「 明和元年申年
   大門先道追分石願書控帳
        井岡寺住
          有奥代  」
  
    乍恐以書付奉願候
当山岡大権現儀者古来より本地観世音御座候、境内鳥居之岡道与古跡ニ而即当山大門先道御座候、右之道さかひ、東御城下入道、左湯田川道、右井岡入道御座候、依之奉願候、観音講中施主之者御座候右古来海道より弐三軒(間)引込候岡大権現鳥居再興造仕度奉願候、尤当山入候道脇者田地等多分寺領分御座候、惣而御田畑之指障ニ罷成候儀無御座候、右奉願候通被仰付被下置候ハゝ難有仕合可奉存候以上
  宝暦四年戌八月       井岡山別当
                       井岡寺
 寺社御奉行所       
               

明和元年=1764;宝暦四年=1754 宝暦四年に申請した。控えは明和元年に寺社奉行書からの問い合わせか何かの事情で有奥が作った。この有奥さん過去帳に記載がない。歴代住職表にない。さてどうしたものか?

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