感情が高まったとき、俳優が、一時その動きを静止してにらむようにポーズをとること。
例::見得を切・る 歌舞伎で、役者が見得のポーズをとる。
みきれ
見切れ
舞台上で、出演者以外の人間や舞台裏の道具など客席からみえてはならないものがみえること。→見切れてる。
注→サイトライン
みごうしゃ
見巧者
芝居などを見なれていて、見方のじょうずな・こと(さま)。そのような人をもいう。
「―な人」「―たちも、児童(こども)しうも、あとで結了(まとま)るのをまちたまへや/当世書生気質(逍遥)」
みこみ
見込み
建築の部材の奥行。また、その寸法。
みつけ
見付
建築で、枠・框(かまち)などの部材の正面。また、その幅。みつき。
みどころ
見所
見る価値のあるところ。興味を引く面白い箇所。
関連語::見所(けんじょ)
みずいと
水糸
水平を示すために張る糸。みずなわ。最近では蛍光色のものが売られており、からみにくく、様々な用途に使われる。
みずひき
水引
・こよりに米糊(のり)を引いて干し固めたもの。
・鎧(よろい)の化粧板の下に、紅白二色の綾(あや)で打った飾り。
みずひきまく
水引幕
神前・仏前・御輿(みこし)の上部などに横に張る、幅の狭い幕。
旅館の舞台や体育館などの舞台の最前列上部に吊られている飾り幕。
校章などのマークや贈呈会社名などが入っており、フリンジ(房飾り)などがついている場合が多い。
みす
御簾
すだれ、舞台では、人形浄瑠璃などで地方(演奏者)が客に姿を見せないように御簾内にはいる。
みちゆき
道行
浄瑠璃・歌舞伎で、道中を描く舞踊。愛し合いながら結ばれない、心中や駆け落ちの道中の場面。
能と狂言の構成単位。能の場合は、叙景の謡を伴い、ワキが目的の地に到着するまでの道程を表現する部分。
狂言の場合は、会話や独白を伴い、舞台を歩きながら目的地に向かうことを示す部分。
旅の途中の光景を描写する詞章。
みずぬの
水布
歌舞伎の大道具で、川や池などを表す浅葱(あさぎ)無地の布。舞台や花道に敷いて用いる。
みつけばしら
見付柱
→目付柱(めつけばしら)

[ム] (む)

[ム]
ムービングライト
MOVING LIGHT
MOVING MIRROR
リモートコントロール可能な照明器具の総称で、調光・光の移動・色の変化などが可能。基本的には自ら首を動かす方式と本体は動かず、先端のミラー(鏡)を動かす方式に分かれる。複数の器具をコンピュータにより一括管理すればシーン(場面)ごとのあかりをセットでき、舞台照明には欠かせない道具となっている。
難点は高価なこと。制御基盤が照明本体に仕込まれているためクーリングのためのファンの騒音が出ること。モーターを使うのでスモークなどで汚れると作動しなくなるためこまめなメンテナンスが必要。フィルターチェンジのときのモーター音。

MOVING LIGHT
Remotely controllable "intelligent" lighting instrument. Each instrument is capable of a massive variety of effects which are operated "live" via a moving light control desk, or can be pre-programmed by a standard memory lighting desk. The instruments require a power supply and a data cable (normally carrying DMX512 signal from the control desk). There are broadly two types:
1) Moving Head: A luminaire is mounted on a moving yoke.
2) Moving Mirror: A stationary luminaire directs light onto a motorized mirror.
Both types have in common:

  • A discharge (non-dimmable) light source
  • A dimming shutter
  • Motorized rotating colour wheels. Some offer colour mixing using graduated red, green and blue wheels or prisms.
  • Profile versions have motorized gobo wheels with rotation.
  • Strobing effects and adjustable iris. Some also have shutters.
    The term "intelligent" is used as the instrument has a processor chip and electronics built into it, not because it's able to interpret the designer's artistic intent! It can be incredibly frustrating trying to get moving lights to behave exactly as required in a dramatic situation. Musicals and live music performances are more forgiving.
    Moving Head lanterns are sometimes known as NODDING BUCKETS, Moving Mirrors are sometimes known as WIGGLIES or SCANNERS.
(む)
むく
無垢
加工しないこと。加工されていない物。
むしこう
無指向
マイクロホンの機能の種類。指向性が無く全方位からの音が集音出来る。
むしゃまど
武者窓
編集中 coming soon
むらなおし
斑直し
塗装などのまだらなところ(むら)を直す。

[メ] (め)

