川崎の蟹ヶ谷に海軍通信隊の通信塔と地下壕が残っている事を知り、自転車で二時間位か
けて海軍通信隊蟹ヶ谷分遣隊の遺構を見に行った。 冬晴れの空の下きつい坂道を登り終えて通信隊の鉄塔が見えた時は疲れも吹き飛んだような
気がした。 が、近づいてみると地下壕のある場所が工事現場になっており、地下壕が埋め戻された感じ
がしたので、蟹ヶ谷分遣隊唯一の遺構になったと思われる通信塔の写真を撮った後、日吉の 慶応大学近くの山に艦政本部地下壕(慶応大学構内の連合艦隊地下壕とは別の存在)があ る事を思い出し遺構を探してみたが、事前調査不足でようやくそれらしき地下壕を一つ見つけ ただけだった。 参考文献 神奈川県の戦争遺跡 神奈川県歴史教育者協議会編 大月書店
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