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当館は現在、浮世絵約500点、伊万里の金襴手陶磁器約100点、中国陶磁器100点余り、所蔵しています。季節に合わせて展示していきますので、どうぞ、ご来館して、展観していただきたいと思います。




  
入館料~ 小学生、中学生18歳以下  無料 
一般 500円


開館日は土曜/日曜
 開館時間 午前10~17時で




8月19日(土)、20日(日)開館します。




予告
11月
HIKアソセーションによる
肉筆名品展


○尾形光琳
○葛飾北斎
○円山応挙
○歌川広重
○歌川国芳
○狩野探幽
  ○東洲斎写楽 
        (貴重な資料、文化財に匹敵するような作品が含まれます。  )
○クロード・モネの「カミ―ユとジャンの家族肖像」
  
など、かずかずの名品が展示されます。
ご期待ください。





 TEL 0470-28-1918 来館の折は、前日、連絡いただけたらありがたいです




左官職人さんすご技の漆喰の白壁が心地よい美術館です。





歌川派による浮世絵名品展開催しました。

5月3日~5月7日








 




 

北斎    ----摺りもの 

  





勝川春潮






五渡亭国貞



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平成27年度安房地区公民館連絡協議会
「見たり聞いたり安房の国」


平成28年1月28日

「浮世絵と印象派~浮世絵ジャポニズム 日本と西洋を繋いだ浮世絵~」 
講師 :浮世絵美術館 鎌田コレクション館長 鎌田英雄

  
場所 鋸南町立中央公民館







来館について、金曜日までに予約の連絡をお願いします。
TEL0470-28-1918



菱川師宣記念館で、当美術館所蔵での「浮世絵に観る――名月展」が開催されました。






           

団体のバスツァーでの参観も、ぜひコースに入れていただけたらと思います。
事前に、ご連絡いただけたら、開館日でない場合でも、開館し、展示作品等の解説を行いたいと思います。


伊万里の名品、色絵や金襴手の作品も今後展示していきます。楽しみにしていてください


元禄伊万里の名品 色絵金襴手龍鳳凰紋鉢 17世紀後半
(戸栗美術館と同じ手で同じ時代の名品です。)
など多数展示していきます
出品予定作品の一部を、このホームページの「美術品紹介」のページに画像アップし






歌川広重・名所江戸百景[猿若町夜の景」























                       







浮世絵  鎌田コレクション

豊国三代  「 庭寿々美 」

「国際浮世絵学会五十年のあゆみ」に、私の随筆が掲載されました。
2012年11月








在りし日の国際浮世絵学会研究発表大会風景




目次


掲載された私の随筆


















三十五年前に浮世絵との思いがけない出会いがあった。それは山梨県の美術館のミレーの作品を訪ねた折,ふと入った古美術店での二代豊国(豊重)の三枚続きの芝居絵とに出会いであった。背景の梅の描き方,役者の着物の描き方と役者の描き方に強い衝撃を受けた。持ち合わせのお金がなく後日送金の予約をしてしまった。保存状態はよくなく虫食い跡あり,破れあり,そして,退色有りの作品。そんな作品を買う気にさせられた浮世絵の表現は途方もないすばらしいものに感じたからに他ならない。美術を志し,油絵を描いていた自分としては手元に置きたいものであった。すべてのサラリーを浮世絵に投入することになる。現在のコレクションである。
   
 私は油絵で風景画を描いてきた。ので,当然,広重の風景画を中心にコレクションしてきたのだが,三代豊国や広重や国芳の三枚続きの美人画や,広重が背景を描き三代豊国が人物を描くという,当時の二大浮世絵師が力を合わせた三枚続きの源氏絵,物語や説話を主題にした芳年の縦二枚続きの作品,二代国貞の「紫式部 源氏歌留多」シリーズ54枚揃いなど,歌川派の作品が主要になっている。広重の風景画は広重晩年のシリーズの名所江戸百景や,東海道五十三次や東都名所などの作品なども収集になっている そのなかで、広重の名所江戸百景シリーズの「両国花火」は日本、世界にも数えるぐらいしかない希少な作品で、摺りの状態は「初刷り」の中でも最高の摺りと思われる。
 この作品が当美術館の珠玉の名品の一つである。
    
 それから,当美術館には明治の芳年の直筆の版下絵6枚所蔵している。版下絵は主版に貼り,墨線を残すため彫っていくものだから無くなる運命にある。しかし,残っていたことは芳年が同じ版下絵を2枚描いていたことになり。これは世界にたった一枚しかないことを意味している。 
 それから当美術館は,昭和46年制作された歌麿美人画版木揃い2組,そして,江戸の役者版木主版2枚所蔵している。

                                
                                      