[メ]
メイヤー
meye
音響メイカー→http://www.meyersound.com/
メザニン
MEZZANINE
2階席。もともとは中二階の意味。  
1階はオーケストラ。3階はバルコニーという。
 ロンドンでは、1階 ストールズ、2階ドレスサークル、またはロイヤルサークル、  3階 アッパーサークル、4階 バルコニーである
(め)
めいてん
明転
舞台照明が明るい状態で場面転換すること。反対は暗転。  LC ライトチェンジ。関連語句→
めくら 窓などをふさいでしまうこと。穴をふさぎ光が入らないようにすること。
めくらじま
盲縞
紺無地の綿織物。主に作業用の足袋・脚絆、職人の腹掛けなどに用いられる。青縞。盲地。
めくらまど
盲窓

壁の一部に設けた、形だけで光などを通さない装飾のための窓。関連語句→

めくり 寄席などで演者名を書いて舞台に下げておく紙。またはその紙を張る台座。
一人が終わるごとにめくって次の演者名を示す。関連語句→
めばり
目張り
化粧で目頭と目じりに朱を入れること。
道具で隙間を埋めるためにテープを張ること。
関連語句→マスキング
めつけばしら
目付柱
本舞台前方の向かって左側の柱。舞台上の人物が所作をする際の目当てにするので、この名があります。「見付柱」とも言います。
四隅に四本の柱があり、一番奥にあるのが笛柱(ふえばしら)です。笛座(笛方が座る位置)に近い柱なのでその名があります。他の三本と違って、半ば羽目板の中に隠れているのが特徴です。笛柱の前にあるのがワキ柱です。ワキ座(ワキが座を占めることが多い場所)に近い柱です。ワキ柱と対角線上にある柱を、シテ柱と言います。シテの常座に近い柱から来た名称です。常座は、シテ、ワキなどが登場して舞台へ入ったとき、この位置に立ち止まって「次第」などを謡い出したり、また、シテが舞を舞うときや、大切な所作を始めるときには、この位置で始めます。留拍子も普通この位置で踏み、演出上、重要な場所です。四本柱のうち、もっとも見所に突き出て、笛柱と対角線上にある柱を目付柱(めつけばしら)と言います。他の三本の柱は近くに位置する役の名がついていますが、この柱は、演者、特に面をつけている役が、所作の目標とする「目をつける」「見当をつける」という効用から来た名称です。角にあるので角柱(すみばしら)とも言います。
関連語句→
めつぶし
目潰し
舞台照明で客席に向けた強い明かり。(a person's eyes.)
建築で作業で隙間を埋めること。基礎割りぐり石を並べた後、石の隙間を砂利で埋めることなど。この砂利を目潰し砂利という。(filling)
関連語句→
めらばん
メラ版
照明で使う、しわを寄せた金属反射板。
この板に照明を当て乱反射させた明かりをホリゾントなどに映し出す照明効果。
関連語句→
めんとり
面取り
chamfering
角形断面の出隅を削り取り加工したもの。面の取り方によって大面・糸面・きちょう面などの区別がある。
関連語句→几帳面

[モ] (も)

[モ]
モアレ 網(紗幕)などの格子状のあみを重ねることで現れる年輪の板目のような模様。
フランス語で木目(年輪から出来る模様)のこと。
関連語句→波紋
モーメント
moment
物体を回転さそうとする力。モーメント図は通常M図といわれ応力算定時の重要な図の一つである。
力の回転の効果は力のモーメント、運動量の効果は運動量のモーメント(角運動量)などで表す。能率。関連語句→
モニター
MONITOR
出演者用の舞台上のスピーカー。映像機器。意見や感想を述べる人。関連語句→はねかえり
MONITOR
1) An onstage speaker which allows a performer to hear the output of the PA system, or other members of a band.
2) A video display screen (not normally able to receive broadcast TV pictures) used with a CCTV system or a computer.
モノローグ
MONOLOGUE
編集中 coming soon
関連語句→
MONOLOGUE
A speech within a play delivered by a single actor alone on stage.
モルタル
mortar
砂とセメントを混ぜたもの。通常、砂2対セメント1か砂3対セメント1の割合に混ぜる。施工しやすく、コストが安く、また防火性能があるので一般によく用いられている。
関連語句→ラバーセメント・コンクリート
(も)
もうとる 賭博。
関連語句→
もうけやく
儲け役
歌舞伎で、知恵や体力を使わなくても仕所(しどころ)があり観客に受ける得な役。この事から一般化した言葉。
もうせん
毛氈

