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2003年9月:小学館より発売の『別冊SAPIO:まるごと一冊台湾を行く』の全図版を担当

 この度小学館より、私が掲載図版の全て(見開き6点、1P2点)を担当した『SAPIO別 冊:まるごと一冊台湾を行く』が発売されました。去年の暮れから準備が始まり、2003年のGW前の発売を目標に制作・編集が進められていたのですが、折り悪くSARSの台湾での流行と重なり、発売が延期されてきました。普通 の旅行ガイドではないので、掲載情報が古くなってしまう恐れはありませんでしたが、なかなか沈静化しないSARS禍のニュースにはしばらくやきもきさせられることになりました。
  この本は従来の台湾ガイドとは一線を画す斬新な内容で、台湾好きの方は勿論、今まで台湾というと“烏龍茶”や“足裏マッサージ”くらいしか思いつかなかった方でも、目から鱗が落ちること請け合いです。このようにグラフィックを多用した旅行ガイドものは滅多にありません。その国の歴史や風土、名所などを楽しく理解するにはうってつけのスタイルだと言えるでしょう。この内容で定価390円というのは安すぎるのではないかと不安になる位 です。一般読者はもとより、旅行本の制作に携わってらっしゃる方々にも是非ご一読願えればと思います。
 この本は雑誌扱いなので残念ながら店頭には数週間しか並びません。なので買いそびれた方は是非、書店での注文購入をお勧めいたします。

主な内容

○李登輝前総統と金美齢さんの特別対談
いままでの台湾観を覆す6つの新たな魅力
○そして台湾だけに美しい漢字が残った
日本統治時代の台北を歩く
○ニッポンが刻まれた台湾の不思議空間を訪ねる
昭和十年の「台湾島」を俯瞰する

○東部の大自然を味わう旅
○鉄道にゆられて東へ、温泉へ

○魅惑のグルメアイランド・台湾
○台南の美味い店、美味いもの厳選11店
○台湾には“ニッポンの味”があふれている

故宮博物院立体解剖図
○台北アートシーンの現在
○映画に見る現代台湾社会の姿

○「原住民」から見た台湾民族史
○百花繚乱の台湾原住民“流行”音楽

etc.