初めに,ご挨拶
First, a greeting(newpage73)
Zuerst eine Begrüßung(newpage75)
首先,问候(newpage76)
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プロとして、生活を支えながら油絵画歴約45年、藤沢を中心に湘南地区で活動し、大勢の方々に育てて貰いました。
絵画様式は前半、後半に分けられます。前半は 風景画や肖像画等の注文画の制作に専念し、
後半の約30年間は 抽象画における「「思考を促し、想像力を呼び起こす絵画」の制作時代と成ったのです。
抽象画への変革は 当初2~3年は 暗中模索となりましたが、学問を学ぶ必要があると感じ、
武蔵野美術大学短期大学部で美術基礎を学びましたが、今までの実務経験で、すべての知識がありましたので、
参考になりませんでした。それで、慶応義塾大学に編入学し、社会科学概論からシステム理論を学び、
芸術表現を「目的への統御」とすることが出来たのです。
芸術理論などから 世界中に存在していなかった思考するための絵画として
多くの芸術学者たちが訴えている「観る人の為の絵画」を研究することであると知りました。
その時から、本格的に研究することとなったのです。
それは 観る人の「「思考を促し、想像力を呼び起こす絵画」を通じて 労苦や不安、心配事などの
日常生活でのしがらみから一時的にも解放されること、それは 生の軽快化であり、
新たに生きるエネルギーの源となる』という学者たちの言葉の通り、人々の生きる力となり、
作品と観者が共に生きられることであると感じました。
「観る人のための絵画」とは 絵を観ることによって、思考し創造する。
芸術とは 時代の文化や思考の動向、人間の明日への努力の歩みを端的に表現するものであるのです。
なかでも、美術に於ける芸術作品の役目としては 人間の精神生活に於いて
最も重要な事の1つ「作品から 観る人の思考力や想像力が膨らみ、生きるのに役立つエネルギーを感じうること」であることです。
それが、可能ならば 素晴らしいことであります。油絵の芸術作家として「表現の目的」たる中心的考え方となったのです。
それには 人間存在と倫理表現を取り上げなければなりません。
そして 継続して観ることに飽きることのない「新しい芸術様式を確立した作品」を制作することが最も望ましいことであると考へ、
それを成し得る為には どうあるべきか、です。
慶応義塾大学の寺尾誠教授によると社会的行為理論は システム理論においてのみ成果を生むことが出来る。
その理論に加えて慶応義塾大学の木幡順三教授の「美と芸術の論理」
東京大学大学院中井正一教授の「現代芸術の空間」の理論を合わせて、
油絵の制作の考え方としての組成としての「基底材と柱」が構築されたのです。
それに 数多くの諸先生方の考え方を肉付けとさせて頂き、
世界で初めての【思考を促し、想像力を呼び起こす絵画】として
「新しき芸術様式の考究と誕生」を「目的による統御」とすることができたのです。
それを最高の「価値による統御」とし、内容的には 普遍的哲学や価値論、認識論、存在論、宇宙量子学理論、植物生態学など、
解釈学や色彩学等の絵画に関するすべての理論の把捉と表現に邁進して行かねばなりません。
その為には どうあるべきか、自身の心構えからの出発でした。
「無我無心によって、自己の独自的考えを放棄する」ことであるということから始まったのです。
そして、目的を成し得るには 「理論の上に立つ」ことである。
そうすることによって目的と価値への統御を着実に築きながら自らを大きくし、達成することだと確信を得たのです。
当然、やらなくては成りません。中でも、四次元空間の概念や、概念が要求する哲学的帰結を考え抜く事であり、
それに量子宇宙学によって立証された理論、すなわち、「人の誕生のメカニズム」を調査研究して加へ、
より深く 根源的概念を導くことです。それによって、
普遍性が高く 芸術作品の制作に欠かすことのできない理論の把捉と表現に専念することが出来るのだ、と確信いたしました。
その結果、制作された作品が 現在考えている「真なるもの」に わずかながら、近付いているのではないかと思うのです。
1人は 肉体を分割されれば、多数の細胞で構築されていることで明らかです。
それは「1=多」「多=1である」と言えるのです。そうした考え方から、1つのものを多分割することです。
絵画には すべてのモチーフとなる「物体は人間としての人格がある」と考えます。
人間の行為において、かみ砕き破壊し、粉々にする分解は 死を連想するものであり、
抽象画の表現の考え方の1つでは無いでしょうか?
これらの考えから、私の学んだことは 「芸術の真理」であると考えます。それは 本来、その時が来れば 世に浸透して行く、
この事を信念とせざるを得ないのです。私としては それを特に、望んでおります。
最近、世界の美術雑誌に於いて、投資可能なアーチストに推薦されました。
それは 希望に近づけた証と捉えておりますが、その時が 来ないかも知れません。来ても来なくても、
それどころか 完全否定されたとしても、学者や専門家の人達の作り出した理論を具現化することによって、
諸先生方が 私の芸術作品によって 専門的理論が生き返らせる事が出来ることに、
画家として課せられた倫理的責任があると思うようになりました。それが 私に課せられた仕事と私の人生に期待されていることなのです。
年月の経過とともに、ほぼ目的に近づいたとすれば、世界で初めての【思考を促し、想像力を呼び起こす絵画】であり、
「目的による統御」として 主題となる「新しい芸術様式の誕生」は 達成されつつあるのです。
もしかして、正論の選び方に間違いがなければ、それは 表現作品として「世界で最高の価値あるものとなり、
美術に於ける芸術作品の頂点に立つことの出来る作品だと自負しても 「過言では無い」と思うのです。
【哲学表現から量子宇宙学のニュートリノ現象が、人間の誕生のメカニズムと一致したことは 真なる正論であることの証明である。
と確信しております。】
まず、はじめの言葉として理論のまとめができたことは 専門家の先生方の皆様に感謝し、厚く御礼申し上げます。
おごらず ためらわず、より一層 理論の把捉と表現を積み重ねて その成果による作品が観る人々の生きる糧となり、
満足頂ける作品完成に奮闘致して参りますので、ご期待をもって、お守り下さい。
そして 考え方やより価値を高めるために 新しい芸術様式の誕生に向けて、
又は 美術の芸術様式等の発展のためにも奮闘してまいりますので、作品に付いても、
ご意見くださいますよう お願い申し上げます。
尊敬する先生から与えられた「目的による統制」と「価値による統制」に熱心に取り組み、自分の知識を振り返って自分を捨てることなく、
「何もない」ことになり、その探求を完全に規定しました。
これらすべては、これらのページの目次としてリストされており、私の仕事の確認です。
2020年7月