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③ ランダムネスと支離滅裂~言説は ばらばらに自らを不動化する。n31
③ Randomness and incoherence - discourse immobilizes itself in pieces
a.意味そのものを「謎」と化してしまうことが、重要である
b.破壊は 創作よりも一層 鮮やかに 我有化を 実現する
ミメーシス美学は キュウビズムが対象をデフオルメし、ばらばらに切り裂き、あるいは対象を分析すると断じている。
しかるに、キュウビズムは 対象の描写でも、表象でもなく、世界の連立なのである。(芸空)
打ち砕け、善者。正しい者たちをうち砕け。
* 意味そのものを「謎」と化してしまうことが、重要である。
* 破壊は 創作よりも一層 鮮やかに 我有化を 実現する。
* ゆらぎの存在
話が極端に直線に成る事は顧みずに、私としては、主題もしくは問題を全体として扱う事に決めたのである。
「自己は あまりにも現実的すぎるがゆえに、この自己へのあらゆる執着から自由になることである。
自己自身についての真理を発見すればするほど、進化し、目覚めるポイントとなるのは 自分から離れると言う事です。
我々が後になって、何が起きたかを測定する時は 我々のそれぞれのコピーが その宇宙で起きた事を見る事で、我々自身も分化する。
バタイユの著作のもつ力強さや開放的な暴力は 語る主体という考えを粉砕しつつ、
伝統的な哲学的言語をダイナマイトで破壊してしまったことであった、「これは ソクラテス以来、
西欧の知恵の全てを支えてきた運動とは 正反対のものである」主体性の穏やかな統一だった。
名もなき庶民の主人公、庶民の生き方、女性の生き方の暗部が照射、
これからは 「時間の推移はめちゃめちゃになるだろう」細分化の側面を考慮に入れてかからねばならない、
同時性のほかには 関連を持たない数々の事実を私としては 不自然に連結したくはなかった、また、逆に、年月の隔たりを越えて、
相互につながっている事件の数々のつらなりを切り離したくもなかった。(ミフ)
他人の信頼を得たいのなら、有効でありたいのなら、まずは 真実を認識し、とりわけ、真実を言わなければならない。
視線のなかに、芸術の破壊を、言語の中に言語の解体を求めるようになった。
詩的言語の逆説を必要とする時代の到来を 予告していたようにも思われる。(眼)
力がなければ、形は 構成されないが、しかし、また、力は 形を壊すものとしても働く。言説は ばらばらに自らを不動化する。
つまり、永遠のかりそめの輝きとなる」(M)
ある種の混乱状態を作り出すことが 肝腎なのではなかろうか、そして、あらゆる感覚美を構造化するのとは反対に、
現実の多様性を増幅させつつ、意味そのものを「謎」と化してしまうことが重要なのである。
課題は 常に暗号解読ではなく、現実を記録することなのである。そして、それは 謎を生み出すことでもあるのだ。(岩伝)
「背徳と悪」の中での悪の性格において
第1に、局面を悪と見なす、どのような局面か
第2に、背徳は 人間の選択意志なしでは あり得ず、その限り倫理学的概念である。ただし、背徳は 常に悪なのか。
第3に、悪は 倫理学的問題であるのに先だって存在論的問題である。悪の存在根拠は どこにあるのか。
アリストテレスは 「詩学」の中で、喜劇の再現の対象は 醜さ(アイココス)であると述べる。
それは 他人に苦痛や危害を与えるほどの悪ではない。滑稽な仮面、見る者に苦痛を与えはしない。
不快感を受け、見憎いと感じる局面が{あし}と呼ばれた。「あし」と感じる対象は 歪み、ねじれ、それが本来持つべき性質を欠き、
中正を逸した過度のものである。それを「見憎い」とみる眼は 対象ではなく主体のものである。「あし」と感ずるのは 主体である。
ライプニッツの「神義論」一切の有限存在の不完全倫理学的問題であるのに先だって、存在論的問題である.
