レース絵日記番外編「メインシートの作り方」

2006年2月   河内屋大番頭 作

 市販のメインシートは外皮が弱く、ラチェットにかかる部分が1年も持たないので困ってました。
マリンショップの中にはオーダーメイドで二又メインシートを 作ってくれるところもあるようですが、今回、自作してみることにしました。

材料: 8mm マーストロン
     3mm ダイニーマ
     径5mmぐらいの熱収縮チューブ(ホームセンターなどで売ってます)
     キリ(スパイキ)

作り方
1. 3mmダイニーマの両端をスプライスする。
このとき、二又に分かれる部分は力がかかるので特に念入りにスプラ イス。
先端のほうはのちほどコアとスプライスするため、テーパー状にスプライスしておく。
キリで穴を大きくしてから芯を1本1本通していく。
2. マーストロンの端から2mぐらいのところにコアと外皮がずれないようにノットを作り、コアを引き出す。
マーストロンのコアの6本の芯それぞれに熱収縮チューブをかぶせ、ライターであぶって収縮させ、スプライス しやすいように先端をハサミで斜めにカット。
3. コアとスプライスしたダイニーマをスプライスしていく。
6本スプライスした時点で両側を引っ張ってみると、すでにかなりの力を掛けても強度が出ているのを確認。
4. いよいよ外皮のスプライス。
外皮もストランド2本ずつに熱収縮チューブをかぶせてテーパー状にスプライス。
5. 全体重(83kg)でぶら下がっても切れないことを確認して完成!

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