獣毛をフェルト状に加工して織物のようにした布。主に敷物に用いる。
関連語句→緋毛氈、紺毛氈、フエルト。

もうせんをかぶる
毛氈を被る

(1)〔歌舞伎で、死人になった役者を毛氈で隠し舞台からおろしたところから〕しくじる。失敗する。放蕩などをして主家や親から追い出される。
「親玉へ知れると―・る出入だ/浄瑠璃・神霊矢口渡」
(2)〔遊女が見世に出ている時、毛氈を敷いたことから〕女郎買いをして金を使う。金がなくなる。
「それ毛氈かぶるが放蕩息子(どらむすこ)/黄表紙・稗史億説年代記」

もぎり チケットの半券を切り離す人、もしくはその場所、入場口。関連語句→
もけい
模型
MODEL
編集中 coming soon関連語句→
MODEL
A scale model provided by the set designer to help all the technical departments to co-ordinate and plan a production. Used as a reference when building, painting, dressing and lighting the set. The first stage of model-making is the WHITE CARD model which shows the form of the set, but not the detail of painting / texture / colour. When that's been approved by the director, and has been roughly budgeted, the final model is produced which should look identical to the finished set on stage. This is used as a reference by scenic artists and lighting designer etc.
もたれ 関西の寄席で使われる言葉。真打のすぐ前に出演する人。
関連語句→
関東では「ひざがわり」
もちどうぐ
持ち道具
映画・テレビ・新劇で言う、役者が使う小道具。鞄やめがねなどの身につけるものをいう。映像の世界では衣装やスタイリストと小道具さんと分けて担当する。はきもの、かぶりもの、アクセサリーなどももち道具なのだが担当はそれぞれ。
関連語句→小道具、きえもの、大道具、
もちもの
持ち物
歌舞伎で、役者が使う小道具。もち道具とはいわない。
財布・扇子・草履・下駄。刀・弓などは武具。
冠・烏帽子は冠り物(かぶりもの)に分類されている。関連語句→
もどり
戻り
歌舞伎で、悪人として演じていた役者が善人に変わること。本性を隠して悪人を演じていたものが善人に戻ること。関連語句→
ものがたり
物語
歌舞伎で、回想場面などで過去の行いを演じて見せる場面。関連語句→
もみばり
揉み貼り
パネルに経師貼りをするときに紙にしわを寄せて貼る手法。
舞台美術家の妹尾河童氏が考え出した手法らしい?
地獄貼りともいう。
関連語句→
もやい結び
Bowline - loop knot
船と船、あるいは船を岸につなぐ綱。遣手(やりて)。手安綱(てやすづな)。もやい。
道具や人など締め付けることなく輪を作り運び上げるための結び方。
解きやすいのも特徴
関連語句→鉄管結び
もんじ
文字
いちもんじまく(一文字幕)。照明バトンや道具バトンの見えてはいけない部分を隠す横長の布。
舞台上部の鉄パイプに取り付けられ、昇降させることで、幕の後ろにある照明や道具バトンを隠す。
関連語句→水布、かすみ、

[ヤ] (や) HOME PAGE

[ヤ]
(や)
やおや
八百屋
八百屋の雛壇上に野菜や果物を飾る方法から転じて、奥に従って高くなる様を言う。同意語=開帳場。
関連語句→スロープ、かいちょうば。
やおやかざり
八百屋飾り
遠近法をより強く出すために用いられる手法で舞台奥を高く前を低く斜面にし遠見の風景や大広間などを飾る方法。
やくぶそく
役不足
この意味を間違って使う人が居るが人の能力が足りないのではなく、
その人がもってる能力に対して役目のほうが軽いことを言う。
俳優などが与えられた役に満足しないこと。能力に対して、役目が軽すぎること。 例:「―で物足りない」
関連語句→
やたい
屋台
舞台上に組んだ建物を言う。
関連語句→やまだい
やたいくずし
屋台崩し
舞台で用いる大道具の仕掛け。きっかけで大道具が壊れる様。関連語句→
やっかん
薬鑑
知ったかぶりをする人。落語の薬鑑から。
関連語句→
ヤノピー ピアノのこと
関連語句→バンド用語
やまだい
山台
江戸時代、地方(じかた・演奏者)が乗る台舞台正面にあり背景に山の絵がかかれており、
台を含め山を表す装置になっていた。
二段以上に作られた台組みを「ひな壇」という。
現在では箱馬や開き足で組んだ台を総称して山台と呼ぶ。関連語句→
やらせ 予め仕組まれた演技(演出)。関連語句→
やりて
遣り手
→もやい結び

