人類はホモデウスに進化できるか

世界的ベストセラー「サピエンス全史」の著者、イスラエルの歴史家、ユバル・ノア・ハラリ氏

ハラリ氏(41)は「人類(ホモ・サピエンス)は現在も進化中で将来、科学技術の飛躍的な発展によって神のような存在『ホモ・デウス』(Homo Deus)に進化していく」と考えている。

同氏はエルサレムのヘブライ大学で教鞭をとっている歴史学者だ。

人類は長い歴史を経ながらさまざまな進化を重ねてきた。ネアンデルタール人、ホモ・エレクトス 、ホモ・デ二ソワ人を経て、ホモ・サピエンスが生まれ、今日まで生き残ってきた。

「人類の進化は続いている。科学技術の発展によって、人類は神のような存在に進化していく」と主張し、注目を呼んでいる。ニーチェの「超人」を思い出させる発想だ。

l  「人類は今、新しい目標に向かっていくべき時を迎えている。なぜならば、人類はこれまで飢え、戦争、病気といった3つの人類の敵を克服してきたからだ

紛争や飢餓は依然あるが、人類歴史上はじめて、飢えで死ぬ人より肥満が原因で死ぬ人間の数の方が多い。過去の人類史では見られなかった状況だ。

2010年、世界で300万人が肥満による様々な病気で死去したが、その数は飢え、戦争、紛争、テロで亡くなった数より圧倒的に多い。

欧米人にとって、コカ・コーラはアルカイダより脅威だ」

20世紀までは労働者が社会の中心的役割を果たしたが、労働者という概念は今日、消滅した新しい概念はシリコンバレーから生まれてくる。

例えば、人工知能(AI)、ビックデータ、バーチャル・リアリティ(VR)、アルゴリズムなどだ。


労働者という言葉はもはや聞かれない。労働者が今も有しているのは選挙権だけだ。そしてその選挙権すら余り意味がない。

世界は余りにも急速に変化しているので、人間は方向性を失ってしまった。過去20年間で最大の変化はインターネットだ

誰もインターネットを拡大すべきだと話し合ったわけではない。全ての変化は政治とは関係なく決定されてきた。それは大変化の初めに過ぎない。

今後、我々の生き方、職場、人間関係、人間の肉体すら変える変化に直面するだろう。

そのプロセスでは政治や民主主義は大きな役割を果たさない」。

そして人類が神のような存在に進化するホモ・デウス時代について、「数世紀後ではなく、数十年後に到来するだろう。

既にその進化は始まっている。

人類もその領域に突入してきている。

①バイオ・エンジニアリング、②サイボーク、③無機生命体だ。それらの領域で成果をもたらすならば、われわれは神のようになるだろう。

例えば、20万年前の人類は石斧を作ることもできなかったのだ。

人類は今日、宇宙船やコンピューターを作る。そして遺伝子の解明も進んでいる」

「一部の人間は神のようにスーパー記憶力を有し、知性、抵抗力を有するようになる一方、大部分の人類はその段階まで進化できずに留まるだろう。

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9世紀、工業化によって労働者階級が出てきたが、21世紀に入ると、デジタル化が進み、新しい階級が生まれてくる。

それは無用者階級だ」

「製造工程の自動化で多くの労働者は職場を失っていく。軍隊でも同様だ。戦いはサイバー戦争であり、無人機が動員される。

3D印刷機の登場で繊維労働者はいらなくなる。アルゴリスムスやロボットは工業分野だけではなく、サービス業でも人間から職場を奪っていく。

タクシーもトラック運転手も同じだ。

安全で安い自動操縦車が出てくるからだ」

興味深い点は、同氏の宗教観だ。

「人類は昔、病の癒しや農業の収穫などで神に祈ってきたが、21世紀に入り、科学技術の発展でそれらの問題は解決されるようになった。

そこで宗教は科学がまだ解明できない世界、あの世の事象にその重点を移してきている。

宗教は過去、人類に人生の価値を提供してきたが、それはコンピューター・ゲームに似ている。イエスの教えを守ったら得点を得、罪を犯したら減点される。

そして人生の終わりにそれを清算をし、プラスであれば、一定の高いレベルに入れるというものだ」

ハラリ氏はインタビューの最後に、「人類の未来はまだわれわれの手にある」と述べている。同氏の未来像には不明な点も少なくない。

例えば、“神のような存在”という時の“神”の定義だ。単なるスーパー知性の持ち主を意味するのか、それとも別の概念も含まれているのかだ。

いずれにしても、若きイスラルの歴史家は我々に大きなテーマを投げかけている。

玉城に追いついたのか?

  

以上の事は 鵜呑みにすることは 無いだろうけれど、その方向に進化することは 間違いがないと思います。

神のような存在「ホモ。デウス」~社会に通用する人間でありる。

それ以外の人間を「無用者階級」という。~乗り遅れたら、立ち上がることが出来ない存在

                                  以上

生き残るための方法とは 繰り返し、自分を成長させること

            変化すること、柔軟な心であること。

            学び続けること

現在何をするべきかを考える時~思考力を育てよう。

            思考する基礎的知識を身に着けることのみであると思います。

幼児に最も適用される「クレヨンやクレパス、絵具など」色を創ることでは 無いだろうか?

色の基礎知識を教えている教育機関は 無いと思います。

初めて色を教えてみましょう。

色を創ることを知ることは 他の事に対しても、好奇心をもって工夫することが出来るようになるし、学ぶ大切さを知るでしょう。

それが、人生の基礎となれば、心に深く刻まれ一生忘れることはないだろう。

                  未来の人間の成長を考える

                        油絵抽象画の芸術作家島田勇

翻訳元
For being NOMINATED and in the run to win the ‘Best Global Artist Award’ in several categories, with the ceremony held at the Penthouse of FIVE JUMEIRAH PALM, Dubai 21.11.2018 www.theglobalartawards.comトップページへ












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