出発までの空き時間は 一人で空港内のお風呂で過ごした。

病み上がりで、お風呂・・・などと言われそうだが、免税店も興味のない私には、

もってこいの施設である。

飛行機を眺めて湯船に入っていると、隣り合わせた方は、たった今、カンボジアから

帰ったところ、ひどい暑さだったとか。

行く人、帰る人がお風呂に入って、情報交換。 なかなか面白い光景だ。

 

カンタス航空を使えば、直行でメルボルンへ入れるところ、少しでも旅費を

安くするために、キャセイ航空で台北経由、香港経由、メルボルンまで。

由紀ちゃんとは香港の空港内のメルボルン行きのカウンター前で落ち合うことができた。

夜中じゅう、移動していたわけで、疲労からか、機内で吐き気に悩まされた。

 

11月19日

 メルボルンは上天気!

さわやかな風の中、現地係員は昼食のイタリアンレストランへ連れて行った。

ドアを開けるや否や、にんにくの匂い、未だ回復していない私はサラダがやっと。

 

午後は セントバトリック大聖堂やキャプテンクックの簡素な家、フィッツロイ庭園を

歩いた。

思いがけず、ジャカランダの薄紫の街路樹に出会い、ラベンダーが咲き、あちこちで

式を終えた花嫁、花婿の撮影会がまぶしいほどの緑の芝生の中でされていた。

かなり気分が良くなってきた私は、若者達の撮影の中に入って行って笑いを誘った。

 

             


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カンタス航空で憧れのタスマニア、ロンセストンの空港へ到着したのは20時を

過ぎていた。

けれども、空はまだ明るく、緑草の道を出迎えのバスでホテルへ向かった。

 

やっと、横になれる!・・・・旅費を浮かせようと遠回りの航路を選択すると

こんなに時間がかかる。ただ、日本との時差が1,2時間というだけは救われる。

行程表の上では承知していたけれど現実は、ホント、遠かった。

 

ホテル グランドチャンセラーのロビーは落ち着いたたたずまい。

早速、現地ガイドの良江さんは 各部屋の鍵をフロントから受け取った。

合計では12名だが、グループ的には 3人、3人が含まれていた。

一人部屋料金を出すよりも、山の仲間がするように、一晩づつ組み合わせを


 

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