-----お城への祈祷札-----
天保十五1844年、慶応三1867年の祈祷札の下書き


天保15年が全高94.2cm、最大幅14.9cm、底幅12.8cm、板厚7mm
慶応3年は 全高が3mm高く幅、厚は同じ 表の「梵字のカ-ンマ-ン」と「阿遮羅」は不動明王の「種子(梵字)」と「梵語」
裏に 天保15年にだけ梵字シリー(吉祥)とボロン(一字金輪仏頂尊)

箱は漆塗り被せ蓋、
身 内寸法 97.0cm×18.5cm×4.7cm
蓋 外寸法 102.0cm×21.7cm×6.1cm



酒井家との関係

上段の間には藩主酒井家のご家族が良くおいで戴いていた様です。 堂宇(建物)や門前の宝篋印塔等の建造にも御寄進頂戴しています。 祈祷札は書き損じて使えなかった為に残った物の様です。 次のため校正して保管という流れだったのかもしれません。 間違えた為に残った 関係の一端が解る今となっては貴重な品です。