[ユ] (ゆ)

[ユ] 
ユーティリティー
utility
英国紗(一枚紗)。黒のユーティリティーの使用の場合、ローホリ、アッパーホリの前のバトンに吊り、ホリ明かりをつけることでホリゾント幕を使用し、消すことで黒バックとして使用するなど、便利な使い方をする。このような使い方からutility:有用, 効用, 実用などの意味を持つ。感覚的には「便利な幕」と言う意味のほうが近いが。関連語句→
ユーブイ
UV
Ultra Violet light
ウルトラヴァイオレットの頭文字をとってUV。紫外線のこと。舞台やイベント照明としては蛍光染料(塗料)などで描かれた物や素材を照らし出すために使われる。関連語句→
Abbrev. to U.V. Light emissions above the spectrum visible to the human eye. Used to produce a glowing effect from white fabric or materials treated with special paint.
ゆ)
ゆうれいがでる
幽霊が出る
原因不明の問題が起こること。原因はあるのでしょうが良くわからないときこの言葉で片つけます。
ゆか
浄瑠璃床。チョボ床の略。義太夫節の演奏する場所。
御簾内で演奏する場合と山台で演奏する場合で分ける。
ゆき

SNOW
塩、発泡スチロール、紙、布と様様なシーンで様様な素材が用いられる。最近舞台ではスノーマシーンとして特殊な溶剤を用いて泡状の雪を噴射する機種も使われる。
ゆきかご
雪籠
SNOW BAG
舞台で雪を降らすために使われる竹で編んだ籠。雪は昔正三角形に切った紙を用いることが美しい雪を表現したが、今では四角い紙が多い。
最近舞台では、布を使った仕掛けが多く使われる。これはヨーロッパオペラなどで使用されてた方法で、Uの字の袋状にした布に穴をあけ布の切れ端の片方を上下させることで雪を降らせる仕掛けで、厚みが無いこと・静粛性があること・仕掛けや材料が簡素であることなどで、現在では、ほとんどこの方法がとられる。その他丸い筒を使って降らす方法などがある。
関連語句→仕掛け
SNOW BAG
Long narrow cloth bag fixed between two flying bars filled with artificial snow. When one of the bars is flown in and out the snow is shaken out onto the stage.
ゆきご
雪衣
黒衣や波衣と同じく雪の景で使われる裏方の衣裳。関連語句→
ゆきぬの
雪布
雪の景で使われるセットに敷いたり覆ったりする白い大きな布。
関連語句→地絣(じがすり)

雪を降らせるための布。

[ヨ] (よ)

[ヨ] 
(よ)
よいしょ おだてる。ごまをする。関連語句→
よいよい ナンキン結びをすること。
トラックなどの荷済みのさいにナンキン結びをしたロープを引っ張るときの掛け声から出た言葉。関連語句→
ようあん
溶暗
fade-out
映像や音・明かりが次第に消えていくこと。関連語句→
ようじょう
養生

土木・建築で、打ったコンクリートやモルタルが硬化作用を十分に発揮するよう保護する作業。
建築工事で、作業箇所の周囲を保護すること。
大道具や仕込みの現場においては、劇場や仕込み現場の他の部分を傷めないように保護すること。
シートを張り汚れないようにしたり、パンチカーペットを張り傷つけないようにしたりする。関連語句→

ようじょうしいと
養生シート
事件がおきると必ず使われるブルーシート。台風シーズンも大活躍。もちろん舞台でも。関連語句→
ようじょうていぷ
養生テープ
粘着性が弱くすぐはがせるテープ。ペンキの塗りのときにマスキングとしても使う。
床や平台にパンチやリノリュームなどのカーペットをしくときに両面粘着テープをじかに張ると床を傷めるため、養生テープを張ってから両面粘着テープを張りカーペットを張るなどする。関連語句→
よきょう
余興
 
よごし
汚し
セットや衣裳で使用感を出すための方法。たとえば、演出上10年住んでいる家らしくスプレーなどを用いてよごしをかける。この方法は、セットや衣裳を汚くするということではなく、その設定に合った使用感を出すということである。
外科医の白衣と、事務職の白衣の汚しはおのずと違ってくる。関連語句→
よしの
吉野(通天)
「羅漢台」の上にある桟敷。目の前に桜や紅葉の釣り枝が見えるところからついた名称。
 よすけ  
よた
与太
冗談・馬鹿
落語の登場人物で常識はずれの間抜けた人物、与太郎。関連語句→
よつめがき
四ツ目垣
竹を1尺間隔に編んだ垣根関連語句→
よてん
四天
歌舞伎での衣装。広い裾の左右が割れている衣装。「吉野山」花四天がおなじみ。関連語句→
 よびこみ
呼び込み
 
