後朝の別れ 
月刊「サムソン」1984年頃
きぬぎぬ 【衣衣・後朝】 衣を重ねて共寝した男女が、翌朝、めいめいの着物を着て別れること。またその朝。暁の別れ。・・・・「広辞苑」より

物語
 原田大佐が、沖縄戦線へ旅立つ朝、喜之助は八年間妻として仕えた最愛の男との別れを惜しむ。

登場人物

喜之助 
 六十一歳、身長160sm、体重80kg。 呉の高台にある米屋旅館の主人。ころころと太ったという形容がそのまま当てはまる体格で、鼻も口もつぶらな目も、少年がそのまま大人になったような童顔。  五十三歳の時に妻と死別。

原田大佐 
 五十歳になる海軍兵学校出の将校。伊号潜水艦の艦長。 身長170cm、体重90kgの大男で、生涯独身。 巨根の持ち主。タチ役の名人で、二十歳の時から五十歳の現在まで、三十年間も年配の肥満体ばかりのバックに挿入してきた。

古宮特務中尉
 五十五歳。原田大佐の愛人。たたきあげの軍人らしく、小柄ながらよく肥り男らしい。