仙台市西公園のC60
仙台市西公園に保存されているC60は管理人にとって思い出のある機関車である。
それは管理人が小学校一年生の時、文化の日に西公園の隣にある市民会館で秋田音頭を踊り、
昼食後、西公園でこのC60の運転台に入って遊んだ記憶がある。
小学校一年当時は駅などに落ちている切符をよく拾って集めていたが、
ある日仙台駅で、拾った切符を持ったまま仙石線の改札を通った所、
「ちょっと、ちょっと」と改札の駅員に呼び止められ持っていた切符を全部没収された。
それ以来切符を拾う事はなく、小学校二年生の終わりに現住所に引越する時にプラレールを置いてきた事により、小学校低学年時までの鉄道に対する興味はここで終わる。
そして鉄道趣味を復活させるのは五年位経った中学生の時である。
あれから十年の年月が経ったが、C60はあの場所にまだいるだろうかと平成十五年の正月、
仙台城周辺の戦争遺跡の調査後、西公園に行ってみた。
西公園に行くとC60はあの日と同じ場所にいた。
私はあの日を思い出しながら撮影をし、広瀬川が見える所まで行った。
広瀬川はあの日と同じ流れであった。
時代は流れ、世の中がどんどん変わっていく中、
今度西公園に来るときは世の中どう変わっているのだろう。
そう思いながら西公園を後にした。
C60機関車側 C60炭水車側
説明板