浮世絵の海外流出とジャパンマネーによる里帰り   林忠正の功績と浮世絵を大事にしてきたヨーロッパの人

 1900年パリ万博で明治日本政府の事務次官長を務めた林忠正は,日本美術の好評さに感銘を受け,その後,画商になり,江戸でしか作っていなかった何十万点もの浮世絵をかき集め,ヨーロッパに輸出しました。そのため,日本の文化を海外に売った売国奴と,当初評価されていませんでしたが,その後,大正時代の関東大震災や戦時中の東京大空襲で,江戸に残っていた何十万点という浮世絵や,版木や,北斎や写楽の掛け軸まで御蔵ごと焼かれ,焼失した。日本に,浮世絵は空っぽという状態であった。唯一,林忠正が海外に輸出した浮世絵だけがその難を逃れた。そのため,今や,林忠正は浮世絵の救世主になっている。
 戦後日本経済の復興とともに,安田火災がゴッホのひまわりを,58億円でオークション競り落とすという時代が到来.浮世絵も,海外からどんどん買い戻された。
日本に空っぽだった浮世絵が,そうして里帰りした。当美術館の浮世絵も,ほとんどが海外からの里帰り作品である。
 当美術館のコレクションで,作日,摺りあがったような作品をみるとき,ものすごく驚き,そして,感動を覚えずにはいられない。それは,その作品を所蔵していたコレクターが,どれだけ大事に保存してきたかを,目の当たりにするからである。浮世絵を和紙に挟み,湿度を適切にし,日差しからさけ,退色から浮世絵を護ってきたことが解る。そして,虫からも······そして,浮世絵を手に取ったときも細心の注意をはらってきたことも,·····皺,しみ,がないのである。もちろん,飛沫がかからないように息も整えたことだろう。
   
 このようにヨーロッパの人が,浮世絵をこよなく愛し,大事に保存してきたことを決して忘れてはならない。

植物性の絵の具での摺り
 

 浮世絵との最初の出会いのとき,なぜ浮世絵が途方もなくすばらしいと感じたのか?
まず,摺りのすばらしさであった。浮世絵は植物性の絵の具を使用した有機顔料であった。わずかな量の絵の具  とわずかな糊と水で和紙に摺り込んでいる。植物性の絵の具は顔料に粒子がほとんどなく和紙に吸い込まれるように摺られる。現在,売られている絵の具は化学顔料で中には,鉱物等を砕いたりして作った顔料などがある。そのため粒子があり,ざらざらした感じにどうしてもなってしまう。和紙に吸い込まれるような,透き通るような絵の肌合いには絶対にならない。
 着物も天然染料で染めるので,浮世絵の彩色と同じような感じになる。その天然染料で和紙摺った着物を染めた風合いは,独特の日本のデリケートなやさしい色である。派手でいて,かぎりなく奥ゆかしく質素な色である。その色は,当時の人の生活感や季節感まで伝わってくるようだ。
   
 
ぼかし摺り   

 ぼかし摺りの技法は絵の具の濃淡表現のことである。
空の「天ぼかし」「当てなしぼかし」「着物などの部分ぼかし」などの濃淡表現するぼかし摺りがある。
 空であったら青や墨でぼかし摺りをしている。浮世絵は墨線と平坦な色を十三色の摺りを重ねていく表現で錦のように鮮やかさを持っているということで,錦絵と言われてきた。19世紀のヨーロッパの油絵にまでの見られるような写真のように表現する古典画のような表現とは全く異なっていた。そして

 ぼかし摺りは絵に空間を表出していた。

 

 浮世絵の構図, 平坦な色使い, 鮮やかな色彩,  輪郭線


 印象派は浮世絵の摺りから『平坦な色の表現と鮮やかさ」,「物の形の輪郭線の表現」,そして「ぼかしによる空間表現」は,「構図の取り方」とあわせて熱狂的に受け入れられた。のが,解るような気がする。三十五年前の3枚続きの芝居絵の感動は,いまだに,その絵を見ると,その摺りから蘇ってくる。
 
ゴッホは広重の名所江戸百景の「亀戸梅屋敷」の作品をペン画と油絵で,二回も模写している。そして、同じシリーズの「大はしあたけの夕立」は油絵で模写している。浮世絵にいかに魅せられていたかが伝わってくる。

 (広重は118図からなるこのシリーズを発表し,翌年1858年コレラで62歳で他界-----このシリーズが世界を驚かせ印象派に多大な影響を与えた。-----広重にしてみれば世界の広重になった人生最後の逆転ホー ムランだった-----北斎も70歳代になって風景画に開眼、富士山十六景シリーズで 「赤富士」や『神奈川沖浪裏」を発表し世界の北斎になっている-----<2人とも人生晩年の最後までの努力が後世に多大の足跡を残すこととなった>

