今存在しているパソコンとの付き合い方

人間の脳は回転/反応が早すぎるのか、あるいは当たり前のことは当たり前という思い込みが強いせいか、パソコンが人間の脳についていけない現象が時々発生する。

たとえばある画像を切り取ったり色を変えたりする時に、人間の脳は編集イメージが先に出てすぐ結果を求めようとする。その前に画像を選択することを省略してしまっている。

黒鯛と真鯛の写真の色を黒鯛はもっと黒く真鯛はもっと赤く色を変更しようとしたら、黒鯛が真鯛に真鯛が黒鯛に変身したりする。

同様のことが表計算でも起こりうる。合計計算を求めたがとんでもない場所に表示されたりする。これもどこの場所に計算結果を出すのかを省略してしまっている。「計算をする」前に「結果を表示させる場所」をパソコンに教える必要がある。

ゴルフでも「ショットをする」前に「落としどころ」に狙いを定めると、スコアメイクができてストレスを感じることなく楽しくラウンドができるようになるのも同じかもしれない。

脳の回転を少し緩めるか、あるいは思い込みを少し弱めるとかして目の前にあるパソコンと呼吸を合わせ、パソコンが理解できるようにひとつづつ順番を追ってパソコンに指令を出せばパソコンとの付き合いがさらに楽しくなるのではないでしょうか。