3. ヒッポンの設定

 ヒッポンのドロップターゲットの黄色の封筒を右クリックしてください。右図のポップアップメニューが表示されます。そのメニューの[設定]をクリックすると、下図の設定画面が表示されます。
 添付ファイル一覧を右クリックして、表示されるポップアップメニューからも設定画面にアクセスすることができます。

設定画面

 この設定画面で、添付ファイルへのアクセス制限(取り出しを禁止する拡張子・開くことを許可する拡張子の設定)やウィルススキャンソフトウェアなどを設定することができます。
 初期設定状態のままでもご利用できますが、使用される環境に合わせて設定することをお勧めします。

3−1 『取り出しを禁止する拡張子』の設定

添付ファイルで、取り出しを禁止したいファイルの拡張子を設定します。
 『取り出しを禁止する拡張子』に一致するファイルは取り出されませんが、添付ファイル一覧に下図のように表示されます。

取り出しを禁止する拡張の初期設定値は次のとおりです。

拡張子 説明 拡張子 説明
ade Microsoft Access プロジェクト msc Common Console Document
adp Microsoft Access プロジェクト msi Windows インストーラパッケージ
bas Visual Basic クラスモジュール msp Windows インストーラパッチ
bat MS-DOSバッチファイル mst Visual Test Source File
btm JP Software fastバッチファイル nls National Language Support
chm コンパイル済みHTMLヘルプファイル pcd Photo CD Image
cmd Windows NT コマンドスクリプト pif プログラムショートカット
com COM 実行可能ファイル reg レジストリ登録エントリー
cpl コントロールパネル scr スクリーンセーバー
crt セキュリティー証明書 sct スクリプトコンポーネント
css カスケードスタイルシート shb スクラップオブジェクトショートカット
dll ダイナミックリンクライブラリー shs スクラップオブジェクト
exe アプリケーション url Internet Shortcut
hlp ヘルプファイル vb Script File
hta HTML Application vba Visual Basic Application
inf セットアップ情報 vbe Visual Basic Encoded
ins インターネット通信設定 vbs Visual Basic Script
isp インターネット通信設定 wsc Windows Script Component
js Javaスクリプト wsf Windows Scripting File
jse JavaスクリプトEncoded wsh Windows Scripting Host
lnk ショートカット htm HTMLファイル
mdb Microsoft Acess データベース html HTMLファイル
mde Microsoft Acess MDE データベース

 この表の拡張子に一致するファイルは、悪意のあるコードを含んでいたり、システム設定を改ざんする可能性のある危険なファイルです。一部を除き、添付ファイルとして利用されることはほとんどありません。exeファイルは危険性のもっとも高いファイルですが、自己解凍形式の書庫ファイルとしてexeファイルが添付されることがあります。必要のない限り、設定値から削除しないことをお勧めします。
 『取り出しを禁止する拡張子』のリストから設定値を削除するには、削除したい項目をクリックして、リスト右の[削除]ボタンをクリックしてください。『取り出しを禁止する拡張子』のリストに追加するには、[追加]ボタンをクリックしてください。

 『取り出しを禁止する拡張子』に一致するファイルは取り出されませんが、添付ファイル一覧に下図のように表示されます。

ダブルクリックすると、下図のように表示されます。


3−2 『開くことを許可する拡張子』の設定

添付ファイル一覧で、開くことを許可する拡張子を設定します。
開くことを許可する拡張子に一致したファイルは、添付ファイル一覧に下図のように表示されます。ダブルクリックすると警告なしにファイルが開きます。

許可のない場合は、下図のように表示されます。(3−3を参照


または

開くことを許可する拡張子の初期設定値は次のとおりです。

拡張子 説明 拡張子 説明
avi ビデオクリック mpeg MPEGムービーファイル
bmp ビットマップイメージ mpg MPEGムービーファイル
csv カンマ区切りデータ pdf Adobe Acrobat
doc Microsoft Word文書 png PNGイメージ
gif GIFイメージ ppt Microsoft Power Point
jpeg JPEGイメージ tif TIFFイメージ
jpg JPEGイメージ txt テキストドキュメント
lzh LHA書庫ファイル wav WAVサウンド
mid MIDIシーケンス wmv Windows Mediaファイル
midi MIDIシーケンス xls Microsoft Excelワークブック
mov QuickTimeムービーファイル zip ZIP書庫ファイル

 初期設定値のファイルのすべてが安全なファイルではありません。過去に添付ファイルとして利用した実績のないものは『開くことを許可する拡張子』のリストから削除してください。たとえば、デジカメや携帯電話の静止画以外に利用実績のない場合は、bmp・gif・jpg・jpeg・pngのみ設定し、それ以外はすべて削除すればよいでしょう。
 特に下記の@〜Bの拡張子は要注意です。

@ doc(Microsoft Word文書)、xls(Microsoft Excelワークブック)などのOffice関連ファイル
このファイルには、VBAマクロを含めることができます。悪意のあるコードが実行される可能性がありますので、信頼のできる署名付きのマクロ以外は実行させないようにMicrosoft Officeのセキュリティー設定を「高」または「最高」に設定し、Microsoft Office 製品のセキュリティーアップデートを行うことが必要です。さらに、VBAマクロを監視するウィルス対策ソフトウェアの導入も有効な対策です。
A lzh(LHA書庫ファイル) zip(ZIP書庫ファイル)
このファイルには、複数のファイルを圧縮して格納できます。zipファイルに格納したファイルにワームが潜んでいる可能性があります。安全性を確保するには、圧縮ファイル内部まで検査可能なウィルス対策ソフトウェアを導入しオンデマンドスキャン(手動検査)を実行すること、不審なメールに添付されていた場合は削除または送信者に確認すること、さらに解凍後にウィルス検査を再実行するなどの慎重さも必要です。
B avi(ビデオクリック)、mpeg・mpg(MPEGムービーファイル)などのマルチメディアファイル
Windows Media Player や RealPlayerなどのマルチメディア再生ソフトウェアに任意のコードが実行される脆弱性が発見されています。安全性を確保するには、脆弱性のない最新のバージョンにアップデートすることが必要です。