アウグスチヌスは 意志がそれ自体、上にあるものを放棄して、下にあるものに向かうとき、それは悪になる。
それは 意志が向うものが悪だからではなく、下に向うこと自体が悪だからである。
ひねくれ、逸脱が人間の自由意志のゆえに成立する時、そこに自然ならぬ道徳的な悪が現れるということになろう。
悪への性癖こそが、人間の本性の内なる根本的な悪である.本来、神聖であるべき道徳法則から逸脱する方向、
神からの離反の方向を選択する事で、道徳的な悪が生じる。悪人は 悪人達への憎しみから悪をなすのに違いない。
彼らは 全てを悪と思うのであり、その場合 彼らの破壊的傾向は きわめて自然である。
-善が、保守的なものであるように、悪は 破壊的なものだからである。
ドレブァーマンは「悪を生ぜしめるのは 不安であり、
不安を生ぜしめるのは悪である」リクールは「不安の概念」から「死に至る 病い」に移行することで、
罪は 飛躍から停滞に違反という道徳的領域から 不信と言う宗教的領域にうつされる。(岩背)
私は どんな偶然をも、私の鍋で煮る。そして、それが完全に煮えたとき、私は それを歓迎する。
私の食物として、破壊は 創作よりもいっそう鮮やかに 我有化を実現する。
破壊された対象は もはや自己を浸透不可能なものとして示す為に、そこに存在しは しないからである。
破壊されたこの対象は 私が それであるところの、無の不可視性と半透明性をもっている。と言うのも、
この対象は もはや存在しないからである。
我有化的な連続的創作は 部分的な破壊という特徴を持っている。我々は 消費する。
破壊を指し示すと同時に、食物摂取的な亨受を指し示す。それは消滅させる事、すなわち、食う事、
それは 自己に合体させることによって、破壊することである。(サ)
自閉症児の閉ざされた形、躁鬱病者が描き出す散乱した形、天空に伸びる形、ねじれた形、
創り出す人の意識的計算によると考えられるが その背後に存在する個人の無意識が大きく働いているのである。
色や形を表現する絵画、或いは 造形は 無意識過程の影響 非常に大きく受けて成り立っていることが理解できよう。
「大洋的」な世界に「自己破粋的」な過程を通る意識と無意識を自由に交流させ、
「身体全体」で感じ、表現する必要に迫られていることが、わかる。(色形)
ランダム性~でたらめ。塩とこしょう~無秩序さは たえず、増え続けるのだ。
最大のエントロピーの状態は 時間と労力を節約させてくれるものではない。
物質の変質現象から分解、建物は崩壊、人は老い、果実は腐敗、ゆらぎが存在する。
ニュートンの法則は 過去と未来とを区別しない、量子論の出現によって、リアリティというものの、
このような古典的な描像は 覆され不確定的宇宙が 登場することとなった。(量世)
言表機能を特徴づける、この反復可能な物質性は 言表を特殊で逆説的な1つの対象として、だが、やはり人々がつくりだし、
扱い使用し、変換し結合し分解し、組みたて、時として破壊する全てのものの中の1つの対象として、出現させる。
コンピュウタ―がどのように作動しようと可能なプログラムの集合は 離散的である事を 我々は 量子論を通じて知っている。
ある特定の瞬間の物理的実在は、
事実上、空間全体の多数の異なるバージョンのスナップショットからなる「スーパースナップショット」となるだろう、
時間全体に対する実在全体は 古典的には それが 空間のスナップショットの集積だったのと同じように、
全てのスーパースナップショットの集積であるはずだ。
最初のものに 非常に良く似た他のスナップショットを探せば、この集積が バラバラにされた時空と非常に異なっていることにきづく、
第一に、元のものと完全に同一のスナップショットが多数あるのがわかる事実、
どのスナップショットも無数に多数のコピーとともに存在する。
現在のいくつかの宇宙モデルに於いてでは 宇宙は 有限の時間の後に、ピッグクランチで再崩壊し、空間的にも有限である。
変形した時空か生み出す動的な切断によって、ばらばらにねじ切られる。
しかし、これらの切断力は 利用可能な無限のエネルギー源の提供し、
このエネルギーは 原理的には コンピュターに重力を供給するのに利用できる。
空間全体にわたって、重力を操作する事で、これを、可能にする方法を原理的に示した。(世界)
機械的な関係は 知性を喜ばせるかもしれないが 退屈で知覚には益するところがないと述べた。
芽は あらゆる歴史の中で 人間の表情のように、しぐさのように 空間の中に未来を求めているのである。
高温では 磁石は 乱雑である。
ランダムネスが いかに見事なものを生むかである。
English
③ Randomness and incoherence-discourse immobilizes itself in pieces. (Ground)
Mimesis Aesthetics concludes that his cubism deforms the subject, tears it apart, or analyzes the subject. However, cubism is not a depiction or representation of an object, but a coalition of the world. Shatter, good man. Crush the righteous. It is important to turn the meaning itself into a "mystery". * Destruction realizes personalization even more vividly than creation. * Existence of fluctuations I decided to deal with the subject or problem as a whole, without regard to the fact that the story would be extremely straight. "The self is so realistic that she is free from any attachment to this self. The more you discover the truth about yourself, the more you will evolve and become the point of awakening. When we later measure what happened, each copy of us differentiates ourselves by seeing what he happened in that universe. The strength and open violence of Bataille's writings shattered the idea of a speaking subject and destroyed the traditional philosophical language with dynamite, "This is the wisdom of Western Europe since Socrates. It is the opposite of the movement that has supported all of the above. "It was a gentle unification of independence. The hero of the unnamed common people, the way of life of the common people, the dark part of the way of life of women is illuminated, From now on, I would like to unnaturally connect a number of facts that have nothing to do with other than simultaneity, which must take into account the aspect of subdivision that "the transition of time will be messed up". I didn't want to, and conversely, I didn't want to break the chain of interconnected incidents across years. (Miff) If you want to gain the trust of others, if you want to be effective, you must first recognize the truth, and above all, tell the truth. In my eyes, I came to seek the destruction of art and the dismantling of language in language. It seems that he had foretold the arrival of an era that required a paradox of poetic language. Without (eye) force, the shape is not constructed, but force also acts as something that breaks the shape. Discourse immobilizes himself in pieces. In other words, it will be the eternal brilliance of Karisome. "(M) Isn't it the essence of creating a kind of confusion, and, contrary to structuring all sensory beauty, it amplifies the diversity of reality and turns the meaning itself into a "mystery"? Is important. The challenge is not always to break the code, but to record the reality. And that is also to create a mystery. In the character of evil in "immorality and evil", in what aspect he considers the aspect to be evil, immorality is an ethical concept as long as he cannot do without the will of human choice. .. However, is immorality always evil?