BIO HAZARD-CRIMSON BLOOD #3
第二話 「少女」

ここは、アンブレラが経営している高層ビルのような大病院。イーズは病院に入り、受付で手続きをとった後 診察室へ向かった。ちなみに、この病院はアンブレラが経営していて、地下は研究所なのだ。イーズは診察室に向かう途中、誰かに肩を叩かれた。
後ろを振り向くと、イーズの担当医であるレイ・トリーズが立っていた。
「イーズ、久しぶりですね。」
イーズはレイの元へ向かう
「あっ 先生!こんばんわ。」
イーズはおじきをすると、レイの共に診察室へ向かう。 イーズはレイと向かい合う様に座り、手を差し出す。レイはイーズの血管に注射器を刺し、血を抜いた。何故、検査をするかそれは、イーズはウィルスにかかっているからだ。ウィルス自体、害はない。だが、このウィルスは危険視されている。一部のものについては・・・・
「はい、終わりです♪」
レイは器用に針を抜き、血液サンプルをイーズに渡す。
「これを、研究所に持っていて下さい。」
レイはそう言いながら、カルテに何かを書き込む。イーズは部屋を出て、エレベーターに向かった。暫く歩き、角を曲がろうとした。その時、
「「わあっ!!」」ごちん☆
イーズは誰かとぶつかり、尻餅を着いた。
「痛ぇ・・・。」
幸いにも、サンプルは無事だった。

「ごめんね!!大丈夫っ!?」
イーズは顔を上げるとそこには、可愛らしい三編みをした。髪の黒い女の子がいた。イーズは顔を赤くした。
「だ・・・大丈夫だよ。」
「ああ、よかった。私、急いでたから・・・・」
イーズは起き上がり、彼女に聞いた。
「どこに行くの・・・・」
「エレベーターなんだけど、どこにあるか分からなくて・・・・」
「じゃあ、案内するよ。」
イーズは彼女に笑いかける。彼女も笑顔で、ありがとうと言いながらおじきした。イーズは彼女の名前を聞こうとした。だが・・・・
「人に名前を聞く前に、自分から名乗るもんだよ。」
と注意されてしまった。
「そ・・・・そうだね・・俺の名前は イーズ・シェヴァ・リグレットって言うんだ。」
少女は何かに気付き、冷たく微笑した。もちろん、イーズは気付かない。
「イーズ・・・・イーズって言うんだ。私はクロエ・アルツって言うの。」
「宜しく、クロエ。」
イーズは、クロエに笑いかける。
「じゃあ、行こっか!イーズ君♪」
クロエはイーズの手をとり、エレベーターに向かった。その後を赤髪の男が見つめ、クロエも後ろを向き、冷たく笑いかける。このあとイーズは恐怖のどん底へ突き落とされるのであった。

□BIO HAZARD-CRIMSON BLOOD
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