よびや
呼び屋
外国から芸能人を招いて興行を打つ会社。または人。関連語句→
よまんどしかかんどし  
よみあわせ 
読み合わせ
 立ち稽古前に各役者が集まって台本を声を出して読むこと。「本読み」参照
 よろしく  
よんろく
四六
平台のサイズ。四尺(約120cm)×六尺(約180cm)の板、もしくはその大きさをさす。関連語句→
よんはち
四八
ベニヤのサイズ、約120cm×240cmの合板。ツーバイフォー(2×4)サイズ。関連語句→

[ラ] (ら) HOME PAGE

[ラ]
ラーメン
rigid frame
rahmen
材と材の接合部分が確り固定されていて力がそのまま伝わる建築構造。
ラーメンとはドイツ語で「枠」の意味。RC構造、鉄骨構造等で柱と梁の一体化した構造のこと。関連語句→
ライザー 引き枠??
ライトアップ
light up

照明で明るく照らし出すこと。特に、歴史的建造物や庭園・橋・噴水などに照明をあて、夜の景観を演出すること。関連語句→

ライブ
LIVE
建築音響では室内の音場が良く響くことを云う(残響時間が長い)。
ロックなどの演奏ではコンサートのことをライブと称する。 関連語句→デッド 
ライブハウス
(和製英語)
和訳すると生き物がいる家。
コンサートホール・クラブ(CLUB)のこと。小規模の生バンドが演奏できる飲食店。
ラインセット
Line-set
Line-set- all of the pulleys, cables, ropes, arbors, track, locks, etc. Needed to fly one batten.
音響や照明などのコード関係がすべて完了した状態。関連語句→
ラス
lath
漆喰(しつくい)塗り下地の細い金網。漆喰・モルタル塗りなどの下地とする小幅な板。
ふつうにはモルタル塗りに用いるメタル-ラス・ワイヤ-ラスをいう。
関連語句→
ラッシュ
rush
-映画-撮影し終えたネガフィルムをポジフィルムに現像た、未編集のフィルム。
毎回撮影ごとにあがったラッシュを見て、スタッフ全員でよしあしを判断し、必要があれば撮り直しや取り足しなどを決める。これを一般にデイラッシュという。撮影終了段階においてはオールラッシュといって、ほぼ劇場公開前のプリントを全員で見る。
関連語句→ラッシュ‐プリント [rush print]
ラッシュ‐プリント rush print (映画やテレビで)編集作業用にネガ‐フィルムからポジ‐フィルムに焼いたプリント.
★英語では[rushes]
ラッシング
Rushing
物をまとめること。崩れないように固定すること。またはそのためのベルト器具など。
音響がスピーカーを固定するときラッシングベルトを使って結束する。関連語句→
ラテックス
Latex
化学合成ゴム。怪獣ラテックスは年度の強い液体ゴムで、怪獣製作などの着ぐるみの表面に使われる。粘着力もあり布やベニヤなどの接着剤としても使う。コンドームの元。
関連語句→
ラワン 熱帯地方の樹木の総称。ラワン材。節や年輪が無く強固な木材。ラワンという木は無い。
ランスルー
run-through

テレビ放送などで、本番と全く同じに行う通し稽古。舞台におけるゲネプロにあたる。舞台における通し稽古と内容が違う。
関連語句→リハーサル

ランウェイ
RUNWAY
(ら)
らかんせき
羅漢席
→羅漢台と同じ
らかんだい
羅漢台
江戸時代の芝居小屋の最下等の観客席。
下手舞台奥に設けられた桟敷(さじき)のような席で、並んだ客が五百羅漢像のように見えるところからの称。
位置としては能舞台の花道の奥のような場所だが、当然前からのお客からも見える位置。
関連語句→花道参照
 らくご
落語
 
らんかん
欄干
縦横の木からなる手すり。関連語句→
らんま
欄間

天井と鴨居(かもい)との間に、格子(こうし)や透かし彫りの板などを取りつけた部分。採光・通風などのためのもので、装飾を兼ねる。関連語句→


[リ] (り)