  『開くことを許可する拡張子』のリストから設定値を削除するには、削除したい項目をクリックして、リスト右の[削除]ボタンをクリックしてください。
 『開くことを許可する拡張子』のリストに追加するには、リスト右の[追加]ボタンをクリックしてください。ただし、下表の拡張子は追加できません。

追加できない拡張子

ade exe msi vb
adp hlp msp vba
bas hta mst vbe
bat inf nls vbs
btm ins pcd wsc
chm isp pif wsf
cmd js reg wsh
com jse scr htm
cpl lnk sct html
crt mdb shb
css mde shs
dll msc url

3−3 その他のファイル

 『開くことを許可する拡張子』以外のファイルは、添付ファイル一覧をダブルクリックしても開くことはできません。添付ファイル一覧のアイコン右下に進入禁止マークが付きます。下図を参照ください。

ダブルクリックすると、下図のメッセージが表示されます。

 さらに、悪意のあるコードを含んでいたり、システム設定を改ざんする可能性のある拡張子の場合、添付ファイル一覧のアイコン右下に通行止めマークが表示されます。下図を参照ください。

ダブルクリックすると、下図のメッセージが表示されます。

 『開くことを許可する拡張子』以外のファイルを利用するには、添付一覧からデスクトップやその他のフォルダにドラッグ&ドロップして、移動先でご利用ください。

3−3 その他の設定

@ 「未送信状態にする」機能を利用可能にする
このオプションは、Outlook Expressの送信済みアイテムフォルダのメールやサーバーから返送されてきたemlファイルを未送信の状態に戻す機能です。この機能は、宛先のメールアドレスが間違っていた場合や、サーバーから返送されてきたエラーメールに添付のemlファイル再送信したいときに利用できます。

(重要)
この機能は便利な反面、危険なこともあります。
初期設定では利用できなくなっています。

この機能は、送信済みアイテムフォルダのメールのみならず、受信トレイに入っているメールであっても未送信の状態に戻すことができます。送信前の状態に戻すと、宛先や本文はもちろんすべての種類の添付ファイルに対して制限なくアクセス可能になります。自分が送信したメールだけに、この機能を利用してください。

このオプションを選択すると、次の操作が可能です。

A. 送信済みアイテムフォルダのメールを未送信の状態に戻す
Outlook Expressの送信済みアイテムフォルダのメールを下図の位置にドラッグ&ドロップします。ドロップしたメールは未送信の状態に戻り、送信先やメール本文の内容が編集可能になります。

B. サーバーから返送されてきたemlファイルを未送信の状態に戻す
サーバーから返送されてきたメールの添付ファイルを取り出すと下図のようになります。

白い封筒のアイコンを右クリックしてポップアップメニュー(右図参照)を表示します。[メールを未送信状態にする]をクリックすると、未送信の状態に戻り、送信先やメール本文の内容が編集可能になります。
A 添付ファイル一覧の閉じるボタンでアプリケーションを終了
初期値では、このオプションは選択されていません。初期値では、添付ファイル一覧の閉じるボタンでをクリックすると、ドロップターゲットが表示されます。このオプションを選択すると、添付ファイル一覧の閉じるボタンでヒッポンが終了します。
B 添付ファイル抽出後にウィルススキャンを自動実行
ウィルススキャンを自動実行するには、このオプションを選択します。また、ソフトウェア名にインストール済みのウィルス対策ソフトウェアを指定してください。ウイルス対策ソフトウェアと連動させずにレジデントスキャン(自動スキャン)に任せておいてもかまいません。
ヒッポン添付ファイルエクストラクタと連動可能なウイルス対策ソフトウェアは、下記のとおりです。
   ● Norton AntiVirus (ノートンアンチウィルス)
   ● Virus Chaser (ウイルスチェイサー)
ソフトウェア名インストール済みのウィルス対策ソフトウェアを指定すると、ファイル名にスキャン実行ファイルのフルパス名が表示されます。スキャン実行ファイルが見つからない場合は、ファイル名の右端のボタンをクリックしてスキャン実行ファイルを指定します。
上記以外のウイルス対策ソフトウェアは未確認ですが、スキャン実行ファイルを指定することにより作動する可能性はあります。

ウイルス対策ソフトウェアを指定後に作動確認を行ってください。
2−2 添付ファイルの抽出]の手順でメールをドロップしたとき、自動的にスキャンが始まります。Norton AntiVirusの場合、下図のように表示されます。


ウィルススキャンの画面を閉じると、下図のメッセージボックスが表示されます。

[継続]ボタンをクリックすると、添付ファイル一覧に抽出したファイルが表示されます。[すべて破棄]をクリックすると、抽出した添付ファイルは削除されます。
ウィルスが発見されたときは、[すべて破棄]をクリックし、元のメールをOutlook Expressから削除してください。


Norton AntiVirusは、Symantec Corporationの商標名です。
Virus Chaserは、INTELLIGENT WAVE INCの商標名です。

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