≪メッセージの要旨≫ 2017年 9月 24日 聖霊降臨後第16主日
聖書 : マタイによる福音書 18章 1〜14節
説教 : 『 人生の方向転換 』 富島 裕史 牧師
≪要約≫
マタイによる福音書18章1〜5節 = マルコ福音書9章33節〜 = ルカによる福音書9章46節〜
並行記事から読み取る。
「天の国」とは「神の支配」という意味である。
イエスの弟子たちの間で、
神の支配の中では誰が一番偉いのか…という議論(言い争い)に対してイエスが教えていかれている。
人間の罪の姿がここに現わされている、とも言える。
イエスは、自分を低くして、心を入れ替え子どものようになりなさい。
そのようなものが天の国で一番偉いものとなる(私を受け入れる)、と語っています。
「子どものようになりなさい。」
「一人の子どもを受け入れなさい。」
子どもとは何か。
親から愛情を受けているもの、一方的な愛を受け入れているもののことです。
一人の子どもを受け入れなさいとは…
受け入れにくい、ともすれば排除されがちな者を受け入れる事。
イエスは、一番低い小さい無力な者の傍らにいます。
子どものような弱い未熟な私たちを受け入れているのがイエスです。
イエスさまを信頼し、
私たちも一人の小さなものを受け入れるものとなることが望まれています。
主イエスの言葉、「心を入れ替えて子どものようになる」・・・
子どものようになるとは、
神さまが私たち一人一人を受け入れてくれていることを信じて、
親から愛されていることを信じる子どもと同じようにより頼んでいくこと。
神様の子どもとなること、神さまが私たちを子どもとしてくださったことを信じることが私たちの信仰。
信仰によって天の国、神様の支配のもとに生きるものとなるよう
心を入れ替えて、人生の方向転換をしていくことではないでしょうか。
今週も、私たちを愛と恵みで受け入れてくださっている神様の愛を信じて、神様に寄り頼んで、
信仰生活を続けていっていただきたいと思います。