 では,ゴッホは浮世絵の表現をどのように取り入れていったか,それは「物の輪郭を黒い線で縁取り(浮世絵の墨線)」「平坦な色塗りと鮮やかな色彩をほどこし」,「空の天の部分を,濃淡を濃く描いて(浮世絵の天ぼかし)奥深い空間表現をした」。以上のように、ゴッホはもろに浮世絵技法で風景画を描いた画家であった。と思う。以上のようなことはゴッホだけでなく,その他の印象派画家達も浮世絵の技法を取り入れている。「構図-----クローズアップ」「空間表現(天ぼかし)」は,モネシスレーの風景画家にも見てとれる。ゴッホの晩年の教会の絵や「星月夜」の空の天の部分に濃い濃淡がつけられ(効果的な明度対比で)迫真的な奥深い空間表現がされている

 ゴッホは他界した時,400枚余りの浮世絵を所蔵していた。と言われる。弟テオからの仕送りで生活していた身でありながら,生活費を削りながら浮世絵を手元に集めていたその熱狂さに感動すら覚える。それほどまでに浮世絵に魅せられていたののである。そして、ゴッホは日本に行くのが夢で、日本に行けない中、せめてと、晩年日本と同じ気候をめざしフランスを南下していったとのこと。並々ならぬ、憧れ日本だったのである。それは浮世絵から見出したのである。摺りの美しい浮世絵,木目なども映し出し自然の息吹も感じ取れる。モネも浮世絵を所蔵していた。コレクションしたいということはいろいろな面で,とくに,絵画表現の面で理想とするものを見させてくれる面を持っていたということである。
 いつ見ても浮世絵の摺りの美しさは見あきることはない。淡い美しい色,その退色しやすい自然な植物から摺った染色みたいな美しい色,退色しやすい色ということから,はかない美しさもあわせ持っているよう繊細な色である。
その退色しやすい色の錦絵一枚は,当時そば一杯の値段であった。ゴッホが購入した時もまだ安かったのであろう。今ではゴッホが模写した浮世絵は一枚で,家さえ買える値段になっている浮世絵もある。今では当時の浮世絵の摺りの技術を再現するのは難しいと言われるぐらいである。当時の和紙さえ再現するのは難しくそれが摺りにも影響する。摺りの一番難しい部分は頭(親方)が摺った。江戸の情趣さえ摺りきっているようである。   
 彫りよりも摺りが難しいと言われる。江戸時代に,彫りの
技術を競う会か開催され,当時,十八歳の彫り師「彫り巳」が「白須賀」という作品で一番の彫り師に選ばれている。歳をとったら目が見えづらくなるから若者が彫りの技を磨いたのであろう。
 浮世絵は退色しやすい版画である。当美術館が所蔵している作品も保存状態がそれぞれちがう。「浮世絵は江戸でしか作っていなかった。江戸浮世絵は水で摺り,上方浮世絵(京都で作られた浮世絵)は泥で摺る,と言われたぐらい(?)江戸で摺られた浮世絵は,錦のごとくきれいだと思われていた。




    つつましやかな情趣豊かな季節を写した浮世絵,江戸時代にタイムスリップして江戸時代生きた人たちにおもいを巡らせたい
蛍狩り 両国花火 団扇  風鈴  夕立着物  菖蒲湯   雪月花  花鳥風月 纏い 火消し 七夕祭り     
    着物の柄,模様  美人 花魁 かぶろ 役者 芝居絵 源氏絵  お参り 三囲神社  宿場  江ノ島詣
   
    東海道五十三次  木曾街道五十三次  東都名所  名所江戸百景 泉市版 蔦重版  蔦吉版 魚栄版
     
    源氏歌留多  宿場 夕景  物見遊山  寒行者  垢離場  修業  よだか蕎麦  睦月むつき一月

    皐月さつき五月   水無月みなづき六月  文月ふみづき七月 五月雨  秋月  潮干狩り 両国川開き  

    亀戸梅屋敷   大はしあたけの夕立   両国大花火  王子装束大晦日の狐火  五十三次名所図会


    
どうぞ,当美術館で江戸の暮らしと江戸の歳時記をお楽しみください



  


  


北斎 「新吉原扇屋の新年」 大判5枚続きの部分








3枚のポスターは館長 鎌田英雄がデザインしました
  当美術館は、入場者全て無料です。日本の、世界から評価された浮世絵を、体感していただき、浮世絵の芸術がどれだけすごいか、知っていただき、体感していただきたいと
思っています。



   
入館料~ 小学生、中学生18歳以下  無料 
一般 700円


開館日は土曜/日曜
開館していす。。 開館 午前10~17時です





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浮世絵美術館 鎌田コレクション tel & fax 0470-28-1918