*3 VOGUE girl 2003.10 色分け …ヒョンジェ発言は大好きベージュ


 
映画<スキャンダル>でペ・ヨンジュンとイ・ミソクに
それぞれ誘惑されて内緒な幼い恋をするようになるこのカップルは深い二重の大きな目がお互いに似ていたが、時間がたつほどお互いに'似ているところが無い'を全身で見せてくれた。カメラから離れるとベイグルををかじてスタッフたちと'おしゃべりの輪'を広げたイ・ソヨンはまだ俳優の服を着ない少女のようにいきいきとした上、なにしろ無口だと知られたチョ・ヒョンジェはやっぱり大勢で話すよりも始終静かにスタジオの片隅にある椅子に座っていた。
しかしこんなにお互いに偏差の大きい彼らがした輪の中に
補足さえた絵はかなりいい出来だった。
そして映画を撮るうちに撮影場で二度しかでくわさなかったし、
映画の中でも1度手を握った事がすべてという彼らは<ボーグガール>のカメラの前でおぼろげな抱擁を見せてくれた。


大きい目と、無口、チョ・ヒョンジェ



”写真はあまり好きな方ではないんですよ。でもやってみると楽に出来るでしょう”
”気持ちは常に同じです。”


取材の時、元気のではない返事はエディターを困らせる。
そしてたいていの場合そんな時は失敗だ。
しかし私はそんなチョ・ヒョンジェを40分も録音機の前に座らせた・
初対面の人の前で何かを打ち明けることが不便な場合殆どすべての話に遠慮し、
彼には相変わらず自分に投げかけられるさまざまな質問になれないようだった。
ほとんどの質問は彼はすぐに応じなく、少し時間を置いて少しずつ答えたが
代わりにどんな質問にもまじめにただおとなしく平気に応じる彼に
私はしきりにあれこれ問い詰めていった。

私の先輩はこのごろどんな俳優も持っていなかった”古典的”の雰囲気を彼が持っていると言い、一文の若い俳優たちの中で喜んで彼に1票入れた。
そして少し経った頃、正しい彼の顔は
”心理スリラー”ジャンルで最大限の魅力を発揮すると・・・。
”大望”の王世子や”ラブレター”のアンドレア、”初恋”のヨンウは彼の色白な顔と、
善良な目が”賢くておぼろげ”なイメージを最大限出した。
私も彼を見守りながら彼の顔に非常にさまざまな色がある事に気づき、認めた。

”少しずつ違うものを見せようと思います。どんな作品によってかも決まるけど・・・アクションも大丈夫だし面白いと思います。”
もちろん、スリラーならどうであれアクションならばどうだろうか、幼い頃は映画よりTVが中心の時代だったが、”インディジョーンズ”や、ジャッキーチェンのアクション映画が好きだったと答えた彼。”体を動かすのが好きなのか?”と、問いかけたら
”無理に動くんですか?”と、言いながらニコニコし配役の為なら何でも熱心にしなければならないという言葉を忘れない彼には演技以外のことに関心がないから。
”18歳の時でした。あの日演劇を見て私もあんな風に出来るような気がしたんです。それで演技をする為に訪れたんです。”
”ガーディアン”と、言うグループを作って歌を歌ったりしたが、本当にしたかった事は
演技だったしチームが解散し歌は止めたんです。幸い機会に恵まれて
演技をはじめる事が出来て行き着いた職ながらせりふ一言を言うにもとても苦労しました。
時間が経ち少しずつ楽に出来るようになったんです。”

彼のデビュー作は今まで沢山のスターを生み出したドラマ”カイスト”、”ラブレター”、
そして”初恋”につながるチョ・ヒョンジェの出演ドラマ掲示板はいつも彼に向けて話すファンたちにいっぱいになったりするがそんな彼は”カイスト”には苦々しい記憶だけが残った。

”私が”カイスト”に出演し始めると掲示板には一面私の名前だけでした。
”それは演技なのか?何なんだ?”
”出るな”
”顔がいいから出るのか?”
主にこんな内容だったんです。悪口をすべて聞きました。
ところでそれが薬になったんだと思います。私が出来ないのは事実だから。よくしなければならないとおしかため、努力するするしかないでしょう。”


複雑な家庭だった為、早く俳優の夢を掴む為に高等学校を中退してバイトをしながら試験の準備をしなかった俳優志望生はセリフ一言が手に負えなかった新人時代を送って今は追い回されるスケジュールと寝不足な思いを友達に思うような俳優になった。


”ラブレター”と、”スキャンダル”のスケジュールが重なる時は1〜2時間程度
寝て撮影場所に行ってたんです。疲れて頭が痛かったという思いしか覚えてません。
寝ていて急いで撮影に向かうと顔に枕の跡があったりもしたんです。
ドラマは本当に忙しいのに映画はずっと待つ事が多く慣れなかったが
今はそんなことにもほとんどなれました。適応が早いようです。”


初映画”スキャンダル”の公開を待つこのごろも相変わらずドラマ”初恋”の
撮影に夢中になっている彼が打ち明けた公開前の言葉。
”このまま公開するねって思っていて、次の作品はどんなことをするかに対して考え中です。”


*ちょっとした表現の違いがあります。鵜呑みにはしないで下さいね。