日本国憲法は国際法違反


ken1:2004年2月21日


 1946年11月3日に日本国憲法は公布された。時いまだ、連合国の占領下(SCAP、俗に言うGHQ)
に於いてである。
占領軍が勝手に占領地の法改正をするのは、ハーグ陸戦法規に違反している。
それにもかかわらず、憲法改正(日本国憲法は明治憲法を枢密顧問の諮詢<しじゅん>及び帝国憲法
第73条による帝国議会の議決を経て改正) が強行された。
(「押し付けられた」というより、後生大事にしてるから、「ありがたく頂戴した」というべきか)

 サンフランシスコ講和条約が発効した1952年4月28日の「日本の独立回復」までは、法的には交戦状
態の延長としての「休戦状態」であるから、ハーグ陸戦法規は適用される。(ハーグ陸戦法規43条)

ハーグ陸戦法規↓
http://www004.upp.so-net.ne.jp/teikoku-denmo/no_frame/history/kaisetsu/other/hague_rikusen.html

憲法改正せずとも、国際法違反だから「憲法無効論」も成り立ちうるのだ。

参考:↓
不磨の大典『日本国憲法』は国際法違反の産物
http://www004.upp.so-net.ne.jp/teikoku-denmo/no_frame/history/honbun/constitution.html

ちなみに、日本国憲法は「英文」でもあります。

『英語で日本国憲法を読む』島村力 著(グラフ社・2001年11月)に
詳しいが、英文の日本国憲法なるものが「正式に」あったのだ。

(以下著書から引用)
条文は官報に掲載されました。そして同時に、その英文も当時発行されていた英文官報に掲載されて
います。官報にのるということは正式である証拠です。今から考えると妙な話です。
英文憲法はその後、「六法全書」にも収録され、しばらくはいろいろな条文集にも収録されていました
が、いまでは六法全書をはじめ法律文集からは姿を消しています。ちょっとしたミステリーなのです。
(引用終了)

ほんとは、英文が最初にあり、それを翻訳したものが「日本国憲法」なのだ。

日本国憲法 <英語の原文>↓
http://atfox.hp.infoseek.co.jp/war/kenpou2_1.htm

もちろん、「国際法」は破られるものであり、その都度変更が余儀なくされ、あらたな国際法の秩序が
生れる。
 まさに現在がそうだ。
先制攻撃容認の「ブッシュ・ドクトリン」によって、2003年3月20日に、米国がイラク侵攻作戦を開始し
たことにより、「ウェストファリア体制」は公然と破られた。
「他国の内政への不干渉という原則」は、宗教戦争の大虐殺を受けて、1648年のウェストファリア条約
で樹立されたものだ。

ウェストファリア条約↓
http://www.tabiken.com/history/doc/B/B290L100.HTM
http://www.h4.dion.ne.jp/~room4me/docs/westph.htm

 米国はイラク戦争により「ポスト冷戦時代」に終止符を打っただけでなく、4世紀も続いた世界システム
を否定した。
 そして体制変更(政権交代)を軍事介入の目的とする新しい手法により「新世界秩序」を樹立しようと
している。

この「新世界秩序」(New World Order)という言葉は、ブッシュ・パパが第1次湾岸戦争(1991年)の時
に頻繁に使い始めたのだが、最初に公式の場で使ったのは、1990年9月11日の議会演説に於いて
であるといわれている。(そう!ニューヨーク911テロ事件の11年前の同じ日付←怖)

ブッシュ・パパが主張した「新世界秩序」とは、

・テロの脅威から開放
・正義の追求
・安全の中で平和を追求
・東と西、南と北が共に繁栄し、調和のある世界

しかし、息子ブッシュになっても、この「新世界秩序」うまく行っているとは思えませんね。(笑)

参考文献:『地政学』アメリカの世界戦略地図 奥山真司 著(五月書房・2004年1月下旬刊行)


国際法違反の他の事例:↓
サンフランシスコ講和条約発効(1952年)以前に、連合国(実態は米国とソ連)が韓国と北朝鮮の独立
を認めたのも国際法違反といえる。

参考:太田述正コラム↓
<台湾の法的地位>
http://www.ohtan.net/column/200402/20040202.html#0
<台湾の法的地位(続)>
http://www.ohtan.net/column/200402/20040215.html#0

この大田述正コラムは、他にも↓参考になります。
<吉田ドクトリンの起源(その1)>
http://www.ohtan.net/column/200402/20040204.html#0
<吉田ドクトリンの起源(その2)>
http://www.ohtan.net/column/200402/20040205.html#0


日本人の国際法音痴は世界的に有名だ。政治家・外務省・マスコミ・学者・言論人の多くが、酷い状況。

一例:

中国政府は、日本の首相、閣僚が靖国神社に参拝すると、日中友好条約違反だと抗議するが、
日中友好条約の第一条には、「両締約国は、主権及び領土保全の相互尊重、相互不可侵、
内政に対する相互不干渉、平等及び互恵並びに平和共存の諸原則の基礎の上に、両国間の恒久的
な平和友好関係を発展させるものとする」とある。
つまり、中国政府こそ日中友好条約に違反しているのである。
また、日本の歴史教科書や、歴史認識に中国政府として干渉するのは、明らかに日中友好
条約違反なのだが、中国に対し日本外務省は抗議しているだろうか?
日本の新聞、マスコミなどは、むしろ中国政府の尻馬に乗った言論を繰り返している。

日中友好条約(日本国と中華人民共和国との間の平和友好条約)↓
http://www.cn.emb-japan.go.jp/jp/2nd%20tier/j-codamenuj2.htm
http://www2u.biglobe.ne.jp/~zihui/siryo/jiaoyaku.htm


最近は日本のマスコミの皆さんもイラク戦争の取材のためか、
「ジュネーブ条約」(だけ)は、にわかに勉強してるようですが・・・

ジュネーブ条約↓
http://www.tokyo.jrc.or.jp/zyoyaku.html
http://www.jda.go.jp/j/library/treaty/geneva/



2004年2月21日脱稿
ken1