[リ]
リクープ
RECOUP
ミュージカルに投資した資金が回収できたこと。(リクープ完了) 回収に何年もかかることがあり、おもしろくない作品は回収できない場合もある。
関連語句→
リターンチケット
RETURN TICKET
劇場の窓口で売られる当日キャンセルされた券。当然ソールドアウト(売り切れ) 公演の作品に出る。 <REVAIVAL(リバイバル)>  昔の作品を見直しての再演。トニー賞にも新作とは別に「最優秀リバイバル賞」が 設けられている。関連語句→
リハーサルルーム
rehearsal room
本番前に練習する部屋。基本は舞台と同じ面積・形状・音響が望ましい。日本では大型練習室を称してリハーサル室という。楽屋の大部屋として使われることもよくある。関連語句→
リバーブ
REVERB.
編集中 coming soon
関連語句→
リミッテドエンゲージメント
Limited engagement
公演期間が決まっている演目。決まっていない場合はLONGRUN公演を目指している。関連語句→
り)
 りえん
梨園
 
りゅうじんまき
竜神まき
歌舞伎での衣装。能の竜神の衣装にから考えられた。「俊寛」の丹左衛門が着用
関連語句→
 りゅうは
流派
 
りょうめん
両面テープ
両面粘着テープ。関連語句→
 りんせつけん
隣接権
 

[ル] (る)

[ル] 
ルーメン
lumen

光束の SI 単位。各方向に一様に1カンデラの光度の光源が、単位立体角(1ステラジアン)に出す光線束を一ルーメンとする。記号 lm :プロジェクターそのものの光出力。関連語句→

ルクス
lux(仏)

照度の SI 単位。1平方メートルの面積に1ルーメンの光出力が一様に分布しているときの表面の照度を一ルクスとする。記号 lx  ルックス。関連語句→

ルントホリゾント
Rundhorizont(独)
ホリゾントの上下(かみしも)の端が舞台前に向かって曲がっており舞台を囲むようになっているホリゾントを言う。円柱形ホリゾント。
袖部分にまで回りこむ舞台の3面すべてを囲むホリゾントもある。関連語句→アール
(る)

[レ] (れ)

[レ] 
レイアウト
レーザーこうせん
レーザー光線
波長を揃えた人工的な光。何処までも広がらずに直進する性質を利用し、鏡等の反射板を使うことにより光線をコントロールできる。スモークとの併用で幻想的効果が発揮される。出力の大きさにより使用電源が異なり、冷却方式も空冷と水冷方式がある。水冷の場合には水場から給水と排水の仮設ホースをひくことになる。関連語句→
レイヤー
Layher
レイヤーフレーム。ドイツ製のイベント用足場。イントレのようなもの。
関連語句→
Layhewebsite→http://www.layher-gerueste.de/
レオタード
leotard
19世紀のフランスの空中曲芸師レオタールは、体にピッタリとフィットした服を着て曲芸を演じて人気を博したことから、彼の着ている服は「レオタール」と呼ばれるようになった。これが転じて「レオタード」になった。
ダンス・体操などの際に着る、体にぴったりした衣服。伸縮性のある布地で上下続きに作る。
関連語句→
レコ
LEKO
LEKO
A type of ellipsoidal profile spot, much used in the USA. Contraction of the original manufacturers names.

Types of lantern
アメリカで非常に使用されるタイプの楕円体のプロフィール・スポット。正規メーカー名の短縮名。関連語句→
レセプショニスト 案内人。ホールに所属しお客様を案内したり、非常時の避難誘導係も兼用する。サントリーホールで本格的に導入されて以来、都市部の専用ホールではあたりまえになりつつある。他にアテンツと称するところもある。関連語句→
レパートリーシステムREPERTOIRE SYSTEM 1つの劇場でことなった演目を日替わりなどの方法で上演すること。
レフレクター 編集中 coming soon
関連語句→
レリーフ
relief
浮き彫り。関連語句→
レンダリング
rendering
完成を予想して描いた透視図。完成想像図。着色してあり、立体的にかかれる場合が多い。最近はコンピューターソフトにより、よりリアルに出力される場合が多い。関連語句→
レンタル 短い期間物を不特定多数の人に賃貸しすこと。リースは貸す側が、一回の賃貸し契約で物品の投資額を回収する方法。借り側は長期にわたって少ない賃料を分割支払いするためリスクが少なく、税金の対応もも楽なため、長期間使用するコピーや電話などの事務機をリースする場合が多い。それに対して短期イベントなど一時的に使用する物品はレンタルする。関連語句→
(れ)
 れき  
 れんさげき
連鎖劇
 
