十三湊
 
 十三湊は、この辺一帯の豪族だっ た安東氏、安倍氏などに関わる歴史が盛りだくさんな場所である。津軽には、中国大陸から着たアソベ族とツボケ族が いて、そこに邪馬台国の国王だった安日彦と長髄彦がおちのびてきて長髄彦はここを制圧して新たにアラハバキ族を つくって、それが関東にまで勢力範囲を広げ大和王朝を脅かすほどの存在になっ たそうである。その時中心にいたのがそれらの子孫にあたる安倍氏なのです。しかし前九年の役で安倍氏が滅び、その時逃れた安倍氏の遺児が安東氏を名乗り 、また東北を支配。そして、十三湊を中心とした安東水軍ができ、外国との貿易など盛んに行い最盛期を迎えることになる。しかし安東水軍は十三湊を襲った大津波によって一夜で消滅したといわれている。そして、安東氏は南部氏に攻められ、結局津軽からでていくことになった。
 
《所在地》   青森県北津軽郡市浦村十三