すかさず、3人組の一人、Rさんに向かって「よかったらお部屋、私とタスマニアに

いる間、ご一緒させていただけますか?」と言うと、快く返事を頂いた。

良江さんにお願いをして、私とRさんだけ鍵を2個用意していただき、私に気兼ねなく

Sさん達と行き来していただくことになった。

 

 由紀ちゃんとNちゃんのコテージを見て、びっくり!

ベッドルームが2つ、キッチン、リビング。超豪華!!!

彼女たちだけ いやに離れたところにあるな・・・と思ったら、スイートルームだった。

ジャグジーバスも付いていた。

 

私達のコテージ内部
ワラビー

すでにお友達になったらしいグレイドルの住人? ワラビーたちが玄関辺りに何匹も

遊びに来ていた。

私に、「よかったらこの部屋へ移動して来ない?」と二人は言ってくれたが、

Rさんとこの一週間巧くやっていこうとしていたので、

「昨夜、3人で窮屈な思いをしたから、今夜はご褒美よ、ゆっくりしてね!」と断った。

素晴らしい部屋をもっと楽しみたいようなので、夕食には一足先に、ロッジ本棟へ

出かけて行った。

 

{ロッジ自身の宿泊料が高く、夕食をセットしてしまうと全体の募集金額が跳ね上がってしまう

ため、手軽なレストランと格式あるレストランを 自由に選択していただくこととしていた}

 

カジュアルレストランへ入っていくと、にぎやかな音楽が飛び込んできて、室さんを

中心に山歩きの仲間がテーブルに着いていた。

私も仲間に入れていただき、注文のウエイターを待った。

殆ど、日本人も来ないここでは、日本語のメニューもなく、ウエイターの運ぶ大皿を

みんな、目で追っていた。

突然、静かにしていたHさんがウエイターを呼び止め、英語でしゃべりだした。

そういえば、空港の待合室でも英字新聞を見ていた。

「Hさん、お任せするから色々、5人分注文して、ビールもね!」

まったくというほど表情が無かった彼女は、急に勢いづいて注文のカウンターと

テーブルを何度も行き来して本当に楽しそう。

ナプキンや、フォーク ナイフまでセットしてくれだした。

 

{実は、出発前、旅行社宛に、メールでいろいろ かなり細かいことを言って見えた

ようで、担当者は ニセ添乗員の私に、その旨を告げていた。

私は、逆に どんな方なのか楽しみだわ!などと言っていた。Sさんらのセレブ族が

チョット苦手かも・・と思ったのもHさんだった。}

 

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