れんめい・れんみょう
連名
歌舞伎で役者の名前を並べた一覧表。書き出し(人気役者)、中軸(座頭級役者)、留筆(座頭)の順。関連語句→
れんが
煉瓦
煉瓦(レンガ)は西洋建築と一緒に日本に伝わったもの。
焼いたかわらという意味で煉瓦の字をあてがったといわれる。
レンガは日本のみの呼び名。関連語句→

[ロ] (ろ)

[ロ]
ローア・ホリゾントライト
Lower Horizont Light
通常ローホリと呼ばれる。舞台面に置かれ上に向けてホリゾント幕に色を付ける。基本的には光の三原色で調光されホリゾントを染める。関連語句→アッパーホリゾントライト
ローディー - 他 - バンドの楽器を運んだりセッティングやかたづけをしたりするアシスタントスタッフのこと。ボウヤとも言う。PAや照明のアシスタント等も同様に呼ぶ場合もある。関連語句→
ローホリ隠し 照明のローア・ホリゾントライトを隠すように置かれる舞台と同じ色の細長いパネル板。
舞台がグレーならばグレーのローホリ隠しを使うのが基本。大黒をや黒紗を使うのであれば黒でも良いかも ?。
ローチェ セロのこと。チェロの逆さ読み。バンド用語。関連語句→
ロケハン ロケーションハンティングの略。現場の下見のこと。関連語句→
ロココ様式 ロココ様式とは、1710年末ごろから1770年ごろまでヨーロッパで栄えた装飾美術の様式のこと。
フランス語で「Rococo」といい、語源は、ベルサイユ宮殿の庭園を飾った貝殻模様の人造石のロカイユから。関連語句→
ロスコー
ROSCO
日本ではスモークマシーンをさす言葉となっているがロスコーはメーカー名。
舞台や映像などに関する様々な機材や特殊小道具なども扱っている。
Rosco Labs website→http://www.rosco.com/
日本代理店::日本コーバン株式会社→http://www.coburn.co.jp/
関連語句→ジュース
ロビー
lobby
ホワイエを参照。
ロマネスク ロマネスク様式とは、10世紀末から12世紀にかけて西ヨーロッパ全土に広まった美術様式のこと。名前の由来は、ローマ風、ローマ的という意味から。関連語句→
ロングラン
Longrun
1つの演目を原則的に同一の劇場で特に期限を定めずに長期連続興行すること。  Unlimited engagementとも言い、逆に公演期間が決まっているものは、Limited engagementと言う。
関連語句→
(ろ)
ろく
陸・碌
地面などが水平なこと。平坦なこと。また、そのさま。舞台上でセットやつり物の「碌を見る」=水平を見るということ。
「ろく」は「陸」の呉音。水平なさまをいうのが原義。「碌」は当て字〕
「ろくでなし」は「陸でなし」となり、性格が曲がった人という意味が転じて、現在使われている「ろくでなし」の意味となった。関連語句→
ろくおん
録音
映画においては光学録音と磁気録音がある。映画フィルムの端に録音態(サウンドトラック)があり
光の濃淡や面積で音を録音した光学録音と、磁気録音剤を塗りつけた方法がある。1秒24コマで進むフィルムと音がずれないのはこのためである。
ろくずみ
陸墨
水平墨。水糸などで水平を出すために打ちめぐらすこと。
関連語句→
ろくろかんな
轆轤鉋
電動鉋関。
連語句→
ろはんじゃく
魯班尺
→てんせいじゃく 天星尺
ろっぽう
六方
歌舞伎で、歩く芸のひとつ。荒事に用いられる演技。「丹前」、「だんじり」などとも呼ばれていた。花道の引っ込みに演ずる振り。両手を大きく開いて交互に足を踏みしめて(けんけん)引っ込む。これももとは出のときの演技として使われていたが、今では引っ込みの演技として使われる。天地東西南北の六方向に手を動かすからともいわれる。
丹前六方・飛び六方・女の六方・狐六方・両手六方などがある。
関連語句→見得
ろれつ
呂律(りょ・りつ)
呂旋(りよせん)日本音楽(雅楽)で、声や楽器の低音域。また、ある音に対して一オクターブ低い音。乙(おつ)
律旋(りつせん):日本中国音楽で、音程の単位。十二律の一段階の差を示し、洋楽の半音(短二度)に相当。
「第三弦を二―下げる」

微妙な音の変化がうまく弾けないとよい音が出ないことから、言葉がしどろもどろになることをいう。

[ワ] (わ) HOME PAGE

[ワ]
ワールドプレミア
World Premiere
オペラなど世界で一番最初にその作品が正式公演されること。関連語句→
ワゴン 荷車、またはキャスターつきの大道具など。キャスター付きの物を言う。
関連語句→引き道具
ワゴンステージ
WAGON STAGE
主にアメリカでの言葉→日本ではスライディングステージ
主舞台の奥行と幅の全体が「上手」または「下手」または「舞台奥」に移動するシステム。
NHKホールの場合、舞台全面が奈落に降りることで蓋のように下手から出てくる。
主に舞台転換を行うために使われる。
関連語句→ スライディングステージ ・ 盆 ・ 迫(せり)
ワイヤード 音響においてコードで信号そう受信する機材のこと。一般的にコード付のマイクを差す。関連語句→
ワイヤレスマイク ケーブルが無く、無線や赤外線で音を飛ばす方式のマイクロフォン。関連語句→
(わ) Wa
わかおんながた
若女方
初期歌舞伎において、若い女を専門に演じる役者の役柄名。他の役柄例:荒事師、和事師、実悪、世話女房、他関連語句→
 わこ  女房
わきやく
脇役
映画・ドラマ・演劇などで主役を引き立て、物語の展開に必要な役割をつとめる役。物事の補佐的な役割。
能で主役のことを「シテ(仕手)」と呼び、「シテ」の特性を引き出す相手を演じる役を「ワキ(脇)」と呼んだことから、脇役と呼ばれるようになった。
能楽では、普通「ワキ」と片仮名表記される。関連語句→
わごと
和事
濡れ場。ラブシーン。
歌舞伎の演技・演出の一。濡れ事・やつし・恋愛・情痴を演ずるもの。江戸の荒事に対し上方の伝統的な芸。
わたりぜりふ
渡り台詞
何人かの役者に、一連の台詞を言わせること。関連語句→
 わらいや
笑い屋
 
わらう
笑う
道具などの結合部分が緩むこと。しまりがなくなり、十分に働かなくなる。しっかりとしなくなる。関連語句→
わらって
笑って
「この道具笑って」という場合は片付けてという意味になる。
映画用語だとする説があるが?小道具などをこれはせっかく用意してもらったものだが、使わなくなったので片付けてと言うとき、監督がスタッフに怒らないで笑ってくれということから出た言葉だとか、撮影で動かせないものは泣くしかないから転じて、動かせるものは笑える。となったとか。
「掃って」が「笑って」となった説もあるが、喋り言葉として「はらう」が「わらう」となったのが自然な感じもするが、さてどれが正しいのか。語源はどうでもいいか。関連語句→
わり
割り
寄せの給金。客一人につきいくらというふうに割り振ることから。
舞台で割りといえば引き割り幕のこと。袖であってもセンターまで閉まるものであれば割りという。関連語句→
割り台 規格物の平台を使用できない部分、新規に作る変形の平台。関連語句→
割りドン 上下(かみしも)からオープン、クローズする緞帳。関連語句→
割り本 テレビドラマなどの撮りの時に役者(マネージャー)に配られるその日の撮りのシーンだけの台本。
 わるうけ  
 わるのり  
わんさガール その他大勢の大部屋女優関連語句→

[ヰ] (ゐ)

[ヰ] Wi
(ゐ)
いどころ
居所
出演者、登場人物の居るべき所。立ち位置。歌舞伎などの舞台では、身分の高いものは中央か上手。女房役は亭主役より少し後ろ位置、など決まりごともある。
関連語句→ミザンセーヌ
いどころがわり
居所代わり
舞台装置転換法の一。人物がその位置にいたまま場面のみ変える方法。引き道具・煽(あお)り返し・迫(せ)り上、がんどう返し、げなどの方法を用いる。舞踊の場面転換に特に多用される。
関連語句→
いなかま
田舎間
基準尺の一つ・・・田舎間・京間・関東間などあり、その地方によって一間(たたみ一枚の長いほうの長さ)の寸法は様様で、京間などは一間が6尺5寸である。現在では団地間なども有畳のサイズは1600mmほどしかない。
関連語句→

[ヱ] (ゑ)

[ヱ] Ye We
(ゑ)

テレビや映画などの映像。印刷物などの写真など文字でないものをいう。
大道具で表側をいう。絵が描いてあるパネルだけでなく他の大道具の表側をいう。
関連語句→
えうえ
絵上
大道具で(絵の描いてある)表側を上にして置いたり、積んだりするときの方法。絵表。
関連語句→絵下(えした)絵裏(えうら)
絵コンテ →コンテ
えん
平面的まるいもの。円い窓のように表現する。Φ。

[ヲ] (を)

Wo

[ン] (ん) HOME PAGE



-end-